したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

●事情によりこちらでSSを投下するスレ●

792以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2007/05/18(金) 15:57:54 ID:90x..TqI
ここに一つのベットがある。通常のシングルサイズ…一人用だ。
そこに1人の男とその男を挟むように2人の少女が寝ている。
3人ともスヤスヤと寝息をたてているようだ…
少女達は男の肩にそれぞれ頭をのせ、腕にしがみつくようにしている。
おや?…狸寝入りでもしているかのようにもぞもぞ動いている影が。
この羨まし…ゲフゲフ…非現実的な状況で平然と寝ている男の気が知れない。

先に動いたのは、男の左腕にしがみついていた少女
    ―聡明な印象を持たせる顔立ちに切れ長の瞳、真っ黒な長い髪に雪のように白い肌を持つ少女―ちなみだった。

(・・・・2人とも・・・寝てる・・よね?昨日タカシさんの唇と・・・・)

少女は愛おしそうに男の唇を指でなぞる。
やがて指先で男の唇を堪能した少女は身体を起こし、男の唇に自分の唇を重ねた。

(・・・・♪)
「おやすみ・・・たかしさん」

そう呟いて少女は頬を赤く染めて嬉しそうに身体を横にし、幸せそうな笑みを浮かべて眠りについた。
男は…相変わらず寝たままである。

次に動いたのは、男の右腕にしがみついていたもう一人の少女
    ―吸い込まれそうな大きな瞳に利発そうな顔立ち、短パンにキャミソールという真冬に似つかわしくない露出度の高い格好の少女―かなみ。

(うーん・・・なんでこんなバカにこの私が・・・)

少女はいたずらな笑みを浮かべ男の鼻をつまんだ。

「フガ・・フガっ」

男が苦しそうな寝息をたてる。少女はクスッと笑い手を離した。

(なんで兄妹なんかに生まれちゃったんだろ・・・昨日はちなみちゃんに負けたくなくて思わずあんな事を・・・)

少女は先ほどもう一人の少女が男の唇にしたように…唇を重ねた。

(これでちなみは1回。私は2回!!私の勝ちね♪)

少女はにやにやした表情のまま眠りについた。
うーん…これって間接キッス(ry


正月編終わり




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板