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ゲームの物語紹介スレ

149ロックマンZXA 第12話 灼熱の摩天楼:2008/07/03(木) 22:16:32
「うわっ…凄い暑さだ!一体何が起きてるんだ!?」

次に向かった先はエネルギー炉のコントロールセンターだという巨大なタワー。
とはいっても壁も床も天井も破壊され、柱は傾き、
シャンデリアからは炎が滴り落ちている。
どうやらイレギュラーにより熱暴走を起こしているというのだ。
最上階にあるとされるエネルギー炉をなんとしてでも止めるべく、
グレイ達はタワーを上へと登っていく。

階段のないそのタワーにはエレベーターしかない。
トラップの仕掛けられたタワーを登り、
時には防犯システムと思しき装置と戦いを繰り広げながら、上部へと進んでいった。

最上階…謎のカプセルの割れた跡などが残る、天井のない空の見える部屋に
モデルVがあった…そしてそこにはアイツもいた。

「久しぶりだな、運命のゲームにまだ生き残れているようじゃないか」

プロメテだ。
「どうだ?少しは自分のことがわかったか」
「黙れ!力づくでも聞きだしてやる!」
憎き相手プロメテは冷静に返す。

「ハッ、吼えるなよクズが。
 俺はこのモデルVを回収しに来ただけだ…
 焦らなくても、お前はいずれこの俺が切り刻んでやる…
 楽しみに待っていろ!」

そしてプロメテは姿を消し、代わりに現れた者…それは。

「あら…プロメテの坊やはもう行ってしまったの?せっかちな子ね」
身の丈の2倍の直径はあろうかという巨大なコンテナに直結したフォルスロイドだった。

「あと少しで、エネルギー炉が爆発して、
 この国にキレイな炎の花が咲きますのに♪
 甘くて…とろけるような恐怖と言う名の蜜が取れる花が…ウフフフフッ♪」
「この熱暴走はお前の仕業か!」

「その通りよ、坊や…いえ、ロックマンモデルA。
わたくしはカイゼミーネ。あなたにも味見させてあげますわ…
絶望と言う、ちょっぴりほろ苦い…とっておきの蜜をね♪」

貴婦人のような口調で話す、蜂型フォルスロイド…カイゼミーネとの戦いが始まった。

蜂の巣の形をした巨大なコンテナの力を自在に活用して戦う、
珍しいタイプのフォルスロイドだった。
蜂型の追尾爆弾やミサイルを飛ばしての攻撃に加え…

「お熱いのはお好き?♪」
強力な熱を帯びた光を照射する攻撃などの激しい攻撃。
それでいて自らは攻撃の手の到底届かぬ高い位置にいることでの安全な戦闘方法。

ならばコンテナを破壊するしかない。
コンテナに銃撃を与え、破壊するグレイ。
思惑通り、コンテナの爆発はカイゼミーネ自身に大きなダメージを与える。
そして同時にカイゼミーネは次のコンテナを用意するまでの間、
非常に脆くなる。

この間になんとかして銃撃を与え続けることができれば勝てる…
「見てらっしゃい…」
しかし間に合わず、次のコンテナを用意されてしまった。
しかも更なるカイゼミーネ最強の技を使わせてしまうことになる。

「とっておきですの♪おーっほっほっほっほ!」
コンテナにエネルギーを集中させて、遥か上空へと舞い上がり
強力な熱線を照射する攻撃。
これにより直撃した地点は突如として大爆発を起こし巨大な火花が炎の花を散らす…
後に現れることになるフォルスロイド達の攻撃とあわせても指折りに恐ろしい攻撃と言えた。

しかしその攻撃も長くは続かず、またもコンテナを破壊されたカイゼミーネが
低空でグレイに狙いを定めようとした瞬間…

グレイは反射的に飛び上がり…カイゼミーネの腹部を貫いた。
「あ… ああ… なんてこと…!
 私のもてなしを…拒むのですか…!」

だがエネルギー炉の問題が解決した訳ではない。
奥の部屋にてタワーのメインコンピュータを発見する。

「そこにあるのはエネルギー炉を制御しているコンピュータだな?
 いかんな…冷却機能が追いつかず、熱暴走が止まらないようだ。
 コアモジュールを抜き出して無理やりにでも止めるしかない。」

巨大なモジュールを抜き出す方法…グレイにはわからなかった。
だが、モデルAがそこで提案した。
「おい、さっきのカイゼミーネに変身だ!」

そう。カイゼミーネはコンテナに直結し持ち上げる力を持っていた。
それほどの力を以ってすれば…。

彼の読みは成功。コアモジュールの引き上げに成功、
コントロールタワーの暴走は停止させられたのだった。


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