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――――――ふと、窓を見てみた。
カーテンが揺れ、夜の風が部屋に吹く。
…夜風は体に悪いって聞いたけど、まぁ、この位なら大丈夫だろう。
『…キレイな夜空だ。ほら、おまえも見てみろ』
ベッドから起き上がり、窓に寄る。
―――――カーテンの奥に、光る星々を見た。
こんなの、テレビでしか見たことがなかった。
…こんなに、綺麗なものだったんだ。
ずっと、損してたな。
もっと、窓の外も見るべきだったのに。
そういうコト、これからどんどん、取り返していこう。
『……何だよ。私の顔に何かついているのか?』
いや、そんなことはないよ?ただ、キレイだな、って。
『なっ、な、なっ…!』
…やっぱり、何度見ても、キレイだ。
輝く星々。その奥に、爛々と煌く月。
ガラスみたいな、蒼い月。
…今にも落ちてきそうだ。
『…しあわせ、か?』
うん。このしあわせを、僕はどんどん取り返していくんだ。
…君も、手伝ってくれないかな。
『そ、それってまさか…?む、むぅ。
お、おまえだけだと出来そうにないからっ、わ、わたしも手伝ってやる』
ありがと。そういや、君には、助けて貰いっぱなしだな。
うん。一秒でも、永く生きる。…君との、約束だから。
明日は、日曜日。
あさってからは学校だけど、今日ぐらい、夜更かししたっていいはずだ。
だから、だろうか。
―――――――僕らは、夜明けまで、この夜景を眺めていた。
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