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チラシの裏 3枚目

109俺的アレンジの入ったロックマンX4 9話前半:2009/04/10(金) 23:51:20
エックスは準備に追われ、まだ帰らない…。

レプリフォースが宇宙港に集まり始めている。この情報を手に入れたゼロは、計画を変更…
自らがレプリフォース長官ジェネラルを倒しに行くことに決めたのだった。

「待ちわびたぞ、ゼロ」
「カーネル…そこをどけ」
以前から戦いに備え準備はしていたが……あくまで最悪の場合という話だ。
やはり…カーネルとは戦いたくはない。
「…お前が死ねば、アイリスが悲しむ。」
しかしカーネルは聞く耳も持たず。
「甘い…甘いぞゼロ。そんな台詞は私を倒してからにするんだな!」

彼の頭には、戦う以外の選択肢は最早用意されていなかったのだ。
「一度本気で戦ってみたかった。手加減無用だ……… 本気で来い!!」
カーネルが背景に溶け込み、消す。
ゼロの戦闘体勢に入る。抜いたセイバーの刃は紫色…ゼットセイバーの第二形態…天空覇だ。

どこから来る…?
「うぉりゃああああああ!」
ゼロの背後に現れ、思い切り斬りつける。
「ぐっ…!」
紙一重で避ける。
「でええええええええい!」
怒号と共に距離を置き…
「はっ!!はっ!フン!」
真空波を上下に撃ち分けてくる。上へ、下へ、上へ。ゼロにこれをかわすことは容易だ。
「疾風牙!!」
「ムッ…」
ビストレオから手に入れた技だ。ダッシュで近寄り、カーネルの足元を掬うように斬る。
そしてまた姿を消す。
「でりゃあああああ!」
今度はカーネルの斬撃をかわしつつ…
「空円舞!」
カーネルの胸から肩にかけてを斬る。

「まだまだ…!」
姿を消したと思うと天に向かいサーベルを掲げ、180度回転、床に対し垂直に下へと向け…
「これならどうだぁぁぁぁぁぁぁ!」

床へと突きたてる。一定間隔で雷がサーベルから放たれ…地から放射、天へと還っていく。
間を縫ってこれを避け…
「龍炎刃!」
力いっぱいに斬り上げる。

「やるな…」
またも姿を消すカーネル。この技はゼロにとって回避がギリギリのものであると解っているようだ。
だが。
「なっ!?」
「…」
ゼロは背から斬りつけようとしたカーネルのセイバーを振り向かずに受け止めた。

「3度も通じると思ったか!」
そのままカーネルを斬りつけ、反動で間合いを取ろうと…
「お、おのれ…!」
「雷神撃!」
下がろうとしたカーネルを追撃。ここでカーネルの奥の手が発動した。
カーネルの戦い方には特徴がある。地上でしか戦わないのだ。
だが…それが破られた。
カーネルは高く跳びあがり………
地上へとまっすぐに落下。サーベルを振り下ろし、大震撃を見舞った。
「グランドスラァム!!!」

サーベルから離れるにつれ威力を増し、大波となるこの衝撃波。
「飛燕脚」
ゼロは冷静にこれを避け…
「龍炎刃!」
力いっぱいに斬り上げ、上空へと飛んでいく。
「少しばかり距離が足りなかったようだなゼロ!」
当たってはいなかった。だが…それは狙い済ましてのこと。
この技へ繋げるためなのだから。

「氷烈斬!」
セイバーに氷を纏わせ、一気に落下する…カーネルの右肩、腹、右脚へと一気に貫く。
「ぬぐうううううううう…………!!!!!」

…カーネルが膝を突いた。

「…流石だなゼロ。 だが…もう遅い。我々レプリフォースは新たなる国を作り上げる…!宇宙でな!!」
「…待て、カーネル!まだ死ぬのは早い!」
「アイリスに伝えておけ… 兄は満足して死んでいったとな!!」
セイバーを地面に突き立てたまま、高熱に包まれてゆく。
レプリフォース最強の戦士はこうして敗れていった。

「………くっ!」
こうしては居られない…。アイリスの所に戻らねば。




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