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チラシの裏 3枚目

107俺的アレンジの入ったロックマンX4 8話:2009/04/10(金) 03:03:31
「巨大空母か……」

大事になってきた。ゼロは次のターゲットの顔写真を見ながら
転送装置へと向かっていく。

「ゼロ。少しビストレオのDNAデータを借りたいんだが」
「……ああ。いいだろう。次の相手にはあの技は役に立ちそうもない」


町明かりが豆粒のように見える。
高い高い空の上に浮かぶ沢山の飛行船の上にゼロは立っていた。
「空母そのものまではこれを乗り継いでいくしかないか…」
飛行船の背に立ち、空母へ近づくべく走り出した。

ふと、ライドアーマーを見つける。
「…レプリフォースはいいものを持ってる」

ホークの能力を強化したライドアーマー・イーグル。
腕からはショットを発射することは勿論、チャージショット、
ホバー、エアダッシュが出来るという優れものだ。エックスが見たら喜ぶことだろう。


「な…!?」
飛行船の船底から、地上へと直径数メートルはあろうかという巨大ビームが注がれている。
あまりに危険。早く空母の指揮官を探し出し倒さねば。

空母の中へ入り、ビーム砲メカニロイドを呼び出す目の形をしたセキュリティシステムを破壊し、空母の甲板へ。


…竜巻を巻き起こしそれは姿を現した。レプリフォース空軍、レプリエアフォースの責任者ストーム・フクロウルだ。
「…ストームとはあるが…イーグリードとは関係なさそうだな」

脚を持ち上げ、腕をあげ、敬礼。その敬礼一つでダァン!という大きな音を響かせ、空母全体を激震させる。
「よくも我々の軍隊を破壊してくれたな。我々を敵に回した報いを受けよォォ!」

小さな体だが戦闘能力は極めて高い。
空を悠々と飛び回るフクロウルを警戒しつつ、素早く近づき空円舞を当てる。

「ハァ!ハァ!ハァ!」
羽をはためかせ、腕からレーザー銃を発射する。見た目ほど速い動きでも、数を連射しているわけでもない。
発光する弾であるため、視覚を惑わしているに過ぎない。
弾のみを見極め、切り刻み…フクロウルへと三段斬り。

再びフクロウルはあたりを飛び回る。
声を出さず、無造作にゼロへと風を放っていく。ただの風ではない。発光体を中心にして風の刃が高速回転している…
ダブル・サイクロンと呼ばれるフクロウルの得意技のようだ。

「フォーッフォッフォッフォ!」
気配を殺して近づき、笑い声と共に急降下。ゼロを掴むつもりだ…。きっと掴まれればその圧倒的なパワーで
床へと叩きつけられることだろう。
すぐに回避、フクロウルのわき腹を龍炎刃で斬る。

「そこだ!!」
フクロウルがダブルサイクロンを連射し始める。気が狂ったわけではない。その証拠に、直線的に動くはずのそれは
一箇所に留まっている…配置しているのだ。

4つのダブルサイクロンが配置される。ゼロを囲うように。
…することは一つ。
何も言わずに翼を動かす。これを合図とし、サイクロンはゼロを刻むべく勢いよく飛ぶ。
「くっ…」
合間を縫って回避、またもフクロウルへ一撃。


「行けぇええ!」
フクロウルが風を巻き起こすと巨大な竜巻が3つ発生、ゼロを巻き上げ360度刻み付けるつもりだ。
勿論そんなものは効かない。発生の前に飛び越し、フクロウルの間近で技を放つ。
「落鳳破!!」
地面を叩き、エネルギーを巻き上げるこの技でフクロウルを焼く。
「フォーー!フォッフォーーー!!」
笑い声のようにも取れる絶叫をあげフクロウルが焼かれる。

「奥の手だ!!」
フクロウルは羽を動かし、自らを中心に巨大サイクロンを巻き起こす。
それは激しく動き、フクロウルの周り全てを塵に変えるだけでなく、フクロウル自体にも近づけない。
攻防一体のフクロウル最強の技だが、ゼロには関係ない。
ゼロなら風の動きにもついていける。風に乗って全てを回避…
「いい勝負だった」
空円舞でフクロウルの羽を捥ぎ、一刀両断したのだった。




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