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チラシの裏 3枚目
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「ごめん、遅くなった!エイリア、状況は?」
「おかえりなさい、エックス。
作業中に話していたシグマの傭兵だけど…ゼロが追い返してくれたわ」
まずは報告。
そしてそれが終わると今度は残る二つの物資、
エネルギーカートリッジとレーザー砲の入手方法についてだ。
「レーザー砲にはレーザー工学の権威に譲ってもらうことにしたわ
エネルギーカートリッジについてはあるレプリロイドが持っているの。こちらもエネルギー工学の研究所ね」
「……心当たりがある。…俺にはレーザー工学の権威とやらの所に行かせてくれ」
「よし、それじゃ俺がエネルギーカートリッジ!」
二人がそれぞれミッションを決定する。
「…少し危険な場所なのよね…エックス、転送先にはアディオンを置いておくから、それで向かって。」
「所でゼロ。レーザー工学の博士とは知り合いなのかい」
「いや…そうじゃない。苦手なんだ、エネルギーカートリッジの持ち主が。」
「ゼロが苦手なタイプ……か」
そこはオストリーグのいた砂漠やスティングレンを追った水上都市とは比べものにならない悪路。
エックスの、ライドチェイサーの腕が問われる。
「……また俺は一人か。…しかしここは…何だ?
エイリアの奴、過去へ転送した訳ではないだろうな。」
偏屈な博士の研究所は…中世ヨーロッパの城のようであった。老朽化していないことからも、
この城がかつてあったものを再利用したものでなく、博士の趣味で新しく作られた施設であることを意味している。
「………思ったより時間を費やしてしまったわ」
ハンターベースにて、エイリア、シグナス、ダグラスは顔を見合わせる。
「…正直、資材を揃えたところで必ず成功する訳ではないからな。…あ、いや…気を抜くなってだけだ。成功するさ」
「今はエックス、ゼロを信じる他ない。我々は見届けよう」
侵入者を押しつぶすつり天井、針だらけの床、レーザー装置。
螺旋階段を落ちる敵はマッシュラムのバイオラボを思い出す。
ありとあらゆるトラップの仕掛けられた城にもカプセルが存在した。
「先ほどもう一つあったカプセルでエックスにパーツを渡したよ。
これでファルコンアーマーが完成することじゃろう」
一方エックス。電磁ロックで何重にも守られた面倒なセキュリティシステムを潜り、
いよいよ最深部へ到達しようとしていた。
「はぁい…。 アナタが来るとは思っていなかったわエックス。」
「…クラーケン………」
エネルギー工学の研究者ボルト・クラーケン。
イカのような姿をした彼…女が、細い体をくねらせて現れた。
「…エネルギーカートリッジの事とは関係ないが、オクトパルドのことを謝っておきたい。」
「…いいのよ。アナタ達イレギュラーハンターなんだから。
それより…アタシを殺してちょうだい、エックス。」
「いきなりどうした、クラーケン」
「アタシね、もうハンターのやり方にはついていけなくなっちゃったのよね…
これ以上本音ではモヤモヤしてる自分も嫌だし…私は…もう、ウイルスに…」
クラーケンの様子が変わる。
「正直早くしないとマズいわよ。みんなイレギュラー…に…イレギュラーニ…
イレギュ、イレ、イレギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュ」
「…!」
「ミンナ死ンデシマウノヨ!オクトパルドノヨウニナ!!」
一方、ゼロはシャイニング・ホタルニクス博士の部屋へとたどり着いた。
「私は常々ハンターのやり方に疑問を持っていたのだ。力だけでねじ伏せるやり方はどうにも好かない。」
「…そう言っている場合か。何とかしてもらわないと困るんだ。」
「私の研究成果は君達には渡せない…。私から願うことがあるなら………
ウイルスにかかった私を……助けてくれないか」
「………」
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