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チラシの裏 3枚目
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ウイルスは広がりつつある。協力者との戦いはここでも行われることとなった。
「う…ぐ…!体が動かない…!!」
戦いも後半。蛍型の誘導弾ウィルレーザーの使い手だった博士は手ごわい。高速移動を行い、光が消えるのを合図に姿そのものを消す。
そして尻からは極太のレーザーを発射。…己の研究成果を誰よりも理解する彼の、最も望まない戦いは続いていった。
一方クラーケンとの戦いも熾烈を極めた。
電撃を自在に放出し、上下左右に自由に動き回る強敵・クラーケン。
元イレギュラーハンターである彼…女の記憶を手繰り寄せ、ウイルスにより戦わされる。
足に似たようなワイヤーを張り巡らせての電流攻撃・トライサンダーは、死角の少ない実に厭らしい攻撃と言える。
クラーケン同様とても回避の難しい攻撃の数々だったが…
難なく二人は彼らを撃破し、資材を手に入れるのだった。
ペンギーゴ、ナウマンダー、クワンガー、カメリーオ、マンドリラー、イーグリード、アルマージ、クラーケン、
ヒャクレッガー、スタッガー、クラブロス、アリゲイツ、オストリーグ、ホーネック、ビートブード、ドラグーン、クラーケン、
マック、VAVA、ダブル、シグマ。
この、挙げられたイレギュラーハンターにいた実力者達のそのほとんど…
いや全て、彼が葬っていったのだ。
…シグマを信じた者、シグマのせいで狂わされた者、復讐に身を滅ぼした者、自らの意思で狂った者。
様々な者たちが居て…全てこの世から去っていった。
エックスが憎んだ者、悲しんだ者、怒りを覚えた者…沢山居た。
彼らの死を乗り越え、エックスは成長して行く。
「いよいよ…揃ったわね!」
「取り付けに入る。あと1時間待ってくれ!」
ダグラスが声を張り上げる。
1時間の後。エニグマ砲は…上を向いていた。
「漸くこのときが来たな…数時間しか経っていなくとも、長く感じたもんだ…」
「では行くぞ!」
エネルギーが一点に収束する。
「3…」
砲身がユーラシアを見据える。
「2…」
砲身が震える。
「1……」
エネルギーが高まっていく。そして…
「発射!」
前から。
「発射!」
後ろから。
「発射!」
横から。
…様々な角度から彼らはそれを眺めた。
爆発するかのような轟音を発して一筋の光が…宇宙へと放たれていくのを。
いや、実際爆発である。…とっさにこさえたこの材料では、一発が限界。
…ユーラシアに着弾。宇宙で大きな炎の花が咲く………
しかし。
「ダメ…!破壊率18%!…ユーラシアの軌道をずらして、衝突までの時間を遅らせたに過ぎない!」
エイリアがはっきりと正確に結果を告げる。
「…エニグマが………」
ガックリと膝を落とすエックス。
ゼロは、目を伏せていた。
「………ならば仕方ない。先ほど話していた最後の作戦を使う」
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