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「…だろ? だったら――」
納得のいく説明をしてもらわなきゃ何がなんだかわからん罠。
口でこんな風に平静を装ったって俺の心の中はめちゃくちゃなんだからさ。
「――なんで迎えになんか来てくれたんだ?」
『……鈍感……3回は氏ね…』
「いやいやいや。 ってか3回の根拠が無いだろーが!」
『……ある……私、3回は言った…』
「…何を?」
『……ホントに鈍感……最低……耳の穴かっぽじってよく聞け…』
「ちょ、ホントに何の事かわかんないって」
『……3-12……4-10……4-16……』
「…それなんて暗号?」
『……うるさい……わかる人には分かる……それより……約束…』
「…約束?」
なんだろう、心臓がどきどきする。目の前のちなみはデレデレのちなみじゃないのに、
あの時に似た何かが、ってーか…かばんを持った手を後ろに回してどうすんだ?
『/////……ん…(つんっ』
そうだ、おとといの映画館と同じ状況なんだ。目の前のちなみは目を閉じて、
小さな唇(今日はリップも確認できる)を”つんっ”と突き出してて…
「ちな…み、お前…何を……」
『/////……鈍感…指きりした………ちゅー……しろ…////////』
「!? って…恋人ごっこはもう終わったって…」
『/////……バカ……アホ……だから言ってる……ごっこは終わったって…/////』
「え…ええ? いや、つまり――」
”ごっこは終わった”。つまり…そういうことなのか?!俺の早とちりじゃないよな!?
いいんだな!?期待しちまってもいいんだな!?いやそれよりも据え膳食わぬは男n
「――ち…なみ……」
『……ちゅー……早くしろ……///////』
……ちゅっ……――――
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