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【個】『サロン』【他】

331小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』【6/7】:2025/12/26(金) 05:07:48
>>330

小角を心配する気持ちは本当だが、
それが単なる体調不良によるものである可能性は低いと考えていた。
ここで『体調を崩していると聞きました』と書くのは、
彼女に対して嘘をつく形になってしまうのではないか。
そのように感じていたからこそ、
『お加減いかがでしょうか?』という控えめな表現に抑えていたのだ。
しかし、涙音の助言は相手を思いやる『優しい嘘』だろう。
時として、そういった方便も必要になるということを思い出す。

  「――……『思いを込めてみようと思い、ペンを取りました』というのは、
   とても素敵な言い方だと感じます。
   きっと涙音さんの気持ちが伝わりますよ」

        サラサラサラ…………

────────────────────────────────────────

              小角宝梦さんへ

    朱鷺宮涙音さんと一緒に、この手紙を私の家で書いています。
         朝山さんから体調を崩していると聞き、
         長く連絡が取れずに心配していました。
          その後、お加減いかがでしょうか?
         今後もし可能であれば、どこかで会って、
     お互いの近況について話す機会を作りたいと思っています。
     それが難しい場合は、電話やメッセージでも構いません。

            今、黒猫を飼っています。
         脚の短い長毛種で、とても大人しい性格です。
       撫でられることが好きなので、撫子と名付けました。

    いつか、また落ち着いた時に、小角さんのことも聞かせてください。

              小石川文子より

────────────────────────────────────────

改めて書き直すと、ペンをテーブルに置き、涙音に向き直る。

  「『撫子の写真』の代わりに……
   『私達の写真』を同封するというのはいかがでしょう?
   小角さんが元気になれるような写真を撮って、同じ封筒に入れておくのです」

こちら側の様子を伝えられるし、小角にも喜んでもらえるかもしれない。


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