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上半身裸の男が背中に3つのモミジを背負って正座しているところを想像してみて欲しい。
そいつはさらに土下座なんてしてるんだ。
いや、俺のことなんだけどさ…
再び罵詈雑言を浴びせかけられながら、謝り続けるという非常に情けない時間を過ごしている。
しかし転機は再び訪れることになる。
―再び鳴り響く携帯電話の着信音によりその場の雰囲気が一変した
恐らくは神野りなからの着信だろう。
部屋にいる3人の動きが止まる…
間もなく23時半を迎えようとしている時計の針がチクチクと音をたて、ベットの上では俺の携帯電話が着信メロディを奏でている。
まさに一触即発といった空気で部屋に居る3人は互いに目で牽制しあっている。
均衡を破ったのは俺だった。
正座の状態から一瞬で立ち上がった俺はビーチフラッグよろしくとベットに向けてダイブを試みたのだ。そのまま携帯電話をもって部屋の外へ退避するつもりでいた。
俺は体中の筋肉を総動員し、正座状態から一瞬でベットに向けて跳躍状態へ入った。
この間まさに0.5秒といったところだろうか。
しかし敵は俺の想像を遥かに越える強大な力をもっていたのだ…
ベットへとダイブする為、今まさに踏み切ろうとしていた俺の足にかなみが座りながら足払いをかけたのだ。
当然踏み切りに失敗した俺はベットまでのダイブなんてできるはずもない。
ベットの縁に頭をぶつけて悶絶するはめになった。
その間にちなみが俺の携帯電話へ…ではなく、扉の前に立ちはだかっていた。
床で悶絶する俺の目の前にかなみから携帯電話が差し出された。
ディスプレイには神野りなからの着信表示と、通話時間が刻一刻と時を刻んでいた。
こ、こいつ通話ボタン押しやがった!
こうして俺は晒し者として二人の少女の前で電話をすることになってしまった。
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