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雑談スレ

228名無しさん:2024/12/26(木) 14:20:17
ツァラトゥストラ(中公文庫プレミアム)

第一部 読むことと書くことと

83ページより

わたしが神を信ずるなら、踊ることを知っている神だけを信ずるだろう。
わたしがわたしの悪魔を見たとき、その悪魔は、まじめで、深遠で、おごそかだった。

それは重さの霊であった。

この霊に支配されて、いっさいの事物は落ちる。
これを殺すのは、怒りによってではなく、笑いによってだ。
さあ、この重さの霊を殺そうではないか。

わたしは歩くことを学びおぼえた。
それ以来、わたしは自分の足が軽やかに歩いてゆくのにまかせている。

わたしは飛ぶことを学びおぼえた。
それ以来、わたしはひとに押されてから動き出すことを好まない。

いまわたしは軽い。
いまわたしは飛ぶ。
いまわたしはわたし自身をわたしの下に見る。
いまわたしを通じて一人の神が舞い踊っている。

ツァラトゥストラはこう語った。


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