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チラシの裏 3枚目

114俺的アレンジの入ったロックマンX4 11話序盤:2009/04/11(土) 02:28:46
「アイリス!どこだ、アイリス! …クソッ、何処にいるんだ…」
最終兵器は左右対称な作りとなっている。
エックスがダブルを倒したのと全く同じ構造の通路がゼロの向かった側にもあったのだ。

「…だが。…会ったところで俺はどうすればいい。
 アイリスに…何て声をかければいい」

彼はひたすら走り続ける。懸命に…。

そして…彼の目の前にアイリスが現れる。何かを持ったアイリスを。
「! アイリス! 大丈夫かアイリス!」
「…ゼロ」

彼女の目は悲しみを湛えていた。そして…彼は何かを持っていた。紫色の球だ。


「…ロ! ゼ…! ゼロ!」
ノイズ混じりの通信が聞こえてくる。調整し、はっきりと聞き取れるようにする。


「こちらゼロ。…アイリスを発見した。あとはエックスに任せてもいいな?」
「………」

オペレーターは口を開く。
「……ゼロ 貴方に少し…話しておきたいことがあるの。
 同じことがエックスにあったら私はとても話せない。けど…」
「何でもいい、話せ」

そしてアイリスも重い口を開いた。
「ゼロ…兄さんを倒しちゃったのね」
「アイリス…すまなかった。でも…仕方のないことだったんだ」

「もう、後には戻れないのね…?」
「アイリス、…一体どうしたんだ!!」
ゼロの語調が強まる。


「…私は、力づくでもあなたを止めたい。さようなら、ゼロ!!」
紫色の球が宙に浮く。

「……あれは…」
何かもう一つの気配をあの球から感じる。まさか…あの球は。


その瞬間、球から雷が発せられ、アイリスの頭に落ちる。
手を真っ直ぐに伸ばし、体を十字にしたアイリスは目を瞑り、その雷を受ける…
「……どういうことだ」

アイリスを大きな翼を持った紫色の鎧が包み込む。
そして…正八方体の形を取った紫色の球体はそのまま、アイリスの体内へ吸い込まれていく。
「ごめんなさい、ゼロ!」

「……ゼロ、調べた結果よ。少し、聞いてくれるかしら。
 …どうしてカーネルが、最強であるはずの貴方と互角に戦えた程強かったと思う?」
「…」


レプリフォースという新たなる世界最強の軍隊を作り上げるにあたり。
科学者達は、ある一つのプロジェクトを立ち上げた。

『究極のレプリロイド計画』

エックス、ゼロと並ぶ、或いはそれを超えるようなレプリロイドを作る計画だ。
その究極のレプリロイドとは、他者を慈しむ慈愛の心と、悪を許さぬ勇気とを兼ね備えた…体のみでなく、完全な心をも持つレプリロイドのこと。
計画は、着々と進んでいた…だが…計画は破綻した。

一つのレプリロイドの中には、その相容れない二つの心は一つの体には収まらなかったのだ。
他者を愛する心と、他者を憎む心とでは…。


そして彼らは、それに対する手段として一つの方法を打ち出した。
二つの心を…二つのレプリロイドに分けてしまうことを。

結果、悪を許さぬ強き心を持った勇ましきレプリロイドと、
何者をも愛する心を持った、慈愛に満ちたレプリロイドとが生まれたのである。
そう。それが…


「…馬鹿な…!」
アイリスからの攻撃は無数のビット攻撃。敵を追い詰める無数の目玉がゼロにまとわりつき、誘爆を起こすのだ。
ゼロはその全てを斬り続ける。


「…カーネルが死んだ今、そのカーネルのコアを手に入れたことで…アイリス自身が壊れ始めている。
 そしてまた、戦いを続ける…愛するゼロを止めたいと思う心と兄を殺したゼロとを許せない気持ちが一つになり…」


「俺を倒すという行動で結びついた…」
その瞬間、ゼロの肩でビットが爆発を起こした。


そう。究極のレプリロイド『アイリス』は、ここに完成を迎えたのだ。




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