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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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…。
なんというか。
舌でスプーンを弄んでるとでもいえばいいのか。
時折、梓の歯とスプーンがぶつかり、カチャカチャという音が聞こえる。
その横顔からチロチロと覗く小さな舌が、何故か見てはいけないモノのようで、思わず目を反らしてしまった。
「ん…ふ…」
その声に、顔に、どことなく悦びの色が浮かんでいるのは、気のせいに違いない。
「こら、意地汚いぞ」
「ん…ちゅ…」
漸くスプーンから口を離す梓。
つつ…と、銀のスプーンと梓の小さな蕾のような口の間に、細い唾液の橋がかかり、そして床に消えた。
「…」
あずさの むごんで みつめる こうげき!
「……」
なんだなんだ、なんなんだ。
そんなに気に障ることだったのか?
早めに謝っとくか?うんそうするか。
そう思って、口を開こうとしたら――
「…もう一口」
「は?」
「…もう一口あげる」
なんだよ。
一体何が起こってるんだ。
あの梓が、もう一口あげる…だと?
天変地異の前触れか――?
いやしかし、せっかくくれると言っているのだから、その好意を甘んじて受けようではないか。
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