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チラシの裏 3枚目

165俺的アレンジの入ったロックマンX6 2話後半:2009/04/16(木) 23:43:53
「諸君らは今、この地球上で不可思議な現象が起こっていることを、ご存知であろうか!」
机の淵を掴み、老人レプリロイドは声をあげる。


「その現象とは、レプリロイドに珍妙な幻を見せる謎の不可思議な現象であるとされている。
 それはまるで、人間が見る『悪夢』のようであると、されている!
 故に我々はこの現象を、『ナイトメア現象』と呼んでいる。」

ハンターがイレギュラーとの戦いに奔走している間に、そんなことが地球上に起こっていたのか。
エックスは注意深く話を聞くことにした。

「それにかかった者は、何でも 暴走を起こしたり、イレギュラー行為に走ってしまったり、
 果ては自殺にまで至ってしまうこともあるとされている…
 これは実に恐ろしい現象である。」

…シグマウイルスより性質の悪いそんなものが、今世界を。

アイゾックの口から、信じられない言葉が続けて飛び出した。
「何でも、この現象は……
 かの名を馳せた伝説のイレギュラーハンター、『ゼロ』の亡霊が引き起こしているという噂まで立っている。
 我々は…それを『ゼロ・ナイトメア』と呼ぶことにした…」

今、エックスは聞き捨てならない言葉を聞いた。
「…ゼロが…ナイトメアの原因?」
エックスは言う。
「…そいつぁちょっと酷いんじゃないかい」
ダグラスも続ける。

「今まで我々を守ってくれた、イレギュラーハンターも、レプリフォースも今となっては最早、壊滅状態。
 …我々の手は、是非自分自身で守りたいものである。」



「そこで今、有志を募ろう!我々と共に、恐るべきナイトメア現象に、今こそ立ち向かおうではないか!
 このアイゾックは、強く平和を願っている!」
 もし、我こそはという勇気ある者は、是非この、8つのエリアへ潜入する8名の調査員の元に来て頂きたい!
 尚、調査隊のリーダーとして、この最新レプリロイド『ハイマックス』も参加してもらう。
 我々の手で平和を、掴み取ろうではないか!」

「…待っているぞ、諸君!」



……エックスは震えていた。
「…間違っている。おかしい… ゼロがあれほど頑張ってやっとシグマから世界を守ろうとしていたのに
 どうしてゼロが世界をおかしくするなんて言えるんだよ!」

「……でも、私達の前に現れたのは確かに…。」
エイリアは強い言葉は、今は言えない。

「…エックス、落ち着け。
 私もアイゾックの調査団は少しおかしいと睨んでいる。我々も…調査に参加する必要がある。
 ナイトメアの実体を掴むべく動く必要はどの道あるだろう」
「……ああ。」

「乗り込むぞ、エックス。8箇所のエリアに…!」



…エイリアが強く言えなかったその理由は…ケイン博士から、凶暴なゼロのもう一つの人格を聞いたためだ。
ゼロを素手で倒し、シグマへとウイルスを感染させ、…シグマを狂わせた。
ならば、シグマは最早… ゼロのもう一つの姿の被害者、というより… もう一人のゼロの影と言ってもいい存在だったのだろう。

『彼』がもし…… もし、ゼロの体から解き放たれ、ゼロなき世界でゼロとして振舞っていたとしたら?

…根拠はもう一つある。 以前、ホタルニクスのミッションで見せたウイルスに囲まれたゼロの姿。
それは………まさしく、あの紫色のゼロの姿そのものだったからだ。


…その戦闘力は凄まじかった。
ゼロとの戦いの運命は…まだ終わってなかったのかもしれない。


「ヒャヒャヒャ…アイゾックの爺さんの演技力は半端ねーなぁ。
 さて。俺も独自調査を開始しますかね、っと。」
影で話を聞いていた男もまた、消えていった。


「それでは、これから我々は8つのナイトメア現象が深刻なエリアへと潜入することにする!」
シグナスがハンター全体に呼びかける。


デスクに座り、エックスの横顔を見ながら……。 言葉が…でない。
「…エックス、あのー………」

これは…『ゼロ』との戦い。
そして…それぞれの、過去との戦いだった。

「ん?どうしたんだい、エイリア。」
「……う、ううん、なんでもない。 …気をつけてね」




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