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交わる視線、僕達はそっと目を閉じて顔を近付け―――
「ハイ、カットぉ! 流石二人とも演劇部のエースねぇ♪」
―――互いにその場を飛びのいた。
「友子さんっ!? 何故私がタカシなんかと――!」
「ハイハイ。負け犬の遠吠えは無視しますよー」
「なっ! 大体罰ゲームにしては酷過ぎましてよ!? それもこんな男装など……」
「……更衣室で『こ、これがタカシの……(////)』とか言いながら別の世界に逝ったリナは何だったのかなぁ?」
「!? そっ、そんな事実はございませんわ! タカシも黙ってないで何とかおっしゃったらどうなんです!?」
二人のテンポの良い会話に割り込む程勇気も度胸もないんだけどなぁ……
なんて言える訳も無く、僕はリナを宥めた。
これ以上激昂すると、後の愚痴を受け止めなければならない僕が大変だからなぁ……
「まぁまぁ、確かに負けたのは僕達の落ち度だし……『負けたら絶対服従』は昔からじゃない?」
「それは……確かにそうかも知れませんが、でも…」
「制服も……リナの匂いがして好きだなぁ。スースーして涼しいし、落ち着かないけどね」
「なっ……(////) た、タカシのような変態に制服を貸す私の身にもなって頂きたいものですわ!
大体貴方は男なのに女装して恥ずかしくありませんの!?」
「そりゃ女装は嫌だけどさ……慣れちゃったから」
そう、慣れというものはとても怖いもので、今はほとんど抵抗無く着れる。
……リナもそれは同じはずだけどなぁ
童話や神話を演じる事が多い中、その端麗な容姿と類い稀なる演技力をもつリナは、主役級を張る事が殆どだ。
つまり『王子様』という役が多く、彼女が男装した姿は幾度となく僕も目にしている。
……いや、シンデレラ役を演じた僕が言えた事じゃ無いって解ってるけれど。
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