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チラシの裏 3枚目
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「…う……うう…」
「ゼロ………」
二人揃って零空間の深層に倒れている。
体が一切動かない………
力を使い果たしていたのだ。
だが…ゼロはここでようやく理解した。
こうまでしてエックス達は自分を止めに来たのだ……
本当の自分がどうであれ…帰るべき仲間はいるのだと。
ゼロは…自分が先へ進むより大事なことを知った。
…この戦いは、ゼロの敗北だった。…エックスは勝ったのだ。
そう、思った瞬間だ。
「ゼロ、残念だよ もう少しで真の姿に目覚められると思っていたのに
…だが、お前達はよくやった……
今殺してやる!」
謎の声がこだまする。そして腕から謎の力を放ち二人を殺そうと……
その時。
ゼロが起き上がり、真横へと一直線に跳んだ。
「お前の企みなんぞ、お見通しなんだよ!!」
チャージショットをその腕から放ち…敵の攻撃を相殺する。
…そう。シグマだ。
「しぶとい奴だ……まぁいい。この先で待っているぞ…!」
シグマは姿を消す。
…エックスは起き上がらない。
もう、全ての決着をつけよう。
自分の命が、あとわずかであっても。
…満身創痍のゼロは全てを決意し、前へと進み始めた。
何もない小さな足場から飛び降りる。
辺りはさっきまでと打って変わり、広大なフィールドに広大な情報の海が広がっていた。
零空間 最深層『生誕』
深く深く…どんどん潜っていくとそこには8つのカプセル。
エックスとゼロの記憶が作り出した8つの幻を倒し、先へと進む。
データの海を転がるはプログラムの魔物。
これらをうち倒し、プログラムの世界をゼロはひたすら進んでいく。
もう、迷うことはない。悩むこともない。
…例え滅んだ世界でも。
例えエックスのしてくれたことを無に帰そうとも。
……ゼロは命をかけて守るべきだと思った。エックスが創り出すこれからの世界を。
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