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チラシの裏 3枚目
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「……………」
エックスの足音が聞こえて来た。
「…どうしたんだい、エイリア。」
来た。まずはエイリアから言うべきことを話す。
「…エックス。貴方は…止めたいのよね、ゼロを」
「ああ。危険な場所に行くというのならね。
…その場所に一体何があるか…解らないけど」
「…そう。」
後ろめたげにエイリアは視線を逸らして言う。
「……なんとしてでも止めたい?」
「…勿論。」
背を向けて話す。
「………結論から言うわ
ゼロを話し合いで止めることはもう不可能だと思うわ」
「………そうか」
「彼は……、多分しては行けないことに手を染めようとしている。
…一切の通信を途絶えて姿を消したことからも…その危険さも解った上であることは明白。
そしてそう彼を突き動かしているのは多分とても強い感情だと思う。」
夕焼け空に風が吹き抜ける。エイリアはエックスに…いつぞやの言葉と同じことを告げなければならなくなった。
「………戦えるの、仲間と」
「…ああ」
「…勝てるの、本気のゼロに」
そして彼はその時と同じように、しかし言葉を変えて返す。
「ゼロにはいなくなって欲しくない。…やらなきゃ。」
その目はとても強かった。
エイリアはエックスに近づき、その掌にそっと何かを握らせた。
「………これは?」
「…DNAデータよ。3種類のDNAデータが…その中に入ってる。
レプリフォース大戦時に戦ったレプリロイド達の中からね」
「………どうして?」
「あなたとゼロは…互角な強さを手に入れていると私は思う。
けど、貴方達が直接戦うのなら話は変わってくる。誰しも相性がある…」
自分がオペレートしたハンターだからこそ、穴が見えるのだ。
「残念ながら貴方とゼロとでは、ゼロに分があると言える。
…ゼロの戦闘パターンを見た結果から言うとね。」
「……そうか」
「…これを、何処で手に入れたと思う?」
「…解らない。」
毎回、イレギュラーから手に入れたDNAデータはハンター上層部が保管、
もしくは処分してしまうからだ。
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