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【ミ】『あの遠き日の肖像』
1
:
→
:2022/01/08(土) 17:50:59
『星見町』の海沿いから程近い一画に一軒の異人館がある事は、あまり知られていない。
『旧峠邸』は、東京の実業家だった『峠楠太郎』が、明治後期に当地へ移住した際に建築。
楠太郎には、十歳離れた妻の『修代』と三人の子供達がいたという。
邸宅には、多くの使用人も住んでおり、商用や交遊で来賓も絶えなかった。
又、楠太郎は美術品の収集家でもあり、その所蔵品の数々を訪れた者に鑑賞させたという。
だが、大正時代を終える頃、一家は離散して邸宅は放棄される事になる。
『離散の原因は不明』。
放棄された邸宅は、当時の形を残したまま緩やかに朽ちながら、今も町に現存していた。
『風詩 鈴音』と『隼士 賢』が『旧峠邸』の存在を知ったのは、噂話がキッカケだった。
『星見町のどこかに異人館があり』━━━━━━━━━━━━
『そこには、貴重な美術品が手付かずのまま放置されている』
『その中で最も価値がある美術品は、『未完の吉巻の像』である』
2人が邸宅の場所を探し始めたのは、各々別々だった。
だが、其処に辿り着いたのは、奇しくも同日の同じ昼下がりだった・・・・・・・・・・・・・・・・。
薄暗い林にある林道の入口。
そこには、『峠』と彫られた四角の石杭がポツンと立っている。
584
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/06/03(月) 19:51:14
>>583
「よぉ お前、『峠楠太郎』だっけか?
単刀直入に言うけど。元の場所に帰るのに『吉巻像』っての必要なのよ」
「知ってっか?」
体が怠い。まぁ、当たり前っショ。血ぃ、流しすぎてるからな。
現代に戻ったら、元の無事な体に戻れたらいいなぁと希望は捨ててねぇ。
夢を叶えるさ、この隼士 賢は。必ずUFОに乗るまでは此処で終わりはしないっショ。
とりあえず、尋ねた反応と共に自分の持ち物改めて、さりげなく確認してみるか。
スマホとか、チェキカメラあるか? あったら、スマホの自撮り機能とかで
現代のゴミガールの状況とか知れるんだが…。
585
:
→
:2024/06/06(木) 04:13:41
>>584
君の服装や所持品は、此処に来た時と変わらない様だ。
スマートフォンを取り出してみると、画面はヒビ割れていて反応しない。
どこかで壊れたのだろう。
「君は、誰だ?」
君の不躾な問いに、『峠楠太郎』は落ち着いた声で返して来た。
どうやら、正気に戻っているらしい。
そして、君が返事をするよりも先に続けて言った。
「いや、それよりも・・・・・・・・・・だ。
『吉巻の像』は、私が隠した。
地下の物置場にある、剥製の・・・・・・・・そう、『フクロウ』の剥製の中にな。」
聞こえたか?
君は、半ば倒れたままで彼の話に耳を傾けていた。
意識はハッキリとしていたが、出血のせいか思う様に動けない。
586
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/06/07(金) 11:30:51
>>585
「はは……そう、梟ね」
眩暈は酷く、体は脱力感が頭から足先へと蛇に噛まれた毒が回るように
支配していく。まぁ、当然か。首から血を流しすぎたっショ。
ここで、意識を失ったら現代に戻るのだろうか?
今の情報を吉報と捉えて、満足して倒れるか?
――否 否だ。
「……なぁ、頼む。その、像よ……ホールの場所まで
運ぶ事出来るか。下の、ホールにさ……」
「……こんな、有様だぜ? あんたに何も出来やしないっショ。
せめて、この上の方の見下ろせる位置で構わないから……像が見たい」
(俺は、もう下まで行く猶予は無い。時間は、俺には残されてない)
(こいつが、聞き入れるか? ……いや、疑問に思う暇はないっショ。
やれるだけ、やりきって見せる)
587
:
→
:2024/06/11(火) 03:31:33
>>586
「君は、『泥棒』か?
だが、『像』が欲しいなら・・・・・・・・・・」
『パリッ』
ふと、どこかでガラスの割れる様な音が響き、『楠太郎』の声が遠のく。
君の意識が薄れているのか?
『パキパキ・・・・・』
次の瞬間、君の視界がヒビ割れ始めた。
割れた鏡に映ったかの様にヒビの走った『楠太郎』は、平然と何か話している。
どうやら、彼は何も感じていないらしい。
周囲を見回せば、何もかもがヒビ割れている様子に気付くはずだ。
そして、それはボロボロと崩れて行く。
「・・・・・・・・・これで良かった・・・・・・・・・
娘は・・・・・・・・・・」
『楠太郎』の声がポツポツと聞こえたが、彼の姿が崩れて行くと、その声も途絶えてしまった。
崩れた景色の向こうには、『別の景色』が見える。
それは、君にとって見覚えのある景色に見えたが━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
記憶を巡らせるだけの余裕は、すでに君には無かった。
目を閉じた君は、そのまま意識を失う。
/´〉,、 | ̄|rヘ
l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/ (^ーヵ L__」L/ ∧ /~7 /)
二コ ,| r三'_」 r--、 (/ /二~|/_/∠/
/__」 _,,,ニコ〈 〈〉 / ̄ 」 /^ヽ、 /〉
'´ (__,,,-ー'' ~~ ̄ ャー-、フ /´く//>
`ー-、__,|
・・・・・・・・・・・・・・・・・気が付くと、君は冷たい石の上に倒れていた。
588
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/06/14(金) 09:15:47
>>587
(レス遅れ失礼しました)
「ぐっ…」
『パンテオン・ロココ』との繋がりが外れないように強く意識を留めつつ
頭ん中には地下の梟の剥製ってのをインプットしておくっショ。
崩れた景色、現代? だろうか……くそ、また別ん所か?
「……あー、くそっ。振り出しに戻ったか?」
とりあえず起き上がって周囲の確認。パンテオン・ロココ出せるか?
または体は堂野か? いや、今度はまったく知らん赤の他人の
可能性もめっちゃ有るっショ! まずは状況確認!
幸先はそんなに悪くないぜ、隼士 賢! 少なくともハナぶっ倒した
時はストレスめっちゃ軽減されたもんな! それにちゃんと情報もgetしてる!
589
:
→
:2024/06/15(土) 01:22:38
>>588
身を起こそうと手を着くと、ひんやりとした石の感触が伝わる。
その手や指の形は、どうやら君自身のものだ。
痛みや出血は無く、怪我を負っていた痕跡は無い。
顔を上げると、目の前には大きな両開きの門があった。
門は木造で、所々がヒビ割れて苔生した外観からは、経年の劣化が容易く推察出来る。
君が倒れていたのは、門の前に続く低い石段だった。
後ろには、草木の繁るに任せた広い庭があり、その先には雑木林が広がっている。
何処かで見た光景・・・・・・・・・・・・・・・そう、あの時に見た光景だ(分かるな?)。
『ドドドドドドドドドドド』
石段の下には、誰かが蹲っていた。
丸めた雑巾の様な姿にも、どこか見覚えがある・・・・・・・・・・・・。
君達以外に人影は無く、周囲は木々の擦れ合う音が聞こえるほどの静寂に包まれていた。
590
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/06/15(土) 20:21:21
>>589
「…… うん? 館の前 っショ」
最初に此処を訪れてから、そんなに経ってない気がするんだけど
二年ぐらい、もう此処の景色を目にするのが久しぶりな気がするっショ。
「? ゴミガールか?」
そう、声をかけ近づく。気絶してんのかね?
とりあえず、『パンテオン・ロココ』! もしかしたら。声かけて
起き上がったら、唐突に奇襲のハナ! って可能性も有り得るっショ!
591
:
→
:2024/06/18(火) 19:40:45
>>590
『ドギュン!』
蹲った人物に声を掛けた君は、『パンテオン・ロココ』を出して警戒する。
俯いたままの人物から返事は無かったが、そよぐ風に乗って『すえた』匂いが漂って来た。
近付いて顔を覗き込むと、どうやら『風歌』らしい。
まだ生きている様だが、起きる気配は無い。
勿論、叩き起こしてもいいが、起こしても得られるものは無いだろう。
彼女は、君と屋敷に入った記憶をスッポリ失っているんだ・・・・・・・・・・・・。
592
:
風歌鈴音(ダストデビルドライヴ)
:2024/06/18(火) 20:56:29
汚らしい顔! 汚らしい臭い! 汚らしい服! そして、ふごぉふごぉという豚じみた寝息!
帰ってきたッ、風歌鈴音が、帰ってきたッ!
593
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/06/20(木) 22:41:23
>>591-592
とりあえず、だ。一発はたいでもセーフっショ?
スパーン!! つー感じでゴミガールの頭ぶっ叩くっショ。
「とりあえず、ぜんぶ終わった……って感じなのか?」
でも像をぶっ壊してはいないよな? けど、館に再び今から
戻るかぁ? まぁ、戻ってもいいけど。
とりあえずゴミガールは起こしておくか。その後に、館に
再び戻るかどうか検討するっショ。
594
:
→
:2024/06/23(日) 08:20:47
>>593
君は、俯いたままの『風歌』の頭を殴った。
『バキャッ!』
殴られた彼女は、転がる様に倒れ込むと、その場でモソモソと動き始める。
自身の置かれた状況を確認しているのだろうか。
そして、顔を上げた彼女は、ホームレス特有の無力感と猜疑心に満ちた目を君に向けた。
初対面の人間に『殴られ』る事は、彼女の様な社会的落伍者にとって珍しい事では無い。
リードを引っ張られて歩く犬の様に、殴られれば其処から離れるだけなんだ。
『抵抗』は、体力を消費して社会との溝を深くするだけである事を、彼らは経験で知っている。
鮭が川を上るのは繁殖という『未来』を繋ぐ為だが、彼らがそのリスクを冒す事は無いんだ。
『未来』よりも『今』。
そのセオリーに漏れず、彼女は早々にその場から離れて行く。
595
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/06/23(日) 19:47:31
>>594
本当にゴミガールなのかね? 実は、これ中身別もんになってましたって
エピローグで後味悪い感じで語られないかっショ?
「まっ……あっちよりは、今は『像』がどうなった、か……」
流石に、ここまで来ると宇宙の神秘を探求する身としては?
究明出来るかは、ともかく。あの後、現代でどうなったかを
見届ける義務はあると思うっショ。
つー訳で、館ん中へ入るっショ。
あ、スマホで自撮りモードしておいて、館内部の違和感も探るぜ。
596
:
風歌鈴音(ダストデビルドライヴ)
:2024/06/23(日) 21:17:29
>>594
ホームレスはーー二度と、この場には戻らなかった。
ホー横に戻り、図太くしぶとく、この街の掃き溜めを生きるのだろう
597
:
→
:2024/06/26(水) 02:20:21
>>595
門を押し開けると、それは微かに軋みながらも呆気無く開いた。
入ってすぐに広がる玄関ホールは、2階までの吹き抜けだ。
君から見て、左右と正面の壁の中央付近に、ドアが1つずつ・・・・・・・・・・・・・・・
建物の構造は、当然見覚えがある。
だが、それほど時間を要さずに、君は館内の『変化』を感じ始めた。
何かが違うんだ・・・・・・・・・・・そういえば、撮影した画像があった気がするぞ。
>>596
君は、建物から真っ直ぐに走り出す。
荒れ果てた庭を小走りに横切ると、周囲を囲む林に細い道を見つけた。
今、何処にいるのか?
いつからいるのか?
道沿いに進みながら、君の脳裏にポツポツと疑問が浮かび始めたが、踵を返すほどの問題に
至る事は無かった。
林を抜けると、君は目の前にある『柵』の前で立ち止まる。
木の杭を鉄条網で結んだ無骨な柵は、林を囲む様に伸びており、それに沿って道が左右に
伸びている・・・・・・・・・・・・どちらに進めば良いのかは、分かるはずも無い。
だが、幸いにも柵は跨いで越えられる程度のもので、君は迷わずそうした。
柵の反対側に出ると、君は小さな看板が括り付けてあるのを目にする。
『私有地につき立入禁止』
ふと、右側の道の向こうから、数人の人影が近付いて来る事に気付いた。
『不法侵入』━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そんな言葉が頭を過り、君は反対側の道へと駆け出した。
→THE END
598
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/06/26(水) 10:22:35
>>597
持ってて良かったっショ、チェキカメラ。
撮影されてた写真と見比べてみるっショ。
「何か変だな…?」
とは言え、パンテオン・ロココは出してるし、何かあれば即座に
対応出来るっショ。最後に、あいつは地下の剥製に隠したって言ってたが
過去から戻ってきたなら、色々とあの後に変わってても
可笑しくない筈っショ。
「つか、あの時の事とか現代で、どう記録になってるっショ??」
『楠太郎』は、とりあえず生き残った筈だ。堂野とか、当主と妻とか
色々と気になるが、あれで事件の黒幕っぽいの倒せたんなら
館も改築とか色々されて不思議じゃないが……。
「違和感が何か知ったら、行く所は地下
んでもってハナが居た屋上、それと剥製とか、奥さんの部屋とか
妙次郎の場所とか、けっこー気になる場所いっぱいっショ!」
まっ、しらみつぶしに探索するのはミステリー探求者の道ってもんっショ!
599
:
→
:2024/06/29(土) 02:48:00
>>598
撮影された画像を見ると、荒れ果てた玄関ホールが写っていた。
見比べると、周囲の景色は以前ほど荒れていない様だ。
所々に経年の劣化こそ見て取れたが、建物自体が朽ちて崩壊している様子は無い・・・・・・・・・・。
敷かれたままだった赤い絨毯は無く、フローリングの床は剥き出しになっていた。
『ドドドドドドドドドド』
誰かが住んでいる気配は無い。
だが、今は『廃屋』というよりも『空き家』というイメージだ。
600
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/07/03(水) 14:22:18
>>599
(レス遅れ失礼しました)
最近まで、人の手で館は整備されていたようだ。
「と、なると。『像』以前に、当主と家族の失踪とか記事になってたと思うが
それも有耶無耶って事か? SFなら、よくある手法っショ」
スマホで、以前は記載してたであろう失踪の事件の記録などを検索しつつ
最初は、あの崩落して軽い怪我した階段の方へ進んでみる事にする。
601
:
→
:2024/07/06(土) 00:24:41
>>600
玄関ホールを1階から大ホールへ進むと、大ホールはガランとしていた。
長テーブルや本棚が無くなっており、展示台も見当たらない。
台のあった場所には、それを固定していた跡だけが点々と残っている。
散らばっていたはずの瓦礫は欠片も落ちておらず、破壊された跡も無い様だ。
君は、大ホールの奥にある階段に辿り着いた。
『旧峠邸』について検索すると、見知った情報が表示される。
大正時代に主が亡くなると、建物は彼の遺産で管理され、所蔵されていた美術品の数々は、
美術館などに寄贈されたらしい。
戦後、建物は重要文化財に指定されており、市の管理下で現在に至る。
・・・・・・・・・・・・おや?
どうやら、君が知っている『旧峠邸』の事情とは、少々違うらしい。
変わっていないのは、『未完の吉巻の像』についての噂話だった。
602
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/07/07(日) 10:19:44
>>601
「生き残った、あいつ(『『楠太郎』)
どうやら、上手くやったようだっショ。
あ〜、最期の最後で像はちゃんと何処どこに隠しておけよ!
って言うべきだったっショ」
最後の最後で、死別した自分は像を見たいって伝えただけだから
あの後にこっちが消失したかどうか不明だが。
あいつが隠すとしたら、隠し通路のある場所か、または
伝えてた地下の剥製だよな?
「とりあえず、隠し通路の方がどうなってるか気になるっショ」
絵画動かすんだったよな? そこまで移動するっショ。
603
:
→
:2024/07/10(水) 02:13:27
>>602
君は、記憶を頼りに2階の大ホールへ上る・・・・・・・・・。
階段が崩落した跡は無く、死体も見当たらない。
そして、下階と同じく、2階にも瓦礫一つ落ちていない。
勿論、美術品が残っているはずも無い。
だが、通路の事を覚えていた君なら、壁が開いたままになっている事にも気付くだろう。
その奥にある通路も当時のままだ。
604
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/07/11(木) 11:03:48
>>603
「隠し通路の奥に、剥製が沢山飾ってたよな?
でも、開けたままかー。となると、もう全部片づけられてそうっショ」
でも、駄目元でちょっと入ってみるか。
危険はどうも無い感じだし、ハナをぶっ倒した事は元凶を断ったのと
等しかったと考えて良さそうだ。
奥に入って、不審なものが無いなら地下に降りる事にするっショ。
605
:
→
:2024/07/13(土) 00:49:28
>>604
隠し通路に足を踏み入れたが、君の予想通り全てはキレイに片付けられていた。
当時を偲ぶ様な痕跡は無かったが、建物の作りだけは変わらぬままだ。
地下室までのルートも同じだろう。
君は、記憶を辿って地下へと向かった。
階段を下りると、地階はヒンヤリとして薄暗い。
微かに鼻先に漂うのは、カビの匂いか?
静まり返った地下室を見回すと、大きな木棚が並んでいるのが確認出来る。
そのどれにもビニール袋の様なものが被せてあったが、棚に並んだ本や瓶はそのままになっていた。
階段の近くには、木綿と思われる袋で包まれた物体が幾つも並んでいる。
大小様々で形も異なるが、こちらは中身が分からない。
606
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/07/15(月) 21:15:54
>>605
木綿に包まれた袋。気になるけど、此処でじっくり調査してる時に
また何か起きるの、嫌だなーって気分があるっショ。
「ツー訳っショ、パンテオン・ロココ。地味に此処で初披露っショ」
パンテオン・ロココの『地上絵』化。
地上絵が解除される地上の位置ってのは、俺が自由に決めれるっショ。
で、この場合の地上ってのは地上絵を空から見下ろせる位置。つまり『屋上』っショ
パンテオン・ロココの能力って、謂わばUFОに気付いて貰う事を除けば
最大路線バスサイズまでの物を地面の絵にするか、特例で屋内なら
そいつを一番高い場所の床の絵に出来るっつー戦闘中じゃほぼ使えないけど
こー言う時間に余裕あるなら、誰かしら邪魔入らず何か物を開けた場所で
調べたい時には便利なもんっショ。
てな訳で、大体の木綿に包まれた袋を一気に『地上絵』化して屋上に
描かれたら、解除して木綿の袋は屋上へワープ。まだまだ屋内で
怪しいもんあるかも知れないし。地下と言えば未だ忘れられない
目覚めた時の床下っショ。そこに通ずる入り口があったら、もしかしたら
床下に隠されてる可能性もあるから、木綿の袋を屋上へワープし終えたら
堂野として目覚めた場所の部分、調べるっショ。
607
:
→
:2024/07/18(木) 03:21:58
>>606
『ドギュン!』
『パンテオン・ロココ』で、袋に包まれた物体を『地上絵』に変えようと試みたが、
どうやらそれは出来ない。
理由は、君に説明するまでも無いだろう。
(『旧峠邸』は、屋上に繁った植物と周囲の林が同化している為、空から確認する事が
出来ない。)
『バサッ』
ふと、『パンテオン・ロココ』が押し付けたからか、袋の一部が外れて落ちる。
袋を被っていたのは、『ツキノワグマ』・・・・・・・・・・・・・・・いや、その『剥製』だ。
後足で直立した姿のまま固まっており、高さは1メートル半ほどだろうか?
微かに、カビの匂いが強くなった気がする。
608
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/07/19(金) 13:15:46
>>607
「確か、この剥製の中に隠したって言ってたか」
でも、そのまま大正から現代まで同じ場所に隠すか?
でも、今ん所調べない手は無いよな。
「よっしゃ、パンテオン・ロココ」
剥製の腹ん中、パワーでごり押しして裂いてみるぜ。
609
:
→
:2024/07/19(金) 22:55:27
>>608
『バリリィ』
『ツキノワグマ』の剥製を引き裂くと、詰まっていた木屑や針金が飛び出す。
中から出て来たのは、それだけだ。
君は、周囲を舞い散る木屑に咽ながら、ほとんど皮だけになった剥製を検めたが、
めぼしいものは見つからない。
610
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/07/21(日) 12:42:26
>>609
やっぱ、剥製には何も残してない、か。別の場所……うーん、思い当たる節が
無いっショ。最後、もっと気の利いた伝言とか残せば良かったっショ。
「あとは、地下かハナの部屋とかだよな。
まぁ、やっぱり地下探すっショ」
と言う訳で地下。正確には堂野として目覚めた床下の地面だな。
また床下に潜り込むか? 目星つきそうなら、その辺りをパンテオン・ロココで
床殴って、そっから穴を覗き込んで何か埋めてるのか分かったら儲けものだけど。
611
:
→
:2024/07/23(火) 00:04:14
>>610
板張りの床は、薄暗い地下室でも経年の劣化で変色しているのが分かり、歩くと微かに軋む。
床下の様子は分からないが、床板を壊すのは容易そうだ。
『ミシッ』
床板の軋む音・・・・・・・・・・・・・・・いや、これは君の足元じゃあないッ。
咄嗟に音のした方を向くと、階段を降りて来る人影に気付く。
直後、強い光に照らし出された君は、目を細めた。
人影の手元から放たれた光は、『懐中電灯』のそれの様だった。
「誰だッ!」
男性の声。
聞き覚えは無かったが、君よりも年上で強そうな声だ。
「空き巣ですか?」
「分からん。」
次に聞こえたのは、『別の男』の声だった。
『彼ら』は、短い会話を交わしながら、床を軋ませて階段を降りて来る。
612
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/07/24(水) 21:39:00
>>611
>誰だッ!
(おっ? なんだ、此処の土地管理者とか、不動産とか?)
建物も整備してたからな。以前と違って、そりゃ誰かが管理してるだろ。
どーっすか、ショ。 パンテオン・ロココで不意打ちで倒しても
良いかも知れないけど、複数居るんだったら、襲った自分の事を
後で警察なり何なり言われたらなー。別に犯罪者に俺、なりたい訳じゃないし。
階段降りて、互いに相手の顔が見える距離になったら
軽く片手を上げて、挨拶してみるか。
「あー、どうも。自分、こー言ったモダンな雰囲気の写真撮影を趣味及び
部活動でやってる。清月の学園の二年で隼士でーす」
そう、軽い自己紹介してみるっショ。まー、幾らか叱られるかも知れないが
それはそれで仕方がないっショ。
部活動で写真撮影するのは嘘じゃないしな。
「あなた方、此処の管理の人ですか? 入っちゃったのは、御免なさい。
俺、ついフラっと風景写真とか撮るついでに、良い感じの建物あるなーって
思って。つい、出来心で」
言い訳苦しいか? でも、像の事を嗅ぎつけてって言うよりは
余程マシな筈っショ。
613
:
→
:2024/07/31(水) 00:42:52
>>612
『ゴゴゴゴゴゴゴゴ』
階段を降りて来たのは、『2人』・・・・・・・・・・。
手前を進むのは、小柄だが筋骨逞しい中年男性だ。
そのすぐ後ろにいる細身の男性は、小柄な男性とのコントラストで非常に背が高く見えたが、
実際に君より長身の様だ。
年齢は、長身の男性の方が若く見える。
どちらにも見覚えは無かったが、それは向こうも同じだった。
「不法侵入だぞ、君!」
君が明るく挨拶をしかけた瞬間、小柄な男性が声を捲し上げる。
更に、君の引き裂いた剥製を見つけると、一層声を荒げた。
「おい、この剥製をやったのか!?
どういうつもりだ、お前は!」
『スタンド』という優位性が支えているとしても、このまま怒鳴られ続ければ、君の精神が
耐久限界を迎えるのも遅くは無いだろう。
心の尊厳を守る為、『スタンド』を叩き込もうと考え始めた頃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「『長田さん』、落ち着いて下さい。」
細身の男性が、『長田』と呼んだ小柄な男性の肩を後ろから軽く叩く。
『長田』は、ハッとした様に口を閉じて振り返った。
細身の男性は、『長田』に代わって続ける様に、君に向かって淡々とした口調で話し掛ける。
「君、此処は管理会社の管理している歴史的な建築物です。
つまり、我々が管理しているのです。
身分を証明出来るものがあるなら、見せて下さい・・・・・・・・・・・・無ければ、警察に通報します。」
614
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/08/01(木) 19:51:35
>>613
>おい、この剥製をやったのか!?
「ちょ、ちょ。俺じゃないっショ。ほら、もし俺だったら
手とかに汚れ付いてるっショ」
パンテオン・ロココで押し付けた筈だから、まぁ、これは辛うじて
無実に出来るだろう。不法侵入は致し方がない、学生の若気の至りだ。
この、『細身』の奴。結構曲もんっポイな。
学生証とか、普通に持ってるよな財布に? スマホで普通に学園に
連絡するでも良いけど。
「歴史的建造物?
その割には、立ち入り禁止とかの表示見かけなかったんですけど」
実際、再侵入する時に目立った立て札とか。前と違って
閉まってたりとかは、さっき無かった筈だ。
歴史改変が、何処まで影響及ぼしてんのか正直判断つかねーからな。
もしかすると、こいつ等が実は悪意ある侵入者のパターンも
ミステリー作品ならザラっショ。
「長田さんと……そちらの名は?
管理って、市役所の何処が勤めてる感じ?」
色々身分提示しつつ軽く質疑応答をする。これに露骨に話題変えるなら
いよいよ怪しいな。襲い掛かってくるなら話早いし
パンテオン・ロココで正当防衛も行えるんだが。
615
:
→
:2024/08/02(金) 17:55:59
>>614
財布の中から学生証を取り出すと、『長田』が手を伸ばして受け取った。
「立札なら、敷地の前にありますよ。」
そう言ったのは、細身の男だ。
『長田』は、学生証を一瞥すると、舌打ちをして細身の男に差し出して見せる。
「・・・・・・・・高校生なら、今回は大目に見ましょう。
それでいいですか?」
細身の男は、差し出された学生証に目を向けながら、『長田』に話し掛けた。
『長田』の方は、何も言わずに小さく頷く。
どうやら、未成年である事が免罪符となったらしい・・・・・・・・・・・・。
細身の男は、学生証を手に取ると、それを君に返しながら言った。
「それじゃあ、『隼士』さん・・・・・・・・・
念の為に聞きますが、他に『何も』壊していませんね?
言うべき事が無ければ、これから仕事なので、速やかに立ち去って下さい。」
「二度と来るんじゃあないぞ。」
吐き捨てる様に言葉を付け加えた『長田』は、引き裂かれた『剥製』の方に向き直る。
君を見逃してくれるのは、法的な縛りでは無く彼らの恩情だろう。
勿論、納得するまで質問を続けてもいい。
通報する素振りを見せたら、君にはそれを揉み消す暴力があるのだから。
ただし、身元を知られた以上、始末するしか無いかも知れない。
616
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/08/03(土) 11:16:36
>>615
>念の為に聞きますが、他に『何も』壊していませんね?
「だー、かー、らっ! 俺、モダンな家屋の撮影したくて入っただけで
壊してはないっショ! そこだけ冤罪は宣言するっショ」
パンテオン・ロココは発現してる筈だ。だって、一時間も未だ
ハナとの戦闘を終えてから経ってないっショ。 当然、備えてる。
スタンドの射程距離は1m。近接戦闘以外で、遠距離戦闘するには
心許ない。だが、いま、こいつ等と俺。破損した剥製の距離。
(よし、いける)
ブゥン!
パンテオン・ロココで1m最大限まで移動。更に、足を延ばし蹴りつける。
無論、細身の男や『長田』じゃねぇよ。『剥製』だ。
スタンド使いじゃないなら、急に剥製が再び壊れたように見える具合だ。
長田って名乗ってる奴が、俺と無関係の完全な証人よ。
「うぉ!? な…なんだ?」
(『仕事』…それ、本当に真っ当な奴?
自己紹介したのに片方が名乗らないし、それに部署とか言わないのも
胡散臭いっショ。ちょいと、揺さぶりかけるか)
剥製が突如、ポルターガイスト見たいに破損する。
俺に対する意識を薄らすのと、もうちょい館で探索続けたいしな。
このアクションが、ある程度良い切っ掛けになる事を祈るっショ。
617
:
→
:2024/08/05(月) 02:58:45
>>616
『バシィッ』
『スタンド』で蹴り飛ばした『剥製』は、傍から見ると突然破裂した様に見えたかも知れない。
君がわざとらしく驚いたのとは無関係に、男性2人は派手に飛び退いた。
『ドザァッ!』
不意に、周囲にあった他の『剥製』の一部が雪崩の様に倒れる・・・・・・・・・・・・・・。
ポルターガイストじゃあない、今の衝撃で倒れただけだ。
君も一瞬驚いたが、彼らの驚きの方が何倍も大きいだろう。
『長田』の方は、大声で喚いている。
もう1人の方は、周囲を見回しながら階段に足を掛けていた。
「落ち着いて下さい・・・・・・・!
『剥製』が爆発した様に見えましたが、何かしましたかッ!?」
「知らんッ!
落ちていた『クマ』が、勝手に破裂した様に見えたぞ!
他の『剥製』は、どうなんだ!?」
『長田』は、先に階段を中程まで駆け上り、その表情には恐怖が見える。
だが、彼が必要以上に騒いだせいか、細身の男性の方は次第に冷静さを取り戻しつつある様だった。
「処理の不十分な『剥製』が、腐敗して爆発したのかも知れません。
『そんな事あるのか』という仮説ですが・・・・・・・・・・・とにかく、調べなければ。
『隼士』君も此処にいては危険ですから、早く上へ。」
この程度の騒ぎでは、君の存在を忘れては貰えないらしい。
階段の側にいる2人に対して、君の足元には崩れた『剥製』が散らばっていた。
小型の哺乳類や鳥類が多く、『ツキノワグマ』の様な大きなものは見当たらない。
618
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/08/06(火) 11:32:37
>>617
「な! なっ!? やっぱ、俺が言った通りに此処変だったっショ!
あぁ、くそ。今の写真撮影したら、何か凄いもん写ったかも……」
(演技は、こんなもんでいいか。さて、これから、っショ)
こいつ等、二人が地下を調査するのなら。これ以上、此処の長居は無理。
別に、像を誰かを犠牲にして欲しいとかじゃないし。
色々巻き込まれた手前、やっぱUFO探しと同じ好奇心?
もし、山ん中でミステリーサークル見つけたら間違いなく一日中、大地や空を
目を皿のようにして宇宙人か船の痕跡を調べるだろう。
それに似た、消化不良にしたくないから像を探してる訳で。地下がこれ以上
無理っぽいなら、次は『上』だ。
(気になる箇所は幾つかあるっショ。母親の部屋、ハナの部屋
憑依してた妙次郎の部屋も、どんなもんかね?)
恐怖で足早に駆け上がる感じで、一階へ戻る。んでもって、二人が
追ってこないなら慎重に次はハナの部屋に向かう事にするっショ。
619
:
→
:2024/08/06(火) 16:37:05
>>618
『バリッ、ボキィ』
足早に階段へ向かうと、足元で何かが砕ける。
散らばった『剥製』を踏んだらしいが、他の2人は気付いていない様だった。
咎められる前に、この場を立ち去ろう・・・・・・・・・・・。
1階に戻った君は、再び大ホールの階段を上る。
最初の踊り場を通過し、更に2階から3階へ・・・・・・・・・・・普段から昇降運動をしていれば、
何という事は無い階段だ。
だが、エレベーターやエスカレーターに慣れた君の足は、すでに細かく震え始めていた。
このまま数回往復を繰り返せば、明日は筋肉痛で歩けなくなるかも知れない。
『ドドドドドドドドドド』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ふと、君の足が止まる。
『疲労』が原因じゃあないぞ。
上り始めた階段の上に立っている、『人影』に気付いたからだ。
それは、まだ若い男性で・・・・・・・・・・・・・・・・
額の上辺りまで後退した髪は、後ろで少し長めに伸びていた。
黒髪で白いシャツ、黒っぽいズボンに同じく黒っぽい上着。
耳には、丸い装飾のイヤリングを付けている。
鼻頭から唇にかけては、黒い一本の線の様な『タトゥー』が映えていた。
足を止めていたのは、向こうも同じだ。
そして、ほんの少しの沈黙の後、男性の方が先に声を上げる。
「『カーカス』ッ!」
『ドギャン!!』
次の瞬間、彼の足元から『球体のスタンド』が転がり落ちて来るぞ。
紋様の彫られた、直径1メートルほどの『鉄球』に見える。
(『非・人型/人工・機械型』)
620
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/08/08(木) 19:44:34
>>619
>だが、エレベーターやエスカレーターに慣れた君の足は、すでに細かく震え始めていた
「勝手に人を都会っ子にするの止めてくれねぇっショ??」
まっ、字の文と争う気は無い。目先の問題を解決しねぇとな!
「いや、誰で行き成り何だよ!?」
下の連中の仲間、の可能性は微れ存だけど、まず無い。使い手が知り合いなら
剥製が壊れた時に少しでも疑うだろう。つまり、別口だ。
「あぁ、もう! 館に入ってから話通じねぇ展開ばっかっショ!」
階段上る最中って事は、降りるにしても鉄球回避出来るスペースまで
厳しいか? 厳しいようなら、発現してるだろう『パンテオン・ロココ』で
とりあえず転がってくる鉄球を打ち上げられるかどうか試すっショ。
621
:
→
:2024/08/10(土) 02:35:48
>>620
階段の幅は、それほど広くは無い。
君は、『パンテオン・ロココ』で『鉄球』を殴った・・・・・・・・・・・・。
『バキィッ』
右拳が命中したが、『鉄球』がピンボールの様に弾け飛ぶ事は無い。
『鉄球』の重みが、そのまま拳に圧し掛かる様な『感覚』。
『パンテオン・ロココ』が右腕を下げると、君は『鉄球』が右拳にピタリと張り付いている事に気付いた。
『ズキュウン!』
次の瞬間、拳が『鉄球』に『吸い付く』。
君の拳が手袋の様にペラペラになっているのは、『パンテオン・ロココ』の拳が完全に『鉄球』の表面に
張り付いてしまったからだ。
「『カーカス』に触れたものは、『シール』みてーに張り付くッ。
水分が失くなって、ペラペラに干乾びてなァ〜〜!」
声を上げた男性の言葉通り、『君達の右拳』は使いものにならなくなったらしい。
感覚が無くなったまま、動かす事は出来ない。
622
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/08/11(日) 10:47:23
>>621
こいつ何者? 館の関係者? 像を狙う別の組織とか何か?
色々と考える事あるっショ。でも、立ち往生したって現状は良くなりやしねぇ!!
「俺、信条あるっショ。
――何もせず後悔するんなら、無謀でも動いて足掻いて後悔するってなぁ!!」ダンッ!
階段を駆け上がる! 右手が重りとなるが、それでもカーカスって奴に
近づく両足は健在! 誰で何の目的とかは、とりあえずぶっ倒した後に
聞くか考えるっショ!!
623
:
→
:2024/08/14(水) 02:19:01
>>622
猛然と階段を駆け上がる君を前に、男性はそれを見下ろしたまま動かない・・・・・・・・・・・・・。
『鉄球』が張り付いたままの右腕は、その重みで『振り子』の様に大きく揺れたが、その『振れ幅』は
揺れる度に小さくなって行く。
それと共に、拳から上の感覚も失くなって行くぞ。
『ドドドドドドド』
そう、『鉄球』は、君の腕をアスパラに巻くベーコンの様に巻き込んで行くんだ。
階段を駆け上る数歩の内に、君は肩口まで『鉄球』に巻き取られている。
痛みは無いが、感覚も無い。
このまま男性の元に辿り着けるかどうかは、『賭け』だろう。
624
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/08/14(水) 12:50:26
>>623
>男性はそれを見下ろしたまま動かない
そりゃ、良い。少し、距離を詰めれただけでも万々歳だ。
こいつ、能力を発動し終えたら。それで後は十分って考えてんだろうな。
確かに、詰みっぽく思える状況っショ…てめーは、そう思う訳よな?
「お前よ ――余裕なのは、もう勝ってると思い込んでるからか?
『棒立ち』ってのはよぉ ―――狙ってくれって体で言ってくれてるって事だよなぁ!!」
ヴォッ ゥンッ
残る左腕で、パンテオン・ロココに即座に俺の胸元に掛けられてるだろう
『相棒』を毟り取るように握ってもらい、全力(パス精:BBC)で
カースって使い手の野郎の顔めがけて投げてもらうっショ。
相棒・・・『チェキカメラ』な! てめー、どんだけ手垢が染みつくまで
愛用してる大切なものか、その肌(顔面)で全力で味わってみるっショ!!
625
:
→
:2024/08/17(土) 02:26:26
>>624
『ググゥゥ━━━━━━━━━━━━━━━━━ッ』
君のカメラを握った『パンテオン・ロココ』が、大きく腕を振りかぶった。
男性までの距離は、2〜3メートル・・・・・・・・・・・カメラは壊れるだろうが、外す距離じゃあない。
『パンテオン・ロココ』は、躊躇いなくカメラを投げ付ける。
『ギュルゥゥウ』
その瞬間、腕を巻き取った『カーカス』が、一気に肩口から喉元へと『転がる』。
君は、警棒を突き付けられた囚人の様に仰け反った・・・・・・・・・・・・・・。
それと共に『パンテオン・ロココ』の体勢も崩れたまま、その手からカメラが投げ放たれる。
『グシャアッ!』
・・・・・・・・・・・・カメラの壊れる音だ。
喉元まで巻き取られたからか、フルマラソンをしている様に呼吸が苦しかったが、何とか顔を
男性に向けると、彼は何事も無かったかの様に立っていた。
「思ってたよ、『何かする』とは・・・・・・・・・・。
ガキは、『ゴール』を見せておけば、必死で飛び込んで来る。」
カメラは━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
男性から1つ下の段に『めり込んで』おり、破片が散らばっている。
彼が階段を一歩下りると、君はその場に崩れ落ちた。
『ミシリ』
視界にノイズが走り、脳に酸素が供給されていない事が分かる・・・・・・・・・・・・・・・。
ハッキリと感じられるのは、『カーカス』が頬に上って来る感覚だった。
だが、意識が途切れそうになった君は、不意に揺り起こされる事になる。
『バギバキバキィッ!!』
何かが裂け、割れる様な音だ。
君が急速に意識を取り戻すと、最初に男性の姿が無い事に気付く。
よく見ると、彼の立っていた辺りの階段が崩れており、『カーカス』は消えていた。
626
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/08/19(月) 10:58:17
>>625
「あ あ――」
チェキ カメラ・・・
有難う……本当に 有難う…それしか言うべき言葉が見つからない…
「いや そんなフラッシュバックで溢れる程に入れ込んでたかって
言われると〜 まぁ、微妙っショ」
とりあえず何とかなった! 切り替えて崩れた穴の下をちょっと
覗き込んで、ぶっ倒れてるか、それともスタンドで何やかんや衝撃を緩和して
着陸出来たか確認してから上がろうっと!
(向かうとしたら、妙次郎の部屋……いや、いま襲い掛かってきた奴の
足跡とかある感じなら、それ辿っていくのも良いかも)
年月経ってるし、整備しているとしても。こんだけでかいと
埃も未だあるだろうし、誰か歩いた跡とか残りそうっショ。
まぁ、無いなら妙次郎の部屋とか。今まで行ってみた部屋を散策するっショ
627
:
→
:2024/08/21(水) 01:32:33
>>626
何とか切り抜けた君は、ほっと一息付いて立ち上がる。
・・・・・・・・・・・・おっと、気付いたか?
まだ事態は、収束していないんだ。
君(と『スタンド』)の右腕から肩口を経て喉の辺りまでは、ビーフジャーキーの様に乾いて
ペラペラになったままだった。
まともに動かせない上に、心無しか呼吸も浅い。
膝を着いたまま崩れた階段の下を覗き込むと、どうやら下の階段も崩れており、その更に下で
人形の様に動かなくなった男性の姿が見えた・・・・・・・・・・・。
『バキバキバキィッ!』
次の瞬間、君のいる階段が音を立てて崩れ始める。
628
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/08/24(土) 20:14:10
>>627
崩れる音を聞きつつ、短く考えを巡らす。
まぁ、本当なら真下で倒れてる奴を無視して上の部屋を散策してたら
そのまま、そいつ死んだら解除されるだろうけど。
いま、上半身三分の一が萎びてるって事っショ?
崩れ始めてる、最悪の足場で直ぐに上階へ降りれるか
正直、ちょっとばかし不利な賭けと判断して潔く崩れてない
部分まで降りる事にする。
「はぁ…こんだけ騒いでたら、応援なり地下で作業してる奴ら
気づいても変じゃないっショ」
崩れない部分まで降りれたら、一度周囲に何かあるか
落ち着いて見渡してみるっショ。
629
:
→
:2024/08/25(日) 03:31:32
>>628
身体を庇いながら、君は階段を這う様に下りて行く。
だが、すぐに崩落に巻き込まれ、吸い込まれる様に階下へと落下した。
『ドズン!』
瓦礫の上に落ちた君の目に、先に落ちた男性の姿が映る。
4〜5メートルは落ちたらしい。
『スタンド』で落下の衝撃を抑える余裕はあったが、一緒に落ちて来た瓦礫が強かに当たり、
身体のあちこちが痛んだ。
男性の方は、半ば瓦礫に埋まっており、ピクリとも動かない。
君が思惑を巡らせていると、更に下から声が聞こえて来る・・・・・・・・・・・・・・・。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━しばらくして、君は先に出会った男達と再会する。
彼らの呼んだ救急車で運ばれた君は、その先々で干乾びた身体に驚かれたが、病院で点滴を受けると
一晩で元の身体に戻っており、再び驚かれた。
その後、事情聴取で『スタンド使い』の男性との関係を何度か尋ねられたが、実際に接点の無い君が
関係者であると特定される事は無く、偶然出くわした同じ侵入者として片付けられる。
男性は、『死亡』。
後日、空き巣や窃盗の常習犯である事が判明した。
そして、君は・・・・・・・・・・・・・・特に咎められる事も無く、すぐに退院して家に帰る。
630
:
→
:2024/08/25(日) 03:36:37
数日後、『未完の吉巻の像』発見の報が世間を賑わせた。
だが、それも一過性のニュースに過ぎず、すぐに多くの人々の記憶からは忘れ去られて行く。
そんな一瞬の賑わいの中、君は美術品の管理団体から思いがけず表彰を受けていた。
『像』は、君が踏んで破壊した『フクロウの剥製』の中から見つかっていたんだ。
『あの時』からずっと、『像』は剥製の中に隠されていたという事だ・・・・・・・・・・・・・・。
偶然ながらもささやかな功績が称えられ、君は決して少なくない額の謝礼を手にする。
館に侵入して行った犯罪行為は、もはや些末な問題に過ぎなかったらしく、全ては不問とされた。
全て『解決』━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
生還し、(すぐに見つけていれば、『はした金』だったであろう)報酬を手に入れた。
満足だろう?
満足するんだ。
長い長い一日が、やっと終わったのだから。
631
:
→
:2024/08/25(日) 03:37:41
『隼士 賢』
・・・・・・・・・・・目的を達成。
謝礼として、『500万円』を受け取るが、すぐに定期預金で全額を銀行に預けられる。
『風歌 鈴音』
・・・・・・・・・・・途中離脱。
だが、生きている喜びを噛み締める。
本体:造林 一(ツクリバヤシ ハジメ)
スタンド名:『カーカス』
・・・・・・・・・・・『死亡』。
『像』を目当てに侵入しただけで、『峠邸』とは何の関係も無い男。
能力:
指定したものを、表面に吸着させて回収出来る。
生物が吸着すると、体液を吸い取られて干乾びるが、水分補給すれば元に戻る。
パワー:B スピード:B 射程距離:B
持続力:A 精密動作性:A 成長性:C
632
:
→
:2024/08/25(日) 03:38:22
『あの遠き日の肖像』
THE END
633
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2024/08/25(日) 07:01:44
長期にわたるミッション、お疲れ様でした。遅レスなど
ご迷惑かけた事も多々ありましたが、実入りある経験と体験を
する事が出来ました。有難うございます。
――で yo!
その、峠邸の他のタイムスリップ的なもんとか、ハナの正体とか
色々な残された謎は説明するの厳しい感じっショ?
もし、説明出来そうなら後々に投下してくれると嬉しいっショ!
俺は百歩譲って、納得するけど。見てた他PLとか、ちょっと呆気ないなって
思ってる奴ら結構居そうだから。宜しくっショ!
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