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チラシの裏 3枚目
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遡ること3日。
ゼロが失踪してからずっと…。
エイリアは自室に篭り、見ていたのだ。 …ゼロの戦闘データや、戦闘の映像を。
「……………」
レプリフォース大戦時の映像。
まずはスパイダス戦、次にマッシュラム戦…
ここからだ。ビストレオ戦、フクロウル戦、カーネル戦。
この戦いの中でフクロウルのみ、空中戦を強いられる相手だった。
空中での彼の戦いぶりを見てみる。
……やはり空円舞には隙が少ない。
それよりもビストレオとカーネル。
地上の戦いを行う相手にゼロは如何にして動くのか。
「強い………。」
…戦うほどに強くなっていくゼロの強さがそこで解る。
……答えはすぐに出た。彼の使う技はどれも敵のDNAから得たもの。
一見、エックスのそれとなんら変わらないように見えるかもしれない
…しかしエックスは、どれほど強くなっても本質的にすることは二つ。
撃つことと、チャージして撃つことだけである。
そのパターンが増えるわけであり、戦い方そのものは変化しない。
…だがゼロは違う。
手に入れた技は全て平常時の自分のものであり、その技は全て全く異なったモーションで繰り出すものであり…
それらを組み合わせて戦うことが出来る。龍炎刃→氷烈斬→雷神撃の3連撃のように。
そして彼は防御がエックスと比べ薄いものの、持ち前のセイバーで攻撃を対処できる点は高い。
…次に昨日までの1日の戦いぶりからだ。
グリズリー戦…これはスパイダス戦と比較してみる。
「やはり能力だけじゃない…か」
DNAデータのない状態での戦い同士。だが動きから隙がなくなっていっているのが解る。
ホタルニクス戦。
…三日月斬は空円舞の強化版であるらしい。円形の回転に2つの三日月が見える。
…威力は更に増している上、範囲も広がっている。
そして飛水翔というのは飛燕脚に水の刃がついたものだ。
…強い。敵との距離を構わず、攻撃をしつつ移動を行えるのだ。
…ローズレッド戦。
「しつこいなぁ、アンタも!」
植物型特有の柔らかい体をバネのように使い、細いボディで部屋を大きく跳ぶローズレッド。
そこでゼロは低めに跳び三日月斬で斬り、ローズレッドとは逆向きに跳ぶ。
「さぁかわせるか!?スパイクロープ!」
バラの弦を絡め作り出したような、毒々しい色をしたトゲの球を発射、部屋中に高速でバウンドさせ続ける。
だが…
「電刃」
ゼロはセイバーを両腕に持ち、力を入れてセイバーを力いっぱい振り上げ、スパイクロープを一刀両断、
加えてそのセイバーから発せられた高圧電流でロープ自体を感電させ、動きを止めたのだった。
「落ちてきたな、そん時を俺は待ってたんだぜ…?」
トゲの塊から生成されるはもう一人のローズレッド。この戦闘で幾度も繰り返されてきた光景だ。
だが今回は部屋の左隅にいるローズレッドの分身が右端に出来た。意味することは…
「さぁ叫んでもらおうか!」
バラのムチを両端から伸ばす。部屋のどこにいてもこの攻撃を避ける術は存在しない。
地上に落下して無防備なゼロは格好の的……しかし。
「滅閃光…!」
拳を地面へたたきつけ、エネルギーを放射する。
名前とはうってかわって、暗黒の力が解き放たれ、ローズレッドを黒き光が焼き尽くす。
「ぎやああああああああああああ!!!」
決着のときだった。
「………技は着々と強化されているってことね…。
龍炎刃やアースクラッシュを更に強化するなんて」
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