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その朝俺は激しい頭痛によって夢の時間から強制的に引き戻された。
「うーん・・・頭痛い、昨日飲み過ぎたか・・・」
そう呟きながら俺は目を開ける。
(!?・・・かなみ!!なんでかなみが俺のベットで寝てるんだ?)
意識が急激に目覚め、眠気が吹っ飛ぶ。
目の前で寝息をたてているのは紛れも無く俺の妹…かなみだ。
かなみは寝るときキャミソールに短パンという姿をしている。この日も例外ではない。
掛け布団は完全に足元へ押し出され本来の機能を果たしてはいない。
―白い太股
―めくれ上がった腹部
―ふくよかとは言えないまでも微かな谷間を覗かせる胸元
俺は悪いと思いつつも、いつの間にか成長したかなみから目が離せなかった。
(い、いかん!俺は兄でこいつは妹だ・・・兄として俺は・・・)
俺の中の理性と欲望が火花をちらして戦っている。
(もしも・・・めくれあがったキャミソールの腹部を上に少しずらしたら・・・ちょっとだけ・・・)
いつかどこかで聞いた事がある…漢ってのは考えた時には行動は終えてなければならないのだと。
こうして俺は変態への記念すべき第一歩を踏み出してしまった。
(少しずつ・・・少しずつだ・・・)
かなみを起さないように手と目に全神経を集中させる。
爆弾処理ってのはこんな緊張感と集中力がいるんだろうな。
心臓から押し出された血液が俺の体中を巡っていくのが手に取るようにわかる。
かなみの呼吸に自分の呼吸を合わせる
普段は意識しない時計の音、窓の外で木々を揺らす風の音がやたら大きな音に変わる。
自分がまるで空気と一体化したような気分になる。
細心の注意を払い指先をミリ単位で動かしていた指をとめ呼吸を落ち着ける。
(ふぅ・・・後少し・・だが・・・本当に俺はこんなことをして・・・)
かなみの様子を覗おうと一瞬だけかなみに視線を戻す…
一瞬だけ目を向けたはずの俺はかなみと見つめあっていた。
「・・・」「・・・」
俺の変態的行動は全てかなみに見られていた。
手はキャミソールのすそを摘んだまま、俺は金縛りにあったかのように動けなくなる。
「おはよう・・・ お 兄 ち ゃ ん ♪」
(父さん、母さん・・・20年間生きてこられてタカシは幸せでした・・・)
「ち、違うんだ!!!」
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