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車に2人を乗せようとキーを取り出した所で俺の携帯がメールの着信を知らせた。
「ごめんメールきたからちょっと中で待っててねー」
そう言って俺は車のロックを解除し、2人に車の中に入るように促した。
メールを開こうと携帯に目を落とすと、俺の両脇にかなみと風花が覗き込むように俺の携帯に目を向けている。
俺って当たり前のようにプライベートを覗かれるキャラだっけ…
「・・・・」
「先輩、見えないッス」
「・・・・」
無視することにした。
「もっと下げて欲しいッス!気が利かない男ッスね」
「なんで風花ちゃんまで当たり前のように俺のメールみようとしてんだよ!」
立っている状態身長差があるので、覗かれる心配はなさそうだった。
メールの内容は合コンの誘いだった。19時に駅前集合…
今から2人をすぐに送り届ければ充分間に合う時間だ。
思わず顔が綻ぶ。
「何ニヤニヤしてんのよ。気持ち悪い」
「ロリータの写真でも送られてきたんスか?」
「いつから俺はロリコンになったんだ!」
「違うんスか?」
風花が上目遣いでこちらを見上げた。
うぅ…可愛い…ロリ系の風花ちゃんにドキッとしてしまった。
「メールは大した用じゃないよ」
そう言った瞬間俺の両膝に2発のローキックが炸裂した。
両膝に『ひざかっくん』をされたような状態になり、思わず膝をつく。
「・・・麻雀の誘いです」
突如俺の首筋に柔らかい感触が走り、奇妙な感覚が全身を駆け抜けた。
「この味は!・・・嘘をついている『味』だぜ・・・」
舐められた。
女の子に首筋なめられちゃった!!
「どうしたの!?お兄ちゃん!大丈夫?」
かなみはそう言うと手をついている俺の手のひらに足を乗せて体重をかける。
「痛いって!!足はなして!かなみさん、台詞と行動がかみ合ってないよ!!!」
再び生ぬるい感触が首筋を走り、ちくりとした。
今度は風花が俺の首筋に噛み付いていた。
「ほほふぁへいじょうひゃふっふ」
何言ってるのかわからなかった。
だが状況から理解できる。なにせ…頚動脈に歯を突き立てているのだから。
「参った!参りました!!合コンのお誘いです・・・・」
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