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遠くの方から鐘の音が聞こえてきた。
「あ、もうこんな時間なのね。……来年もよろしくね、タカシ」
「えー」
「嫌がるなッ! もうっ、一年の最後くらい普通にできないの?」
「任せろ。普通とか超得意」
「…………」
ものすごい疑わしい目で見られた。なんでだ。
「じゃあ普通にいくぞ。えっと、本年は誠にありがとうございました。色々と迷惑をおかけしましたが、どうか来年もよろしくお願いします」
「……へぇ、普通にできるじゃない。偉い偉い」
かなみはにっこり笑って俺を褒めた。
「おちんちんびろーん」
「全然偉くないッ!」
反動のせいですごく怒られた。
「あーもう、締まらないわね……」
「んじゃ、締めるため今から初詣でも行くか? 近所にちっさい神社あるし」
「んー、……朝になってからでいいわ。寒いし、ここでごろごろしてる方がいい」
かなみはコタツの中にもぐり、俺のすぐ横から出てきた。
「甘えん坊モードですか?」
「寒いから引っ付いてるだけよ♪」
かなみはむふーと言いながら俺に抱きついてきた。
「あー、なんかこのまま寝ちゃいたいなー」
「風邪ひくぞ」
「タカシが暖めてくれたら、ひかないもーん」
「黙っていたけど、俺……実は恒温動物じゃなくて変温動物なんだ! だから、暖められないんだ。ごめん……ごめん、かなみ!」
「はいはい。むぎゅー」
適当にあしらわれてむぎゅーと抱きしめられた。
「暖かいねー」
「ねー」
そんな大晦日でした。
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