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【ツンデレをバスケに誘ったら】
体育の授業でバスケすることになったのだが、休んでる生徒がいるのでちょっと数が足りない。
「おいもーおいもー今日のおやつはさつまいもー」
どうしようかと思ってたら、丁度嬉しそうにさつまいもを食べながら体育館の外を歩いてるちっちゃい子供……もとい、大谷先生を見つけた。
「これでいっか」
「はわわわわ!? あ……ありのまま今起こった事を話すです!『先生がおやつを食べていたら、いつのまにかバスケに参加させられていた』……何を言ってるのかわからねーと思うが、先生も何をされたのか分からなかったです! 頭がどうにかなりそうだった……催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ、もっと恐ろしいものの片鱗を味わいました……」
「先生、話が長い」
なんか独り言を喋ってる間に先生に敵方のゼッケンをつけ、準備は終了。
「別府くん、先生は体育の先生じゃないのでバスケに参加するのは変だと思いますよ?」
「先生が大人と言い張ってるよりは変じゃない」
「な、何を言ってるですか! 先生は立派な成人ですよ! ほらほら、めんきょしょーにだってそう書いてむぎゅ」
懐から何か取り出そうとしてた先生の顔にボールがぶち当たり、先生は愉快な声を上げてぶっ倒れた。転がったボールは誰かに奪われたが、今はそれより。
「あー……先生、大丈夫?」
「ぴゃー……ぴゃー……」
先生は目をぐるぐる回したまま、壊れたラジオみたいにぴゃーぴゃー繰り返していた。
「ダメか。次の大谷先生と交換しよう。次のはこんな特殊なのじゃなく、普通の大人だといいなあ」
「交換とかないですっ! 先生はおんりーわんです! あと今でも普通の大人です! ないすぼでーです!」
先生が起きた。
「前半は本当、後半は嘘」
「全部本当ですっ! もー怒りました、先生本気出します! 荒ぶる有袋類の異名を持つ先生の力、とくと見るがいいです! 別府くんなんてほひんほひんにしちゃいますよ!」
「先生、ドアラの中の人?」
俺の問いかけに答える前に、先生はボールを追いかけに行ってしまった。俺も追いかけよう。
「先生にっ! 先生にボールをっ! 別府くんをほひんほひんにするため、先生にボールくださいっ!」
「先生は小学生級の体長のため一般人には見つけづらいのか、先生はぴょんぴょん飛び跳ねているにも関わらず誰にも相手されていなかった」
「思ってることは心の中に秘めてくださいッ!」
先生が怒ってる間にボールはパスされ、相手ゴール付近まで飛んで行ってしまった。
「もーっ! 別府くん、先生の邪魔しないでくださいっ!」
「邪魔した覚えはない」
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