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チラシの裏 3枚目
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「…タートロイド。私の声、解る?」
「おお。エイリア殿か」
「そうよ…
…聞いて。目の前にいる彼が……『エックス』よ。
あなた、エックスのこと尊敬してたでしょう?」
「…………!」
エックスが照れた。
「…おお、おお……!あなたがエックスか…!通りで優しい目をしている…。」
「……ああ。」
戦うことになると思うとエックスの表情は暗くなる。
「なぁタートロイド。アイゾックの命令だからって、こんな……
雨を降らせて女の子達を蝕むような真似はやめるんだ。 頼むよ」
「……いや、命令には逆らえはせぬ。…もう、戦うしか道はないだろう」
「…だが」
「信念を守った結果、あなたに殺してもらえるなら、私は…幸せだ。」
どっしりとしたその体についた顔は…あまりに優しげだった。
「…………ごめんね。戦いづらくしちゃって」
「………いや、いいんだ」
「でも、一度彼に言っておきたかったのよ。貴方が…エックスだ、ってこと。」
「…………タートロイド!」
「すまぬ、エックス!我が命、貰ってくれぇ!!」
「嫌だッ、戦いたくない!!」
だが戦いは始まる。
「ぐあぁあああああああああああああああ!!」
突如として大量のミサイルが甲羅から発射され、
エックスを集中砲火。
辺りが爆炎に包まれる。
「タートロイドの攻撃はミサイルの雨よ!セイバーで対処して!」
「くそっ……」
チャージセイバーで一気にそれを叩き斬り、タートロイドの甲羅を斬る。
「硬い…!?」
「タートロイドのボディは物議をかもしたほどの防御力!
アルマージやマイマインのそれとは比べ物にならない!」
「……動きを止めるにはどうすればいい!」
「ミサイルの発射口よ!それを破壊して、中にセイバー攻撃を叩きこんだり、バスターで攻撃するの。
そしたら内部からタートロイドを攻撃できるわ!」
「……ああ」
斬って、タートロイドの甲羅についた発射口を破壊する。
「…うっ! …くっ!」
斬る、撃つ。 …なんでこんなことをしなきゃ。
「そうだ、それでいいのだエックス!
…メテオレイン!!」
甲羅でぐるんぐるんと回転、水の球を撒き散らす。……ユーモラスなその技。
絶対に…絶対に攻撃向きではない。
「クソッ…クソぅ……」
チャージセイバーを当てる。
ドスン、ゴスンと壁に激突し続けるタートロイドの巨体。
もう…倒すしかないのか。
「タートロイド…もう一度聞く。信念を曲げる気はないか」
「…ない」
「俺に倒されてそれで幸せなのか!!」
「そうだ…!トドメを刺してくれ、エックス!」
壁へ飛ぶ。壁を蹴る。そして………
「ぐぉああああああああ!」
背中を一刀両断するチャージセイバー。
ミサイル発射口から広がったヒビは……大きくなり、そしてボディごと砕け散った。
「有難う…本当に、有難う… そしてすまない…エックス」
「…タートロイド…。」
「……すまない。私の……製作者を止めてくれないか」
「…アイゾックか」
「いや…そうではない…私の製作者の…名…は…ゲ……………」
そのまま、息を引き取った。
「…エイリア。どうして…どうして彼らのことを知っているんだい」
「………後で話すわ」
エイリアは思い出していた。…3年前のことを。
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