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何も知らない娘は、俺の膝の上で8の字を書くようにお尻を動かした。
「あー」
そんなことをされたら、もうダメです。
「きゃうっ!? ななっ、何かお尻に挟まった、挟まったぞ!?」
「oh」
「ohじゃないっ! ち、父、なんだこれは、一体何があるのだ?」
お願い、聞かないで。
「熱くて、硬くて、……なんだかドクンドクンと脈打ってるぞ?」
お願い、細かく描写しないで。
「……ん? まさか、……まさかまさか」
お願い、気づかないで。
しかし、俺の願いも届かず、娘は大きく大きく息を吸い込んだ。
「……ああ父は娘である私を性欲の対象として見るッ! なんという星の下に生まれてきてしまったのだろうかッ!」
部屋が震えるほどの大声で、娘は言い放った。間違いなく隣近所まで届いているだろう。明日、どんな顔をして挨拶すればいいと言うのか。
「む、娘よ、そういったことは大声で言うのはどうかと父は思うな。そ、それにな、父は娘をそんな対象として見てないぞー?」
「じゃあ私のお尻の下にある固いものの説明をせよっ!」
「別次元からテレポートしてきた宇宙熱源棒、もしくは地中から迷い込んできた巨大モグラ」
「……じゃあどいて確認してみよう」
腰を上げようとする娘の肩に手をやり、必死で制止する。今どかれると、何かがぴょこんと持ち上がること請け合い!
「ち、父が悪かった。だから、どくのだけは勘弁願いたい!」
「……新しい靴が欲しいなぁ」
「買う買う、買ってやる」
「それから、パフェ食べたいなぁ」
「分かった。次の休み……あ、締め切りが」
「……さて、そろそろどくか」
「次の休日に食べに行こうなあ! 楽しみだ、ああ楽しみだ楽しみだ!」
半ばヤケクソにそう叫ぶ。うう……今日から徹夜だ。
「……ふう。仕方ない、それで手を打ってやろう。私に感謝するのだな、父」
起こしかけた腰を再び下ろし、娘は俺に体を預けた。そして肩越しに振り向き、にっこり笑った。
その笑顔を堪能している間にも、俺は必死で頭の中で数式を並べ、冷却に全力を尽くしているのだった。
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