したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

チラシの裏 3枚目

158俺的アレンジの入ったロックマンX5 15話後半:2009/04/16(木) 00:34:01
地は続かず、大きく隔たれた谷をブロックに乗り継ぎながら……


最後の扉を潜る。色が抜ける。

進んでいくとそこには壁がびっしりと、コンピュータの基盤に変化していった。
そして………最後の戦いの場へとたどり着いた。




床にはケーブル、赤と、青のカプセル、
基盤をバックに描かれるは二人のレプリロイドの設計図。

そこは…はじまりの部屋だった。



「よく来たな、ゼロ」
「…下らないウイルス遊びに、決着をつけに来た。」

「下らないか…ククク…全く愚かな奴よ」
「何故お前はコロニーを落とした…」


「知れたことだ。ウイルスにより…お前の体を清めようとしたのだよ。
 俗世にまみれ、正義などという甘い理想に漬かってしまったお前を、
 再び無二の破壊神に戻すためにな!」

「…そんなことのために…そんなことのために世界をあんなにしたのか!」
「エックスにも言ったよ、犠牲のない進化など、この世にはないとな!!
 …さあ、まだチャンスはあるぞ、ゼロ。
 私がどれほどの命を犠牲にしてこの計画を練ったと思う…?無駄にはするな…。」

シグマが叫ぶ。
「最強の力を呼び覚ませ!!今覚醒せねばお前は死ぬぞ!!」
ゼロはそれより大事なものがある。
「知ったことか。」

「ええい…ならばここで死ぬがよい、ゼロ!」




シグマのボディを三日月斬で切り刻む。シグマのボディが爆発する。
…そして、辺りが暗くなる。


「…シグマ。どこだ…?姿を現せ」
「…焦らずとも近くにいるぞ?ゼロよ……」

暗闇が晴れるとそこにいたのは…
巨大ロボの姿をした…シグマだった。 ゼロの目の前に、ゼロの身長の5倍はあろうかという顔があった。
半分データ化したその頭はそのままに、巨大なボディを纏ったシグマが話を始める。



「実は…今回、よき理解者、協力者がいてな…色々、手伝ってくれたのだよ。
 実に頼もしい仲間…いや、同志だった。」

零空間に響き渡る声は彼の耳にも届いていた。


「過去に数え切れないほどの『ロボット』を作ったらしく…
 今お前に見せているこのボディも作ってくれた」

息を切らしながら、ゼロは耳障りなシグマを睨み付ける。
「まぁお前なら知っているだろう」
「…誰だ?それは」

豪快に笑う。
「ハハハ…とぼけなくてもいいのだぞ? お前なら確か…夢でよく会うはずだ。
 聞かないかね、奴を殺せと」

「知らん…知らん!」
ゼロの背筋が凍る。

「そう、私以外に、居たのだよ… エックスを憎む者が。
 …彼は、お前のことを大層気に入っていてな。」
空間の片隅で、老人がニヤリと口元を歪める。

「お前のこと、随分入れ込んでいたようだぞ…?
 ……そう、
 …まるで…」



シグマの狂気の笑いが最高潮に達する。
「生みの親のようになぁああああああああああああ!!!!」

「黙れぇぇ!!これで終わりにしてやる、シグマ!」




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板