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【場】『自由の場』 その3

40鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/11/05(土) 23:15:34
>>39

「おや、そういう事か。すまなかった」
「厳密にどういった能力なのか、恐らく知る機会はないだろうが…
 ひとまず未知の現象に対しては、『スタンド能力』という括りにしておいた方が、俺の中で座りが良い」
「勿論この子を否定するつもりはないさ。それに、カワイらしいしな」

普段はどちらかといえば『犬派』だが、こうして見ると小さな『猫』もやはり愛らしいものだ。
ハンカチという変わった見た目も、これはこれで味がある。
最近は猫と色々なモノを混ぜ合わせたキャラクターも流行っているようだし、世間でも騒がれるかもしれない。

「『SNS』に上げたなら、バズるかもしれないな」
「とは言え、アリスは有名になることに興味はないかもしれないが…」

この辺りの流行の言葉は抑えている。主に妹から仕入れたものだが。

「ああ、そう言う事か。得心がいった」
「俺はてっきり、キミが闘いの楽しみに目覚めてしまったのかと思ったが…
 『アリーナ』での闘争も、別の楽しみを探す為の手段というわけか」

安心して微笑む。それならば深みに嵌ることもないだろう。
己とて武道家の端くれであり、『強さ』を求めることを否定はしない。
だが、彼女と同じく『最強』や『頂点』まで求めはしない。大切な人々を守れるだけの力さえあれば良い。

「ふむ、『ジャバウォック』…ああ、『不思議の国のアリス』の中で出てくる怪物…で合っていたか?」
「それは勿論、興味はあるさ。一人の剣士として、名剣や魔剣の類が実在するならば、見てみたい」
「『雷切』や『膝丸』、『髭切』…日本の逸話にも度々そういった類は登場するんだ」

アリスの言葉に、深く深く頷く。
例え高校生になろうと、ほとんどの男子はそういった話題に興味があるだろう。ないはずがない。

「そういえば、キミの『スタンド』も斬撃を得意とする能力だったな。『剣』の名を冠するに相応しいか」

わらび餅を口に運びながら、アリスの『スタンド』を思い出す。
その指は、まるで医者の扱うメスの様に鋭かったはずだ。


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