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チラシの裏 3枚目
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零空間は消滅、辺りはただの砂漠へと戻っていった。
白い影に、黒い影が近づく。
「やーれやれ。派手にやっちゃったもんだなぁ 面白かったと思うのになー」
歩いていた老人は立ち止まる。
「フン、ダイナモか。お前さん生きておったのか」
「わかってないなー。俺だってしぶといんだぜ?アンタには到底及ばないけど。
…で?どの辺りにいるのかなー。シグマの旦那とゼロの旦那は」
靴音を響かせて老人が彼に近づく。
「……ゼロ。改善すべき点は多々あるようじゃが……
ワシはこれでも満足しておるぞ。
アルティメットアーマーを使ったエックスに覚醒しないお前が勝利したのだからな。
…正直ライトの奴もアレを持ち出すとは思っていなかったわい」
気がつけば、シグマも、エックスもゼロも…いつしか、二人の科学者の戦いに巻き込まれていたのだ。
「不意打ちにも屈せず最後に立ち、余力であれほどの力を見せてくれたのだから。
覚醒すれば今とは比較にならない力になっていたじゃろうがな…。
……まぁいい」
白衣を翻す。
「ワシを追いたければ、追うがよい。
そこから自力で蘇ってこそ、世界最強のロボットじゃ……」
続けてシグマの元へ。
「すみませんな、ワシの発明は未完成なのは昔からでしたなぁ……」
転がるシグマの首を見下ろし、老人は話す。
「…また蘇ったら私の所に来てくだされ、またお力になりましょうぞ。ハハハハハハハ!」
それはまたすぐのことだろうと、理解しながら。
「アイ…ゾック………!」
こうして、世界の裏で蠢く悪は、再び闇へと帰って行った。
一方、ハンターベース。
「エックス。イレギュラー事件の発生だ、直ちに向かってくれ」
セイバーを振り続けるエックスに向かいシグナスが直に指令を伝える。
「ダメよシグナス。今エックスは忙しいんだから。
今日は訓練だけで、後は休養させて頂戴」
「いや、有難うエイリア。でも、いいよ 俺がゼロを引き繋がなきゃ……」
「……そう。」
エックスはセイバーを片手に、駆け出していった。
「エイリア、お前さ。最近エックスに少し甘いんじゃないの?」
「…そうだな。先日の違反の件を挙げるわけではないが…」
「え?…そんなことないわよ。私はあの人を近くで見ていたから、調子がわかるだけ。」
「へぇ?他に理由でもあるんじゃねえの?」
「な、何よ…それじゃまるで」
自分で言っていて、何かおかしいことに気付く。
「………………も、…もしかして私」
エイリアは漸く気付いた。…暫くの間動きが停止する。
「…え?いや…… ……けれど」
「…気付いてなかったのか…自分でも」
ダグラスは頭を掻く。
「世界が半壊したというのに呑気な娘だ」
シグナスは半ば呆れていた。
「…………そうなのかしら、私。」
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