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手を伸ばしてスナックパンの入った袋を手に取り、封を開ける。一本手に取り、口に入れる。おいしい。
「タカシー、出来たわよ……」
笑顔でふりむいたかなみが止まった。見つかった。
「……何してるのかしら」
「……ごくん。いや、何もしてないよ?」
「嘘つけっ! さっきごくんって何か飲み込んだでしょっ! ていうかその手に持ってる袋、思いっきり見えてるんだけど!」
慌てて袋を背中に隠す。
「いや、違うんだ。これは散歩した時に糞を入れる排泄物袋で、パンは入ってないんだ」
「アンタ犬飼ってないでしょっ! いーから寄こしなさいっ!」
「かなみが糞を見たがる」
とても怖い顔で睨まれたので、袋を渡す。
「ほら、やっぱりパンじゃない! もうっ、こんなの食べたらあたしの料理食べれなくなるでしょっ!」
「甘いものは別腹というし、だいじょぶだいじょぶ」
「もー……残したら承知しないわよ?」
「じゃあ認知はしてくれよな?」
「何の話よっ!」
それは俺にも分からない。
「とにかく、パンは没収。ご飯食べなさい、ご飯」
「ちぇ。まぁいいや、一本食べたら満足した。飯を食うとします」
「そうしなさい。朝はやっぱりご飯! これで決まりよ」
にっこり笑いながら、かなみは出来立ての味噌汁をよそってくれた。
「はい。熱いから気をつけなさいよ」
「はははっ、この俺様がそんなイージーミスをするはずがあっちぃっ!」
受け取って口にした瞬間火傷した。
「言ったそばから……ああもう、子供みたいね、アンタ」
かなみは俺の味噌汁を取り、ふーふー吹いた。
「はい、冷めたわよ。これでそそっかしいアンタでも大丈夫なはずよ」
「完全に子供扱いですな」
「あははっ、ふくれっ面して。なんならアーンもしてあげましょうか? なーんて」
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