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(自炊)寝起きの悪いツンデレが起きないとキスするぞって言われたら
毎朝、私は寝坊する。目覚ましはもちろん掛けるし、それで起きようと思えば起きれる
けど、敢えて起きずにベッドでもうひと寝入りする。
何故なら、毎朝、お兄ちゃんが起こしに来てくれるから。
布団の中で、私は耳を澄ます。時計をチラリと見ると、7時ちょうど。そろそろお兄ちゃ
んが来る頃だ。
そう思ってワクワクしていると、ギシギシと階段を誰かが上ってくる音がする。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
そう思って私は嬉しさを堪えきれず、思わず顔を綻ばせた。ああ、ダメだダメだ、こん
なんじゃ。お兄ちゃんに私の気持ちを気付かれちゃいけない。
ドンドン!!
「おい。未来起きろ!!」
ドアをノックされる。もちろんこんな事くらいで起きるつもりはない。お兄ちゃんには
たっぷり苦労して貰わないと。
そんな事より、このニヤついた顔を何とかしないと。すぐにお兄ちゃんが部屋に入って
来てしまう。
ガチャリ、とドアが開く。私は咄嗟に布団を被った。お兄ちゃんが近づく気配がする。
私の胸は緊張して、トクトクと鳴った。
と、不意に私の体が揺さぶられた
「おい。いい加減しろよな、未来。学校遅刻すんぞ」
すぐ傍でお兄ちゃんの声がする。私はわざと、眠そうな声で返事をした。
『う〜…… まだ眠い……』
すると、お兄ちゃんは呆れたように答えた。
「甘えた事言ってんじゃねえ。そんなもん、誰だって眠いわ。ほれ、起きた起きた」
まだまだ。こんな事で起きるなんてもったいなさ過ぎる。私は強気にお兄ちゃんに抵抗した。
『やかましい…… って言うか、乙女の部屋に勝手に入ってくんなって……いつも言って
るでしょ……』
「俺に部屋に入られるのが嫌なら、毎朝目覚まし鳴ったらきちんと起きろ。ったく、止め
て二度寝してたら意味ねーだろが」
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