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「…………」
「え、このないすぼでー好き? ……いやいやいや。どこにないすぼでーがあると言うのか」
「…………」
「上から90・58・83? 先輩、虚言癖があったんだな」
先輩は俺のほっぺをむにむにしながら小さな声で「信じれ」と囁いた。
「無茶を言うない。俺が見たところ、先輩は65・65・65だろう」
「…………」
「え、そんなドラえもんみたいに全部同じサイズじゃないって? じゃあ本当のサイズ教えてよ」
「…………」
「え、そんなの教えるかバカ、だって? じゃあ実際に調べてみよう!」
手をわきわきしながら近寄ると、先輩は慌てたように周囲を見渡した。そして俺の左に僅かなスペースがあるのを見た瞬間、猫のように飛んだ!
「キャッチ」
空中で先輩を掴み、右に受け流す。先輩は再びベッドの上に転がった。
「…………」
「え、ごーかんま? ははっ、嫌だなあ先輩。俺が先輩にそんな酷いことするわけないじゃないか」
不安を与えないよう、笑顔で安心感をアピールする。
「…………」
「え、これほど信用できない笑顔初めて? ……だいじょぶだいじょぶ、調べるだけだよ?」
手をわきわきしながら近寄ると、先輩はふるふる震えた。
「いやあ……先輩。全然胸ないですね」
「……! ……!」
「え、責任取れ? いやいやいや。おっぱいのサイズを計っただけで責任とかおかしいですよ。まあ、メジャーがなかったから仕方なく、本当に仕方なく手で調べましたが」
「……! ……!」
「え、なんで計るのにむにむにするんだ、だって? いや、こんな小さくても揉めるのかにゃーって疑問に思い、つい実行しちゃっただけで。いや……できるとはね」
先輩はちっちゃな声で「すけべすけべすけべ」と繰り返しながら、真っ赤な顔で俺の腹にぽふぽふパンチを繰り出すのだった。
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