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【場】『 湖畔 ―自然公園― 』 その4
158
:
小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』【2/7】
:2025/05/11(日) 04:39:29
>>157
すっかり布そのものになってしまったルシャボテを見つめ、
自然と穏やかな微笑を浮かべた。
「……ありがとうございます」
スッ
「桃園さんも召し上がってください。
一緒に食べる方が楽しいですから……」
サンドイッチケースを並べて置き、それらも桃園に勧める。
馬刺しやユッケほど目を引くものではないが、
生ハムとマーマレードとパセリの組み合わせは珍しい。
塩気と甘みとほろ苦さのバランスが良く、意外にも合うのだ。
「『魔物事件』では、準備に多くの時間を費やしました。
もちろん必要なことでしたが……その工程を省けていれば、
より良い方策を用意する余裕が生まれたかもしれません」
ソッ
箸を取って馬刺しを摘み上げ、わさび醤油と共に味わう。
また、撫子も取り分けられた馬刺しに関心を示す。
帽子猫は馬肉を口にしたことがなく、匂いを確認してから食べ始める。
「桃園さんは『アリーナ』をご存知でしょうか?
先程お話した事件にも関わった組織なのですが、
本来の彼らは積極的な干渉を避ける立場です。
いざという時には、私達が動かなければいけません」
「私は――『互助組織』を立ち上げました。
いつか起こり得る『未来の災い』に備えるために、
『有志のスタンド使い』を集めているのです」
過去の経験を活かすという意味では、『まだ続いている』のだろう。
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