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【失敗】廃棄小説投下スレッド【放棄】

890名無しさん:2016/05/07(土) 18:15:16
昔ロム専だった者ですが、久々に覗いてみたらちょっと作品上がったりして
盛り上がってるので、昔書いてたハリガネとルートの話を序盤だけ落としてみます。
新芸人登場希望スレッドに名前が出ていた頃にプロットだけ立てていたものなので、
能力スレ>>840->>841をお借りしています。


□ □ □ □ □ □

「なあ、もうちょい俺らを信用してくれても、バチは当たらんのとちゃうか」
「何の事でしょうか」
あくまでしらを切る小林に、向かい合って座る小柄な男――増田はあからさまに不機嫌な顔をした。
ソファに沈めていた体を起こして、「とぼけんな。俺らに監視つけとるやろ」と噛みつく。

――もう、気づいたか。

小林はゆっくりと息を吐いた。
増田と、彼の相方はかなり癖があって御しにくい。しかし、敵に回ると最も厄介な能力者だ。
(ここは少し釘を刺しておく方がいい、か)
小林はガラステーブルのふちをコン、と叩いて、増田の注意を向ける。

「……増田さん、今俺達のいる現在は、果たして"シナリオとして現れた運命"ですか。
 それとも、"あなたが書き換えた現在"なんですか?」
眼鏡を外した小林が聞くと、増田は黙って次の言葉を待つ。
「それが確証できない以上、黒があなた達を自由にしないのも、無理はないと思いませんか」

「ルートは、一匹狼やからな。芸人同士で群れるとか、俺らに比べたらあんませえへんし。
 大上と堂土は高校の同級生やけど、増田の方はいまいち、何考えとるか分からん」
その頃、白ユニットの本部にて。
一通り話をし終わった松口は、矢作の出してくれた湯飲みに口をつけて、茶をすする。
「同期との繋がりも薄いけど、俺らなら何とか話聞いてくれるかも知らんと思うねん」
元相方やし、と付け加えた大上も、緊張を解そうとお茶をすすって「あちっ」と舌を出した。

「……たむらさんに頼めば、一発じゃないですかね」

井戸田のつぶやきに、「それはあかん!絶対にあかん!!」と大上が叫んだ。


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