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チラシの裏 3枚目

130俺的アレンジの入ったロックマンX5 2話:2009/04/13(月) 02:29:38
各国への対応、方法の模索、情報の収集、ウイルスの除去…

…1時間でまとまるわけなどなかった。
史上最悪のパニックの中、時間は刻一刻と過ぎていく。


…結局意見がまとまったのは、残り12時間のときだった。
あっさりと地球に残された時間はこんなにも切り捨てられていったのである。

エイリアがエックスとゼロを呼びつける。
「エックス、ゼロ。聞いて!ユーラシアを破壊する方法が見つかったわ…
 そのために貴方達にはミッションに行ってもらうことになる。
 悪いけどミッション中の説明になるわ。」
「いいだろう」
「解った!」

エックスとゼロはそれぞれの場所へ転送される。
新たなる戦いのスタートだった。


緑色のボディに身を包んだダグラスが彼らに語りかける。
「『エニグマ』を使うんだ。これは古い砲台でね。まさか使う事になるとは思わなかったんだ」
間を確認して、ダグラスは続ける。
「…だがな。エニグマを使うには資材が足りないんだ。」

そしてエイリアがリスト化したものを読み上げる。
「必要な物は『オリハルコン』『エネルギーカートリッジ』『レーザー装置』そして大量の『水素』。
 …そして調達手段もすでに調査してあるわ。」

そして、エックスゼロそれぞれに通信を切り替えて話しかける。
「形振り構っていられないからね…オリハルコンはゼロ、あなたに取りに行ってもらうわ。
 今あなたがいるトレーラーが向かう先、裏社会の武器のブローカーの所ね」
「…待て、このトレーラー…メカニロイドだろう」
「え、ええ…まさか!?」
「…イレギュラー化しているぞ!進路には問題ないが自爆する可能性がある!」
「先へ進んでゼロ!」


「水素はエックス、貴方に取りに行ってもらうことにしたわ。
 貴方が行った先は海洋博物館。そこに海の使用許可を貰って、大量の海水から水素を確保するの」
「…ここが博物館?」
「……ど、どうしたのエックス」
「…どう見ても海の中だよ。どうやら転送先がずれていたらしい」

二つの行き先に二つのトラブル。エイリアは…
「俺は一人で行ける、問題ない お前はエックスをオペレートしろ」

「そうさせてもらうわ。エックス!その場所は以前クラブロスのミッションで行った場所よ、覚えてる?」
「ああ。確かアジールと戦った……」

その前に巨大メカニロイドと戦った気もするが。
「転送装置自体が壊れているみたい…直すまでかかるから、エックスは自力で水族館まで行って!」

「…………!」
深い海の中、エックスの背後に巨大な魚が現れる。いや…これは…。
「…戦闘艦デスエベンジ…!耐久力だけは一級品の厄介な相手ね」
「エイリア、どうすればいい?」

そう言いつつもプラズマチャージをデスエベンジのレーザー砲たる口へと放つ。
「…倒すしかないわ。厄介な相手だけど。その後水族館へ向かいましょう」
海中の追いかけっこがここにスタートした。


海底の沈没船にはカプセル。現れたのは勿論ライト博士。
「おお。エックス……お前が来たか」
「ライト博士…」

「大変なことになってしまったようじゃな…
 地球を頼むぞ、エックス。
 …ここでは、お前の機動力を高めるアーマー…『ファルコンアーマー』のデータの一つを渡そう」
「…データ?」

「ああ。安全性を高めるべく、今回からワシはパーツを4つに分けてデータとして転送することにしたんじゃ。
 エイリア、と言ったかな?
 …あの子に頼めばデータを解析、4つ全て集めることで一つのアーマーに出来るじゃろう…。」
エイリアの名前はライト博士に覚えられていた。
「…すまんな。どうやらゼロに呼ばれているようじゃ」


武器ブローカーのアジトにてゼロもまた、ライト博士のカプセルを開いた。
「おお、ゼロ…よく来たのう」

「…エックスのためパーツを頂きたい。その前に一つ答えてもらいたい。」
もし、この老人がエックスを作ったとされる、遥か昔の偉大な科学者であるならば。

「…夢でよく俺はある老人に会うんです。心当たりは…ありませんか」
ゼロが珍しく敬語で話す。
「…残念ながら私には、よく解らんな…何かのデータの間違いじゃろう、気にしない方がいいだろう」

「…解りました」


ライト博士は無論、全てを知っている。…だが、ゼロの言う老人の話となると明言しようとしなかった。
「すまんのう」



そして、海の先で、武器ブローカーの根城で。彼らはそれぞれのターゲットと出会う。




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