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【個】『サロン』【他】
110
:
空井イエリ『ソラリス』
:2025/02/21(金) 18:17:47
>>109
ガチャ
ドアが開いたとき、一瞬、その目には人が映らない。
『小石川文子』の顔があるはずの位置には空がある。
もちろん、すぐに気づけることだ。
出てきたのは小石川よりずっと背丈の低い少女……
年齢的には……10代だろうか。
括ったおさげ髪もあり幼くは見える。
「どうも」
『喪服』とは似ても似つかないような、
胸元や裾に『うさぎのぬいぐるみ』のくっついた、
あちこちがフリルだらけの水色ワンピース。
(仕立て屋の目には『品質の良さ』は伝わる筈だ)
眠たげな目や鈴を転がすような声色もあって、
初対面という白紙のキャンパスの上に、
ラベンダー畑に立つ淑女とは全く異なる……
童話の森に転がるような姿を描き出す。
「家主は。……留守だぜ」
とはいえあくまで第一印象に過ぎないそれは、
ぶっきらぼうな口調が飛び出るまで、かもしれない。
とはいえ。
「もっとも、すぐ戻るとは思うが……」
(じゃなきゃ留守番は任せねーだろう)
『印象』は『初対面』において大きな影響を齎す。
(で、だ。留守を任された以上、
こいつが誰なのか見極めねーとな)
ジッ…
(小石川さんなら来客のある時間に外出はしない。
……配達員って見た目にも見えないしな?
つまり『アポ無し』で来る間柄……か。
かといって、訪問販売とかにも見えねー。
…………見た目で言えば、随分洒落てやがるぜ。
この家も…………『似たシュミ』ではあるよな)
イエリは『自己紹介(
>>63
)』こそ読んでいたが、
『得体の知れない飲んだくれ』というフレーズが、
それはもう強烈な『印象』として記憶されていた。
(年齢もそう遠くは離れちゃいねーだろう。
そんでもって、『手土産持ち』ときてやがる)
チラ
(小石川さん側の気持ちは分からねーが……)
つまり。
この『伊達男』を頭の中で『高級仕立服』に結びつける直行路に、
特大の『泥の沼』が配置され、横道に入る事を余儀なくされている。
一度固定されつつある思考は、指先の輝きくらいは見落とす物だ。
もう少し言い訳をさせてもらうと、逆光もあるし、距離も少しある。
それゆえに。
「…………なんというか、だ。
すごく、お邪魔をしちまってるのかもしれないな?」
横道の先にあった『相当な大間違い』に飛びつき、真剣な顔で首を傾げた。
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