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【個】『サロン』【他】

176小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』【5/7】:2025/09/26(金) 20:28:21
>>175

片手の指先でストールに触れながら、笑美の話に耳を傾ける。

  「こちらが提示できる条件としては、例えば『無報酬で試合に出る』など……。
   ただ、彼らが動いていない内は、敢えて取引する必要はないでしょう。
   逆に小林さんの生存を悟られかねません」

少なくとも、今は静観しておくのが無難な選択だろう。

  「つまり……『顔の傷を隠すため』ですか?」

笑美の言葉を引き継ぎ、自らの口で先を続ける。

  「小林さんは『何者かの攻撃』によって意識を失っています。
   私は『特別なルート』から、その情報を入手しました。
   以前お話していたでしょうか?」

  「――その時に重傷を負い、顔が傷付いてしまった可能性はあるでしょう」

そういった事情を踏まえれば、『傷跡を包帯で隠す』というのは有り得る線だ。

  「……ただ、彼が運ばれた『旧病棟』には、
   『スタンド使いの医師』が所属しています。
   私も『特殊治療』を受けた経験がありますが、
   『全治1ヶ月』の骨折が『1日』で完治しました。
   小林さんの場合も、治療は難しくなかったはずです」

小石川の知る限り、たとえ酷く損傷していたとしても、『旧病棟』なら治せる。
『小林だけ治せなかった』ということは考えにくい。
他に推測できる理由は、精神的な問題だった。

  「これは個人的な考えなのですが――」

           ソッ…………

脇に置かれたバッグの中から、自然な所作で『包帯』を取り出す。

  「ノエと名乗る彼が顔を隠しているのは、
   『心を隠そうとする表れ』なのではないかと思っています」

本当に隠したいのは『顔』ではなく『心』だというのが、
小石川文子の視点から見た印象だった。


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