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新年を迎えて二日目。世間はまだまだめでたいと騒いでいるであろう頃…
俺は最悪に気まずい朝食を口にしていた。
俺の向かいにはちなみとかなみがむすっとした顔で黙々と食事にいそしんでいる。
想像を絶する誤解を発端に俺はどうやら2人の機嫌を損ねてしまったようだ。
「そ、そういえば今日は2人ともどうするの?」
「タカシには関係ないでしょ」
「・・・・」
「そ、そうだけど・・・かなみは友達と初詣いくんだろ?」
「は?」
「旅行キャンセルするくらいなんだからなぁ・・・彼氏と初詣か!」
―ガチャン
俺の左足…弁慶の泣き所と呼ばれる部分に痛みが走り、思わず箸を落とす。
どうやら地雷を踏んでしまったらしい…
「ちなみちゃんは宿題やるんだっけ?じゃぁ俺は山田かりなでも誘って初詣でも・・・ぐっ」
―ガチャン
両足の弁慶に二つの衝撃が走る。
な、何なんだ…この2人の地雷ポイントがわからない…
「じゃぁちなみちゃん、宿題一区切りついたら俺と初詣でも行こっか♪」
突如俺の左足に再び激痛が走る…くっ
俺はこぶしを握って痛みを耐え切ってみせた。漢ってやつだ。
「な、なんでわたしがタカシさんと・・・」
「そんなに嫌がらなくても…デートってわけじゃないんだから気楽にね」
「で、デートなんか絶対嫌・・・・だけどどうしてもって言うなら行ってあげます・・」
「ふーん?無理にとは言わないけどさ」
「ちょっと!誰が彼氏とデートなんて言ったのよ!勝手に決めないでくれる?だいたい初詣は・・・タカシが・・・」
「ん?じゃぁかなみ初詣行こっか〜」
そう言った瞬間、俺の今度は右足に痛みが走る。
「ぐぅ・・・」
「彼女も居ない可哀想なタカシがどうしてもって言うなら・・・仕方なくだからね!調子乗らないでね!」
「よし、じゃぁ3人で行こう!」
―ドン
再び両足に衝撃が走り、俺はイスから転げ落ちあまりの痛みに悶え苦しむことになった。
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