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チラシの裏 3枚目
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出口だ。青き大地に頭を向けた、小型シップが目に映る。
「少しゼロに話をしてみたいんだよ。…ゼロになら任せられると思うから」
「…何を?」
…もし自分がイレギュラーになったら、ゼロに殺してもらおう。
エックスは…そう言った。
「馬鹿…!縁起でもないことを言わない方がいいわ…あなたに限ってそれはないわ」
オペレーターは確信していた。…あるとすればきっとエックスではなく…。
「とにかく。…無事に帰ってきて。ハンターベースで待っているわ」
椅子を倒し、星空を見上げながら。
「ハハハハハ…少し遅かったなゼロ!この兵器はすでに地上へ向かっている!
さらばだ…!ハーッハッハッハッハ!」
「クソッ、そうすれば…!」
走り出すゼロ。…だがコントロールを変えるには最早発射まで間に合わない。
地球に甚大な被害が出てしまう。…エックスには通信は繋がらない。
…頭を抱えるゼロの前に、汚れに汚れた巨大な将軍が現れた。
「………すまなかったな、ゼロ。」
「お前は…!」
「部下達に罪はない。全てはシグマの罠に嵌った私の責任だ…
…私のボディを使えばこの兵器を止めることが出来る……」
「…早まるな、ジェネラル!」
「さらばだ…」
それから暫くして、最終兵器は爆発。ゼロも間一髪脱出に成功した。
「…………」
カーネルが自らに向けた刃。
結局哀れなシグマの被害者でしかなかったジェネラルとの戦い。
そのジェネラルに憎しみをぶつけ続けた自分。
そしてアイリスからの攻撃、アイリスの言葉、アイリスが最期に自分に伸ばした手。
…幸せだった頃のアイリスの、微笑み。
「…俺は…結局、何も守れなかった………」
そして待ち受けていたのはシグマ。…一番の元凶は笑いながら去っていった。
だが…シグマの話の通りならば…。
…シグマの話の通りならば… シグマは…あの笑い声は…。
自分は何のために戦っているのか。ゼロの終わらぬ問いに悩まされる日が始まることとなる。
二つの流れ星がその日、流れていった。
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