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雑談スレ

44名無しさん:2024/10/06(日) 22:54:53
ちなみに『道化と笏杖』の作者のウィリアム・ウィルフォードもユング派な

『道化と笏杖』 訳注をかねたフール小事典 高山 宏 352ページより

カール・グスタフ・ユング、彼はいわゆる集合無意識の理解をめぐって精神分析学派の祖ジクムント・フロイトと袂をわかった。

フロイトにとってつまりは一個の悪であった無意識が、ユングにとっては生の賊活への契機なのであった。

いわゆる「分析心理学」の出発である。

彼によると、精神病者の妄想内容と民族の神話儀礼の象徴の間には本質的な共通性があり、そのようなイメージをうみだす力が人類共通に蔵されている。

そうした神話的イメージはいくつかのモチーフ群に分けられるので、そのそれぞれのモチーフを生み出す力をユングは<元型>と呼んだ。

アニマ、アニムス、自己(セルフ)、ペルソナ、賢い老人、グレートマザー……の元型というように。

こうした元型が<集合無意識>を、従って、また一人一人の個人的な無意識の内容を形づくっているとする。

ウィルフォードは「愚行」をこうした「元型」とみなして、しかるのちユング元型心理学のメカニズムを全面的に応用していくのである。


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