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チラシの裏 3枚目
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地は続かず、大きく隔たれた谷をブロックに乗り継ぎながら……
最後の扉を潜る。色が抜ける。
進んでいくとそこには壁がびっしりと、コンピュータの基盤に変化していった。
そして………最後の戦いの場へとたどり着いた。
床にはケーブル、赤と、青のカプセル、
基盤をバックに描かれるは二人のレプリロイドの設計図。
そこは…はじまりの部屋だった。
「よく来たな、ゼロ」
「…下らないウイルス遊びに、決着をつけに来た。」
「下らないか…ククク…全く愚かな奴よ」
「何故お前はコロニーを落とした…」
「知れたことだ。ウイルスにより…お前の体を清めようとしたのだよ。
俗世にまみれ、正義などという甘い理想に漬かってしまったお前を、
再び無二の破壊神に戻すためにな!」
「…そんなことのために…そんなことのために世界をあんなにしたのか!」
「エックスにも言ったよ、犠牲のない進化など、この世にはないとな!!
…さあ、まだチャンスはあるぞ、ゼロ。
私がどれほどの命を犠牲にしてこの計画を練ったと思う…?無駄にはするな…。」
シグマが叫ぶ。
「最強の力を呼び覚ませ!!今覚醒せねばお前は死ぬぞ!!」
ゼロはそれより大事なものがある。
「知ったことか。」
「ええい…ならばここで死ぬがよい、ゼロ!」
シグマのボディを三日月斬で切り刻む。シグマのボディが爆発する。
…そして、辺りが暗くなる。
「…シグマ。どこだ…?姿を現せ」
「…焦らずとも近くにいるぞ?ゼロよ……」
暗闇が晴れるとそこにいたのは…
巨大ロボの姿をした…シグマだった。 ゼロの目の前に、ゼロの身長の5倍はあろうかという顔があった。
半分データ化したその頭はそのままに、巨大なボディを纏ったシグマが話を始める。
「実は…今回、よき理解者、協力者がいてな…色々、手伝ってくれたのだよ。
実に頼もしい仲間…いや、同志だった。」
零空間に響き渡る声は彼の耳にも届いていた。
「過去に数え切れないほどの『ロボット』を作ったらしく…
今お前に見せているこのボディも作ってくれた」
息を切らしながら、ゼロは耳障りなシグマを睨み付ける。
「まぁお前なら知っているだろう」
「…誰だ?それは」
豪快に笑う。
「ハハハ…とぼけなくてもいいのだぞ? お前なら確か…夢でよく会うはずだ。
聞かないかね、奴を殺せと」
「知らん…知らん!」
ゼロの背筋が凍る。
「そう、私以外に、居たのだよ… エックスを憎む者が。
…彼は、お前のことを大層気に入っていてな。」
空間の片隅で、老人がニヤリと口元を歪める。
「お前のこと、随分入れ込んでいたようだぞ…?
……そう、
…まるで…」
シグマの狂気の笑いが最高潮に達する。
「生みの親のようになぁああああああああああああ!!!!」
「黙れぇぇ!!これで終わりにしてやる、シグマ!」
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