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9306/6:2007/12/04(火) 21:55:08 ID:edJWmw8k
「…………」
「なんか言えよう! 怖いじゃんか!」
「…………」
「分かった、分かったよ! なでりゃーいいんだろ、なでりゃ!」
 半ばヤケクソ気味に、ヒナタの頭をなでる。
「もっと優しくしないと、再生します」
 脅迫を受けたので、泣く泣く優しく頭をなでる。
「……あー、いい感じです。マスターは何をやってもダメな超ダメ人間ですが、なでなでが上手なので嫌いじゃないです」
「いや、他にも多少は取り得あると思うが。さすがになでなでだけじゃないだろ」
「ぐだぐだ言ってる暇があれば、もっと愛情を込めてなでるべきだと提案するヒナタです」
「もうしんどい」
「あと20時間頑張ってください」
「長い! 長すぎる!」
「やれやれ、マスターはひ弱ですね。根性なしなマスターなので、20分くらいで我慢します」
 目を閉じてなでなでを受ける無表情なロボを撫で続ける俺、という奇妙な構図のまま、数十分過ごす。
「おい、もういいだろ? 充分に労わったと思うが」
「……にゅ〜」
 ヒナタの口から間延びした、似つかわしくない可愛らしい声が飛び出した。
「にゅー?」
「……にゅ〜」
 いかん、なですぎてヒナタがおかしくなった! なんか口がωな感じになってるし!
「まあいっか、可愛いし」
「……にゅ〜」
 にゅーにゅー鳴き続けるヒナタをしばらく眺めてた。程なくしてから元に戻ったヒナタにそのことを伝えると、
「超気のせいです。ヒナタはそのような言語扱いません。記憶から抹消してください。忘れないと抹殺します」
 と、真っ赤になりながら脅迫してきた。怖かったけど、ちょっと可愛かった。




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