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チラシの裏 3枚目
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一方ハンターベース。
エックスはゼロからの情報を聞きつけ、ゼロと交代し宇宙へ向かうこととなった。
「ダブル、貴方は今回の戦いには関係なくなったけれど…
次の戦いでは実戦をすることになるかもしれないのよ、さあ、ボケっとしていないで働く!」
「すいませんデシー…」
「まずは持ってきてもらいたいものがあるの、技術班、医療班の所からそれぞれ取ってきてもらいたいものがあるの」
「解りましたデシ!」
ダブルは一生懸命だ。ダメながらも走り…そしてまたコケる。
「まーたお前か!まったくダブルはドジだなぁ」
何時の間にか彼は…ダメながらもみんなを和ませる、不可欠な存在となっていた。
だが…そんな日々は一瞬にして終わりを告げる。
「私だ。エックスに来られては困る…やれ!」
「…了解。」
「13人のハンターの現存する残り4人は着々と腕をあげております。
新型レプリロイドの研究は…5体のうち、4体は順調に進んでおりますが…
1体は失敗作ですなぁ。処分しておきました。後、そのうちの1体にはまだまだ…時間がかかりそうですじゃ」
サーゲスの言葉だ。
ヘチマール、マイマイン、モスミーノスの成功作3体と違い
まだまだ時間がかかるとされていた特殊レプリロイドの残り1体。
「ああ、解っているよシーフォース。
リキッドメタルの研究は私もまだまだ進歩の余地があると見ている。お前はいい試作品だった…
お前の能力を活かし、更なるレプリロイドを私は作り上げよう」
一年半前の…ドップラーの言葉だ。
…ドップラーはこの後、ヴァジュリーラとマンダレーラの融合機能の追加のみをし、
新たなるレプリロイドを作り上げることはなかった。
だが…彼が正気に戻る前。
彼は…シグマにシーフォースの作製技術を渡していたのだ。
「おい、ダブル、どうしたぁ?」
残りの1体を作り上げるにあたりサーゲスを阻んだ壁。
それが…ドップラーから得られた技術により取り払われ…シグマの手によって完成を見たのである。
「ぬぉおおおお……」
彼が目指したのは変身能力を持つレプリロイド。
ハンターベースに難なく忍び込むことが出来、且つエックスを騙し、その懐へ付け入ることが出来る…
今までの3体とは比較にならないほど残忍な内面を備えたレプリロイド。
「うおおおおおおおおおおおお!!!」
人懐っこい「おデブちゃん」の姿と…痩せた長身の、血を求めて止まない真の姿。
二つのボディを持つそのレプリロイドは……
「ぎやあああああああ!」
「うぁああああああああああああ!!」
「エックス隊長ーーーーーーーーーーーーーー!」
「ぬああああああああああああああああああ!!!!」
『ダブル』と呼ばれた。
「どうした、何かあったのか?」
エックスの通信の声だ。
「何でもないデシ、すみませんデシー…」
「ったく。任務のときは必要以外の通信入れるな。切るぞ?」
鮮血に染まるハンターベースの中、間の抜けた声が響く。
そしてそんなことを知らぬ者の声もまた。
「ダブルー?あなたまた他のハンター達に迷惑かけてー。
全くいつになったら…」
「すいませんデシーーーー!」
「!!!」
「ゼロ!おい、ゼロ!俺だ!」
「…なんだ?技術班の…名前を忘れた。」
「ああ、そこは何でもいい!ダブルが…ダブルが!」
「…ダブルとアイリスが消えた!?…………まさか……人質か!」
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