したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【ミ】『あの遠き日の肖像』

1:2022/01/08(土) 17:50:59
『星見町』の海沿いから程近い一画に一軒の異人館がある事は、あまり知られていない。
 
『旧峠邸』は、東京の実業家だった『峠楠太郎』が、明治後期に当地へ移住した際に建築。
楠太郎には、十歳離れた妻の『修代』と三人の子供達がいたという。
邸宅には、多くの使用人も住んでおり、商用や交遊で来賓も絶えなかった。
又、楠太郎は美術品の収集家でもあり、その所蔵品の数々を訪れた者に鑑賞させたという。
 
だが、大正時代を終える頃、一家は離散して邸宅は放棄される事になる。
『離散の原因は不明』。
放棄された邸宅は、当時の形を残したまま緩やかに朽ちながら、今も町に現存していた。
 
 
 
『風詩 鈴音』と『隼士 賢』が『旧峠邸』の存在を知ったのは、噂話がキッカケだった。
 
『星見町のどこかに異人館があり』━━━━━━━━━━━━
『そこには、貴重な美術品が手付かずのまま放置されている』
『その中で最も価値がある美術品は、『未完の吉巻の像』である』
 
2人が邸宅の場所を探し始めたのは、各々別々だった。
だが、其処に辿り着いたのは、奇しくも同日の同じ昼下がりだった・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
薄暗い林にある林道の入口。
そこには、『峠』と彫られた四角の石杭がポツンと立っている。

2風歌鈴音 『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/08(土) 20:07:19
>>1

ホームレスにはカネがない、カネがないから、人はホームレスをやる。
小銭を溜め込んだホームレスもいるにはいるだろうが、少なくとも極貧系スタンド使い、風歌鈴音はその例外種ではまったくない
よって、目を皿にして小銭と小さな仕事を探す内――異人館の噂を聞いた。
マジモンの泥棒には手を出したことのない風歌ではある。しかし、長年誰も手を付けていないものが『実在』するのであれば、それは既に捨てられたも同然であり、拾っても良いのではないか
結果、内なる悪魔の囁きに破れた風歌鈴音は異人館を探し求め――辿り着いたのだ。
『峠』と彫られた四角の石杭の前に。そして、風歌はこの場において、一人ではなかった

(よろしくおねがいします)

3隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/08(土) 22:26:20
>>1
(まず、お詫びするっショ。俺、血液型『O型』だった)

「FuuuUuッ! U・F・O! U・F・O!!
辿り着いたっショぉ! 曰くの館へのロードっ」

聞いたぜ聞いたぜ不思議な像の話ぃ! ミステリー研究会より
オカルト研究会方面っぽい話だけど、もしかするともしかするで
UFOが関わってるかも知れないっショ! 

「UFOの情報あるかなぁ! 宇宙人に関わってねぇかなぁ〜!」

持ち物は財布にスマホ、愛用のチェキカメラ!
あと学生鞄と共に筆箱とノートと懐中電灯にガムとチョコ板も入れてるっショ!

>>2

「ohohOH! なんか如何にもって石杭張ってる入り口あるじゃねぇーの!
 んっ? あんた誰? そっちもUFO探し?」

林道にたどり着く! 女子(風歌)とも合流したっショ!

4:2022/01/08(土) 23:51:32
>>2-3
君達は、石杭の前で出くわした。
互いの様相を見れば、まともな人間で無い事は分かるだろう。
林は、住宅地の外れにある捨てられた土地の様な場所で、恐らく人が近付く事は稀だ。
死体を捨てるには、うってつけかも知れないな。
 
攻撃してもいいが、無駄な争いはせずに目的地へ向かってもいい。
林道は、君達が丁度並んで歩ける程度の幅だ。

5隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/09(日) 00:09:37
>>4

死体なー。俺は宇宙人以外に、ほぼ無関心だから。そー言うオカルトな事に
あんま興味ないけど。もしかしたら適当などっかに埋められてんのかもなー

「なぁなぁ、あんた! 俺、此処にあるって言う『噂の未完成像』ってのが
ある館を探してんだけどさ、向こう側で合ってるかなー!?」

「俺、その像がもしかしたら宇宙人に関わってるかも知れねーって
思うんだ! 全く違う可能性もあるけど、けどUFOか何かに
インスピレーション受けて作った像かも知れないだろ!」

興奮しつつ、噂の像の事を女(風歌)に聞きつつ、林道を先頭で
歩く事にするっショ!

6風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/09(日) 10:11:09
>>5
「どうだろうな……・」

いきなり馴れ馴れしいやつだな、と風歌は思うが小汚い自分に話しかけてくる度胸と明るさは認めざるを得ない。
出し抜けな話題がUFOである。よもや、ヤリモクというわけでもないだろう――

「アタシも同じモンを探してるんだが、何分噂ばっかりではっきりした話が聞こえてこねえ。UFOの実在とおんなじで五里霧中だ」

そして、青年の後ろを付いて歩く。

「だから、とりあえずは進んでみるしかないだろうさ。立ち止まってちゃどこにも行けねえからな」

7:2022/01/09(日) 22:57:41
>>5-6
林道は、誰も手入れをする者がいないのか、生い茂った道端の雑草に侵食されていた。
青々とした木々の葉が陽光を遮り、周囲は薄暗い。
本来であれば、草葉の擦れる音だけが聞こえる静かな場所なのだろう。
君達の話し声は、林の中に大きく響いて聞こえる。
 
20メートル・・・・・・・・・・・或いは、もっと長かったかも知れない。
林道の先は、木々が大きく開けていた。
やはり、雑草が生い茂っていたが、石造りの彫像や噴水がチラホラと目に付くはずだ。
そして、それらを抜けた10メートルほど先には、古びた洋館が建っている。
遠目に見る限り、2階建てだ。
そして、恐らく小学校の体育館の数倍は広い。

8隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/10(月) 09:00:22
>>7

>>6

「ohohOH! そちらさんも謎探し、宝さがしって奴かーっ。
UFOに関係ないなら、先に見つけても上げて問題ないっショ。

けどUFOが関わってるなら横取りは許さないぜーっ」

女子(風歌)の言葉に返事しつつ、道が開けてきたぜーっ。
FuuuOO^оОOッ! 俄然テンション上げるぜー!
FuuuuUッ! けっこーでけぇっショ! 
 こりゃ本当に何か曰くのありそうな洋館って感じだぁ!

既に人が住んでないなら、正門とかも開いてるよなぁ。
 
「よっしゃー! 謎が俺を呼ぶっショーっ」

走って洋館の正門前まで行くぜーっ。

9風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/10(月) 11:42:59
>>7
>>8
この世は、かくて奇妙に満ちている。人も、事象も、また
さて、袖振り合うも多生の縁――苦手なタイプではあったが、敢えて無視することもない

「そいつはありがたいね……なら、UFOがらみなら、アタシはそっちに譲ってやるよ」

風歌は言葉を返し、少なくとも『競争相手』ではないとアピールをした。
実際、UFOには興味はない。黄金のUFOとかあったら話は別だが――
などと考えている内、走り出す男――

「おいこらまてぇ! 突っ走るな!」

慌てて、風歌は後を置い――正門前へと辿り着いた

10:2022/01/10(月) 23:49:25
>>8-9
君達は、今や見る影も無い前庭を横切って、洋館の正面にある両開きの門へと辿り着く。
木製の門は、高さ2メートルを越える大きなものだが、所々に苔が生え、中央にはヒビ割れもあった。
そして、2センチほどの隙間が開いている事から、施錠されていない事が分かる。
覗き込めば、荒れ果てた中の様子も分かるだろう。
広いホールには、調度品や瓦礫が散らばっており、雑草が伸びている。

11風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/11(火) 19:57:04
>>10
「おじゃましま〜す」

敢えて、声を出して入る。
ホームレスである風歌は、長期的に住民がいない空き家に先住者が居る可能性を知っていた。
大抵、その手の輩は不法侵入者を敵とみなし、何らかのアクションを取ってくる。
当然、言わなくても行っても居るのならアクションは発生するのだが――自分という存在がいるのを伝えた方が、負い目がない。
石橋を叩いて橋を渡っている自覚に苦笑いしつつも、風歌は、人気の無いホールへと踏み入れた。

12隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/11(火) 20:15:27
>>10-11

「HO〜ho〜! 如何にもって感じの廃墟的な感じで
宇宙人の隠れ家! ……とはちょっと雰囲気が合わねぇっショ」

どっちかって言うと幽霊とかそっち系? ホラーよりもSFの空気が
感じ取れるのが嬉しいなーって思うっショ。

女子(風歌)が先に入るのを尻目に、隼士は愛用のチェキカメラを取り出すと
外観の二階建ての屋敷を撮影しようとする。

(何か不思議なもんが映らないかなーっ)

別に不思議そうなものが映らなくても、奇妙な屋敷と言うのが
廃墟マニアなミス研の別の仲間のツボには入るだろう。

13:2022/01/11(火) 23:05:01
>>11
門を押し開けると、それは微かに軋みながらも呆気無く開いた。
侵入したホームレスの声が館内に響いたが、返事も人の気配も無い。
 
ホールは、2階までの吹き抜けになっている。
君から見て、左右と正面の壁の中央付近に、ドアが1つずつ。
左側のドアの更に奥には、上り階段も確認出来た。
手摺りの設けられた階段には、すっかり汚れていたが、赤い絨毯が敷かれている。
階段を上れば、ホールを見下ろせる2階部分へ行けるだろう。
壁や天井のあちこちに亀裂がある為か、そこから差し込む光がホールを物悲しく照らしている。
>>12
君は、数メートル下がって洋館にカメラのレンズを向けた。
ひどく汚れている為か光の反射のせいか、窓から内部の様子は分からない。
好きなだけ撮影していいが、朽ちかけた洋館以上のものは何も写らないだろう。

14隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/12(水) 17:35:02
>>13

パシャ と一枚撮影する。もう一度こっから帰る時も別の角度で撮影するっショー

「さーって探索するっショ」

女子(風歌)の後に続いて中に入るっショ。さ〜って、曰くの像は何処かなー?

15風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/12(水) 21:07:46
>>13
人気はない。欠片にも感じられない。
人が住んでいるならば――不法な住人ならば、尚更にあるはずの臭いがない。
ただ、年月を経たくささがあるばかりである。
ならば――遠慮は要らない。徹底的に、漁るだけだ。

(高そうなものは、上にあるだろう――)

馬鹿の如き発想であったが、総当たりしかすることはない。
風歌は紅いカーペットを踏みしめて、2階へと登り始めた。

16:2022/01/12(水) 22:28:38
>>14
君が撮影を終えて館に入ると、『風歌』の姿は忽然と消えていた。
 
ホールは、2階までの吹き抜けになっている。
君から見て、左右と正面の壁の中央付近に、ドアが1つずつ。
左側のドアの更に奥には、上り階段も確認出来た。
手摺りの設けられた階段には、すっかり汚れていたが、赤い絨毯が敷かれている。
階段を上れば、ホールを見下ろせる2階部分へ行ける。
>>15
階段を微かに軋ませながら、君は2階へ上った。
途中に踊り場が1つあり、そこでL字に折れた『かね折れ階段』は、経年の建築にして
然程の劣化はしていない様に思える。
2階は、ホールを囲む様に通路が伸び、ホール沿いには手摺りが設けられていた。
見下ろすと、正面玄関から入って来る『隼士』が見えるだろう。
 
2階には、階段の反対側━━━━━━━━━━━
つまり、館を正面から見て右側にドアが1つあった。
開いたままになっており、中は物置の様な小部屋らしい。
館の正面側にも立派な両開きのドアが1つあり、こちらは閉まっている。

17隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/13(木) 18:01:49
>>16

「おっ もう探索してるんだな、あのガール。
そんじゃあ、俺も負けじと探索 探索! UFOに繋がるもんを
手に入れるっショ FooooOッ!」

 左右と正面かー。じゃあ『右側』から探索するっショ

右の扉を開いて中に入る。扉は開けっ放しにするっショー

18風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/13(木) 19:08:08
>>16
風歌はふと、動きを止めた。
その時である。

>>17
声は、風歌の耳に響いたであろうか。
それとも、トアが響く音だけが響いたであろうか。

どちらか、あるいは後者の場合でも、風歌は吠える。

「なんかあったら教えろよなー!!!!!」

返答など期待もしないが、一応、言ってはおくものである。

19:2022/01/13(木) 19:39:52
>>17
「なんかあったら教えろよなー」
 
君がドアに手を伸ばした瞬間、ホールに『風歌』の声が響いた。
見回したが、彼女の姿は見当たらない。
そのままドアを開いてもいいし、彼女を探してもいい。
>>18
『隼士』の声は、君の耳にも聞こえた。
君の声が届いたかどうかは、彼の動きを見守っていれば分かるかも知れない。
ただし、他人の声に耳を貸さない者もいるが。

20風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/14(金) 16:50:48
>>19
右側の戸は、開いている――開いていなければ、その場で止まる。
開いていた場合は、彼がそちらに向かったと判断し、風歌は正面の扉へと向う。

21隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/14(金) 17:18:25
>>19

「お? わかったーっショ!」

こちらも、幾らか大き目に返事するっショ。けど、離れてたらどう
教えるんだろうな? もっと声を張り上げろって?

とりあえず返事もしたんだし、右の扉を開いて先に進むっショ

22:2022/01/14(金) 22:39:20
>>20
開いていたのは、2階右側のドアだ。
『隼士』がいるのは、1階だ。
(分かっているなら、それでいい)
 
彼の返事が、下のホールから聞こえて来る。
手摺りから身を乗り出せば、1階にあるドアの1つを開ける彼を確認出来るかも知れないが、
廃屋の手摺りが壊れない保証はどこにも無い。
ただし、少し見下ろしただけでは、死角に入っていて確認は難しい。
勿論、そこまでして見守るべき人物かどうかは、君も分かっているはずだ。
>>21
ドアを開くと、奥まった小部屋になっている。
左側に洗面台が2つ並び、右側には開いたままになった個室が2つ。
どうやら、便所らしい。
個室の中は、一段高くなっており、そこに陶器の和式便器が設けられていた。
奥の便器は半分砕けていたが、手前の便器は無事らしい。
ここで用を足しておいてもいいが、恐らく水は流れないだろう。
洗面台に備え付けられていたであろう鏡は、壁に痕跡があるだけで剥されている。

23風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/15(土) 11:32:34
>>22
声が聞こえたということは、意思は伝わったということだ。
後は、後で考えればいい――それに、金目のものは、一つではない。

「いよっし! アタシも行くぜ!」

風歌は気合を入れると、2階右側のドアの先に行く

24隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/16(日) 00:17:38
>>22(すみません、遅くなりました)

(ふぅ〜ん? 奥の便器が割れてる)

随分古びれてるし、特に可笑しいものでもない。

「鏡は全部ねぇーかぁ。ホラーなら、鏡を見た瞬間
後ろに見知らぬ何かが! ってのか、お約束っショ」

 コンコンッ

鏡のあった部分を、軽くノックする見たいで叩いてみる。他の壁と
反響する音が違ったりしねーかなぁ?
 もし何か空洞っぽかったりしたら、パンテオンで殴って壊してみっか!

25:2022/01/16(日) 22:48:20
>>23
小部屋の中は、物置だ。
ドアから入って、すぐ左には高い棚が置かれており、空の瓶や缶詰が並んでいる。
缶詰は、見た事も無いデザインのラベルで、すっかり色褪せていた。
食べられるかどうか試すよりも、中を確認するだけで勇気が要りそうだ。
奥には、それなりの大きさのものが詰め込む様に並べてあり、上から固そうな布が被せてある。
すっかり埃を被った布は、引っ張れば簡単に剥せるだろう。
>>24
壁は、木製だ。
白い壁材は、ボロボロになっていて日焼けした皮膚の様に剥がれやすい。
鏡の取り付けてあった跡を叩いてみたが、他の場所と同じ音しかしなかった。

26隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/17(月) 19:41:36
>>25

「うーん、特に変な感じしないっショ」

見渡す限り、これ以上変なものも無さそうだよなー。

とっとと出て、今度は別の場所を調べるっショ!

反対側! 『左側』のドアを開けて中を探索してみるっショー。

27風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/17(月) 20:44:42
>>25
「高そうな絵とかあったりしてな!」

風歌は期待に胸膨らませ、布を剥ぎ取った。
その先に、待つものは

28:2022/01/18(火) 00:40:54
>>26
ホールに戻った君は、左側のドアへと近付くと、躊躇無く開いた。
 
こちらもトイレと同じ様な広さの部屋だが、壁際に大きめのソファーが置かれている。
ソファーの横には、大小2つの円い木製ネストテーブルがあった。
休憩室だろうか?
室内には、左側・・・・・・・・・つまり、建物の前庭側にもドアが1つあり、大きく開いている。
奥は、ガランとした何も無い部屋の様だ。
正確に言えば、今はもう何も無い部屋と言うべきか。
>>27
『バサァッ!』
 
布を剥ぎ取ると━━━━━━━━━━━
君は、思わず顔を伏せた。
ひどい埃だ。
咳き込みながら、君は舞い散る埃が減るのを待って、改めて室内に目を向ける。
 
布の下にあったのは、石造りの台座や木材、割れたガラスやゴミの詰まった籠。
その中に、立派な額縁に収まった絵画が1枚、やや仰向けに置かれていた。
サイズは、20号少々だろう。
油絵の肖像画で、口髭を蓄えた洋装の男性が描かれている。
上手に描けている気はしたが、価値があるならこんな所に放置されてはいないだろう。

29隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/18(火) 18:27:12
>>28

「此処も何も〜ねぇっショ」

ちょっとソファーでも蹴ってみるかなー。普通のソファーじゃない
変な音とかするかもっショ。

「となると、最後は正面の扉だなーっ。
クゥ〜! 俄然テンションあげるっショ! UFOの神秘が待ってるっショ!」

ソファーが変じゃないなら、そのまま正面の扉を開けるっショー。

30風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/18(火) 20:37:36
>>28

(後でカネになるかもしんねーしな)

念の為、絵をスマホで撮影した後、布を戻して部屋を出る。
目指すは、閉まっていた両開きの扉だ

31:2022/01/19(水) 09:45:03
>>29
『ボスッ』
 
ソファーを蹴ると、少し埃が舞い上がる。
座り心地は良さそうだが、特に何の変哲も無い様だな。
君は、ホールに戻ると、残された正面のドアに手を掛けた・・・・・・・・・・・・・・。
 
ドアに近付くと、他のものよりも重厚で、一回り大きい作りである事が分かるだろう。
埃が付着していたが、よく見るとドアの端々には蔦の様な細工も彫られている。
押し開くと、ドアは微かに軋みながら開いた。
 
『ドドドドドドドドドドド』
 
ドアの向こうは、大きな広間になっている。
玄関ホールの数倍はある、奥に広がった空間だ。
左右には、展示ケースと思われるガラス張りの四角い箱が、広間の中央には長細いテーブルが、
奥へ向かって並んでいた。
テーブルには、白いテーブルクロスが敷かれており、その上には食器の類が残されている。
見上げると、ホールと同じく天井は吹き抜けになっており、どうやら3階部分まであるらしい。
>>30
絵画を撮影した君は、それを隠す様に再び布で覆う。
小部屋を出て、両開きの扉の前まで来ると、下のホールから微かにドアの軋む音が聞こえた。

32隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/19(水) 17:55:30
>>31

「おっホーッ! なんか色々ありそうっショ―」

展示ケースかーっ。ちょっと愛用のカメラで展示ケースの四角い箱って言う
中身とか映して見ようかなーっ。

食器も年代物なのかもなーっ。アンティークとか、あまり知識深くないけど
こー言う美術館っぽい所だし、お宝なのかもっショ

33風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/19(水) 20:27:24
>>31
軋みの音が聞こえた――ならば、行ってみる価値はある。どのみち、此処は外れなのだ。
風歌は部屋を出ると、階段を降りて音の元へと向かった。

34:2022/01/20(木) 00:51:34
>>32
展示ケースの中をファインダー越しに覗くと、その大半が空である事が分かるだろう。
当然と言えば、当然の事だ。
中には、派手にガラスの割れたものも目に付く。
君は、ドアから程近いケースの1つに展示物らしきものが入ったままである事に気付く。
食器の方は、料理が盛られたままだったのか、すっかり汚れて変色したものが多い。
皿やカップ以外にフォークやナイフ、燭台も置かれているが、価値があるのかどうかは不明だ。
>>33
君は、音に引かれる様にホールへと戻る。
 
『キィ・・・・』
 
ふと、階段へ向かう君の背後で、小さな物音が聞こえた・・・・・・・・・・・・。
咄嗟に振り向くと、両開きのドアがほんの少し開いている。
勿論、君がドアに触れたり開けたりした記憶は無い。

35隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/20(木) 18:18:58
>>34

「Uぅーンッ、まったく宝っぽいのもUFOに関連するものも無いっショ」

食器も何かばっちぃし、もう何もないなら帰ろうかなって一瞬思ったが
扉の近くに、何か一個だけある見たいっショ

「おっ?」

ドアに程近いケースを確認する。何か珍しいオーパーツ―だったりしないかな。

36風歌鈴音『ダストデビル・ドライブ』:2022/01/20(木) 22:01:55
>>34
背後からの物音――振り返って、確認する。
不気味さを感じた風歌――しかし、不気味なだけ。
何か、アクションを起こすほどではない。そう思いながらも、念の為、
風歌は開いたドアに近づき、もう一度はっきりと閉めようとする

37:2022/01/21(金) 22:23:38
>>35
ケースに近付くと、汚れたガラス越しに展示されたものが確認出来る。
刀掛けの様な飾り台に乗せてあるのは、装飾の施された白い棒の様なものだった。
展示ケースに説明の類は無く、君にはそれが何であるかは全く分からない。
>>36
君は、ドアに近付いて隙間を閉じる。
微かに軋みながら閉じたドアを確認し、君は手を離した。
 
『キィ・・・・』
 
再び、ドアが開く。
おっと、ビビるんじゃあない・・・・・・・・・落ち着いて、もう一度閉めてみよう。
しっかりと、最後まで閉めるんだ。
 
『キィ・・・・』
 
再び、ドアが開く。
今度は、少しだけ閉めてみよう。
 
『キィ・・・・』
 
どうやら、蝶番が緩んでいるらしい。
ドアは、何度閉めても少しだけ隙間が開く様だった。
安心したか?
だが、君が最初に見た時、ドアは確かにピッタリと閉まっていたはずだ。
不可解な気分のままドアを眺めると、その奥━━━━━━━━━━━━
ドアの反対側、そのすぐ手前の床に、何か『白い物』が落ちている事に気付く。
床に散らばった様子から、どうやら壊れて落ちている様だ。

38隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/22(土) 15:40:58
>>37

「WOw! これって、もしかして もしかすると
ひょっとしてオーパーツの一種じゃねぇっショ!」

写真を撮るぜー! ついでに、ケースを外して
その謎の白い棒を持ってみるぜーっ!

「UFO来いって念じながら振ったら降りてこねーかな!」

ワクワクしつつ、白い棒を手に入れるっショー!

39風詩鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/22(土) 17:18:11
>>37
熱烈なまでに嫌な予感を感じながら、白いものを見る
触れはしない、屈んでじっくりと、注視する。

40:2022/01/23(日) 01:25:01
>>38
写真を撮った君は、展示ケースに手を伸ばした。
ケースは、スライド式のガラス戸になっており、君でも簡単に開けるはずだ。
 
『ドドドドドドドド』
 
展示物の長さは、約20センチ。
直径2センチほどの棒で、両端が装飾された金属板で覆われている。
棒の部分は、骨の様な質感だ。
何に使うものなのか、或いは用途など無い美術品なのかは、持ってみても分からない。
>>39
床に散らばっているのは、何かの破片か一部だ。
その形状から、砕けた『何か』である事は確実だろう。
石膏像の欠片の様にも見えるが、動物の骨の様にも見える。

41風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/23(日) 20:11:55
>>40
「(これが何かはわからねーが)」

警戒心、顕に風歌はドアの奥を睨めつける。

「(ぎぃぎぃ開いた上で出てきたってことは、中から出てきたってことだよなぁ?)」

ならば、何かがいる。先住者はおらずとも、先に侵入した人間が居る可能性がある。
そして、自分にいると知らしめた――ならば、現時点の風歌の目的において、敵の可能性がある。

「おい! だれか居るなら……出てきやがれ!」

立ち上がった風歌は、『ダストデビル・ドライヴ』を自衛のために顕現させた上で、ドアに向かって吠えた。

42隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/23(日) 21:14:46
>>40

「くゥ〜〜ッ! こー言う用途不明の謎の感じ!
宇宙のロマンスがビンビン伝わってくるっショーっっ!」

テンション上がりつつビュンッって一回空気を切るように振ってみるかなーっ。

「もしかすると、他にもオーパーツっぽいものあるかもなーっ!
三階まであるんなら、まだまだ沢山あるかも知れないっショ!」

周りを見て登れそうな場所を探すっショ!
 此処に無いなら、さっきの階段かな。あの女子の声が聞こえたから
あっちから上れば三階まで行けるかなー?

43:2022/01/25(火) 01:12:56
>>41
君の声に答える者は、誰もいない。
 
『コトン』
 
━━━━━━━━━不意に、何かが落ちた。
やはり、白い塊だ。
今度は、それがドアの裏側・・・・・・・・・・・・丁度、取っ手辺りの高さから落ちたのが見えたぞ。
誰かがドアの裏からバラ撒いているというよりは、自然に零れ落ちた様だ。
>>42
勢い良く展示物を振ると、空を切る音が小気味良く響く。
そして、君は周囲を見回した。
『風歌』の声は、聞こえていない。
 
『ドドドドドドドドドドド』
 
おっと、誰かがいるぞ。
燕尾服を着た、恐らく君より年上の男。
5メートルほど先で、テーブルの上の燭台を手に取っている。
最初に君の頭に浮かんだのは、『いつからいたのか?』という疑問だ。
だが、そんな疑問は、ほんの些細な事でしか無い事にも気付くだろう。
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
テーブルの上に並んでいるのは、フルーツや料理が盛られた皿だ。
展示ケースは、どれも手入れされていて、ガラスの中に入った高価そうな美術品が見える。
そして、天井から吊るされたシャンデリアの煌々とした明かりが、館内を照らしていた。
廃墟だった館内の景色は、いつの間にか一変している。

44隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/25(火) 18:54:47
>>43

ん? 誰っショ あれ? 宇宙人では無さそうだよなー
あ、でも人間に擬態してるって可能性もワンちゃん?

「お?」

 ぴかぴかのシャンデリア 盛りだくさんのフルーツ

「おっ? お?」

 新品の展示ケース、場所は考えたが変わってるように思えない。
て事は?

「ふ   Fuうううううううぅぅッッハハハッ!!
やべっ これ!! もしかして、このオーパーツの力!?
俺ってば時空を超えたのかな! 多分、ここって昔かなー!」

やべーマジもんのオーパーツだったんだ! すげぇすげぇと
興奮しつつ、そうだって5m先の年長の男って人に近づくっショ!

「こんちゃーっす! えっとさ、此処の家主の
なんだろう? じゃねぇや 楠太郎って人に会いたいんだけど
何処に居るか知らないですかー!?」

マジもんのオーパーツの所有者なら、きっと宇宙人から譲り受けたか
どっかしらで面識あるはずだ! 聞いてみるぜ! オーパーツの由来!

45風詩鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/25(火) 19:52:36
>>43
理解できない状況である、そして、目の前にある『何か』に応答の気配はない。
そして、その様な時、行使するべき武器が、風歌にはある。

「ダストデビル・ドライヴ!」

風歌は、ダストデビル・ドライヴに、手で扉を開かせ――開いた瞬間にスタンドの蹴りを見舞った。
何かがいるなら、当たりはするだろう――そう思いながら

46:2022/01/27(木) 02:22:04
>>44
君が鼻息を荒げて話し掛けると、男性は静かに持っていた燭台をテーブルに置いた。
燕尾服を着た、30代ほどの男性だ。
やや細身で、身長は君よりも頭1つ分は高い。
気だるげな顔つきをしており、左右に長く伸びたイングリッシュ風の口髭を生やしている。
 
「お父上がどうしたって?『妙次郎』君・・・・・・・・・」
 
男性は、落ち着いた口調で諭す様に言った。
>>45
『ボシュッ!』
 
開いたドアの向こうに蹴りを繰り出したが、そこには誰もいない。
ドアの反対側を見ると、取っ手の部分に白い塊の一部が引っ掛かっているのが確認出来る。
落ちたのは、これだろうか?
引っ掛かっていた塊は、棒状の形を維持しており、ドアの一部では無く閂の様な印象を受ける。

47隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/27(木) 16:16:44
>>446

「ん……?」きょろきょろ ぽくぽく ちーん……オレ?

一瞬、俺以外の誰かに話しかけたのかと思って周りに目を走らせる。
けど多分俺だけっショ?

妙な名前呟かれたけど、すわ これってオーパーツが齎して
俺の事が別人に見えてんのかもなーって解釈して
やっぱオーパーツばねぇわってテンションアゲ↑アゲ↗しつつ返答すっぜ。

「そぉそぉ! えっとその御父上にさ、この白い棒の曰くとか由来について
詳しく聞きたいって思ったんだっ この妙次郎!」

それじゃあ目の前の相手は一郎とかが? 
 まぁ地球人の名前とか興味ねーよ。早くオーパーツの出所と
宇宙人との明確な繋がりを確かめねぇと! 未知なる銀河の果てが俺を呼んでるっショ!

48風歌鈴音『ダストデビルドライヴ』:2022/01/27(木) 22:18:34
>>46
何かがいた、いや、出入り口が無いことを考えると、何かが、いる。
室内に――見えずとも、必ず。
ならば、どうするか――風歌には、一手がある。

「ダストデビルドライヴ!」

自らのスタンドの両手を突き出し――『突風』で、室内を凪ぐ。
射程、5m.破壊力、C スピード、Cの異能の風。その風は、遍く『ゴミ』を、地に落ちたる万象を吹き散らす。

「どこかに隠れてるんならよぉ――万が一、見えなくてもよぉ――居るんなら、当たるだろうが!」

室内にいる(と考えている)何かに向け、風を風歌は撒き散らした。

49:2022/01/28(金) 23:54:31
>>47
君が興奮するのに比例し、男性は冷めた様子で首を傾けた。
それが何を意味するのか、君は考えるよりも前に結論を知る事になる。
口にした直後、自分の手から件の『白い棒』が忽然と消えている事に気付いた。
 
「『妙次郎』君、様子が変わったね・・・・・・・・・・。
最後に会ったのは、何年前だったかな?」
 
男性は、そう言いながらズボンの右ポケットから1冊の黒い手帳を取り出すと、君の目の前で
パラパラと捲り始める。
そして、手を止めると同時に再び口を開いた。
 
「ああ、5年前だな・・・・・・・・・・神戸で、お父上と商談した時だ。
『賢太郎』君も一緒だったと書いてある。
君も兄上の様に、もう少し落ち着き給えよ・・・・・・・・・・・・。」
 
どうやら、完全に君を誰かと間違えているらしいな。
だが、それ以外は間違っていない。
>>48
『ドヒュウゥゥゥ━━━━━━━━━━━━ゥ!』
 
ドアの向こうに散らばっていた白い塊が、君の起こした『風』で舞い散った。
散らばっていた瓦礫や破片も同時に吹き飛び、恐らく何十年かぶりに床の上が片付く。
君は、改めてドアの先の空間に目を向ける。
 
ドアの先に広がる空間は、玄関ホールよりも遥かに広い、奥に広がった空間だ。
2階には、ドアから約2メートルの辺りに手摺りがあり、その向こうは下階からの吹き抜け。
手摺りは、吹き抜けを囲む形で奥まで続いており、フタを開けた便器の様な新国立競技場を思わせる。
手摺り沿いに点々と置かれている四角いガラスケースは、美術品の展示台らしい。
目に入る範囲の展示台は、ガラスが割られているものもあり、どれも中には何も入っていない。

50風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/29(土) 14:06:49
>>49
「(いよいよ訳わかんねーことになってきたが、進むしかねえな)」

風歌鈴音は、スタンドを解かずに奥へと向う。
途中、割れたガラスを数欠片、拾ってポケットに入れておく

51隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/29(土) 16:09:49
>>49

ありー? 『白い棒』が消えちゃったっショ。

 やっべっ!!! オーパーツって何でもありじゃん!!
あー、でも欲しかったなーっ! 自由に過去を行き来するオーパーツ!
 いや、自由に行き来出来るかはまだ不明か? これ製造した宇宙人に
やっぱ会わないと駄目だな!

で、『賢太郎』?? たぶん、父親『楠太郎』の息子の一人だよなぁ。

てか、このおっさんも誰だ? 商談相手っぽい感じっショ。

「兄貴は兄貴で、俺は俺だからさ!
 えーっと、それで楠太郎父上が何処にいるか知らない!?
俺、すっげー由来が知りたい美術品があってさ!
 今すぐにでも聞かないと落ち着かないっショ!」

このおっさんの手帳をパンテオン・ロココ発現して昏倒させて
奪ってもいいが。多分、この館の客だろ? で、気絶か殺しちまったら
面倒くせー事になってオーパーツで折角、息子に間違われてんだから
父親に宇宙人の情報を聞かないといけないっショ!!
 とりあえず、話をてきとーに合わせて父親ん所へレッズ・ゴーっショ!

52:2022/01/30(日) 00:53:27
>>50
ドアの先へ進めば、ガラスの破片は展示台の中に散らばっている。
誰も咎めないだろうから、好きなだけ持って行け。
 
手摺り越しに見下ろせば、1階の様子が確認出来るはずだ。
中央に長いテーブルが幾つか並んでおり、四角い展示台も点々と置かれている。
上は、3階までの吹き抜けで、老朽化の進んだ天井からは、木漏れ日の様に陽が差し込む。
2階の壁には、絵画の飾られていたであろう額の跡が幾つも見受けられ、細工の施された
立派な空の額縁が、無造作に投げ捨てられているのも目に付いた。
人の気配は無く、何処に行ったのか『隼士』の姿も見当たらない。
>>51
「お父上なら、玄関ホールの方で蔵田卿を御案内していたよ。」
 
男性は、手帳をパタンと閉じて言った。

53隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/01/30(日) 08:16:43
>>52

「ありがとーっ! おじさん!
FuuuuуЮ! 未知なる宇宙が俺を呼んでるぜぇぇ!!」

玄関、あの正門の方面だよな! よっしゃー! 楠太郎に会うぜー
会うぜぇー!

……そーいや、『白い棒』が消えてんだったら、どーやって
俺ってば、多分この大正だっけ? 戻らなきゃいけねーんだろうな?

・・・ま! 細かい事は後で考えればいいっショ!!

54風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/01/30(日) 11:10:25
>>52
ガラスを三枚ほど拾った風歌は、状況に危機感を覚える。
明らかにヤバい――経験上、これはスタンド絡みである可能性が大いに高い。

「(『下手したら、じゃねえ、こいつは多分もう下手の中にいやがる』)」

虎穴に入らずんば虎子を得ずではあるが、命を掛けてまでとは思わない。
そして、無力な人間が『この様な事態』に巻き込まれているのを放置するのも、気が悪い

「(アイツを探すか……)」

一階におり、消えた彼の痕跡を探し始める

55:2022/02/01(火) 01:15:39
>>53
意気揚々と玄関ホールへ向かう。
様子は一変していたが、建物の構造自体は変わっていない。
君は、元来たルートを戻る形で、ホールに通じるドアを開いた。
 
玄関ホールは、赤い絨毯が敷き詰められた絢爛とした場所だ。
吹き抜けの天井には、煌めくウェディングケーキの様なシャンデリアが吊るされている。
燕尾服やドレスを着た数人の男女が立ち話をしており、何も無かった壁には絵画が飾られていた。
落ち着くんだ・・・・・・・・・階段やドアの位置は、同じだ。
ちびりそうになっても、トイレの場所だけは分かっているはずだ。
 
「『妙次郎』君、どこに行っていたんだね。」
 
不意に、階段の方から声を掛けられる。
君が自分の新しい名前を忘れていなければ、そちらを確認した方がいいかも知れない。
>>54
君は、玄関ホールに戻って『隼士』を探す事にした。
床に目を凝らすと、埃の上にホールをウロつく足跡が幾つも残っている。
自分の足跡を確認すれば、残った方が『隼士』の足跡だと分かるだろう。
『隼士』は、ホールの左右にあるドアを行き来してから、玄関正面のドアの先へと進んだらしい。

56隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/02/01(火) 04:10:35
>>55

何かビビッ!! って宇宙からの電波かなぁ!
 落ち着くんだってイメージが囁くからテンション落ち着かせておくぜ!
くぅ〜! これだから宇宙の神秘を模索するのはやめられねぇっショ!!

「え、はいっ すみません! 妙次郎 ただいま参ります!」

大正って、まだ喋り方って結構こんな感じで格式ばったのか主流だった
気もするし、宇宙の助言からして、妙次郎って奴がどんなか知らないけど
恐らく、こんなんじゃねーの? って感じの態度とらないと不審に思われて
オーパーツ探索も躓いちまうかも知れないし、とりあえず演技っショ!!

かしこまった調子で、きびきび早歩き。(走りはしない、これ大事。
こう言ったパーティな催しだと特にな)

「申し訳ありませんっ! 少々緊張を解す為に色々と見ていた次第でして……」

とか何とかな感じで、声の主のいる階段のほうに到着〜。
 俺の服装とかも見た感じ変わってるのかな?

57風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/02/01(火) 22:41:21
>>55
風歌は、しばし考える。
こういう時、何が起きるかは予想が付く。どこかに、『紐』になりそうなものは、無いだろうか?

58:2022/02/02(水) 01:07:03
>>56
階段を少し上った所に立っていたのは、燕尾服を着た青年だった。
まだ20代かそこらだろう。
坊主頭に凛々しい眉をしており、がっしりとした体格だ。
近付くと、青年の方も階段を下りて来る。
 
「蔵田卿に緊張しているなら、心配は無用だよ。
温厚な方だ。
それより、あの像は何処にあるのかね・・・・・・・君は、知らないか?」
 
君は、今更ながら自分が燕尾服を着ている事に気付く。
『あの像』に、心当たりはあるだろうか?
>>57
周囲には、瓦礫なら幾らでも転がっていたが、紐らしきものは見当たらなかった。
もう少し探せば、どこかで首を吊っている輩がいるかも知れない。
或いは、カーテンや布の様なものがあれば、紐代わりに出来るかも知れないな。

59隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/02/02(水) 01:24:10
>>58

(こいつ どっちだ?)

多分、父親じゃねぇっショ。『賢太郎』か、もう一人の奴だよな?

「蔵田卿が優しい方なのは存じてますが、いやはや
年長者の気風と言いますが、兄上達とも違う貫禄があるからでして。
像……それは、『吉巻の像』の事で御座いますか?
 私は見てませんが……蔵田卿を案内してる父上ならば知ってるかと」

(そーいや、未完成の像とかあるって聞き覚えあったっショ。
像って言われたら、それだよな?
 …ん? 未完成なら展示すんのか?)

「して、その像が何か? まさか、展示前に破損か何かの
不具合でもあったのでしょうか……」

不安そーな声でカマかけてやるっショ。
 実際問題、俺も像の居場所なんて知らねーし。

てか、『白い棒』は何処だよ! 白い棒は!? 燕尾服にも衣装を
変えてくれるような都合の良い代物だ! 宇宙人の親切心は最高っショ!!
俺はオーパーツを探してるんであって、像なんて興味ないって!


こっから何か、宇宙の曰く関連があるんなら別だけど!

60風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/02/02(水) 17:55:02
>>58
あいつの後をストレートに追うのはヤバい――そう思いながらも、風歌は迷宮を抜け出すための糸玉代わりを探し出せずにいた。
先程絵にかけた布が思いついたが、吹き飛ばした後にまだ残っているだろうか?
上に上がり、布を探す。
見つかれば、あの男が辿ったのと同じルートを『スタンド』を用いて布を紐代わりに、移動させてみる。
見当たらなければ、致し方ない。危険承知で、後を追う。

61:2022/02/03(木) 01:01:16
>>59
「やはり、此処にあるのだね。」
 
カマを掛けていたのは、相手の方だったらしい。
青年が、ニヤリと笑って階段を上って行くと、今度は後ろから女性の声がした。
 
「『妙次郎』さん。」
 
振り向くと、初老の女性が立っている。
洋装の人物が多い中、淡い緑を基調とした艶やかな和服姿の女性だ。
結わえた黒髪には、桃の花をあしらった装飾を下げた簪が刺さっている。
 
「おめでとう、『妙次郎』さん。
東京には、いつ発たれるのかしら?」
 
女性は、にこやかな表情で言った。
『妙次郎』は、君よりも人に好かれているのかも知れない。
>>60
物置部屋にあった布を思い出した君は、2階へ上る事にした。
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
ふと━━━━━━━━
階段の上に、奇妙なオブジェがある事に気付く。
『球体』だ。
恐らく、直径1メートルほどのサイズで、表面には何やら紋様が確認出来る。
それは、君が気付くのと同時に、階段をゆっくり転がり降りて来た。
 
『ゴロン』
 
『スタンド』だ。
階段に沿って下に転がる速度や動きは、まるで意思を持っているかの様に見える。

62隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/02/03(木) 15:29:54
>>61

(あん? 像の事で何か得心して笑った??
いやいや全然わからねー。妙次郎の家族関係とかわからねーのに
んな したり顔された所で俺には無関係だし……てか、『妙次郎』って何なんだ?
いや、この館の子供ってのはわかるっショ。けど、何でそんなんに選ばれてんだ??)

わからねー事だらけ、なんかイライラしてきたな……俺は『白い棒』が
オーパーツっぽいから、まだ我慢して演技するけどさー。
 ――地球人の相手 すげーめんどくせぇ……本当めんどくせぇ

「あっ は、母上。
そうですねぇ……上京するのは、なるべく早くするべきとは承知してますが
父上や賢太郎兄上、それに母上とも顔を合わすのが難しくなるのを考えると
女々しいと思われるでしょうが、後ろ髪を引かれるものでして……」

(こんな対応で良いのか? いや本当、何で東京へ発つって話なんだ??
確か噂話だと『原因不明の一家離散』だよな。この後に何か起きるのか?
 あー考えるのマジ面倒くせぇっショ)

多分、母親(修代か?)の言葉に当たり障りない受け答えしつつ
情報を引き出す為っつうか、もう一人の兄? 弟? の名前も知らないから
あえて抜かして答える。段々苛ついてきたが、そんな簡単に宇宙の神秘を
手に入れる事なんて出来ないもんな! 苦労する程に手に入れた時の喜びは
倍増だ! うショォォォ!! 待ってろー 白い棒ーーー!!

63風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/02/03(木) 18:49:56
>>61
落ちる石、迫る、石。
未知の文様が掘られしそれを、風歌は本能的にスタンドと見て取った。
まず思考するのは、意図。即座に浮かぶ――己を狙って顕れたのだと。
もうひとりいるはずのあいつがいないのは、既に何かをされたからか?
ならば、あるいは、敵か。

「(どうする?)」

スタンドに物理的な重量はないが、あの大きさである。見かけ通りの重さがあるとするならば、風で吹き飛ぶことはない。
そして、スタンドはスタンドでしか害せない。潜めたガラスも無意味。風歌のスタンドは、自己の逃亡か相手に本体がある場合にのみ有効打を生み得る。この状況下においては、ゴミだ。
ならば、ひとまず――

「おい!」

交渉である。ダストデビル・ドライヴを顕現させつつ、呼びかける。

「あんたがここに住んでるやつなら、不法侵入を詫びるぜ! もうひとりを返してくれたら――すぐに出ていく!」

ひとまず思いついた相手側の動機を元にして言葉を発しながら、ダストデビル・ドライヴの左手を風歌に向ける。
突風の、発射準備である。万が一、あのスタンドがこちらに飛んで来たなら、風歌を2m飛ばし、ダストデビル・ドライヴを即座に追従させる。
ダストデビル・ドライヴは、速い。風を放つ速度はB相当。風が生み出す速度はC相当だが、余程相手が速くなければ避けれるだろう。

64:2022/02/05(土) 00:59:18
>>62
君が口走った言葉に、女性は怪訝な表情を浮かべる。
 
「『妙次郎』さん、大丈夫?
あなた、もしかして少し酔っ払っているのかしら。」
 
そう言いながら、女性は君の顔を覗き込んだ。
シラフだと分かれば、次は頭がイカレかけていると思われるかも知れない。
そして、君達の様子に気付いたのか、周りにいた若い男女も近付いて来る・・・・・・・・・・・・。
>>63
君の威嚇に対し、『球体のスタンド』は何ら反応を示す気配も無く、階段を転がり降りて来た。
飛び掛かって来る様子は無く━━━━━━━━━━━
君が歩くのと同じ程度のスピードで、すでに階段を半分以上降りて来ている。
(『非・人型/人工・機械型』)
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
距離を離す準備をしつつ、君は一歩だけ足を踏み出した。

65隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/02/05(土) 10:07:40
>>64

 あ   やべ    『限界』だわ

半笑いで、一歩後ずさり頭を掻きつつ。
 「いやぁ〜・・・ハハハ……確かに一杯、少し強めのものを」 ズギュン

『パンテオン・ロココ』発現。パス精:CBCにて横合いより1m限界まで
移動させる。そして 目の前の桃の櫛の婆を。

 「飲んだかも……ネムレ しれません」 ブンッ!!

頭部から思いっきり殴る。まぁ人並みで殺す気で拳を振り下ろすが
人並みだし、宇宙の恩恵があるなら昏倒するぐらいで済むっショ! ハハッ!!

 ぶっ倒れたら、顔つきを俺は変えて倒れた婆に
傅いて片手で触れつつ周囲に怒鳴るように告げる。

「なっ!? も、もし! もし!
おい、何をボーっとしてる! さっさと医者を誰が呼んでくれないか!!」

周りにいた『若い男女』だっけ? 一般人なら、俺と婆を注視してんだから
突然スタンドで殴られた婆は、突然意識失って倒れたようにしか見えないっショ

見えてんなら、まーそうだな…………あー……殺すか

慌てて医者呼んでくれるなら、さっき階段を上がった奴を追いかけてみる。
 何か知ってそうだしなー。スタンドで半殺しにすれば何かしら白状するだろ。

66風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/02/05(土) 10:43:59
>>64
この局面で打てる手はないが、決断だけは下しておくべきだろう。どうするか、迷っていては、次の手は打てぬ。
風歌は迫る相手に試案を行い――決断を下す。蹴飛ばす、と。

変わらない速度でダストデビル・ドライヴの1m以内に侵入した瞬間、ダストデビル・ドライヴの左足で蹴り飛ばす。
急速接近を行ってきたら風歌は自らを吹き飛ばして退避する。この場は、攻撃であろうと風歌は決めた。
後は、ただ、待つばかり。

67:2022/02/07(月) 00:49:04
>>65
煮詰まった君は、『スタンド』で目の前の女性をぶん殴る。
なんて奴だ!
だが、君が最低な殺人者になる事は無かった・・・・・・・・・・・・いや、状況は最低かも知れないな。
 
『スタンド』が出ないッ!
 
そう気付いた君の顔は、蒼ざめていたらしい。
 
「おや、『妙次郎』君・・・・・・・・・・・少し顔色が悪いぞ。」
 
近付いて来た男性が、口を挟んで来る。
30〜40代と思われる中年男性は、縁の黒い丸眼鏡が印象的な細身の男性だ。
 
「休んだ方がいいんじゃあない?
あなた、お部屋まで付き添ってあげたら・・・・・・・・」
 
丸眼鏡の男性の横にいた、両肩の開いた黒いドレスの女性が続けて口を開く。
女性の方は、男性よりも若い20代後半だろうか?
黒い髪を耳の下辺りで切り揃えた、ショートボブよりも少し短い髪型をしている。
そして、初老の女性も心配そうに君を眺めながら言った。
 
「確か、お部屋は3階だったかしら?
大ホールにも『ベッド』がありましたわね。」

68:2022/02/07(月) 00:49:34
>>66
『球体』は、スピードを維持したまま君の方へ近付いて来る。
距離を見計らって、君の『スタンド』が『球体』を押し返す様に蹴った。
 
『ドズン!』
 
命中だ。
『スタンド』の蹴りは、ほぼ真芯を捉えたぞ・・・・・・・・・・・・・・シュ━━━━━━━━ト!!
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
だが、『球体』は動かなかった。
君の『スタンド』の足に、アロンアルファで接着したかの様に『動かない』。
いや、実際に接着しているんだ。
転がるのは止まったが、事態は更に深刻化したと考えるべきだろう。
『球体』は、サッカーボールというよりも金属の玉に近い感触だった。
そして、接着した『スタンド』の左足は、更に『球体』に吸着され始めていた。
『カッピング療法』の様に『球体』に吸い付けられた左足は、痛みこそ無かったが少しずつ干乾び始めている。
分かっているかも知れないが、足を振った程度では離れない。

69隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/02/07(月) 08:05:51
>>67

(ありゃ? マージかっショ)

『パンテオン・ロココ』が出ないかぁ……つっても、『地上
絵』を出すタイミングが
室内だと何処まで通じるか不明だし、人を殺すんなら普通に刃物とか如何様にでも
やりようあるだろ? まー、顔の色は悪いよ。主に機嫌が悪いから

「あ〜〜〜……そうですねー。少し立ち眩みもしてきましたし
部屋で休みますよー 部屋で」

とりあえず適当に相槌をうつ。んでもって、妙次郎の私室で色々と
個人情報を調べないと、このままじゃ八方塞がりだろ。

 案内されがてら、『パンテオン・ロココ』が何かの拍子で出せないか
気合を何回か込めてみるっショー。

70風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/02/07(月) 21:00:12
>>68
「くそったれが〜!!」

己の愚かさに対する絶望と、状況への怒りで風歌は吠えた。
未知に触れるという愚行! このままでは、足から身体までミイラ化してしまう。
阻止するためには、どうするか――手は、一つしか無い。

「畜生、この腐れキンタマが! てめー本体見っけたらブッ殺してやるからな!」

毒を吐きながら、風歌は――否、ダストデビル・ドライヴは、先程ポケットに収めたガラス片を手に取る。
足を振った程度で、球が外れないのなら――接触点を削り取るしか無い。
ダストデビル・ドライヴはガラス片を握り――足と、球との設置点を――削り取る!(破CスB精B)
干からびているのであれば、強度も落ちていよう――風歌は、自傷行為を始めた。

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ザクザクと己を削りながら、風歌は必ずや本体をぶち殺すと決め――球が皮膚から剥がれ落ち次第、玄関に向けてスタンドを追従させて走り出す。

71:2022/02/08(火) 03:25:12
>>69
「では、私が連れて行きますから・・・・」
 
丸眼鏡は、君の肩に手を置いて階段の方へ進む様に促しながら、他の2人に向かって言った。
『スタンド』は、やはり出ない。
原因を考えるとキリが無いが、無いものに縋っても仕方無い。
君は、とりあえず『妙次郎の部屋』へ向かう事にした。
 
ホールの階段を上ると、両開きのドアを開いて奥へ。
丸眼鏡は、どうやら館内の構造を知っているらしく、迷う様子は無かった。
2階は、1階の大ホールを吹き抜けから見下ろせる作りになっており、君達は更に奥へと進んで行く。
すると、突き当りになった奥の壁に階段が設けられており、上下階へ伸びていた。
下に降りれば、1階の大ホール。
君達は、階段を上って3階へ向かう・・・・・・・・・・・・・。
 
「広い家というのは、こういう時に不便ですね。」
 
踊り場を1つ経て、3階まで上ったが、階段自体は更に上へ続いていた。
丸眼鏡は、そう言いながら君を3階に誘導する。
3階の構造も2階と大差無かったが、1階からの吹き抜けの天井は、この階までだ。
天井には、大きなシャンデリアが左右に4つずつ、2列になって等間隔に並べて吊ってあった。
数人が上に乗れるサイズだったが、落下すれば1階まで直行する事になる。
吹き抜けになった中央部分は、それに沿って手摺りが伸びており、壁や通路沿いには展示ケースや
書棚が置かれていた。
絵画も点々と壁に掛けられており、まるで美術館だ。
丸眼鏡は、それらの前を通り過ぎて、君を建物正面から見て右側━━━━━━━━━━
つまり、大ホールの階段側から見て、左側の中央辺りで足を止める。
そこからは、通路が外側に伸びており、その先は2メートル程先で左右へ伸びている(把握したか?)。
左右に伸びた通路まで来ると、今度は通路を左・・・・・・・・つまり、建物の奥の方へ進む。
通路の幅は、2メートル程だ。
この通路の左右にも絵画や展示ケースが並び、約10メートル進んだ突き当りに両開きのドアがある。
やっとドアの前に辿り着くと、丸眼鏡はドアが開いた。
そこは、ほぼ正方形の広い空間になっており、ドアが正面と左に1つずつある。
 
「さあ、着きました。」
 
丸眼鏡は、正面のドアへ君を促しながら言った。

72:2022/02/08(火) 03:25:43
>>70
覚悟を決め、ガラス片を『球体』と左足の間に刺し込むと・・・・・・・・・・・・・・・
 
『ピシィ!』
 
今度は、ガラス片が『球体』に吸い付く。
 
「回収シマシタ。」
 
その直後、『球体』が自動アナウンスの様に機械的な声を発した。
そして、更に続ける。
 
「マダ足リネー、攻撃ヲ続行シマス。」
 
吸着したガラス片は、『球体』の表面にある紋様の一部の様に一体化している。
もはや、取り戻す事は出来ないだろう。
ガラス片は、まだ2枚残っている。

73隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/02/08(火) 19:05:59
>>71

「あぁ、有難う御座います……すいません、体調が悪い所為か
ちょっとド忘れしちゃって。名前なんでしたっけ?」

(誰が誰だが、さっぱりだからな。妙次郎の部屋をずらっと見れば
写真……この時代だと微妙だから、絵画かな。とりあえずある程度の
この館の人物が書いてるのは何かあるっショ)

使用人かどうか不明だか、礼と名前だけ教えて貰って部屋にさっさと
不審に思われないようにして、入る。

しかし、でけー館だな。道順は大体覚えたけど、こっそり脱け出して
白い棒なり、未完成の像なり探すにしても。スタンドが出せない今じゃ
慎重に動かないとなー……めんどくせー。

74風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/02/08(火) 19:18:01
>>72

破滅に近づく中、風歌は思案する。
一つ、『足りない』ということ、つまり、今起きている事態は、何かに対する埋め合わせであること。
これまで、行ってきたことを回想しながら、どうじにこれは攻撃であると確定した。
そして、逃れるためには何かを差し出さなければならない。
……特別な準備をして、訪れた訳ではない、普通の冬の装いだ。そう、冬の装いである。アウター程度は着込んでいる。
ポケットの中身はスマートフォンに財布にガラス――ガラスを捨てるのは『先』を考えれば不安であるが、背に腹は代えられない。

ダストデビル・ドライヴの全速を持って、まず『ガラス』を1枚。足りなければ『財布』更に足りなければ『アウタージャケット』を抜いで触れさせていく。
その全てをもって足りなければ、『最後のガラス』『靴』『スマートフォン』の順に、触れさせる

75:2022/02/10(木) 00:30:50
>>73
「『健彦』だよ。
まあ、忘れていても仕方ない・・・・・・・・・・。
君の叔母さんとの結婚式で会った切りだから、もう五年は経つね。」
 
丸眼鏡の『健彦』は、そう言いながら苦笑いをして見せた。
促されるままドアノブに手を掛けた君は、施錠されている事に気付く。
 
「鍵、持ってるんじゃあないかい?」
 
『健彦』に後ろから声を掛けられ、君は反射的にズボンのポケットに手を入れてみた。
ポケットの中には、小指ほどの大きさの鍵が1つ入っている・・・・・・・・・・・・・・・。
鍵を鍵穴に差し込み、改めてドアを開けよう。
 
『ドドドドドドドドドドド』
 
ドアを開くと、中は小奇麗な部屋だ。
左にベッドがあり、右に机が置かれている。
床に敷かれた赤い絨毯は、部屋全体にリッチな雰囲気を醸し出していた。
ドアの真向いの壁には、出窓が1つ。
窓の左隣には、小さな風景画が1枚飾られている。
机の左横には、ガラス戸付きの書棚。
書棚は、ドアに向かって右横にも置いてあり、どちらも本で埋まっていた。

76:2022/02/10(木) 00:31:09
>>74
再び、ガラス片を『球体』に近付けると、吸い込まれる様に吸着する。
 
『ピシィ!』
 
「回収シマシタ。」
 
そう言った『球体』が、更に続ける。
 
「マダ足リネー、攻撃ヲ続行シマス。」
 
君は、財布とジャケットを続け様に『球体』に吸着させたが、事態は改善しなかった。
まるで、カツアゲだ。
続いて、残ったガラス片を差し出す。
 
「回収シマシタ。」
 
次の瞬間、君の『スタンド』の足が離れる・・・・・・・・・・・・・・・・。
後期高齢者の様に干乾びた足は、君も同様だ。
地面に着いても体重を支え切れず、君は『スタンド』と共にバランスを崩し、座り込む様に倒れる。
 
『ドギュン!!』
 
『球体』は、その場で跳ね飛ぶと、そのまま玄関ホールの2階へ吹っ飛んで行った。
その跡には、君の財布とジャケットが落ちている。

77隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/02/10(木) 18:57:58
>>75

健彦……叔母の結婚式とか、この館の楠太郎の家系図が複雑で
げんなりするな。てかよ 鍵かー そりゃ、こんだけ広い館なら
家長を始め、子息って設定になってる俺や兄弟含めての部屋は全部
鍵付きなのは当たり前だのクラッカーてか。

とりあえず、礼を告げて扉を閉めて。誰もいねーって事を見回ったら
ふかーく呼吸。さっきからイライラの連続だーっショ
 早く宇宙人の情報が飛び込んでこねーかなー

「いわゆる探索ゲームとかだと、机を調べるのが鉄板だよなー。
あと、出窓の様子も調べっかー」

『机』の引き出しとか、とりあえず館の記録や妙次郎と家族の
情報に載ってるの調べるっショ。それと、なんか大勢の客がいるらしーから
ちょっと外の様子を見てみるか。

78風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/02/11(金) 01:37:55
>>76
風歌は、ボールの後を追った。その先に本体が居る可能性がある。何より、財布は可能な限り取り返したい。

「(……攻撃条件は、この館の何かを拾うことか?)」

そして、思案。仮設が正しければ、先んじた盗人どもは――おそらく、白く枯れたのだろう。
逃げ出すというのも手だが――殴られたら殴り返すのが筋である。風歌は、せめて一矢はぶち込みたかった。

79:2022/02/13(日) 00:56:24
>>77
君が部屋に足を踏み入れると、後ろで静かにドアが閉まった。
これで、気兼ね無く調べ回れる。
君は、机に歩み寄ると、引き出しを開いた。
 
机は、2つ並んだ引き出しがあるだけの、非常に簡素なものだ。
引き出しの中には、数冊のノートが入っている。
中には、数式や英語が小さな文字で綴られており、『妙次郎』の学業の一端が分かった。
出窓から外を覗くと、裏庭が見える。
段差によって、高低差のある庭作りがされていて、中央付近にはテーブルと椅子が見える。
そこに座っている者の他に、庭の各所では人々が話し合ったり、見物していた。
>>78
おっと、財布は足元に落ちている。
『球体』を追跡しようとした君は、干乾びた足を庇って小鹿の様に立ち上がった。
片足で上る階段は、先程よりも険しく感じる。
2階に辿り着くのにも、倍以上の時間と労力を要するだろう。
 
2階にある両開きのドアは、少しだけ開いたままになっていた。
『球体』の姿は無く、『本体』の気配も無い。

80風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/02/13(日) 19:35:38
>>79
どうするか――財布を取り戻した風歌は、鈍くなった動きを思い、これからを思考する。
素早い動きはできない。戦闘は難しい。
いや、それ依然として何処に向うべきかも解らない。
敵が居るのは間違いない、しかし何処かは解らない。探し回るのは手間である。
ならば、アイツの後を追うかとも思うが、この足である。何が待ち受けているかもわからないのに、恐らくは不味い事態が待っている先に……

「(いっそ、帰っちまうか?)」

報復を誓っておきながら、そのようなことまで考え出す始末。

「(……いや、腹をくくれ。こうなたったら、行くしかねえんだ)」

決意を決めた風歌は、この場にいなくなった彼の後を置い、なぞるようにして行き来し、扉をくぐる。

81隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/02/13(日) 22:33:06
>>79

「なんかパーティやってる感じか」

窓から見える風景を認識して、『妙次郎』……まぁ、今は俺が
成り代わってんだが。その部屋を見つつ思考してみる。

俺が、もしこの部屋に【何か秘密】を隠したいとして、何処ら辺に隠すか、だ。

(なーんか秘密がありそうなんだよな。この館
妙次郎って奴も、なんかUFOに連なる情報を部屋に隠してねぇかな)

机の下の裏側とか、風景画の裏とか。
 あと書棚とかに、なーんか違和感とか可笑しなものがないか
調べてみる事にするっショ。

82:2022/02/13(日) 23:44:37
>>80
迷った末に、君は再び1階の玄関ホールまで下りた。
失って分かる、健康の大切さ。
力の入らない干乾びた足の付け根は、体重を掛けると軋む様に鈍痛が走る。
此処を訪れた時の高揚感も、昨日の下痢の勢いより弱くなっていた。
 
玄関正面にあるドアに近付くと、一回り大きい重厚な作りである事が分かる。
ドアの端々には、蔦の様な細工も彫られていた。
ドアノブの埃に握った跡が残っており、それを回すとドアは微かに軋みながら開く・・・・・・・・・・・・・・。
 
ドアの向こうは、大きな広間だ。
玄関ホールの数倍はある、奥に広がった空間。
左右には、展示ケースと思われるガラス張りの四角い箱が。
広間の中央には、長細いテーブルが奥へ向かって並んでいた。
テーブルには、白いテーブルクロスが敷かれており、その上には食器の類が残されている。
見上げると、ホールと同じく吹き抜けの天井は、3階部分まで広がっていた。
周囲に人影は無く、『球体』も見当たらない。
>>81
机の下には、何も無い。
風景画は、港から見た青い海を描いており、君に美術的価値は分からない。
額縁の裏には、やはり何も無かった。
2つの書棚を覗くと、ガラス戸に青年の顔が映る。
 
短めの短髪に面長な顔の青年は、見るからにおとなしそうな雰囲気だ。
ちんぽ味のキャンディーを舐めた様な顔をしており、君はそれが自分の顔である事に気付く。
書棚に並んだ本に漫画の類は当然無く、辞典や専門書が多い様だった。
中には、洋書も見受けられる。

83 隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/02/14(月) 01:26:18
>>82

そこ、ちんぽの形のキャンディーじゃないのか……まぁ、この話題を議論すると
スレッド埋め尽くしちまう恐れあるから、顔はつまりママっ子とか
甘いハンサム顔とか童顔って感じなんっショ。

洋書は別に、まだ大正だから入ってても問題ないよな。日中戦争に入ったら
取り締まりで、こう言うの燃やしたりしないといけねーっショ。
 一応、軽めに流し読みするか。
それと、幾らか薄めで腹に仕込めそうな本を一冊、ズボンで挟む感じで
腹に仕込んでおこう。あの、像を探してた賢次郎だったか何だかの
名前の奴が、行き成り現れて腹を蹴ってきても問題ないように。

「引きこもってても仕方がないよなー……とりあえず『白い棒』と『像』を
探す感じで、父親っぽいのと、さっきの、あの像を探してたの
見つけるのに出てみるか」

84風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/02/15(火) 20:50:11
>>82
下痢、そう、下痢であった。拾ったコンビニ弁当を食ったら下痢になったのであった。
愚かであった、廃棄物ならともかく捨てられていたものを食うなど!
自らの愚かさを悔いながら、風歌は食器の様子を調べる。
罅割れているか、埃が被っているかなどだ。後は、種別。
特にナイフやフォークがあれば、持ってはいかないにしても覚えておく価値がある。

85:2022/02/16(水) 02:04:01
>>83
書棚の本を取り出した君は、パラパラとページを開く。
図解から、医学書らしい事が分かるだろう。
どの本も厚みのある装丁がされており、外箱に収納されているものも少なくなかった。
君は、適当な厚さの本を1冊選び、それを腹部に隠し入れる。
固い表紙は、軽く殴った程度ではビクともしない。
>>84
テーブルに並んだ食器は、どれも埃を被っていた。
中には、正体不明の塊がこびり付いたものや変色したものもある。
ナイフやフォーク、スプーンは、どれも比較的キレイなままだ。
皿の横にキレイに並べられたものもあったが、乱雑に置かれているものもある。
食器以外に花瓶も置かれていたが、どれも空っぽになっていた。

86風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/02/16(水) 21:04:40
>>85
続いて、展示ケースの中身を見てみる。

87隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/02/16(水) 21:21:12
>>85

「医学部とか、そんなんか? それで東京とかに行こうとしてたんかね」

まぁ推測ばっかしてても仕方がないっショ。
 扉を開けて、外の様子を伺う。

「けど、どうっするかなー。とりあえず『上』に行ってみるか?」

>>71の通りだと、階段は更に上に続いてたんだろ?
 さっきの兄貴? かどうか正体不明の奴も階段昇ってたしよー。
とりあえず上へ行って見るかねー。移動がてら、展示してる美術品に
『白い棒』とか『像』もあるかもだし。

「UFOに関係するものあるかなーっショ」

88:2022/02/18(金) 01:29:51
>>86
展示ケースは、ガラス戸の付いた四角い台で、見た限りでは何も入っていない様だ。
全て確認すれば、もしかしたら何か見つかるかも知れないが、ガラスの割れたものも多く、
どうやら荒らされた形跡がある。
値打ちのあるものは、無いだろうな。
>>87
ドアを開け、部屋を出る。
通路には、絵画と展示ケースが並んでおり、どれも値打ちのありそうな品々だ。
ケースの中に『白い棒』は無かったが、小さな造形物の類は幾つかある。
だが、どれも『未完の吉巻の像』では無い。
君にも分かるのは、ケースに付いた金属プレートに刻印されている説明文のおかげだ。
プレートには、展示物の名称と作者が刻印されている。
絵画の下にも、同様のものが張り付けられていた。

89風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/02/19(土) 20:54:48
>>88
少し疲れた風歌は、椅子を引いて座り、思案を始める。
まず、財布を取り出して中身を確認する――もしや、中身が減っていないだろうか?
2万円ほど入れていたのだが……

そして、考える――まだ、行ったことがない場所は、あっただろうか?
見た範囲において、行ったことがない場所……何も思い当たらなければ、虎穴に入らずんば虎子を得ずをするしかないだろう。

90隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/02/19(土) 22:27:06
>>88

まー、多分 人が目につくような場所には無いんだろうなー。

とりあえず、作者名とか特徴ありそうなものだけ覚えておこうか。
 それだけ終えたら、上に向かうぜ、上に。

91:2022/02/20(日) 01:43:52
>>89
椅子は、微かに軋んだが、君が座るに十分な耐久性は残っている様だった。
財布の中身は、変わっていない。
 
ふと、君が財布の中から目を離すと、テーブルの上にいる1匹のネズミに気付いた。
拳ほどの大きさのネズミは、君の前を横切り、左手に少し離れた場所のスープ皿の前で止まる。
>>90
君は、プレートを眺めながら来た道を戻り、誰に出会う事も無く階段の前まで辿り着いた。
階段は、踊り場を1つ経た先から真っ直ぐに伸びており、左右の壁と天井に囲まれて狭苦しく感じる。
その上にある吹き抜けの奥からは、ヒンヤリとした空気が漂って来るだろう。
吹き抜けの先へ階段を上り切ると、建物の屋根と屋根との間に出る。
 
『ドヒュゥ━━━━━━━━━━━━━ゥ』
 
風が吹き付ける屋上には、プランターに植えられた何かの植物が点々と置かれていた。
渡り廊下の様な長く伸びた屋上庭園の先には、白いドアが1つ見える。
吹き抜けからは、直線距離で約10メートルだ。
両端に転落防止の柵が設けられていたが、大人なら少し身を乗り出せば越えられそうな高さだった。
右側から見下ろせば、君の(正確には違うが)部屋の窓から見えた庭の様子が見える。
左側からは、柵の中をウロつく豚らしき動物が確認出来る。

92風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/02/20(日) 20:20:06
>>91
ネズミが止まっているということは、何かがあるのかもしれない。
風歌はどうにか立ち上がると、ネズミが止まった皿の元へと歩く。
念の為、スタンドは出しておく。

93隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/02/21(月) 17:12:22
>>91

「はぁーーーーンンッ 大正の空気は、現代よりは澄んでる気がするっショー」

よっしゃー外だぜ、外。パンテオン・ロココも居れば地上絵でUFO呼ぼうとするんだがなぁ。

さっきも見えた庭と、動物? 飼育か食用か、わからないが今は気にするもんじゃねーな。

「見るからに、なんかある! って感じのドアっショー」

行って見るぜー『白いドア』!

94:2022/02/22(火) 02:38:55
>>92
君が後期高齢者の様に椅子から立ち上がろうとしている内に、ネズミはスープ皿に頭を突っ込むと、
干乾びた様な残りカスの欠片を咥え上げる。
そして、それを前足で器用に掴むと、君の方を向きながらカリカリと齧り始めた。
すると、後ろのスープ皿の陰から、『別の影』が転がる様に現れる。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
見覚えがある『それ』は、(ソフトボール程のサイズになっていたが)確かに『球体のスタンド』だ。
ネズミは、欠片を齧り続けている。
『球体』は、その後ろからゴロリと2回転がった・・・・・・・・・・・。
 
「ギキィ━━━━━━━━━━━ッ!」
 
直後、ネズミの悲鳴にも似た鳴き声が響く。
ネズミの身体は、転がる『球体』の表面にド根性ガエルの様に吸い付くと、見る間に干乾びて行った。
君が『スタンド』を動かす間も無く、『球体』はUターンしてテーブルから転がり落ちる。
そして、床に落ちた音は聞こえず、そのまま忽然と消えてしまった。
>>93
眼前の白いドアへ歩を進めた君は、ドアに金属製の白いプレートが貼られている事に気付いた。
ドアと同じ色の為か、遠目には気付き難かった様だ。
プレートには、黒く細い文字が彫られていた。
 
『花』
 
それが何を意味するのか、断定出来る情報は何も無い。
ドアの向こうから物音は聞こえず、施錠されていなければ開けるのは簡単なはずだった。

95風歌鈴音「ダストデビル・ドライヴ」:2022/02/23(水) 16:03:54
>>94
目の前で起きた奇妙によって、能力の発動条件は見破った。
が、ラチは開かない。もう一度見渡し、思案を行う。
周囲、見渡して入れそうな、入ったことのない場所はないだろうか?

96隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/02/23(水) 16:18:55
>>94

なんか世にも奇妙とかで、展覧会のスイッチがあって押すと
そいつも展示物のスイッチを押す人とかになったって言うのがあるけど
とりあえず、中を調べないと何があるかなんて不明っショ。

ドアノブを捻って開けて、中を見てみるぜー。

97:2022/02/23(水) 23:55:56
>>95
君は、周囲を見回す。
入って来たドア以外に、ドアは見当たらない・・・・・・・・・・。
だが、よく見ると左右の壁には、幾つか吹き抜けの通路があるぞ。
元々の構造なのか廃墟と化したせいなのか、まるで『騙し絵』の様に、吹き抜けの先の通路が
壁の様に見えていたらしい。
ホールの奥へ奥へと進めば、その突き当りにも瓦礫の詰まった通路らしきものが見える。
まるで、壁の穴にゴミを詰めて塞いだ様だ。
>>96
『ギィ・・・』
 
ドアは、軋みながら開く。
その奥は、『妙次郎』の部屋よりも少し広めの空間だ。
中央に小型のシャンデリアが吊るされていたが、照明は点いていない。
代わりに、壁にある幾つかの窓から月明りが差し込み、ぼんやりと室内を照らしていた。
どうやら、円形の空間らしい。
 
窓は、ドアの真向かいと左右に1つずつある。
格子の付いたガラス窓で、大きさはB5のコピー用紙ほど。
吊り下げ式のカーテンが付いていたが、どの窓もカーテンは開いたままだ。
左側の壁沿いには、大きな・・・・・・・・・・恐らく、ダブルサイズのベッドがあった。
ベッドの枕元には、3体のフランス人形が並んで鎮座しており、こちらを見つめている。
壁沿いには、点々と大小のチェストが並び、ドライフラワーやレース生地で飾られていた。
シャンデリアの真下には、円形の小さな、背の高いサイドテーブルが1つ。
テーブルの上には、布切れが1枚。
いや、布切れで覆われた『何か』だろう。

98隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/02/25(金) 12:43:22
>>97

「なーんか謎々部屋って感じっショ」

けどヒントないと、どう移動させたりしても無意味っぽいな。

とりあえず布切れで覆われた『何か』を外して見てみたいが
その前に左右のカーテンを閉めて月明かりは最小限にしてみるか。

99風歌鈴音「ダストデビル・ドライヴ」:2022/02/25(金) 15:32:09
>>97
念の為、周囲を見る。
その上で怪しいものがなければ、突風をGO!

100:2022/02/26(土) 03:17:15
>>98
室内に足を踏み入れた君は、カーテンを閉めようと窓の方に歩み寄る。
十字の格子が入ったガラス窓は、固定されていて開かない。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
カーテンを下ろそうとした君は、ガラスに映る人影に気付く。
丁度、後ろにあるベッドの向こうに立った白い人影は、動かずにこちらを見ている様だ。
>>99
『ゴヒュゥ━━━━━━━━━━━━ッ!』
 
『スタンド』から噴き出した風は、テーブル上の皿や燭台をなぎ倒す様に転がした。
テーブルクロスが乱れ、皿や燭台は次々と床に落下して行く。
『球体のスタンド』は、姿を消したままだ。

101風歌鈴音「ダストデビル・ドライヴ」:2022/02/26(土) 08:41:33
>>100
これで、万が一この場が戦場になった時の支度は整った。
そして、やはり場を荒らす壊すではなく、奪うことが球体の出現条件のようだ。
立ち上がった風歌は、改めてホールの奥の奥に向かい、塞がれている場所に向かい、それに風が通じるかと思い……突風!

102隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/02/26(土) 22:07:34
>>100

「おっ! もしかして……宇宙人か!?」

布を外したわけじゃないし、カーテン閉めたりとか弄ってないし
誰かが来た物音はしなかった。

「なぁ、なぁ、なぁ! 宇宙人なら返事してくれよっ」

白い人影のほうに近寄って見る事にするっショ。

103:2022/02/28(月) 23:51:46
>>101
ホールの突き当りまで行くと、瓦礫で塞がれているのが階段である事に気付くだろう。
 
『ドヒュウゥ━━━━━━━━━━━ッ!』
 
風は、瓦礫を上へと押し出す様に吹き飛ばして行った。
瓦礫の下から階段が確認出来ると、瓦礫はその上に寄せ集められている。
行き止まりには変わりなかったが、風が止めば瓦礫は雪崩の様に崩れ落ちて来るかも知れない。
>>102
振り向くと、ベッドの傍らに誰かが立っている。
白いワンピースを着ており、小柄な変質者で無ければ、小学生くらいの少女だ。
艶のある濡れガラスの様な黒髪だったが、無造作に伸びてボサボサになっている。
君が歩み寄ると、少女は髪を掻き分けた。
 
「お兄ちゃん。」
 
ポツリと呟いたのは、妙に色の白い少女だった。
君に呼び掛けるというよりも、君を見て単語を口にした様な『語感』。
頭が大きいからか、そのフォルムは人形を思わせる。
顔立ちも表情の無いチャッキー人形の様で、どこか歪に見えた。
 
「見に来たの?」
 
少女が、今度はハッキリと君に問い掛ける。

104隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/03/01(火) 18:23:16
>>103

宇宙人じゃねーのかっショ。いや、ワンチャン、宇宙人が人間に擬態
してるとか?? まー幽霊とかスタンドとかなら興味ねーしな。
 さーて、どう答えるべきかなーっと。

>見に来たの?

「YES! Ī am〜! はい、そうです」

あんた誰? とか、根掘り葉掘り詮索したりして
質問を質問で返すより、簡潔に答えたほうがいい時もあるっショー。

(多分、これで合ってるよなぁ〜UFO)

なんか見せてくれるって言うなら、とりあえず見せて貰うっショ。
もしかしたら『白い棒』かも知れないし、違うなら違うで宇宙人かUFO関連かも
知れないだろうし、見ない選択はねーよな。

人形だが人形みたいな人間だが知らないが、宇宙人が操ってる人間型探索機なら
めちゃ興奮するけど、そうじゃないなら興味ねーし。

105風歌鈴音『ダストデビル・ドライウ』:2022/03/02(水) 10:04:31
>>103
風を止める――必要はなし。そして、ダストデビル・ドライヴの手は、2つ!
瓦礫を押し留めているのとは違う手で、風歌を階段に向けてすっ飛ばし――巻き込まれぬ内、息、続く限り、風、続く限り階段を行く!

106:2022/03/03(木) 01:50:59
>>104
少女は、笑っているとも怒っているとも思える表情に顔を歪めると、中央のサイドテーブルに近付いた。
そして、被せてあった布を取り払うと、その下にはティーポットとティーカップが2つある。
どちらも真っ白な陶器製で、少女はティーポットからカップに紅茶を注いだ。
湯気が立ち昇り、微かな香りが君の鼻孔を抜ける。
どうやら、アールグレイの様だ。
 
「どうぞ。
どうぞ。」
 
少女は、そう言いながらカップを1つ手に取り、ベッドの上に腰を掛けて飲み始める。
>>105
『ドヒュウゥゥゥ!!』
 
君は、風に乗って階段に飛び込む。
踊り場は瓦礫に埋まっており、君はそこに激突した・・・・・・・・・・・・・・・。
風が吹き付けているおかげか、踊り場の瓦礫が雪崩になる事は無く、君は階段の踊り場手前で座り込む。

107風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/03/03(木) 14:36:47
>>106
風歌は己の愚かさを悔いた。階段があるというだけで、突っ込めば先に行けるというのは浅慮が過ぎた。
風で上げたゴミがあってなお行き止まりには変わらないのだから、上り階段ではないか!
こうなってみれば、しなければならないのは、逃避である。速やかなこの場からの離脱である。
吹き上げたゴミは、位置的に真上。そして、連続噴射時間は呼吸が続く限り。
ゴミを吹き上げて何秒経過した? 考えている暇もない、スタンドとも距離が離れているのだ。
不自由な足を引きずりながら、ゴミの崩落に巻き込まれぬように全速で動く――同時、ダストデビル・ドライヴを近接(スB)させ――崩落までに離脱不能な場合、風歌本体を蹴り飛ばすことで崩落から逃れる。

108隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/03/04(金) 08:46:03
>>106(レス遅れ失礼しました)

このドール? おんな? わかんねーけど、こいつは『見に来た?』って聞いてんのに
茶ぁ差し出してんだよな?? 

自然に、へーいって言いつつ茶を飲もうかと思ったが、見る為の茶ってどう言う茶だ?

「どう見るん?」

月明かりにカップの水面を映したら何か見えるのか? それとも湯気か何らかの
変な形になんのかっショ?

とりあえず茶の水面なり湯気なり容器なり、何か特徴的な見えるものがあれば
それを観察してみる事にして、無いんだったら飲んでみる事にすっか。
月明かりに翳すとか、何かそれらしい気もすんだよなー。
 飲んだ瞬間に、不思議なインスピレーションが沸くかもっショ。
宇宙からの指令とか何か来たらハイテンションっショー。

109:2022/03/06(日) 00:25:04
>>107
素早く逃げようとした君は、自分の足が上手く動かない事を改めて痛感するだろう。
 
『バキィッ!』
 
踊り場から下りた所を『スタンド』に蹴り飛ばされ、君は階段を転がり落ちる様に離脱した。
直後、踊り場から崩れ落ちて来た大量の瓦礫が、雪崩の様に階段を滑り落ちて来る。
どうやら、危うく巻き込まれずに済んだな。
そして、見ろ・・・・・・・・・・・・瓦礫が階段下に流れ出て、宿便が出た様に階段を通る道が出来ているぞ。
乾いた方の君の足は、ヒビ割れの様に所々裂けて出血している。
痛みはあったが、皮膚が裂けただけなので大した怪我では無い様だ。
>>108
真っ白いティーカップは、大切に扱われているからか傷一つ無い。
持つと、紅茶の熱が微かに指に伝わって来る。
君は、それを舐める様に観察してから、一口飲んでみた。
苦味のある、だが何の変哲も無い味だ・・・・・・・・・・・・・・やはり、アールグレイだろう。
少女は、クククと含み笑いをしながら、枕の下をゴソゴソと探り始める。
 
「『コレ』でしょ。
『コレ』・・・・・見に来たの・・・・・・・・」
 
大きな枕の下から少女が取り出したのは、ミニチュアの地球儀の様なものだった。
おや・・・・・・・・・?
少女は、それを大切そうに膝の上に乗せる。
よく見ると、複数のリングが交差して、球体の形を模しているらしい。
リングの幅や大きさは各々異なり、それが全体を複雑に見せ、奇妙なバランスを感じさせた。

110風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/03/07(月) 18:43:51
>>109
「いでぇよぉ〜」

新たに増えた負傷にしくしくと泣く風歌――やはり、カネ目当てとは言え事実上の泥棒などするべきではなかったのだ。
しかし、乗りかかった船である。泥舟どころか三途の川の渡し船なのかもしれないが、ここまで来たら何処までも、だ。
糞のような気持ちになりながら、開かれた道を風歌は征く――階段に足を踏み出した。

111隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/03/07(月) 23:45:49
>>109

>『コレ』・・・・・見に来たの

「あー、そーそーっ まー、興味あるもんなー。
このはや……妙次郎は興味あるっショー」

実際、何かオーパーツっぽいし色々弄くりたいが、そーすると
目の前の開いてが機嫌損ねそうだしなー。最悪 窓突き破って
放り出せば良いかも知れないが、人が寄って来るだろーしなー最悪。
正体も不明だし、まだ現状手掛かりゼロだし。

「そー言えばさ、それ以外にも無かったっけ?
確か、こん位の長さの棒の奴と。それから未完成の形の像だけど」

「あと、俺はさっきも言ったけど妙次郎
名前そっちあったっけ? 無いなら紅茶に因んで
アルグレちゃんとでも呼ぼうか?」

こいつとかでも良いかも知れないが、一応正式名称あるなら
覚えておくべきだろう。こー言うのが地球人同士のめんどくせー所だよなー。

112:2022/03/08(火) 00:52:45
>>110
君は、泣きながら瓦礫を踏み分け、階段を上って行った。
2階は━━━━━━━━━━━
1階ホールの天井の吹き抜けのおかげで、中央にポッカリと長細い穴の空いた作りになっている。
その穴の周囲に沿って、やはり展示台が点々と並んでいたが、相変わらず大半は空だ。
壁際には、粗大ゴミの様なものがポツポツと積まれているのが確認出来る。
君の目には、それが放棄された資材に映るだろう。
 
階段は、更に上へと続いている。
>>111
「『未完の吉巻の像』。」
 
少女は、そう言って暖を取る様に両手で『像』を囲んだ。
 
「『棒』。」
 
『像』を見つめながら、少女は続けて呟く。
 
「お兄ちゃん。」
 
君の質問に答える様子は無く、『像』に話し掛けている様にも見える。
スマートフォンを見つめる若者の様な雰囲気だ。
 
「『三繰留次』。」
 
『ミツクリトメツグ』というのは、誰かの名前だろうか?
少女がポツリと呟く度に、君は妙な胸騒ぎを感じた。

113風歌鈴音『』ダストデビル・ドライヴ:2022/03/08(火) 19:35:12
>>112
念の為、壁際の資材を突風で散らしてみる。
ただし、結果として階段が塞がれそうな構造の場合は、とりやめてそのまま上にゆく

114隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/03/08(火) 23:23:44
>>112

ついさっき(>>58)の野郎か? 『三繰留次』
何かの品物とかの名称とは思えねぇし。

「そいつも、像を狙ってるよーだしなぁ。
つまり、アレだろ? 流れ的に、あいつが『像』を手に入れたら
良くねー感じになって、楠太郎一家が死体とか無い感じに殺されるような
結末になって、それを阻止しろってんだろ?」

「多分、留次も何らかの使い手か何かだろーけどよ。
俺、此処に来てから超能力も何もなくしたし、出来れば役立つ
オーパーツとか欲しいんだけどーなぁ〜〜いや〜〜
んな便利な代物ね〜かな〜〜〜ちらちらっ」

地球人との会話とかめんどくせーし、多分そんな感じじゃねーのって
言う推測まじりにガキに話す。こいつは敵か味方かで言うと多分
中立なんじゃね? 敵なら、わざわざ名前を明かすかって形だし。
まぁ何時でもお前見てぇな奴は殺せるぜって言うアピールかもだが。

115:2022/03/10(木) 04:55:16
>>113
『ドドドザァッ!!』
 
資材に向かって風を噴き出すと、それに飛ばされた資材が床に散らばる。
派手な音が館内に響き、積もっていた塵が砂煙の様に舞い上がった。
>>114
ふと、少女が再び枕の下から何かを取り出す。
それが一冊の本である事には、すぐに気付くはずだ。
大判の絵本の様なサイズで、表紙には『三繰留次 作品集』の文字が確認出来た。
少女は、手慣れた様子で本をパラパラと捲る・・・・・・・・・・・・。

116風歌鈴音「ダストデビル・ドライヴ」:2022/03/10(木) 21:51:57
>>115
むせこみながら、塵が収まるのを待つ

117隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/03/11(金) 20:31:54
>>115

ん? 俺 早合点したか? 狙ってる野郎の名じゃなくて
『作成者』の事か? 『三繰留次』

「お? 像の事とか記載してる?」

覗き込んでみてーな。だって吉巻の像の事とか見た目とか何も
まったくわかってねーっショ。
 写真……大正だと普及はしてないが、記載してても可笑しくないし
絵ぐらいなら描かれてる筈。見せないなら奪い取って視認していーしな。

作品集の中を見させて貰うっショー。

118:2022/03/13(日) 02:25:39
>>116
塵が霧散すると、床には資材がバラ撒かれていた。
布に包まれた額縁や脚立、椅子、木箱・・・・・・・・・・・・少なくとも、新品で無い事は分かる。
木箱に詰まっているのは、木片や石材の欠片だ。
ここに放置されているのは、持ち出す価値が無かったからなのだろう。
>>117
少女に歩み寄ろうとすると、足がもつれた。
前のめりに倒れ込んだ君は、倒れた痛みよりも自身を襲う奇妙な感覚に捉われる。
酔いが回った様な『感覚』。
手足は痺れて、上手く動かない・・・・・・・・・・・。
そんな君に近付いて来た少女は、持っている本を広げて見せた。
 
『三繰留次の造形美は、その空間認識の妙にあると言えよう。
見る者を誘う様な、或いは像を引き寄せる様な感覚は、彼の稀有な空間の捉え方にある。
彼曰く、「像を見る時、その意識は時間を超越して像の持つ空間と同一である」。』
 
三繰の作品の写真が数枚載っており、その1枚は少女が取り出して見せた『像』だった。
 
「お兄ちゃん、好きだって言ってた。」
 
そう言いながら、少女は顔を歪める。
怒っている様な、笑っている様な━━━━━━━━━━
ふと、君は少女の手に握られている『光る物』に気付いた。
それは、小振りの果物ナイフだった。

119隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/03/13(日) 09:11:14
>>118
 

 「ぇ  な」  グラッ   ドサッ

「ぁ ぇ  ぇ  ぁ ……っ゛」コー シュ― シュ―

前のめりになったの反転させる。
『仰向け』に倒れ、驚愕した顔を浮かべて少女を注視する。

「や……め れ
・・
はら……はす(刺す)の……や め」

(飲んだ茶から回ってるとして、即効性。
だが、『1アクション』なら全力を籠めれば、普通の力『パス精CCC』を
放つ事が出来る筈っショ)

だーから地球人は嫌いなんだよなぁ……あー やっぱ最高なのは宇宙人だよな。



  ――『最期』だよなぁ? 誰かさんがとは言わないっショよぉ

120風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/03/13(日) 20:23:46
>>118
これらは、イザとなれば使えるだろう
配置を記憶しながら、風歌は階段の先に進む

121:2022/03/15(火) 01:11:29
>>119
半身を捩り、仰向けになる。
これ以上は、動けない・・・・・・・・・・手足が痺れた君は、亀の様に起き上がれなくなっていた。
呂律が回らないのは、舌も麻痺し始めたからだろう。
このまま心機能まで麻痺すれば、生命に関わる。
だが、少女のナイフが君に届く方が、それよりも遥かに早かった。
 
『プツッ』
 
少女は、君を見つめたまま首筋にナイフを滑り込ませる。
その目は、昆虫にピンを刺す様に無慈悲に、そして好奇心で満ちている様に感じた。
ゴムが切れた様な音が君の頭の中に響くと、目の前が急速に暗くなって行く。
どうやら、これが君の最期らしい・・・・・・・・・・・・・・・。
誰とも分からない人物として、よく分からないまま死ぬんだ。
成仏出来そうにないが、果たして君は『君自身の幽霊』になれるのだろうか・・・・・・・・・・?
 
 
━━━━━━━━━━━気が付くと、固い床の上に倒れている。
>>120
屋敷を散らかして、君は階段の方へ戻る。
3階まで辿り着いたが、階段は更に上へと伸びている様だ。
3階の構造も、2階と同じ・・・・・・・・・・・だが、この階に放棄された粗大ごみの類は見当たらない。

122風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/03/15(火) 23:08:57
>>121
こうなったら、どこまでも!
足を引きずって更に上に向かう

123隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/03/16(水) 08:22:35
>>121

死ぬのか 俺

 まだ宇宙人に出会ってねぇのに? UFOを生で見てねぇし
宇宙の神秘を何一つ、この手中に収めてねぇのに?


呆気ねぇな   あーあー つまんねぇ・・・じん・・・せ


 「――ぁ?」

冷たい床だ。固いって感触を覚えてるんなら、まだ生身の体か。

(って事は戻ったって事っショ?)

立ち上がり、自分の服装とか確認して持ち物チェック。
多分 今の俺は『隼士 賢』って事だよな。

スタンドの発現も試して、周囲を見渡してみる。何処だ?

124:2022/03/18(金) 00:52:06
>>122
更に上ると、階段は踊り場の先を真っ直ぐに数メートル伸びていた。
上り切った先は、吹き抜けだ。
そして、吹き抜けの奥は外・・・・・・・・・・・・・いや、屋上だろうか。
足の痛みは、無理をしたせいか大きくなった様だった。
 
『ドヒュゥ━━━━━━━━━━━━━ゥ』
 
風が吹き付ける中、君は建物と建物とを繋ぐ通路の上にいる。
渡り廊下の様に長く伸びた通路の約10メートル先には、ドアが1つ見えた。
両端に転落防止の柵が設けられていたが、大人なら少し身を乗り出せば越えられそうだ。
今の君には、手摺り代わりに丁度良いかも知れない。
>>123
立ち上がる・・・・・・・・・・・・・・・。
自分の身体を改めると、どうやら『戻って』いるらしい。
今の君は、『隼士 賢』の姿をしている。
 
『ドギュン』
 
『スタンド』を出した君は、周囲を見回した。
そこは、見覚えのある大きな空間だ。
テーブルの上が荒らされていたが、屋敷の1階にある大ホールだった。

125隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/03/18(金) 19:54:24
>>124

「……あー なーんとなく分かったような気がするっショ」

つまり『白い棒』が『三繰留次』の作品の一つ。それで、俺は
あの大正時代を体感した、と。

 「って事は、あいつ……結局誰だったんだ??」

坊主頭の野郎、像の事を探ってた奴だ。
 あの後に姿は影一つ見えなかった。んでもって、この現代には
既に居ないだろう。白骨化して、その怨念か何かだけ残ってるとかは
あり得るかもしれないけどよ。

「あークソっ、結局 像が今どこにあるか分からねーか。
 だが、あのガキが居た屋上は何かいかにもな場所だったよな」

大正の時よりは老朽化してるだろうが、行き方は覚えてるっショ。

『屋上』へ向かってみるっショー。

126風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/03/19(土) 00:19:12
>>124
扉に向けて進む――柵を手摺代わりにしようとも思ったが、足が不自由な今、古い手摺は危ういかも知れない。
代わりに、ダストデビル・ドライヴを顕現し――肩を借りる!
スピードは緩やかになろうが、確実に、安全に扉に向けて進む。

127:2022/03/21(月) 02:04:24
>>125
君は、記憶を頼りに階段へと向かった。
大ホールの奥にある階段は、記憶の中のものに比べて、遥かに老朽化して見える。
心無い者の仕業なのか、階段の前には瓦礫や廃材が撒き散らされていた。
足場に気を配り、何とか踊り場まで上って行くと、その先は比較的片付いた様子になっている。
 
『ドガラシャアッ!!』
 
━━━━━━━━━━━突然、身体が宙に浮く感覚と共に、足元が崩れた。
>>126
君は、『スタンド』を支えにドアへと進んだ。
経年の劣化で色褪せたドアには、プレートの貼られていた様な跡があり、足元にはそれらしい金属片が落ちていた。
表面に何かが刻まれていたが、傷と汚れで判読は出来ない。
 
『ドドドド・・・・・』
 
ふと、どこか遠くで何かの崩れる音が響いて来る。
いつ崩れてもおかしくない建物だが、見回した限り、破壊は確認出来ないはずだ。

128風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/03/22(火) 19:16:05
>>127
プレートを持っていきたい――しかし、それをやればあの球が出てくるだろう。
致し方なく、スマホにて撮影するだけに留め、ドアへの歩きを再開する

129隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/03/22(火) 22:26:36
>>127

「あー やっぱさっきまでぶっ倒れてたからか体かてーっショ」

軽く体ほぐしつつ、ちゃんと自力で動けるか確認。
 パンテオン・ロココばっかだけじゃ、いざって時になー。

んで、金属片をスタンドで拾いつつ階段登って屋上に行くっショ。

130:2022/03/23(水) 00:36:43
>>128
ドアの前に立つと、それが外側から鋲で固定されている事に気付く。
まるで、巨大なホッチキスで留めた様だ。
ドア自体は木製の様なので、破壊する事は難しくないだろう。
>>129
上るよりも前に、君の身体は崩落した階段と共に下へと落下する。
1階で良かったな。
だが、崩落に巻き込まれ、瓦礫の下敷きになってしまった・・・・・・・・・・・・・。
 
塵や埃が舞い散り、視界が遮られている。
押し潰されてはいなかったが、狭い檻に閉じ込められたかの様に、瓦礫の山が身体の上に積み上がって
身動きが取れない。
『スタンド』は使えるので、事態は最悪では無いだろう。

131隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/03/23(水) 01:36:49
>>130

悪ぃ。ガチで125と126の文面あやまって見て返信してたわ。

とりあえず気を取り直すっショ。
パンテオン・ロココで瓦礫跳ねのける(パス精:CBC)

「げほっ
階段は無理か……だが、ここ以外で屋上行けるルートってあったか?」

大ホールの左手の階段のぼらないと二階に行けないだろ?

この館って、それ以外に非常階段とかあったか? 大正の時に
もうちょい見取り図とか入手して覚えておくべきだったっショ。

「あーくそっ、遠回りすべきかな」

とりあえず別の上がるルートを探してみるっショ

132風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/03/23(水) 23:23:58
>>130
「ダスト・デビル・ドライヴ!」

無事なスタンドの両拳にて、ラッシュ(破ス:BB)を扉に叩き込む!

133:2022/03/25(金) 22:57:12
>>131
身体の上の瓦礫を取り除き、君は階段のあった場所を離れる。
見知り図は無いが、上階に上がるルートはあるはずだ。
君は、大ホールをトボトボ歩きながら、その方法に頭を巡らせた。
特に何も思い浮かばなければ、しばらく大ホールをウロついてから移動する事になる。
>>132
『バギバキィッ!!』
 
ドアが砕けると、その向こうには円形の空間が広がっている。
窓は、ドアの真向かいと左右に1つずつ。
格子の付いたガラス窓で、大きさはB5のコピー用紙ほどだ。
左側の壁沿いには、ダブルサイズのベッドが1つ。
室内には、瓦礫が散乱しており、君が吹っ飛ばしたドアの破片も散らばっていた。
人の気配は無い。

134風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/03/26(土) 12:14:30
>>133
ベッドルーム――なのであろうか
場所が、場所である。それなりにいいところなのだから、夫婦か家長の寝室だろうか?
風歌は足りない頭を巡らせた。
格子付きというのが気にかかる、いいところではあるが、離れと言える場所でもあるし――家具は、どうだろうか?
持ち去られた痕跡はあるだろうか、それとも、始めから置かれた気配がないのだろうか。
座敷牢という言葉が脳裏によぎる。風歌は、静かに考えた

135隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/03/27(日) 23:45:23
>>133

そんじゃー、>>28で見かけた、でかいソファーかテーブルでも
引っ張って、それ踏み台にして二階のほうに登ってみるか。

ソファーと小さめのネストテーブルっての重ねたら、上手い具合に
上がれんじゃねぇかな

136:2022/03/28(月) 03:16:44
>>134
室内を改めて見回すと、壁沿いに家具の置かれていた様な痕跡を見つけた。
経年の劣化で朽ち果てた床だったが、変色の度合いや凹凸を観察すると、それが分かる。
ただし、家具の種類やサイズまでは分からない。
或いは、室内の瓦礫の幾つかは、元々調度品だったのかも知れないな。
ベッドは、すっかり埃塗れで黒っぽく変色したコンフォーターで覆われている。
誰かが寝ていても分からないかも知れないが、寝心地は良さそうに思えなかった。
>>135
玄関ホールに戻った君は、目当てのソファーが無事残っている事を確認した。
ネストテーブルが君の体重を支えられるかどうかは疑問だったが、ソファーの方は問題無さそうだ。
玄関ホールの階段を使った方が、恐らく合理的だが。
どうしても壊れた階段を上るつもりなら、家具を運んで大ホールの奥へ戻ろう。

137風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/03/28(月) 20:07:47
>>136
風歌は、少し考える――先を思い出す。
ガラスを取った結果、回収された――ならば、手に取ることが、危ういのか?
ならば、手を触れて退けるは危うい。風歌はダストデビル・ドライヴのスタンドを顕現し――その突風を持って、コンフォーターを排除する。

138隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/03/28(月) 22:31:04
>>136

玄関ホールからでも良いが、前世? てか妙次郎としての記憶通りの
ルートで屋上向かったほうが確実だからなー。

予定通りに家具つみあげて登っていく。
 んでもって妙次郎の時と同じルートで通路を通って屋上に行くっショ。

139:2022/03/29(火) 23:50:44
>>137
『バザァアッ!!』
 
コンフォーターを吹き飛ばすと、室内に埃が舞い散った。
目を細めた君は、咄嗟に口元を覆い隠す。
吹き飛んだコンフォーターが床に落ちると、シーツが敷かれただけのベッドが露わになった。
 
『ドドドドドドドド』
 
ベッドの上には、ボロボロになった1冊の本と白い模型の様なものがある。
本は、表紙が剥げ落ちた薄さ2〜3ミリ程度のもので、模型の方は手の平サイズの大きさだ。
長細い『箱』の様なもので、細長い部品を組み合わせて作られている。
蓋の無い、空箱だった。
>>138
君は、崩落した階段の下にソファーを置くと、その上にネストテーブルを置いて上った。
体重を掛けると、ミシリと軋む音が骨を伝って聞こえたが、テーブルに上ってしまえば手は届く。
素早くテーブルに乗った君は、そのまま崩落せずに残った2階部分へ飛び移る。
テーブルが折れる音が聞こえたが、何とか這い上る事には成功した様だ・・・・・・・・・・・・。
さあ、気を取り直して上ろう。

140隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/03/30(水) 11:04:20
>>139

帰りは別ルートだな。まっ、何とかなるっショ

けど俺が白い棒で大正に行ってる間に崩れるって、あいつ(風歌)が
なんか台風みたいに暴れたのかっショ?

「とりあえず足場は気を付けるか。二階、三階じゃ洒落にならねーし」

次は落ちないように慎重に足場に気を付けつつ
『パンテオン・ロココ』を先頭にして向かうっショ。

141風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/03/30(水) 19:12:01
>>139
まずは模型を認識、『何の模型であるか』を確認する。
そして、次に『本の中身を開いて』内容を調べる。

142:2022/03/31(木) 15:06:56
>>140
進むに連れて、崩落した際の危険度は高くなる訳だ。
階段の機嫌を確かめながら、君は神経を尖らせて歩を進めて行った。
2階を通過し、踊り場に辿り着いた辺りで、『スタンド』が何かを見つける。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
君が顔を上げると、3階まで上った先に誰かが立っていた。
『風歌』だろうか?
人影は、階段から少し隠れた位置に立っており、何者なのかは分からない。
だが、君を見下ろす白い目と視線が合った刹那、向こうも君に気付いた事は分かる。
『スタンド』との距離は、踊り場から階段の上までの約5メートル。
君との距離にも、大差は無い。
>>141
模型は、箱の形をしていた。
完成したものなのか、未完成なのかは分からない。
組み合わせた部品に均一性が無い為、歪な隙間が所々に見受けられる辺り、ハンドメイドなのだろう。
マッチ棒で作った小物の様だ。
 
本を開くと、絵や文字が余白を残して書かれている。
だが、どのページも中途半端に消しゴムで消した様に色褪せており、その内容は分からない。
紙は、ほんのりと黄ばんでいた。

143風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/03/31(木) 18:53:03
>>142
炙り文字という言葉が、風歌の脳裏によぎる。火にあぶられることで、隠された文字が浮かび上がるというものだ。
風歌は早速『ダストデビル・ドライヴ』でマッチ棒を一本拝借して、点火。
そのまま『消しゴムに消されたように色褪せた』箇所を軽く火で炙って、文字が出るか試してみる

144隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/03/31(木) 22:24:30
>>142

『かねおり階段』より上か。んでもって5mと

この古びた館なら、何かしらさっきのような瓦礫の破片転がってると思うから
いま周辺にあるなら、一枚スタンドに拾わせてーな。

「おーいっ あんた誰だー?」

さっきの女『風歌』だったら、どこに今まで居たんだーとか返事ぐらいするよな。

そうしないで、近づいて来るんだったら多分『敵』っショ。
 瓦礫お見舞いして、近くに扉あるんだったら一回入って個室なりで
戦略立てる必要あるな

145:2022/04/02(土) 19:38:31
>>143
『パキッ』
 
細工の一部を折ると、乾いた音が響く。
その手応えは、木の棒よりも固い・・・・・・・・・・・・プラスチックか骨の様な『感覚』だ。
(マッチ細工だとしても、頭薬を付けたまま組み合わせる様な事はしないが)
 
      /´〉,、      | ̄|rヘ
l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/ (^ーヵ L__」L/    ∧       /~7 /)
 二コ ,|      r三'_」     r--、 (/    /二~|/_/∠/
/__」             _,,,ニコ〈  〈〉  / ̄ 」     /^ヽ、 /〉
'´                (__,,,-ー''     ~~ ̄   ャー-、フ /´く//>
                                 `ー-、__,|
 
次の瞬間、君は折った棒が蒸発する様に消えた事に気付く。
それを持っていた『スタンド』もいない。
室内には、君だけがベッドの上にポツンと立っている・・・・・・・・・・・・・・・。
何かがおかしい。
>>144
君が声を掛けると、人影はスッと物陰に身を隠した。
『スタンド』が、階段に転がっていたピンポン球ほどの瓦礫を拾い上げる。
 
・・・・・・・・・・・・・・・出て来る様子は無い。
そして、返事も無い。

146風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/04/02(土) 22:44:20
>>145
どうやら、風歌は自分が何かをやらかした――それも、致命的な何かをやらかしたことに気付く
しかし、未だに生きている。ならば、現状を把握せねばならない。
ひとまず、周囲の様子を調べる

147隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/04/04(月) 00:26:25
>>145(レス遅れ失礼しました)

どうっすかな。

隠れてる。間違いなく『敵』だ

所持品はチェキカメラに、スマホ いま持った瓦礫……
うーん、投げても多分反応ないよな。

『地上絵』は屋内だと、基本役に立たないしなー……あー考えるの面倒くせー。

「おーいっ どーしたんだー?」

仕方がないし、階段を上がる。んでもって物陰に数メートル近づいた場所で
瓦礫をその近くに放り投げてみよう。

148:2022/04/04(月) 17:49:23
>>146
周囲を見回すと、さっきまでいた空間の様相は一変していた。
天井の中央に小型のシャンデリアが吊るされており、微かな明かりが室内を照らしている。
入って来る時に破壊したはずのドアは、元に戻っていた。
 
ドアの真向かいと左右には、B5のコピー用紙ほどの窓が1つずつ。
どの窓にも吊り下げ式のカーテンが付いており、閉まったカーテンの奥に薄っすらと窓の影が見えた。
ベッドの汚れは消えており、乾いたシーツの匂いを微かに感じる。
枕元には、3体のフランス人形が並んで鎮座しており、こちらを見つめている様だった。
壁沿いには、点々と大小のチェストが並び、ドライフラワーやレース生地で飾られている。
シャンデリアの真下には、円形の小さな、背の高いサイドテーブルが1つ。
テーブルの上には、ミニチュアの地球儀の様なものが置いてあった。
>>147
再び声を上げたが、返事は無い・・・・・・・・・・・。
瓦礫を投げると、壁に当たって跳ね飛んだだけで、やはり反応は無い。
相手の目的は分からないが、君の足を止める狙いであれば、効果はあった様だな。

149風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/04/04(月) 19:06:59
>>148
周囲は一変した――自分はどうだ?
もしかして、足が治ったりしていないだろうか?
いないのならば、死ぬほど気をつけて。
もしかして、治っていたのならば元気よく。
立ち上がって――周囲の探索に向かう。なにごとも、前進である

150隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/04/04(月) 23:36:02
>>148

足止めなのか? それとも奇襲の為に潜伏?

「考えても埒あかないっショ」


パンテオン・ロココのスピードなら、ある程度のスピードでも
対応は出来るし、このまま階段上がりきってみるかー。

151:2022/04/07(木) 07:33:45
>>149
足元を見ると、張りのあるピンク色の肌をした足が見えた。
どうやら、怪我はしていないらしい。
待てよ・・・・・・・・・・・・ピンク色だって?
いつの間にか、素足になっている様だな。
いや、何かが違うぞ・・・・・・・・・・・・。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
短い足の先には、指の代わりに蹄の様なものが付いている。
そして、どうやら君は四つ這いになっているんだ。
立ち上がろうとしたが、上手くバランスを取れず、君は横に転がってベッドから落ちた。
 
『ドザッ』
 
1メートルにも満たない高さのはずのベッドだったが、まるで2階から飛び降りた様だ。
身体を強かに打ち、君は思わず嗚咽にも似た声を上げる。
 
「プギィッ・・・・」
>>150
君は、意を決して階段を上る。
上へ進むに連れて、襲撃される可能性も高まって行くと思うと、その足取りは慎重になった。
やがて、階段の上が見えて来る・・・・・・・・・・・・・・。
3階の様子も、下階とあまり変わらない様だな。
君が見た華美な内装は面影も無く、建物の構造以外は全てが朽ちていた。
そして、物陰に警戒しながら階段を上り切ったが、君に襲い掛かって来る者は誰もいない。
改めて周囲を見渡したが、人影も見当たらなかった。

152風豚鈴音:2022/04/07(木) 19:11:20
>>151
今の声! そして、このサイズ! 外見的変化!
スタンドすらも失われた――今の己は風豚ではない、風豚だ!
衝撃を受けながらも、風歌もとい風豚は現実を受け入れた
もとより、人間の尊厳が薄い女である。ゴミが豚になったところで、目くそ鼻くそである。
だが――これは紛れもなく異常であり、奇妙である。現状を、図らねばならない。
部屋の外に出れるようなら出てみる

153隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/04/09(土) 00:32:30
>>151

ボロボロっショ。こりゃ、もっと慎重に行かないと転落して骨折
下手すりゃ、そのまま昇天か。

「てか、上いまどうなってんだ? あの女(風歌)も見当たらねーし」

さっき見えた人影っぽいのもない。ちょいと考えて、だ。

  ズズッ

『パンテオン・ロココ』自体を『地上絵』にする。地上絵は
一番高所に展開される。つまり、この館なら屋上にだ

そのままパンテオン・ロココの能力を応用して屋上を視聴覚共有で
周囲を見渡してみる。もしかしたら、既に誰かいるかも知れねーっショ

154:2022/04/10(日) 02:57:30
>>152
君は、豚になったのかも知れない。
だが、それに何の意味があるのか?
身を起こした君は、ドアの方へトコトコと歩き出した。
 
ドアに破壊の跡は無く、鋲で留められてもいない。
だが、閉まったままになっており、ドアノブは君の背丈の倍以上の高さに位置していた。
蹄でガリガリとドアを擦ったが、ビクともしない。
・・・・・・・・・・・・・・・いや、待てよ。
少しだが、ドアが開いているんだ。
君は、もう少し蹄でドアを擦ってみる。
すると、ドアは更に開いた・・・・・・・・・・・・・・・。
次の瞬間、何かがドアの隙間から飛び出して来る。
 
『ドギャス!!』
 
飛び出して来たものは、君の鼻先に衝突した。
飛び上がる様な痛みと衝撃で、君の身体は実際にベッドの方まで弾き飛ばされる。
>>153
『ドドドドドドドド』
 
建物の屋根には、瓦が敷き詰められている。
端に向かって急な傾斜になっており、人影は見当たらなかった。
瓦の剥がれた部分も所々に見受けられ、突き出した煙突の上には鳥の巣がある。

155風豚鈴音:2022/04/10(日) 08:42:34
>>154
ブタァーッ!?
鳴き声を上げて吹き飛んだ風豚は、相手が何であるかを確認する

156隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/04/10(日) 22:59:36
>>154

大正の時には鳥の巣なんてあったか? って回想するが、あん時は時刻が
夜な事もあって、そこまで昼の時と比較が出来ない。
 が、年月の変化で大分朽ち果ててるってのは分かる。屋上で戦闘するにしても
激しけりゃ直ぐ転落っショ。

『だーれも居ないな』

視聴覚共有して周りを見てみるが何もいなさそうだ。
とりあえず解除して本体の側にパンテオン・ロココを戻す。

「やっぱり地道に通路を歩いて屋上のあそこへ入ってみるしかないか」

屋内には移動出来ないからなー、パンテオン・ロココ単体じゃ

つーか、明確な敵って言う感じの存在も居ないしな。大正の像を
探してた奴や、妙次郎だった俺を刺した人形っぽい奴はともかく。

「うーん、大正が鍵っぽいんだよなー。とりあえず、現代の此処で
何か名残を見つけ大正で原因を探して解決するとか?」

思考を言葉にしつつ移動しよう。勿論、足元は気をつけてな

157:2022/04/12(火) 09:23:26
>>155
鳴きながら転がる君の目に、ドアから入って来た人影が映る。
白いワンピースを着た、小学生くらいの少女だ。
艶のある濡れガラスの様な黒髪だったが、無造作に伸びてボサボサになっている。
妙に色白で、頭が大きいからなのか、そのフォルムは人形を思わせる。
顔立ちも表情の無いチャッキー人形の様で、どこか歪に見えた。
 
「ただいま、ニコライ。」
 
少女は、そう言いながら君の方へ近付いて来る。
赤いエナメルの靴を履いており、丸みを帯びた靴先は固そうだ。
>>156
君は、改めて階段を上って上を目指す。
3階を過ぎると、階段は踊り場の先を真っ直ぐに数メートル伸びていた。
上り切った先には、吹き抜けがある。
記憶通りなら、吹き抜けの先は屋外の渡り廊下になっているはずだ。
 
『ドヒュゥ━━━━━━━━━━━━━ゥ』
 
外に出ると、風が吹き付ける中、君は建物と建物とを繋ぐ通路の上にいる。
その約10メートル先には、ドアが1つ見えたが、打ち破られた様に破壊されていた。

158風豚鈴音:2022/04/12(火) 21:15:04
>>157
今、出来ることは一つ――媚びるように鳴く!
逃げ出す機会は、いまはなし!

159隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/04/12(火) 21:21:47
>>157

結構。風が強い感じかー。

「あん? あれ昔は壊れてなかったよな?」

誰が壊した? あの人形か女のガキ見たいなの? それとも館の誰か?

「大正から、この現代までだと年月が長すぎて特定はきついっショ……」

とりあえず、慎重に体を低くして風の当たる面積を避けつつ
ドアのほうへ近づくっショ。

160:2022/04/15(金) 03:56:35
>>158
君が鳴き声を上げると、丸みを帯びた少女の靴先が腹部に突き刺さった。
 
「オゲェッ!」
 
サッカーボールの様に君を蹴り飛ばした少女は、転がりもだえる君を余所に、ベッドの方へ歩いて行く。
どうやら、あまり愛されてはいないらしい。
或いは、『可愛がり』というやつなのか・・・・・・・・・・・・・・。
 
「ニコライ、ニコライ!」
 
不意に、少女が君の名を叫ぶ。
頭を上げると、少女が君の方へ近付いて来ていた。
小脇に地球儀の様なものを抱え、片手にはハサミを持っている。
>>159
ドアに近付くと、外側から破られている様子が分かる。
その外縁は、金属製の留め具で固定されており、開く事は出来なかったらしい。
破られたドアの奥には、荒れ果てた円形の部屋が見える・・・・・・・・・・・・・・・。
見覚えのあるベッドも残っていたが、人の気配は無い。

161風豚鈴音:2022/04/15(金) 21:17:19
>>160
こうなったら一つ、逃げるんだよぉ! だがどこに?
――ベッドの下に、潜り込む!

162隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/04/15(金) 23:23:54
>>160

中に入ってベットを除けてみる。

「あの女がぶち破ったっショ?」

窓から何とか抜けたとかなら未だ納得出来るが、あの華奢な体で
扉を破壊出来るとは思えない。

「スタンド使いっぽくは見えなかったけどなぁ」

呟きつつ、部屋に隠し扉とか何かないか探してみる。
一番きな臭いのは此処だからな。

163:2022/04/17(日) 01:15:43
>>161
少女の足元を駆け抜け、君はベッドの下に素早く飛び込んだ。
暗いベッドの下には、何か固いものが散らばっている。
1つや2つじゃあない・・・・・・・・・・・・・・ふと、少女がベッドカバーを捲って、こちらを覗き込んだ。
 
「ニコライッ・・・・・・出て来い・・・・・・・・・・・」
 
微かに照らされたベッドの下には、たくさんの骨が転がっている。
食べカスのチキンの骨を、ずっと此処に捨てていたのだろうか?
少女は、君に向かって素早く手を伸ばして来た。
>>162
部屋に足を踏み入れると、室内の様相はベッド以外に見る影も無くなっている。
 
『ズズズゥ』
 
すぐにベッドを動かしてみると、その下には白い塊が敷き詰められる様に落ちていた。
薄黒く変色しているものもあったが、形状からして『骨』である事が分かる。
そして、その大きさから人間のものだとしても、せいぜい乳幼児くらいの大きさの様に思えた。

164風豚鈴音「ダストデビル・ドライヴ」:2022/04/17(日) 06:32:44
>>163
相手は子供……ベッド下に余さず手が伸びるだろうか?
伸びずとも、屈む必要はあるだろう
手の届かない位置に逃げる……逃げながら「ダメ元」でスタンドを出し、ベッドを蹴り上げるよう意識する

165隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/04/17(日) 08:45:05
>>163

「びーんーご」

『パンテオン・ロココ』と俺の腕を組む。そんで反対側の手で
同時に『骨』へパンテオン・ロココと俺が触れる事にするっショ。

「さーて、戻ってリベンジだなー」

予想が正しいなら、あの大正に戻れるよな。『白い棒』と何処となく
この『骨』も似た気がするし。
 あの人形ガールにゃ首刺されたしな。今度はパンテオン・ロココと
共に眼球ぷちって指さししてみる事にするっショ。

166:2022/04/19(火) 22:51:39
>>164
『ドドドドドドドドド』
 
『スタンド』は・・・・・・・・・・・・・・・『出ない』。
豚だからか?
それとも、別の理由か?
それを考えるよりも前に、君はベッドの下に伸びて来た鉄の棒に気付く。
棒の先には、こちらを覗いている少女の顔があった。
 
「ニコラァ━━━━━━━━━━イ!」
 
そう叫ぶと、棒が君に向かって横に振られる。
鉄の棒が素肌に命中すると、冷たい触感と共に激痛が電気の様に全身を駆け巡った。
>>165
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
『骨』に触れると、すぐに周囲の変化に気付く。
おおむね、君の目論見通りだ。
予想と違ったのは、四つ這いになった様に低く狭い視界だろう。
周囲を見回すと、薄暗いのはベッドの下にいるからの様だ。

167隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/04/20(水) 22:59:31
>>166

ベットの下から這い出てみる。『パンテオン・ロココ』も傍に居るか?
居ないようなら出してみるよう試す。一緒に手を繋いでたし
こっちの大正に同行してるとは思うっショ。

「ここ何処っショ?」

とりあえず呟いてみる。

168風豚鈴音:2022/04/21(木) 18:53:27
>>166
スタンガン――!?
そう、思考でき、かつ、未だ意識があるのならば――
声の元――突き出された棒の脇から直線に『逃げ出す』
絶対に、『下がらない』相手は棒である、より突き出せば確実に当たる。死中に活を求めるのだ

169:2022/04/21(木) 23:54:43
>>167
トコトコとベッドの下から出ると、やはり見覚えのある『あの部屋』だ。
だが、少女の姿は無く、室内も荒れたままになっている・・・・・・・・・・・・・。
君の『スタンド』は見当たらず、『スタンド』を出そうとしてみたが出て来ない。
さっきまで出ていた感覚は残っていたが、今はその存在を何処にも感じられないんだ。
 
「グァ・・・・」
 
呟こうとすると、管楽器を一息吹いた様な音が零れる。
上手く喋れない・・・・・・・・・・・何度か試すと、その度に開閉した口がプラスチックの様に鳴った。
 
「グァ・・・・グェッ・・・・」
>>168
痛みはあったが、意識もある。
君は、蹄で床を蹴ると、勢い良くベッドの下から飛び出していた。
 
「ニコライ!この豚野郎ッ!」
 
少女の口汚い叫び声が響き、鉄の棒がガランと床に落ちる音が聞こえる。
顔を向けると、少女が両手を差し出しながら、君の方へ駆け寄って来るのが見えた。

170風豚鈴音:2022/04/22(金) 21:14:17
>>169
豚の元はイノシシ――これが成体であれば確実に吹き飛ばせたのであろうが、子豚である。
突撃しても、ぶっ飛ばせまい――
かかといって、引くという発送は風豚にはない。前にすすむ、攻撃をする。
子豚にだって、歯はあるのだ!
自らに伸ばされた手に向かって突っ込み――噛みつく!
それで相手が怯めば、外に逃げる!

171隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/04/23(土) 19:09:13
>>169

『あん?』

こりゃ、人間じゃねぇな。……そーいや、最初の『白い棒』で『妙次郎』

で、この屋上のベットに転がってた骨。これが動物だとして
つまり大正にいた何かの動物。檻に入ってた豚は見かけたが……。

(鏡どっかにないっショ?)

とりあえず体動かしてみるか。ドアのある場所までな
幸いなのは、あの人形女がいない事。

んでパンテオン・ロココが側にいないのは幸先よくねーっショ。
スタンドは一緒にこっちに来れねーのかな?

172:2022/04/24(日) 22:55:11
>>170
『ドドドドドドドドド』
 
踵を返して少女の方へと突進した君は、伸びて来た白い手に齧り付いた。
だが、柔らかな手を噛んだ瞬間、その歯応えの違和感に気付く。
生まれた子供の歯が抜かれる慣習は、養豚場の常識・・・・・・・・・・・・・君は、牙を抜かれた豚だった。
少女は、噛み付かれたまま君の身体を持ち上げると、床の上で仰向けに押さえ付ける。
首を掴まれているからか、すぐに呼吸が苦しくなり、君の短い手足は宙を掻いた。
 
「ニコライ・・・・・・・・お前とも、そろそろお別れね・・・・・・・・」
 
そう呟いた少女は、笑っている様にも怒っている様にも見える、歪な表情を浮かべた。
>>171
君は、ドアに向かって歩き出した。
ドアは、すっかり色褪せていたが閉まっており、ドアノブは君の身長の倍以上の高さにある。

173風豚鈴音:2022/04/25(月) 21:45:49
>>172
クソは垂れれるか? 小便は垂らせるか?
僅かでも、この女から逃げれる術はあるか?
ならば――踏ん張る! 糞尿を垂らすために!
最悪でも――僅かな嫌がらせになると信じて!

174 隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/04/25(月) 22:55:18
>>172

 こりゃードアノブ回すのはきついっショ。

グェグェ言いつつ体を回して、窓部分とか見てみるか。

あと、翼とかもあるかねぇ? もしかしたら飛べるかも知れないし
窓が少しでも空いてるようなら、そこから此処を出る事も出来るかも。

175:2022/04/26(火) 23:41:40
>>173
『プリリ・・・』
 
小さな肛門から、愉快な音色と共に黒ずんだ粘土の様な排泄物が捻り出される。
少女に抗いながら、君はいつの間にか失禁していた。
 
「みんな、ただの糞袋なのよ。」
 
少女は、君に言い聞かせる様に言った。
 
「まず、糞の処理をすれば・・・・・・・・・・そうよ、腹を・・・・・・・・・・て、血は・・・・・・・・」
 
ポツポツと呟く少女の声が、次第に小さく遠のいて行く。
いや、遠のいて行くのは、君の意識の方だ。
温かな糞尿の中に沈み込む様に、深い眠りに落ちて行く・・・・・・・・・・・・・。
 
 
━━━━━━━━━━━━目を覚ますと、床に倒れていた。
>>174
窓を見ると、カーテンは破れ落ち、ガラスも割れていた。
両手を広げると、君の手は羽の様になっている。
まるで、鳥になった様だ。
羽ばたくと、白い羽毛が周囲に散ったが、身体が浮く気配は全く無い。

176隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/04/28(木) 22:37:55
>>175

破れおちたカーテンは……多分、今の俺ってニワトリとか
そっち系の気がするな。多分食用の奴っショ

話戻して、カーテンとか置いてる物で今の目線で扉から誰か
入ってきても見えない死角、隠れられそうな場所かあるか
探してみる。あの女が唐突に入ってきても、今のままじゃ
何も出来ずにやられて情報ナッシングは勘弁っショ。

177風?鈴音:2022/04/29(金) 22:21:54
>>175
――周囲と、自分の状況を確認する

178:2022/04/29(金) 23:50:27
>>176
隠れられそうな場所は、ベッド以外に見当たらない様だ。
閉ざされた室内で、君はドアが開く事にビクつきながら、周囲を見回す。
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
━━━━━━━━━ふと、いつの間にか壁際に立っている人影に気付いた。
ナイロンブラシの様な黒髪を膝まで伸ばした、白い顔の『女』。
左右非対称の顔つきは、どこか見覚えがある。
色褪せた汚い薄紅色のワンピースを着ており、蝋で固めた様な無表情で君を見つめていた。
>>177
周囲を見回しながら、立ち上がる・・・・・・・・・・・・・・・。
自分の身体を改めると、どうやら『戻って』いるらしい。
今の君は、『風歌 鈴音』の姿をしている。
 
荒れ果てた円形の部屋には、見覚えのあるベッドが1つ。
ドアは破られており、少女の姿は見当たらない。

179風歌鈴音?:2022/05/01(日) 16:08:25
>>178
――周囲と、自分の状況を確認する

「さぁて、状況を整理するか」

一つ、この場所には間違いなくスタンドが居る。スタンド使いかどうかは解らない。
二つ、何らかの条件で『あちら』の世界に引きずり込まれる。脱出条件は不明だが、恐らく豚は殺害された。
三つ、あの収集球体がスタンドであるならば、スタンドは2体。
四つ、手立ては特に浮かばない。

「どうしたもんかねぇ」

風歌は頭を捻ると、自分の状況を確認する。
ダメージ具合は、豚になる前と代わっていないか? 何か増えたりしていないか?
そして、スタンドは出るのか?
全てを、一つずつ試す。

180隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/05/01(日) 23:43:31
>>178

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

(こいつ……いつの間に? そう言う能力か、そもそも人間じゃない、いや)

(――こいつも、もしかして俺と同じように時空を行き来してる?
でなけりゃ、警戒してた俺の目を掻い潜って瞬間移動見たいに出れるとは)

スタンドは出せねぇ、文字通り手がねぇから出せねぇチキンだ。

(…………)

下手に動けねぇ、そのままじっと見合ってお見合い状態で停止する。

181:2022/05/02(月) 00:16:21
>>179
君の身体に、干乾びた足以外の痛みや傷は無い様だ。
『スタンド』も出る。
増えたのは、疑問だけだ。
>>180
動かない君の方へ、女はゆっくりと歩み寄って来る。
そして、伸ばして来た手を見ると、青白い肌に小さな傷が幾つも見えた。
 
『ガシッ』
 
女の手が、君の首を掴む。
万力で締め上げられた様に強く掴まれ、気道を軽く塞がれた君の呼吸はたちまち苦しくなる。

182隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/05/02(月) 23:51:39
>>181

(傷? いつ、こいつ付いた? 俺の記憶にはないっショ)

回想するが、心当たりは無い。となれば、自分で傷つけたか或いは……。

「ガッ……クォ」

出来る事と言ったら、両翼をバタバタ苦しさで反射的に振るぐらいだろう。
されるがままに締めつけられる。

183風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/05/03(火) 11:41:35
>>181
唸りながら、ベッドの下を見てみる。
豚として潜ったベッドは、間違いなくあのベッドだっただろうか?

184:2022/05/04(水) 00:43:33
>>182
苦しみを紛らわす様に両手を動かす君を、女はジッと見つめていた。
君の様子を面白がっているのか?
或いは、どう反応するか興味があるのか?
その目の奥に感じるのは、そのどちらでも無い『無』だ。
無機質な、感情の無い冷たい目で『見ている』。
精神的にも肉体的にも、君は追い詰められる様に苦しめられる・・・・・・・・・・・・・・・・。
ふと、女がポツリと呟いた。
 
「『今はお前』かもな。」
 
直後、もう片方の手で掴まれた君の頭が一回転し、あっという間に意識が途絶えた。
━━━━━━━━━━気が付くと、荒れ果てた円形の部屋にいる。
ズラしたベッドの下に無数の『骨』が散らばっており、君はその中に倒れ込んでいた。
>>183
記憶を思い返してみたが、ベッドが同じものだったかどうかは断定出来ない。
そうかも知れないが、違うかも知れない。
確たる物証が無いんだ。
『豚になった』記憶も、冷静に考えれば悪い夢かも知れない。

185風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/05/04(水) 16:27:25
>>184
風歌は思わず呻いた

「あーくっそ、どうなってんだここは!」

反応など、無論なかろう
静まり返ったこの部屋に声を響かせた後――風歌はゆっくりとぶち砕いたドアへとあるき出す。

186隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/05/05(木) 10:37:31
>>184

「まだ首が苦しい感じっショー」

さすさすと首を撫でつつ、立ち上がる。パンテオン・ロココも出せるだろうし
一応出しておこうか。

「あいつ意味深な事言ってるけど、こっちは像が何処にあるか知れれば
良いんだけどなー。また『妙次郎』らしい骨の一部を探すしかねぇのかな」

けど、最初に刺されて死んだよな? いや過去の追走的な感じで
何度でもリベンジ出来るのか、或いは他の家族のものがあるのかね?

「ただ、パンテオン・ロココが一緒に連れていけねーのかなぁ……」

最初は出さないで妙次郎になったからスタンド出せないかと思ったけど
発現しつつ骨握っても、動物だからか? パンテオン・ロココ出せなかったの?

「うーん……手掛かりが無い。大正へ行っても、あいつが邪魔してくる
とりあえず、像は現代にあっても厳重に守られてるなりで見つけるの
苦労しそうだから、大正であいつぶっ倒して像を現代でも保管出来るように
とか出来ればっショ」

とりあえず部屋に目星いもの無いなら、出て下に降りて他の部屋の探索に
向かう事にするっショ。

187:2022/05/06(金) 00:34:39
>>185
破壊されたドアからは、微かな風が吹き込んで来る。
明るかった空は、少し暗くなり始めており、建物の中ではそれが顕著に感じられた。
 
ふと、外の渡り廊下の向こうに人影を見つける。
見覚えのある背中・・・・・・・・・・いや、髪型だ。
パーマのかかった黒髪で、廊下の先にある吹き抜けを進み、階段を下りて行く。
>>186
破壊されたドアをくぐり、屋上の渡り廊下を進む。
空は、陽が傾いて雲が出始め、少し暗くなって来ている様だ。
吹き抜けの先の階段にも人影は無く、先に通った時と何ら変化は無い。

188隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/05/07(土) 23:37:28
>>187

「んー、あと気になる場所って言えば『妙次郎の部屋』か?」

俺もとい妙次郎が殺された屋上のベットにあった骨に触れても
妙次郎に再度なる事なくて、別の食用の動物だったと言う事は
大正で刺された遺体は移動したって事っショ?

「俺の起こした行動って変化になるのかな? 大正 旧峠邸
不審死とかって過去の出来事が反映したりとか」

スマホでちょっと調べてみよう。隠蔽されてる可能性も高いけど

調べつつ、妙次郎の部屋へ移動だ。

189風歌鈴音「ダストデビル・ドライヴ」:2022/05/08(日) 23:13:08
>>187
「おーい!!」 
声をかけて後を追う

190:2022/05/10(火) 23:28:46
>>188-189
『隼士』の背中に、『風歌』が声を掛ける。
聞き覚えのある声だ。
顔を合わせると、長い年月を経たかの様な懐かしさすら感じるだろう。
実際、長い年月を経て来たのかも知れないが・・・・・・・・・・・
 
『隼士』は、『風歌』の片足が干乾びている事に気付く。
スマートフォンで『旧峠邸』について調べても、出て来る情報は以前と変わりない。

191風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/05/12(木) 18:58:57
>>190
「……おおい、無事か? アタシは見ての通りに無事じゃねー……」

このホーンデットお屋敷においてやっと会話が通じそうな相手と再開したことに、風歌は気が緩むも――緩み切る前に、するべきことがある。

「そしてな、そっちが信じるかはわかんねーしアタシの気が狂ったのかも知れねーが、ともかく、アタシが体験した『ありのまま』を話す」

そして、体験した全てを話す――

「……この場所、一体何がどうなってるんだ」

192隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/05/12(木) 19:52:22
>>190-191

「ん? おぉ、ずいぶん久しぶりっショ」

・・・・

「はぁ〜ん、そっちもそっちで色々あったんだなぁ」

「ついでに、俺も俺に起きた体験全部話すっショ、情報共有は
未知の探索で大事だからな。あと、俺は隼市 賢っショ」

んで大正の追体験? 憑依? から先程の屋上での人形ガールめいた奴の
出来事まで全部洗いざらいな。

>この場所、一体何がどうなってるんだ

「いや、そりゃ。何か真相を知らせたくない系のスタンドが
暗躍してるんっショ?」

かくかくしかじかの部分で、互いのスタンドの事とかも簡単に
教えただろうしな。ぶっちゃけ、UFOに関係ないスタンド事象って
あんまり心惹かれないんだよなぁ……俺って宇宙の神秘に憧れてるし。

「とりあえず、俺は妙次郎の部屋で色々調べてみるかなって。
それと、骨っぽいの見つけても動物のだったら外れだろうから。
一番良い使い道は、あんたが出逢った敵っぽい奴に布とかで包んで
露出した骨を当てて過去に飛ばすとかやってみるのは?
 案外、足止めとして有効かもだし」

「とりあえず、俺も宇宙の神秘は知られそうにないから帰っても
別に良いんだけど。このまま人形ガールに蹂躙されたまま帰っても
寝覚め悪くなりそうだし、ここまできたら幾らか真相を知って
帰りたいっショ」

ぶっ倒す標的ってなると人形ガールしか今の所無いしな。
説得とかも通じそうにないし。大正で、再び妙次郎になれれば良いんだが。

193:2022/05/13(金) 02:16:14
>>191-192
再会した君達は、これまでの互いの情報を共有した。
不明な点の方が多かったが、一人でいるよりもマシだろう。
このまま仲良く帰ってもいいし、探索を続けてもいい。
ただし、建物の中は薄暗くなり始めており、時刻は17時を過ぎている。
日没まで、小一時間と言った所だ。

194隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/05/16(月) 01:18:29
>>193


「とりあえず、俺は妙次郎の部屋で何かないか探索するっショ。
スマホもあるから、幾らか真っ暗でも探し物は出来るだろうし」

「そっち、もう帰っても構わないっショ?
その足だと、危ないんじゃね」

別に1人でも二人でも構わないかなー。像にそこまで執着
してないけど、このまま何もわからないで帰るってのも何だし。

流石に収穫が全く無かったら、区切り良いところで帰って
また明日にでも準備し直して来る事にするっショ。

195風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/05/16(月) 21:55:44
>>194
「ここまでされて、金目のモノ一つなく引けるか!」

風歌は叫んだ。命あっての物種だが、ホームレスにも意固地はある。

「訳わからねえフシギ空間で豚にされて殺されるわ、キンタマのバケモンに足を枯れ木にされるわ、ろくでもねえことばかりだがよ……アタシはな、殴られたままそのままってのは嫌いなんだ!」

その闘争心に呼応するように、スタンドが背後から出現する。
何の意味もないが――気合を入れる一つの形として、スタンドが出た。

196:2022/05/17(火) 23:44:15
>>194-195
『風歌』が、『スタンド』を出す。
『隼士』には、勿論それが見えるが、見えないフリをする事も出来るかも知れない。
重要なのは、演技力だ。
 
陽が傾いて来たせいか、吹く風が先程よりも肌寒く感じ始める。
君達は、どちらともなく身震いした。

197風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/05/18(水) 23:54:58
>>196
「ちっ……とりあえず、アタシに会ったことを言うぜ」

風歌は、自分に起きたことの説明をする。
特に――ガラス片を取ったことに呼応して現れた謎のしゃべくる球体。
そして、自分に起きた豚化の奇妙な体験に関しては、入念に。

198隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/05/19(木) 22:57:58
>>196
>>197

「そーいや、俺ってか『妙次郎』が殺された時は月が出る時刻で
あの人形ガールが屋上の部屋に居たよなぁ」

風歌って奴の話を聞きつつ、時間帯から考えて。あいつが居た
時間帯って大体月の出るような夜だったかなって、鶏になった時の
状況からも考える。まぁ鶏の時は直ぐ殺されたし、窓の風景とか
結構曖昧かもしれないっショ

「うーん、とりあえず俺は妙次郎の部屋へ行って探索するかなー。
また月が出る時間帯で屋上に行く感じで」

とりあえず移動は継続。スタンド見えない振りする意味あんのかね?
別に、目の前にいる女は巻き込まれてる系女子で
俺に襲い掛かって来るわけじゃねーし。

妙次郎の部屋へ行くっショ。足元も気を付けつつ、完全に
暗くなったよーならスマホで辺りを照らす

199:2022/05/21(土) 09:41:04
>>197-198
『隼士』は、記憶を辿りながら『妙次郎の部屋』へと向かう。
それに続く形で、『風歌』は道すがら自身の体験を話し続けた。
 
3階にある目的の部屋までは、ほんの4〜5分で到着する。
部屋から伸びる通路に瓦礫が散らばっていなければ、もっと早かっただろう。
ドアは、すっかり埃を被っていたが、破壊されておらず施錠もされていない。
だが、陽が傾き始めたと感じた瞬間から、わずかな時間で周囲はすっかり暗くなっていた。
薄闇に包まれた君達は、互いの顔も判別し難くなる。
スマートフォンの明かりが無ければな。
 
『ギキィ』
 
ドアを開くと、微かに軋みながら開く。
室内には、左にベッドがあり、右に机が置かれている。
床は、剥き出しの板張りで、ドアの真向いの壁に出窓が1つ。
机の左横には、ガラス戸付きの書棚。
書棚は、ドアに向かって右横にも置いてあったが、どちらもガラスが割れて中は空だ。
人の気配は無く、床に積もった埃を見れば、長らく来訪者がいなかった事も分かる。

200隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/05/26(木) 01:31:14
>>199(レス遅れ失礼)

「此処もボロボロっショ」

とりあえずベットの下、あと机の部分も改めるかー。

「そっち(風歌)も、てきとーで良いから
きな臭い部分探してっショ」

(此処も外れだと、すると。さっきの人影っぽいのが居た通路のある場所に
行ってみるかな〜)

とりあえず骨なり何か手掛かりがなりそうなものを探す。

201風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/05/26(木) 20:28:35
>>199
>>200
「おう! 下手に『拾う』なよ、キンタマのバケモンが出てくるかもしれねえからな」

風歌はそのように返し、周囲を探索する。
目についたのは書棚――裏になにかあるかもしれない。スタンドを顕現させて、動かしてみる(破C)

202:2022/05/27(金) 23:44:01
>>200
ベッドの下は、覗き込むだけで肺が黒くなりそうだ。
息を吸うと咽るほど、埃が積もっている。
ゴミの様なものが幾つか散らばっていたが、骨らしきものは見当たらない。
 
机には、小さな鍵穴の付いた引き出しが1つあり、こちらは施錠されている。
>>201
書棚は、空っぽのせいか思ったよりも重くは無い。
ドアの横にある書棚を動かすと、すぐに埃が舞い上がった。
その裏には、壁に書棚の跡が残っているだけだ。
 
『バサッ』
 
不意に、頭上から何かが落ちて来る。
おっと、ビビるんじゃあない・・・・・・・・・・・・ただの『本』だ。
ワインレッドの滑らかな装丁がされたA4サイズの『本』で、厚みは約3センチ。
表紙には、白い筆記体文字で『Memories』と綴られている。

203隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/05/28(土) 22:01:42
>>202

「行儀よく鍵探すのはゲームだけの話だよなぁ」

『パンテオン・ロココ』の力なら、幾らか力を籠めれば施錠してるの
関係なしに壊して引き出しの中身を取り出せる筈だ。

「っと、中に骨が入ってるって可能性もあるか」

壊した拍子でパンテオンに触れて消失ってなったら笑えないっショ。

とりあえず開けるようになったら、中身をスマホで照らしつつ
確認する感じっショ。

204風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/05/29(日) 13:48:46
>>203
>>202
「そっちはなんかあったかー? アタシは日記帳っぽいのを見つけたぜ」

そして、中を開く

205:2022/05/31(火) 00:18:13
>>203
『バキバキッ』
 
引き出しを無理矢理こじ開けると、『紙袋』が1つだけ入っている。
いや、『封筒』だ。
君が見慣れた封筒よりも、少し細長い。
そして、白かったであろう紙の色は、全体が茶色っぽく変色していた。
中身は、どうやら立体的なものらしい・・・・・・・・・鉛筆の半分程の大きさの膨らみがある。
その膨らんだ部分には、黒っぽい染みの様なものが見受けられた。
>>204
『本』を開くと、セピア色の写真が並んでいる。
どうやら、アルバムらしい。
長時間ジッとしていたのは、せいぜい明治初期の話で、大正時代には数十秒で写真が撮影出来たんだ。
値段は、1枚で1万円前後。
セレブの思い出作りに反吐が出そうになるのを堪えながら、写真を眺めよう。
 
どの写真も人物を写したものだったが、当然見知った人物は見当たらない。
だが、被写体の名前と思われる小さな文字が写真の下に書かれており、それが『峠家』の人々であろう事が
君にも理解出来た。

206風歌鈴音『ダストデビルドライヴ』:2022/05/31(火) 20:50:50
>>205
「おーい、こっちのはアルバムだった。家族写真とかがある。そっちはどうだ? 金目のものはあったか?」

恥知らずのホームレスはそのように問うた。

207隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/05/31(火) 21:04:41
>>205

「封筒だなぁ。とりあえず破って中身出してみるっショ」

慎重に中身に触れないようにしつつ。中のを半分ぐらい出してみる事にする。

「アルバム? あぁ、そりゃ
ちょっと気になる」

近づいて見てみよう。妙次郎も映ってる筈だ
 集合写真があれば、また大正に妙次郎になる機会で他の家族の事とか
見当つくだろうし。あの『像』を探してた奴も居るかもしれない

208:2022/06/02(木) 00:55:17
>>206
君が声を掛けると、『隼士』が踵を返した。
 
『カコォン』
 
次の瞬間、彼の手元から何か白いものが落ちる。
それは、床の上で跳ねる様に飛び、君の横を抜けてドアの近くに転がって行った。
『隼士』が、足元をキョロキョロと見ている。
親切心で、落ちた場所を教えてもいいし、拾って渡してもいい。
>>207
封筒を破ると、微かに生臭い匂いが立ち昇る・・・・・・・・・・・。
中に入っていたのは、小指ほどのサイズの物体。
表面は、変色しているのか汚れているのか所々が赤黒く、白い地肌は『骨』の様だ。
 
『カラァン・・・・』
 
『風歌』の方へ踵を返した瞬間、傾いた封筒から『骨』らしき物体が滑る様に飛び出す。
乾いた音が室内に響き、君は物体が床に落ちた事に気付いた。
だが、足元に目を落としても物体は見当たらない。

209風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/06/02(木) 21:20:54
>>208
風歌鈴音は『それ』を見た、地面に転げたそれを――それを探していると思しき彼を。

「おい、そこに落ちてるぜ――」

そう、呼びかけた時である。悪寒が襲った。
『落ちているものを拾う』。金玉の化け物が襲いかかってきたのは、その後だ。
だから、風歌は慌てて付け加える。

「おい! そこに落ちてるもんを拾うな! さっきも言ったがこの屋敷には触ったもんを干からびさせる金玉の化け物がいる――んで、アタシが襲われた時は、ガラスを拾った後で、そいつを返す前で攻撃を続けてきた!」

と、早口で述べた後、彼と、彼が探しているだろうものへと近づく。けして、触れはしない。

210隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/06/04(土) 18:21:24
>>208-209


「わーったっショ、じゃあ、とりあえず拾わないっショ」

そんじゃあ、アルバムだけ貰って軽く目を通すっショ。

つっても、触れたら大正生き残りチャレンジが再びかと思うんだがな。
 それとも、使用限度とかあるのかね?

「金〇? 金星人とかならワクワクすんだけどなぁ。
触れたら干からびさせるねぇ……」

とりあえず訳の分からん自動操縦的なスタンドがいるっぽいなぁ。

211:2022/06/05(日) 00:37:04
>>209
君が捲し立てると、『隼士』は『落とし物』を拾うのを素直に止めた。
彼がアルバムを見に近付いて来るのと共に、君も彼の『落とし物』を確かめる為に近付く。
アルバムは、開いたままで君の手元にあったが、『隼士』が手に取って眺めている。
 
机の下を覗けば、そこに落ちている小指ほどのサイズの物体が見つかるはずだ。
表面は、変色しているのか汚れているのか所々が赤黒く、白い地肌は『骨』の様だった。
>>210
『風歌』が持ったままのアルバムに目を向けると、セピア色の写真がページに整然と並べてあった。
最初に目に留まったのは、胸を張って立つ学生服姿の『妙次郎』の写真だ。
写真の下には、『妙次郎 卒業』とページに直接書かれた小さな文字がある。
 
半ばアルバムを受け取る様に、君は写真を眺め続けた。
『妙次郎』の写真の横には、軍服姿の青年が似た様な構図で写っている。
坊主頭なのは、軍人だからなのか・・・・・・・・・或いは、時代のせいなのか。
細身の青年の顔立ちは、どこか『妙次郎』に似ており、写真の下には『賢太郎』と書かれていた。
その下の写真には、坊主頭の青年が2人並んでいる。
1人は、『賢太郎』。
もう1人は、対照的ながっしりした体格をしており、凛々しい眉毛には見覚えがあった。
写真の下には、『賢太郎 堂野』と書かれている。
写真は━━━━━━━━━━━
どうやら、1ページに4枚ずつ貼られている様だ。

212隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/06/05(日) 19:13:17
>>211

「なーる。あいつの名は『堂野』」

像を探してた奴の正体は知れた。普通に身内だった

て事は骨肉の争い的な感じか? あいつ、妙次郎に対して
敵愾心って程じゃねぇけど、あんまり仲が良い感じじゃなかったよな。

「んー、けど『骨』から大正へ行って色々と情報を知る事は可能だと
思うっショ。その部分の骨が妙次郎なら色々探れるし
動物なら、あの人形見てぇな女に直ぐこっちに強制で殺し戻らされるけど」

現状、骨で過去で色々探る以外何もねーんだよな。
 あっちで誰か殺すなり、自分で体切断してどっかにセーブ的な感じで
骨を屋敷の中に隠すにしても、像の目星付かない事にはな。

「あと、あんまり心当たりねーんだよなぁ。
『賢太郎』と『堂野』ってやつの室内探すぐらいか??
 特に、この堂野ってやつは大正で像に御執心だったし。
なんか手掛かり残してる可能性あっけど」

「なんもする事ねーんだったら、俺はとりあえずアルバムの二人の部屋を
探してみるわ。『骨』は此処のどっかに隠しておくなりして
今は放置でも良いんじゃね?」

突っ立って話しても時間の無駄っショ。部屋を出て……そうだなぁ。
あの人影だか何かあった廊下に面した場所の近くの部屋を漁るかぁ。

213風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/06/05(日) 19:33:11
>>212
>>211
「そーだな、アタシの時も『持ち歩かないと』金玉は出てこなかったからな……・アタシも付いてくぜ、アタシは方針がねえからな!」

そういって、後につづく

214:2022/06/06(月) 01:02:50
>>212-213
君達は、『隼士』を先頭に部屋を出る。
アルバムは、『風歌』が大切に持ったままだ。
 
闇に包まれた館内は、スマートフォンの明かりで足元を照らさなければ、歩く事も難しい。
『妙次郎』の部屋が、月明りのおかげでマシだった事が改めて分かった。
部屋から真っ直ぐに伸びる廊下を戻り、吹き抜けのある空間に出る・・・・・・・・・・・・・。
此処まで来ると、『明かり取り窓』から差し込む月明りで、随分と周囲を見通せる様になっていた。
高い位置に設けられた窓の存在は、暗くならなければ気にも留めなかったかも知れない。
 
吹き抜けを挟んだ反対側までは、直線距離で5〜6メートル。
君達は、そこに月明りに照らされた『人影』を見つけた。
シルエットだけしか見えなかったが、1人である事は確かな様だ。
そして、向こうも君達の存在を見つけたのか、すぐに階段の方へ駆け出して行く。

215隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/06/09(木) 22:35:29
>>214(レス遅れ失礼しました)

「あいつ、何なんだろうなぁ」

追いかけたいけどさ。此処、老朽化してるっショ? しかも夜でスマホの光源あっても
十分とは言えない位には真っ暗って言われてるし。月明りでマシだけどさ

待てって叫んで走っても、床が抜けて三、四階から墜落したら流石に
骨も折れるからなー。

「あいつ、あんたと合流する前にも見かけたっショ。直ぐ逃げるんだよな」

とりあえず、あいつが居た付近の室内とか探すか。無理に追いかけず
足元に気を付けつつ歩いてな。

216風歌鈴音『ダストデビル・ドライブ』:2022/06/09(木) 23:53:17
>>215
>>214
「敵か味方か……敵に決まってるだろうなぁ、警戒していこうぜ」

彼の後に続く。

217:2022/06/10(金) 09:42:50
>>215-216
君達は、吹き抜けに沿って進みながら、人影のいた辺りまで辿り着く。
途中、何度か展示台にぶつかりそうになったが、次第に目も暗さに慣れて来た。
 
人影がいたのは、特にめぼしいものも無い吹き抜け沿いの通路。
そこから走って行った階段の方を見ると、何かが床に落ちている事が分かるだろう。
月明りで微かに光っているのは、使い捨てのライターだ。
よく見れば、比較的新しい事も分かる・・・・・・・・・・・・・拾ってもいいが、そのままにしてもいい。

218風歌鈴音『ダストデビル・ドライブ』:2022/06/10(金) 19:59:57
>>217
「(さて、どうするか)」

風歌は、僅かに思案する。
今、日記を持っているのだから必ずしも『建物の中にあるもの』を拾うことが金玉の化け物の召喚条件ではない。
しかし。出現条件があるとすれば、やはり『建物の中にあるもの』を拾うことだろう。
ならば……

「そいつを拾うのはよしとこうぜ、嫌な予感がするんでな……それより、追いかけよう」

219隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/06/11(土) 22:22:43
>>217-218

「まぁ、わざわざドロップするのって罠くせーっショ」

風歌の言葉に同意しつつ素通りする事にする。

人なのか幽霊なのか自動操縦スタンドか、もっと別の何かが知らんけど
とりあえず『像』の事を聞ける奴って、仮想敵の逃げてる奴しかいないし。

「追い続ければ正体も知れるかー」

そんじゃあ追おう。まぁ足元は気を付けてっショ

220:2022/06/13(月) 00:20:52
>>218-219
君達は、階段の方へと人影を追う。
『追いかける』というよりは、『辿る』とでも言うべきだろう。
追い付いて捕まえようという気概よりも、足元に気を付ける事に注力しながら進んで行く。
 
階段は、月明りが届かないので暗い・・・・・・・・・・・・真っ暗だ。
途中で崩落しているはずだが、知らなければ確実に足を踏み外しているだろう。
スマートフォンの明かりを頼りに、君達はより慎重に階段を一歩ずつ降りて行った。
前方に人の気配は感じられないまま踊り場を越えると、いつの間にか2階に辿り着く。
2階は、上階よりも薄暗く感じる。

221隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/06/14(火) 01:54:46
>>220

「二階にご到着ー。さぁて、あいつ、何処かねぇ……」

暗いなぁ、本当。スマホないと完全に真っ暗だし、こう言う事なら
懐中電灯用意すべきだったよなー。

「とりあえず適当な室内探すか。また『骨』なり目星い日誌とか
あるかもだし」

近くの部屋の扉とか開けてみるっショ。

222風歌鈴音『ダストデビル・ドライブ』:2022/06/14(火) 18:41:24
>>220
「(すっ転ばねえように、気をつけねえとな)」

片足が不自由なので、足元をよく気をつけながら周囲を探索する。
落ちてるものがあれば目には止めるが、手には取らない拾わない。

223:2022/06/16(木) 09:23:13
>>221-222
君達は、2階の吹き抜けホールに出た。
2階の部屋に入った記憶は無いので、部屋があるかどうかも分からない。
 
足元にも注意を払いつつ、目を凝らす。
やがて、暗がりにも目が慣れて来た頃、君達はどちらとも無く『通路』を見つけた。
3階と同じく、通路の手前と奥の壁が同化して見える造りになっており、一見して分かり難い。
通路に入ると、左右に真っ直ぐ伸びているが、その先は暗くて分からなかった。

224風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/06/16(木) 20:14:17
>>223
「二手に分かれるか……・悪い手じゃないんだがなぁ」

風歌は、ちらりと自らの足を見る。あいも変わらず干からびたままの。

「奥で道がつながってたりしたら、まぁ挟み撃ちには出来るだろうな……んで、アタシの足じゃ鬼ごっこには向かねえ」

風歌はしばしに思案し――口を開いた。

「二手に分かれるか? 分かれるんならアタシは左に行きてえ」

225隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/06/16(木) 22:13:52
>>223-224

「いいんじゃね? じゃあ自分は右っショ。
なんかあったら叫ぶ感じで」

とりあえず何かしら見つけないとなー。もうUFO関連のものって
期待薄だし、適当に『骨』か『像』関連らしいものだよな。

宇宙の神秘以外だと、余り意欲も高まらないから
テンションも→→で進むっショ。

226:2022/06/18(土) 00:51:44
>>224
君達は、再び分かれて別々の通路を進む事にした。
左の通路を進み始めた君は、すぐに足先が瓦礫に引っ掛かり、転びそうになる。
目が慣れたとは言え、暗闇の中では全てを見通す事は出来ないんだ・・・・・・・・・・・・。
 
2〜3メートル進むと、通路の奥にドアらしきものが見えて来る。
どうやら、突き当りらしい。
振り向けば、まだ遠くにスマートフォンの明かりが小さく光って見えるだろう。
>>225
君達は、再び分かれて別々の通路を進む事にした。
右の通路に展示台の類は無く、5メートル程進むとドアが1つ見えて来る。
それは、閉まったままの木製のドアで、通路から少し斜め右寄りに設置されている様だ。
そして、ドアを過ぎた先には、下りの階段らしきものが確認出来る。

227風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/06/18(土) 11:27:09
>>226
『ダストデビル・ドライヴ』を展開。
突発的に何かが『接近』してかつ、拳の射程内に入る事態が起きたら問答無用で攻撃(破ス:CB)を繰り出す準備を整えた上で、扉を開く。

228隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/06/18(土) 19:39:06
>>226

「ノックしますっショー、もしもしーってな」

無人だろうけどさ。何がトリガーになるかわからねーじゃん?
 この屋敷の中の何かルールで能力発動するとして、無作法なら
罰を受けるとか、そう言うのあるかもだし。

「いねーのかな? ガチャっと」

まぁ無反応だろうけど、反応あったら聞き耳立てて
なければ、そのままドアを開こう。

229:2022/06/20(月) 01:02:15
>>227
『ギキキ・・・・・』
 
軋み音を立てながら開いたドアは、微かに重く感じる。
室内には、窓があるのか薄明りが差し込んでおり、君の目の前にある『台座』を照らしていた。
何かの石で作られたと思われる『台座』は、君の背丈程の大きさだったが、その上には何も無い。
それを確認した直後、君は部屋の周りに幾つもある影に気付く・・・・・・・・・・・・・・。
 
『ドドドドドドドドド』
 
薄闇に浮かぶのは、見覚えのある『動物』だ。
猪、鹿、熊や虎、ワニや蛇・・・・・・・・・・・・咄嗟に攻撃しようとした君だったが、すぐに違和感を感じ取り、
排便を堪える様に肛門を絞めて、『スタンド』の動きを制した。
よく見ると、『動物』達には動く気配が無い。
そう、これは『剥製』だ━━━━━━━━━━━━━
ふと、頭上に浮かぶ影に気付いて見上げると、翼を広げた鳥の『剥製』も天井から下がっている。
『剥製』は、真ん中にある『台座』を囲む様にして、部屋中に置かれていた。
>>228
『コココン』
 
ノックすると、木を叩く音が軽く響く。
L字型のドアノブを回すと、ドアは抵抗も無く開いた。
 
室内は、あまり広く無い、奥行きのある小部屋だ。
天井近くの高い位置に小さな窓が1つあるだけで、室内は見た限り空っぽ・・・・・・・・・・何も無い。

230隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/06/20(月) 15:26:03
>>229

「なんも無し、はずれー……ってかな」

とりあえず両側の壁を砕いてみるっショ。

パンテオン・ロココで殴りつける。なんか隠されてたりとか
するかもだからなー、わんチャン。

231風歌鈴音『ダストデビル・ドライブ』:2022/06/20(月) 18:51:47
>>229
「飛んで火に入る夏の虫かもしれねえが、虎穴に入らずんば虎子を得ずだ」

風歌はそう言うと、中央の台座を確認する――特になにもなければ、腰掛けて辺りを眺める。
スタンドの警戒態勢は前レスと同一。迫るものには拳。

232:2022/06/21(火) 06:41:44
>>230
『バゴ、バキッ』
 
壁を殴ると、簡単に割れる。
木製の壁材の割れ目を覗いたが、カビ臭いだけで何も無い様だ。
>>231
『台座』は、恐らく大理石の様だ。
文字が彫られた形跡は無く、座ろうとすると上部に小さな穴が2つ並んで空いている事に気付く。
何かを填める為のものだろうか?
君は、『台座』の上で周囲を警戒したが、『剥製』が襲って来る様子は無い。
そして、入って来たドアの向かい側・・・・・・・・・・・・・並んだ『剥製』の後方には、もう1つドアがあった。
『台座』は、2つのドアの丁度中間辺りに位置し、ドアまでは3メートル程の距離がある。

233隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/06/22(水) 10:14:38
>>232

「まー、壁が脆いって事わかりゃ十分よ」

像が隠されてる秘密部屋とかあったとして、厳重だと思うし絶対に
中の壁とか固いだろうから、怪しい壁殴って余り壊れなかったら
そこビンゴっショ。

「うーん、あいつ(風歌)の居るの、何か面白いのないかなー」

ちょっと、そっちを見に行こう。

234風歌鈴音『ダストデビル・ドライブ』:2022/06/22(水) 18:29:06
>>232
「穴に嵌めれそうなモン……そのへんに落ちてねーかな?」

スマホのライトを頼りに、床を探す。

235:2022/06/25(土) 00:30:05
>>233-234
『隼士』が『風歌』の後を追うと、『剥製』で埋まった部屋に辿り着く。
中央に石造りの『台座』があり、『風歌』はその前で床を照らしていたが、落ちているのは動物の毛や
錆びた釘だけで、興味を惹かれる様なものは無い。
2人でもっと探せば、何か見つかるかも知れない。

236隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/06/29(水) 08:22:17
>>235(レス遅れ失礼)

「って事は……此処に『未完成の吉巻の像』があった、感じ?」

中心の台に何もないってなら、此処が一番に怪しいよな?

穴に嵌めるもん……何だ?

「とりあえず、俺は剥製を調べるっショ」

周囲を囲む『剥製』の像を調べてみるっショ。一通り終わったら
もう一つのドアかな

237風歌鈴音『ダストデビル・ドライブ』:2022/06/29(水) 20:00:54
>>235
目を皿のようにして、床を舐めるように探す、探す、探す――

238:2022/07/03(日) 02:59:14
>>236
『剥製』は、顔を近付けるとカビの匂いが漂って来る。
腐敗して変色したものも多く、中には欠損しているものもあった。
目立つのは、『鳥』・・・・・・・・・・・・羽を広げた姿で、天井から吊るされているものが嫌でも視界に入る。
君は、目に付いたものから順に眺めて行ったが、不審な点も何が不審なのかも分からない。
逆に、『剥製』に見られている様な感覚に陥り、反対側のドアへと向かう。
 
『剥製』の並んだ室内を横断すると、反対側にも同じドアが1つある。
こちらも施錠はされておらず、開けると通路が真っ直ぐに伸びていた。
その先は、暗くて分からなかったが、通路の右沿いには展示台が並んでいる。
>>237
君が床を這い回っている間に、『隼士』は反対側のドアの先へと進んで行く。
床には、何も落ちていないんだ・・・・・・・・・・・。

239風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/07/05(火) 19:53:47
>>238
なにもないなら――後を追う!
えっちらおっちら、脚を引きずるように!

240 隼士 賢『パンテオン・ロココ:2022/07/08(金) 01:58:13
>>238(レス遅れ失礼、長考していました)

だーめだ。めちゃくちゃ頭ひねって考えてんだけど、全然わからないっショ

謎解きなのかなーって、色々頑張って考えたんだけど、地頭が駄目だしなぁ……。

「って事で、通路の右の展示台を調べるっショ」

241:2022/07/10(日) 02:34:55
>>239-240
『隼士』は、展示台を調べる・・・・・・・・・・・・ケースは壊れていない様だが、展示物は入っていない。
やがて、足を引きずりながら『風歌』が追い付いた。
 
スマートフォンで展示台を照らしていた『隼士』は、空のケースの中に入っている紙切れに気付く。
10センチ程の長方形の紙だ。
小さな文字が書かれており、それが『名刺』である事はすぐに分かる。
 
『(株)川崎不動産  長田 忠治』
 
これが不動産屋の名刺なら、君達には何の関係も無いだろう。

242隼士 賢『パンテオン・ロココ:2022/07/10(日) 21:57:38
>>241

「長田……川崎不動産? 星見町で経営してるっショ?
この館を今、差し押さえてたりとか?」

聞き覚えはない。展示物の代わりに、名刺のみか……。

「うーん、とりあえず役立つかわからないけど触ってみねぇ?
 てか、取り出してみるわ。このまま何もノータッチで辺りを
ウロウロしても、さっきのオカルトだかスタンドだか知らない奴や
人形女に、吉巻の像にも巡り逢えなさそうだし。なんかアイテムあれば
色々と手に入れるべきっショ」

とりあえずケースを開けて、名刺を手に入れよう。
罠でも何でも、とりあえず暗闇の中を見知らぬガール(風歌)と
肝試しよりかは、宇宙人に会いたいんだけどなー。

243風歌鈴音『ダストデビル・ドライブ』:2022/07/11(月) 22:09:42
>>242
>>241
「そうだな……・電話番号でもあれば手がかりになるかもしれねえ。それに、虎穴に入らずんば虎子を得ずだ。そろそろリスクを犯すときだろうさ」

キミの意見に賛同した風歌は、金玉の化け物の出現に備えながら、警戒を始める。

244:2022/07/12(火) 14:51:06
>>242-243
展示台のケースに施錠はされておらず、名刺を取り出すのは造作も無い事だった。
 
『ドドドドドドドドドド』
 
『風歌』は、息を飲んで周囲を見回す・・・・・・・・・・・・・・・・。
だが、『敵スタンド』が現れる様子は無い。
『隼士』は、確かめる様に名刺の裏をめくった。
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
名刺の裏には、ボールペンで書かれた小さな文字が綴られている。
 
『誰か これを見て外に出られたら ここを壊して』

245隼士 賢『パンテオン・ロココ 』:2022/07/14(木) 10:52:48
>>244

「heyyyyy   syоО!!!」   ドゴォッ!!

『展示台』向けてパンテオン・ロココで殴りつける(パス精:BBⅭ)

ここ、って言うのが『展示台』か『館』ごとって事か不明だが。実質どれ
壊しても同じだしな。何より、こう言う文面飛び込んだら
思考するより先に行動して不意打ち対策が有効っショ!!

246風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/07/14(木) 12:13:56
>>244
>>245
「ばっ、お前……!?」

しかし、サイは投げられた――もとい。砕かれた!
恐怖を隠そうともせずスタンドを顕現し――そして、知る。
こいつもスタンド使いだ! だが…・…問い合わせるよりも先に、何が起こるかの方が大事である。

「ダストデビル・ドライブ!」

スタンドを出し、警戒する。

247:2022/07/16(土) 23:21:25
>>245-246
『バキバリィッ!!』
 
『パンテオン・ロココ』が、展示台を叩き割った。
台とガラスの割れる音は、館全体に響く様だったが、すぐに静寂が上書きされる。
警戒する『風歌』の思惑とは裏腹に、何かが起こる様子は無い・・・・・・・・・・・・・・・。

248風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/07/17(日) 20:25:02
>>247
鬼が出るか蛇が出るか――風歌は周囲を見渡す。

249隼士 賢『パンテオン・ロココ 』:2022/07/18(月) 10:56:38
>>247

「あり? 外れっショ? なら館ごとぶっ壊せって話か」

とりあえず、この名刺の奴は『何か』を知ったから破壊しろって
書き残してんだよな。

「この名刺に『外に出れたら』って書いてんだよなぁ。
多分、何かしら解決しないと出るの無理なんだろうなー」

大正を少し体験出来たの面白かったけど、それ以上に何もないし
宇宙の神秘も得られないから帰ろうかなって少し思ってたけど
帰るの難しそうだよな。

「うーん、火なり何かで全焼させるのも難しそうだし。やっぱ『像』が
要なんだろうなー。もうちょい先の通路を進むか」

暗い通路の先を進んでみる。スマホで前を照らしつつ
スマホの残量まだ保つとは思うけど、早めに終われたら良いな。

250<削除>:<削除>
<削除>

251:2022/07/19(火) 09:25:54
>>248-249
陽も沈んで久しく、館の内外は静寂に包まれている。
通路を更に進むと、2〜3メートル先で下りの階段になっており、階段の右側の壁は
吹き抜けになっているのが見えて来た。
君達のスマートフォンの残量は、どちらも50%残っている。

252 隼士 賢『パンテオン・ロココ 』:2022/07/21(木) 09:23:32
>>251

「俺、煙草吸わないしライターなんて持ってないからなぁ。
板と棒で原始人見たいな火を点けるよりは、この館のどっかに
残ってるマッチでも探すのが早いっショ」

と、下り階段かぁ……こう暗いと、さっき見たいに通路が急に壊れたら
今度こそ骨が折れるなりするな。

「てな訳で『パンテオン・ロココ』ちゃん、お願いなーっショ。
石橋叩いて〜っショ」

『パンテオン・ロココ』で段をパⅭで小突くのを先頭で行って貰いながら
慎重に階段降りるか。崩れたら、すぐに上がって戻る事は可能だろうし。

253風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴィ』:2022/07/21(木) 22:01:09
>>251
>>252
そろそろと後を追う。

254:2022/07/22(金) 22:08:50
>>252-253
『スタンド』で足元を確かめながら、君達は木製の階段を下り始めた。
大きく軋む事も無く、乗ってみるとしっかりとした木の重みを感じる階段だ。
君達2人が並んでも少し余裕がある程度の幅で、段も少し広めに思える。
 
下階(恐らくは、1階)に辿り着くと、そこは前後に伸びる通路の途中だった。
階段は、更に下へと続いている。
通路には、すっかり見慣れた展示台や額縁の類は無く、それらしい痕跡も見当たらない。
床は、何かの床材が覆っており、クリーム色の壁は色褪せて見える。
左右には、等間隔に点々とドアがあり、中には開いたままのものもある事に気付くだろう。
中を覗けば、小部屋になっている事が分かる。
今まで通り、人の気配も物音も無い。

255風歌鈴音『ダストデビル・ドライブ』:2022/07/24(日) 11:35:20
>>254
周囲を散策し、特に何もなければ階段を降りる。

256隼士 賢『パンテオン・ロココ 』:2022/07/24(日) 15:06:56
>>254

「とりあえず、色々ぶっ壊してみっかぁー。
だってここ、壊せって名刺の奴がアドバイスしてるっショ」

 ドゴォ ドゴォ!

パンテオン・ロココの攻撃ぃ! パBあれば大抵のもの壊せるし
逆に老朽化した館で、壊せないものがあるとすりゃ、そりゃ重要な
ものを隠してるって言う証明っショ。

クリーム色の壁、床材が覆っている床。像とか隠してるんなら
厳重に保管するように周りコーディングしてる可能性あるしな。

それと等間隔のドアか。一つぐらい、部屋の造りと共に隣同士の
部屋の壁の空間の間隔が変な部屋とかあるかもな。もし、あるなら
そこが壁塗り固められて像が隠れてる場所だと思うから、そう言うのも
調査をするっショ。

257:2022/07/25(月) 23:06:06
>>255
君が通路を歩き出すと、不意に『隼士』が『スタンド』で壁を破壊した。
 
『ボゴン!』
 
壁から木片が飛び散り、穴が空く。
だが、それを気にする様子も無く、『隼士』は手当たり次第に壁や床を壊し始めた。
どうやら、おかしくなったらしい。
床には、瞬く間に砕けた床材や壁材、木片や骨片が散らばり、周囲には塵や埃が舞う。
思わず咳き込みながら、君は目を細めた。
>>256
『ボゴォッ!』
 
壁を殴ると、穴が空いた。
木造の壁は、内装と石膏ボードを破壊すれば、数センチの空洞になっている。
穴から亀裂が走り、壁はボロボロと崩れて行った。
床を殴れば、床材が砕けて板張りが剥き出しになる。
破片が飛び散り、周囲に塵と埃が舞い、微かなカビ臭さが君の鼻孔をくすぐった。
ドアとドアとの間隔を確認しながら、何度も咳き込む事になるだろう。
左右の通路には、丁度向かい合う様に等間隔にドアが設けられており、不自然な間隔であれば
簡単に見つけられる気がする。
そして、君の見る限り、それらしい間隔は見受けられない。

258風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/07/27(水) 07:57:12
>>257
「ゲホッゲホっ…・…」

風歌は、粉塵に噎せ返る――閉鎖空間ゆえ、風で洗い流すことも出来ぬ。
そして、ドアを見据える――溜息を付く。

「また分散して捜索か? ここはまるで迷路だな」

259隼士 賢『パンテオン・ロココ 』:2022/07/27(水) 16:18:22
>>257

「ありぃ? 外れっショ。
いい線いってると思ったんだけどなー」

砕けた木片はいいとして、骨片で比喩表現で本当に骨の欠片か??
 ちょっと触れつつ、ドアの数が幾つあるか調べつつ
ノックしてもしもし〜って順番に開いてみるか。

「アスベスト酷そうだよなー」

何か見つかればいいんだけどなー。

260:2022/07/31(日) 09:33:37
>>258-259
『風歌』を横目に、『隼士』はドアを数え始めた。
左右のドアの数は、5つずつ。
そして、数えると共に通路の両端の様子も確認出来る。
階段を降りて、後方に進むと突き当りにドアが1つあり、こちらは他のドアと違って鉄製だ。
階段の前方へ進んだ先は、左右に分岐している。
 
『隼士』は、通路のドアをノックしてから、おもむろに開く・・・・・・・・・・・・・。
約1メートルの細い通路の先は、どうやらリビングの様な部屋になっていた。
細い通路の左壁は、クローゼットだ(中は空っぽだ)。
リビングに家具や調度品は無く、がらんとして荒れ果てている。
左奥にドアが1つあったが、半壊しているおかげで奥を覗き見る事が出来た。
そこは、横に長い小部屋らしく、やはり何も無い。

261風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/07/31(日) 12:11:39
>>260
「あんた、壁とかぶっ壊して穴あけれねーか? この長部屋、もしかして隠し部屋とかあるかも」

半ば適当な発現であるが、手がかりがあるわけでもない。風歌は軽くそういった。

262 隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/08/02(火) 09:49:11
>>260-261

>壁とかぶっ壊して穴あけれねーか?

「あー、俺もそう思ってた所っショ。て事で
・・
此処を、ぶち破ってみるか。動かしてから」

 『クローゼット』をずらし、その設置してた壁を壊してみるっショ。
こう言う、設置物の裏とかで隠し扉があるとか漫画でよく見かける。

「ほかに、壊したら何か出てきそうな場所。探してくれっショー」

風歌に声かけて、クローゼットの置いてた壁を壊して何も無さそうなら。
鉄製のドアを開けてみるか。

263:2022/08/03(水) 00:39:44
>>261-262
『ドゴォン!!』
 
『隼士』が壁を破壊すると、壁材が砕けて木組の壁と柱が露出した。
クローゼットが倒れて、リビングを塞ぐ。
どうやら、隠し部屋は無い様だな・・・・・・・・・・・・・。
 
『隼士』は、鉄製のドアへと向かう。
ドアは、閉ざされていてビクともしない。
ブチ破ってみるか?

264隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/08/05(金) 02:40:38
>>263

「ふーん、じゃあブチ破るか」

 ドゴォ!

 ・・・
「こっちからっショ」

幾らドアが鉄で硬くても、横の『壁』は老朽化してるっショ? そっから破って
中に侵入してみるっショ。まぁ、その室内への壁も鉄で覆われてるとかなら
厳しいけど、そんだけ厳重なら『当たり』って事っショ。

265風歌鈴音『ダストデビル・ドライブ』:2022/08/05(金) 19:51:13
>>263
「行けっ、頑張れ、ファイトだ!」

パワーが無いので、後ろで応援だ!

266:2022/08/05(金) 23:55:28
>>264-265
『パンテオン・ロココ』が壁を殴ると、簡単に穴が空く。
どうやら、壁の方は木造の様だ。
 
『ドゴドゴドゴドゴ!!』
 
壁材を砕くと、その向こう側から冷たい風が吹き込んで来るのを感じる。
外の空気だ。
 
『ギキィ・・・・・』
 
ふと、壁が破壊されたからか、鉄のドアが軋みながら開いた。
 
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
君達の視線が、ドアに注がれると━━━━━━━━━━━━━
どちらとも無く、外からドアを掴む『手』に気付く。
青白く痩せた手は、DIY専門店の店員の様にボロボロだ。
だが、君達が最初に感じたのは、鉄製のドアが歪むんじゃあないかと思わせるほどに力の込もった、
得体の知れない迫力だった。

267隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/08/06(土) 21:36:06
>>266

こりゃ、やっぱ外に出るのは自殺行為で。館で特定の代物
 像見つけるなり壊すなり、そうしないと目の前のこいつに始末されるって感じかー?

「――まっ 興味ねーっショ オカルトにはよ」

「ビビるとでも思ってんのか?
ブラックアイ・キッズにでも変装して出直してこいっショ」

 ブゥンッッ!

 『パンテオン・ロココ』での右ストレート(パス精:BBC)

鉄のドアの、手の掴んでる部分目掛け殴りつける。
ドアを殴りつける勢いで閉める感じな。まぁ、既にタブー犯して
ロックオンされてて不思議じゃないかもっショ。

「とりあえず、援護出来そうなら宜しく」

女(風歌)にも、声をかけておく。

268風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/08/07(日) 16:55:11
>>267
>>266
「おうっ!」

風歌は、即座にダストデビル・ドライヴを顕現させ――

「もっぱつブチ込める余裕があるなら、ドアを完全に切り離してくれ!」

付け根から離れた個体としての『ドア』は『ゴミ』だ
ダストデビル・ドライヴの突風で吹き飛ばす『武器』と為りうる。
また、現段階においても――スタンドの突風(破ス精:CCC)を――ドアの奥に浴びせかける!

269:2022/08/08(月) 01:59:29
>>267-268
『ドギャン!』
 
『パンテオン・ロココ』が拳を繰り出したが、『手』はドアを掴んだまま動かなかった。
だが、拳が届く事は無い。
ボクサーが、相手のパンチが届かないギリギリで距離を保つ様に、『パンテオン・ロココ』の攻撃が
命中する距離が、ほんの少しだけ足りないんだ。
『手』は、動いていない。
つまり、『距離は十分だが足りない』という事になる。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
ドアの隙間から覗く視線を感じ、『隼士』と『風歌』は目を向けた。
隙間の奥に見えたのは、『苔』に覆われた『胎児』の様な『スタンド』。
『スタンド』は、フワフワと隙間を横切る様に浮いており、それ以上の動きは見せない。
 
『ドヒュウゥゥ━━━━━━━━━━━━━ッ!!』
 
続いて、『ダストデビル・ドライヴ』が突風を吹かせたが、浮かんでいる『スタンド』に届いている
様子は無かった・・・・・・・・・・・・・・。

270隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/08/09(火) 02:14:10
>>269

「??? どう言う事っショ」

つまり、アレか? 空間か何かを苔胎児が操作してパンチ届かせないように
してるって事っショ。

「駄目っぽいなー、こりゃ。一旦撤退するか」

階段の後方のドア付近だから。階段の前方の分かれ道へ向かう。

多分、この苔胎児のスタンド。館の中まではこっちに追跡しないと思うっショ。

271風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/08/09(火) 19:05:14
>>270
「てめー、まて、こら! アタシは足がいまやべーんだよ! クソが、ダストデビル・ドライヴ!!!!」

大慌てになった風歌は、自らにスタンドの『突風』(破ス:CC)を噴射し――彼と同じ方向に逃亡――及び、飛翔!
当然、直後にスタンドは追従させる(ス:B)――今は、全速撤退だ!

272:2022/08/10(水) 01:23:37
>>270-271
君達は、鉄のドアから一斉に離れた。
『胎児型のスタンド』が追って来る様子は無く、君達は通路の反対側まで辿り着く。
左右に分岐した通路は、どちらも2メートルほど進んだ先で(また)ドアに行き当たる。
どちらのドアの前にも3段ほどの上り階段があり、右側の通路のドアは大きく開いていた。
その向こうは、広い部屋の様になっているらしい。

273風歌鈴音『ダストデビル・ドライブ』:2022/08/11(木) 00:04:51
>>272
「アタシはこの足だ、下手に別れて合流が遅れてもまずい。お前についていくよ」

274隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/08/11(木) 00:15:01
>>272
>>273

「うーん、とりあえず右? 迷路だと右手の法則が常識っショ。
けど、俺ら。別に脱出したいとかじゃなくて、像なり壊すか
ゲットして屋敷の謎を解明したいんだよなー」

「多分、それしなきゃ。もう、薄々わかってると思うけど
この館から外出るの無理ゲーっショ?」

とりあえず右の広い部屋に行くか。なーんも無いようなら
壁と床を壊して、何か裏に隠れてないか手あたり次第探すっきゃないっショ。

275:2022/08/12(金) 01:11:00
>>273-274
右の通路を進んだ君達は、広い場所に出る。
薄暗い周囲を照らせば、すぐ近くに大きな長テーブルがある事に気付くだろう。
大ホールにあったものとは違い、使い古された感じのある木製の簡素なものだ。
テーブルの上には、食べかけのまま放置された食器や燭台がある。
 
テーブル以外にあるのは、幾つもの大きな棚。
そして、床に積まれた本や調度品。
棚には、大小様々な箱や瓶らしきものがポツポツと並んでいる。
人の気配は無く、今の所は窓やドアも見当たらない。

276隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/08/15(月) 08:59:54
>>275

「食べかけって事は、誰かつい最近か、または今日俺たちが来てる時でも
居たのかっショ?」

食べかけの食器を観察する。温かみがあるかどうか……大体鮮度で
何時頃作られたか理解出来る筈。それと、燭台も持っていこう。
 蝋燭の部分を外せば、その先端は鋭くて武器になる。数本あるなら
一本は女(風歌)に渡しておこう。

「本とか棚の中身調べてくんねぇ?
 俺はテーブルの下を叩き壊す事にするわ」

 ドンッ!

やる事したら、テーブル下の床を壊してみる。それ終わったら棚の裏とか
四方の壁を壊してみよう。

277風歌鈴音「ダストデビル・ドライヴ」:2022/08/16(火) 10:43:26
>>275
>>276
「おう、モノあさりは得意だからな!」
ホームレス特有の、手探りで指示に従う。
スタンドは出しており、咄嗟が起きたら風歌を風でとばして退避である。

278:2022/08/20(土) 01:41:53
>>276
テーブルの上の皿に乗った食べ物は、どれも干乾びて元が何だったのかもよく分からない。
燭台には、蝋燭が刺さっているものもあったが、すっかり蝋が溶けてこびり付いているものもあった。
君は、蝋燭の刺さったものを選び、1つを『風歌』へ渡す。
そして、テーブルの下の床材を『スタンド』で叩き壊した。
 
『バガァッ!!』
 
床材と、その下に敷かれた木板を砕き割ると、薄暗い床下が見える。
>>277
『隼士』に燭台を1つ手渡された君は、大きな棚の方を調べ始めた。
後方からは、『隼士』が何やら壊す音が響く。
棚に並んだ瓶には、『ホルマリン漬け』の様に液体の中に何かが入っている様だ。
グロテスクな印象を受けないのは、中身が何なのか分からないからだろう。
箱の多くには、実験器具らしきものが入っている。
ほとんどがガラスで出来ており、大半は大きく割れてしまっていた。

279隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/08/22(月) 09:13:27
>>278

>床材と、その下に敷かれた木板を砕き割ると、薄暗い床下が見える。

「えーっと……」

「此処の階って、『一階』で間違いないっショ?」

風歌に問いかける。三段程の上り階段はあったものの、まず一階。
出口のドアを戻って長い階段を昇った記憶は無い。
 それとも、屋敷の構造上。三段ぐらいの床と他の室内を作る時の
設計で、二重の床とか作ってるとか??

「設計の失敗? でも、大正の館はめっちゃ豪華だったよな。
そんな館の設計ミスる筈ねーだろうし」

ちょっと危険だが、穴の中に『パンテオン・ロココ』を先に前出して
スマホで照らして、その薄暗い床下の中をグルっと照らしてみよう。

280風歌鈴音『ダストデビル・ドライブ』:2022/08/23(火) 22:57:33
>>278
「一階の筈だぜ! この建物がマトモならの話だがな!」

風歌はそういって、目の前のガラス片を見つめる――そして。

「おい、ちょっといいか!」

君、隼士に声をかけた。

「さっきも言ったかも知れねーが、アタシはちっと前に『ガラス』を取ったら金玉のバケモンに襲われた!……で、賭けになるんだがよ。訳のわからねえこの状況を動かすために、このガラス、何枚かパクってみてもいいか? 」

281:2022/08/26(金) 01:28:35
>>279-280
スマートフォンで床下を照らすと、地面と木製の束柱が見えた。
しっかりと組まれた木材で阻まれていたが、広い空間になっているのは間違い無い。
ただし、高さ1メートルにも満たないので、閉所恐怖症なら入る気にはならないだろう。
動くものは見当たらず、ひんやりとした空気の漂う『別の世界』の様だ。
 
『風歌』が、『隼士』に声を掛ける。

282隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/08/28(日) 14:12:43
>>281

>このガラス、何枚かパクってみてもいいか?

「俺の許可いる、それ?」

とりあえず、一番怪しい場所は見つけたっショ。
 『ホルマリン漬け』の瓶ってのも、あの『骨』と関連してんのかなぁ。

「まぁ、やってみればいいんじゃねっショ。
それ、済んだら降りてみよーぜ。像があるとしたら、いかにもって感じの地下だし」

女(風歌)がガラス拾うの見届けて、何もないなら降りよう。
 拾う傍ら、俺も『ホルマリン漬け』の瓶、一個持っておくか。
宇宙人のもんでは無いだろうけど、こー言うのも何かの役に立つかもだし。

「……ってか、此処で何やってたんだろうな」

実験器具とか、展示目的のこの館じゃ無関係だよな。
第三者か、それとも峠楠太郎の関係者か。

「ミステリーとか好きな奴だったら良かったんだろうけどなあ」

宇宙の神秘専門だからな。やっぱちょっと調子が出ないって感じっショ。

283風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/08/30(火) 21:24:16
>>281
「よーっしゃ!」

燭台を『ダストデビル・ドライヴ』の手に持たせた風歌は、恐る恐るといった様子でガラスを手に取る。
何もなければ、冷気漂う『別世界』へと二人で向かうことになるだろう。

284:2022/09/02(金) 00:48:42
>>282-283
『風歌』は、床に散らばったガラスを慎重に1枚拾い上げたが、何も起こる様子は無かった。
ガラス瓶を手に取った『隼士』と顔を見合わせ、君達は床下に降りる・・・・・・・・・・・・・・・。
 
ひんやりとした地面の上に立った君達は、自然と四つ這いになった。
床下は、どこを見回しても似た様な光景が広がっており、ファミコンの3Dダンジョンの様だ。
当然ながら、スマートフォンの明かり以外に光は無い。
バッテリーの残量は、どちらも半分を切っていた。

285隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/09/03(土) 22:47:57
>>284

「よしっ、自分が先行するっショ。パンテオン・ロココなら
どうしようもない罠じゃなければ、不意打ちで何か襲ってきても対処出来るし」

バッテリーの残量は心許ないが、このまま屋敷の中を心当たりなく
彷徨うよりは、隠されてた感じの此処を細かく探すほうがいいっショ。

左右を照らしつつ、奥へ進んでみる。

286風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/09/04(日) 21:28:19
>>284
「バケモンは出なかったな…・…けどよ」

風歌は、足を引きずりながら苦く笑う
まるで、古臭いゲームのダンジョンのような
さながら、ファミコン時代や初期PC時代のゲームのような。
壁まみれの空間……・更に、手持ちの明かりはなかなかに危うい。

「いよいよ、スライムとか出てきそうじゃねーか……おい、いいか?」

問いかけながらも、答えを聞かずに風歌は言う。

「電池もあんまり余裕ねーし……こっから暫くは、アタシのスマホを明かりにしねえか? 帰りはそっちのスマホを使うってことで」

これは節約であると同時に、置いていかれないための策である。
相手が飲むのなら、鈍足の中、風歌は迷宮をスマホで照らすことになるだろう。

287:2022/09/09(金) 03:34:35
>>285-286
君達は、スマートフォンの明かりを頼りに床下を進み始める。
直立歩行が出来ない為、片足を引きずった『風歌』も『隼士』の動きと大差無い。
何かを探す様に周囲を照らしながら進んでも、見えるのは大して変わり映えの無い束柱や組柱が
入り組んだ光景だけだ。
幸い、君達の『這った跡』が残っているので、恐らく迷子になる事は無いだろう。

288隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/09/09(金) 22:56:51
>>287

「これがエリア51とか、アメリカの田舎で廃屋が
カモフラージュされてたボロ壁の裏に最先端の科学技術の結晶で
ひしめく壁があった! とかなら、宇宙ミステリーって感じだけど。
 いま見る限りだと、変わり映えしない床と柱だけっショ」

まぁ、この館に入った時からUFOに関係しそうなものないし
俺の趣味嗜好と違う事件なんだろうなーとは、もうわかってるんだけど。
 わかっていても気分が下げ↘下げ↘なのは仕方がないもんなー。

「うーん、下手に天井。一階の床か
壊したら老朽化してるし、下手すると陥没して運悪く上の廃材に
潰される危険もあるから、手あたり次第に上を壊すのはしたくないなー」

「正直、さっきの外に出るの妨害してたものと、骨で大正に戻った以外で
何か館の秘密の核心に触れそうなのって骨以外に特にないんだよなー」

ホルマリンの瓶に入ってるのに触れてみるか?
 けど、触っても何も起きなかったら。ばっちぃだけで無駄骨っショ

「まぁ、もうちょっと進んでみるっショ。上壊して一階に戻るのは
最終手段って事で」

何かないかなー。とスマホで照らしつつ前に進んで探索を続ける

289風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/09/22(木) 16:00:17
>>288
>>287
「嫌な姿勢だぜ、まったく。ナメクジにでもなったような気分だ」

実際の所――違う。思い出すのは、自販機下の小銭拾いだ。
ホームレスでありながらも、最近は健全な収入が増えている風歌は、近頃そのような金の稼ぎ方をしていない。
故にこそ、慣れ親しんだ――しかして、断じて楽しくなどなかった姿勢を取ることに、嫌悪としか形容できぬ感情を覚えるのだ。
されど、風歌鈴音は止まらない――ひたすらに、前進する。

290:2022/09/26(月) 02:33:43
>>288-289
どれだけの時間が経っただろうか?
長い時間に感じたが、実際には十数分・・・・・・・・・・・・・・床下を這いずり続けた君達は、前方の地面が
微かに地面が盛り上がっている事に気付いた。
少し近付けば、それが地面では無く、『地面に落ちているもの』である事が分かる。
 
『ドドドドドドドド』
 
落ちていたのは、グレーの『布切れ』だ。
その下には、『何かの塊』の様なものがチラリと見える。
ライトに照らされたそれは、白く丸みを帯びている様だった。

291隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/09/28(水) 23:35:12
>>290

「お? 骨かな?」

とりあえず『パンテオン・ロココ』で触れてみるっショ。
また妙次郎になれるかもだし。動物だとしても、こんな場所に隠してたんなら
大正に戻ったとして、何かしら今の状況を解明する重要なヒントになりそうだしな。

『布切れ』をスタンドで取って、塊が骨だったら触れてみよう。

292風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/10/03(月) 22:03:25


『ダストデビル・ドライヴ』の両手を『布切れ』と『自分(風歌鈴音)』に向ける。
なにかあれば、相手に攻撃を加え、本体を逃す――リスクを避けるための一手の準備であった。

293:2022/10/08(土) 01:24:16
>>291
『パンテオン・ロココ』が『布切れ』を手に取ると、その下にあるものが一目で『白骨』と分かる。
歪な球形の白骨は、『頭蓋骨』━━━━━━━━━━━━
うつ伏せの状態で、ポッカリと空いた暗い眼窩の穴が少しだけ君達の方を向いていた。
すぐに、『隼士』が手を伸ばす。
 
『ドギュウゥ━━━━━━━━━━━ン!!』
 
『頭蓋骨』に触れた瞬間、『隼士』は吸い込まれる様な感覚に陥った。
そして、気が付くと地面にうつ伏せに倒れている・・・・・・・・・・・・・・・・。
身体を起こすと、横には見知らぬ女性が同じ様に倒れていた。
 
『ドドドドドドドドド』
 
倒れた女性は、白っぽいドレスを着ており、髪は肩口の辺りまで伸びている。
周囲は薄暗く、静寂に包まれていた。
>>292
『隼士』の『スタンド』が『布切れ』を手に取ると、その下にあった頭蓋骨を『隼士』が触る。
次の瞬間、君の眼前から『隼士』は忽然と姿を消した・・・・・・・・・・・・・・・・。
いや、『元からいなかった』というべきだろう。
彼の存在自体、君の記憶からスッポリ抜け落ちたかの様に『忘れて』しまったんだ。

294隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/10/08(土) 23:16:50
>>293

「っと、人形ガール?」

軽く半歩後退して。周囲も見渡して何処なのか確認。ってか人間なのかな、今?

発声を確かめ、現状の確認だな。妙次郎の姿なら、背広っぽい服を
着てると思うけど、別人の可能性もあるっショ。

その後、倒れてる女を確認してみよう。観察してないけど、傍目は
人形ガールとは違う感じもするしな。ってなると、誰だろうな……。
前に見たアルバムとかで見たような人物かな?

295風歌鈴歌「「ダストデビル・ドライヴ」:2022/10/11(火) 11:43:30
>>293
「??????」

すっぽりと、抜け落ちた『記憶』 前庭が消失したことで、破綻した『現状』
混乱、混沌、理解不能。自分は何に『スタンド』を構えている? いや、ここまでどうやって来た?
目の前には何が在る? 『頭蓋骨』のハズだ。

「………仏様か」

風歌は、手を合わせる。そして、生臭くはない死体を前に、するべき事は一つ。
ここまで成果はなく、怪我も危機にも見舞われた――そして、見つけた頭蓋骨。

「持っていって、眺めのいい所で供養するかね」

そう思った風歌も、頭蓋骨に手を伸ばした。

296:2022/10/12(水) 23:12:06
>>294
身を起こした君は、すぐに自分が『人間』である事に気付くだろう。
薄汚れた黒い燕尾服らしきものを着ており、両手は擦り傷だらけだ。
 
隣に倒れた女性は、ピクリとも動かない・・・・・・・・・・・。
薄暗い中、女性の顔に目を凝らしてみると、目を見開いたままの無表情だった。
一般的な美の水準から言えば、顔立ちは『並み』といった所か。
その顔に見覚えは無い。
赤い口紅が塗られていたが、それ以外に目立ったメイクはしていない様だ。
>>295
『頭蓋骨』に触れる・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
だが、何かが起こるでも無く、冷たい骨の感触だけが手に伝わった。
 
『ザクッ』
 
おや?
ふと、どこか遠くで小さな音が聞こえる。
何かが地面に降りた様な━━━━━━━━━━━━━
 
『ズッ、ズッ』
 
誰かが床下を這いずる様な『音』。
それは、気のせいか少しずつ大きくなっている様だった。

297風歌鈴音『ダストデビル。ドライヴ』:2022/10/14(金) 20:18:24
>>296
何かが、来る。
何かが、来る、
何かが、来る。

この状況、この場所顕れたるもの。
それは、人であるならば、よい。しかし、されど。
人ならざるものであるが。

風歌は、『スタンド』の両手を音が響く方に向けつつ――待ち構える。

298隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/10/16(日) 01:24:15
>>296

「よーやく、人間になれたっショ」

久々だなー。いや、そこまで久しくもないか?
 まー、鶏よりは全然いい。

とりあえずパンテオン・ロココ出せるか力んで試しつつ
女の死体? を触ってみるか。所持品なりで何か解る可能性もあるし。

「また、あの屋上の中って感じか?」

月が差し込む、あの屋上なら人形ガールに気を付けないとな。
妙次郎だろうと動物だろうと、あいつは俺を殺しにきてるっショ。

死体に屈みこみつつ、周囲も見渡そう。

299:2022/10/17(月) 00:25:47
>>297
『ズズッ、ズズッ』
  
何かが一定の間隔で引きずられる様な音が、暗闇の奥で響く。
気のせいじゃあない・・・・・・・・・・・音は、少しずつ大きくなって聞こえて来る。
 
『ズズッ』
 
その場で目を凝らしていた君の視界に、暗闇の帳をくぐる様に何かが現れた。
乱れた黒髪を地面に垂らし、白い服を着た何者かが、四つ這いのまま近付いて来る。
スマートフォンのライトが青白い肌に反射し、一層白く輝いた。
髪の隙間から覗いた顔には、見覚えのある歪な笑みが浮かんでいる。
 
      /´〉,、      | ̄|rヘ
l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/ (^ーヵ L__」L/    ∧       /~7 /)
 二コ ,|      r三'_」     r--、 (/    /二~|/_/∠/
/__」             _,,,ニコ〈  〈〉  / ̄ 」     /^ヽ、 /〉
'´                (__,,,-ー''     ~~ ̄   ャー-、フ /´く//>
                                 `ー-、__,|
 
>>298
『スタンド』は・・・・・・・・・・・・・・・
『出ない』。
倒れた女性は、マネキンの様に固く冷たい。
手足に微かな擦り傷があったが、他に傷らしい傷は見当たらない様だ。
彼女の所持品は無く、財布すら持っていない。
 
周囲を見回すと、君は床下にいる事が改めて分かる。

300風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/10/17(月) 17:33:31
>>299
(ど畜生! ここは化物屋敷だったぜ!)

金玉の化物に始まり、豚にされたり――そう、ここは魔界であった。
さて、金玉の化物にはスタンドは通じず、豚にされた時はスタンドだせず――だが、今は『スタンド』がある。
そして、ダストデビルドライブの武器は、『ゴミ』だ。ゴミがないのなら、ゴミを生み出さねばならない、至急。
風歌は、僅か、心のなかで懺悔をすると――頭蓋骨を落とし――頭蓋骨目掛け、『ダストデビル・ドライヴ』の、無事な脚を振り下ろす!!(破ス精:CBB)
人並みの威力とは言え、古ぼけた骨ごとき――砕けるだろう! それを、骨粉としてくれる!

301隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/10/17(月) 21:19:44
>>299

「手足に傷……縛られてたって感じかな??」

自分の手にも擦り傷が沢山だしたー。
 でも他人だよね? この人。

「パンテオン・ロココは居ないか」

まぁ想定通り、想定通り。でも、進展はありそうだよね。
 今は人間だし、少しでも有力な現実に戻った時の事考えて何か対策しないと。

「とりあえず、だ。この床下から無事に一階に戻ったらだ。
大正より、今さっきの現代に戻れるだろう。その際に、この床下とか
誰かに見つからない場所に何か大事なものを隠したら。現代の場所でも
それがずっと残ってる筈だ」

「この女性の死体を、まずは館に持ち帰るっショ」

さて、床下の床は壊せそうかな? 
大声を上げて助けを求めるのは、最終手段にしよう。
 今の状況が不明だから、出会いがしらに行き成り誰かに殺されかける事が
あるか不明だが、用心するに越した事はない。

床を軽く叩いて、壊せそうか試してみる。
 ただ難しいだろうし、何か石か壊すのに役立ちそうなものを
探してみる必要があるかも知れない。

302:2022/10/21(金) 16:51:11
>>300
『ガシャアッ!!』
 
『頭蓋骨』をフリーキックの様に蹴り上げると、それは砕けながら宙に舞った・・・・・・・・・。
 
人骨は、『ゴミ』として廃棄する事は出来ない。
『散骨』する場合でも、粉になるまで磨り潰した上で、指定された場所で行う必要がある。
だが、『白骨死体』は、君の『スタンド』における『ゴミ』の範疇に含まれると思って良い。
 
四つ這いで近付いて来る『誰か』は、怯む様子も見せずに進んで来るぞ。
歩く速度と同じ程度で、君との距離は『5メートル』ほどにまで迫った。
>>301
(今の君から見て)天井の床板を叩いたが、重く分厚い音がした。
手作業で叩き壊すには、相当苦労しそうだ。
周囲を見回したが、砂利の様な小石が所々に落ちているだけで、あまり役に立ちそうには無い。
 
『ドドドドドド』
 
おや?
目が慣れて来たのか、君は床柱の近くに『塊』が落ちている事に気付く。
それは、どうやら『封筒』の様だった・・・・・・・・・。
よく見る一般的な『茶封筒』というやつらしい。

303風歌鈴音「「ダストデビル・ドライヴ」:2022/10/24(月) 20:24:42
>>302
風歌は自問する。逃げる――選択肢にはない、この脚では逃げれない。
戦うしかない。どうやって? 

(――叩き込むしかねぇ、ダストデビルドライヴの蹴りを!)

体勢上、ブチ込めるのは拳ではなく蹴りとなろう。本体(自分)が動けない以上、回避も出来ない。
突風により、ゴミたる己を吹き飛ばす手もあるが、その手はまさに『片手』を使う。
『逃げ回る』ということが出来ぬ脚では、たった一度の回避よりは、刹那の手数を優先したい。
故に――ダストデビルドライヴの『両手』を、『敵』の顔に向けて構える――そして、『脚』の射程に入ったと同時、『顔』に向けて突風を放つ。
舞い散る『骨粉』は確実に載る――ただの風よりも、目に入るだろう。そして、隙が生まれならば、蹴る。怯んだならば、拳を叩き込みまくる。
突風が無為ならば――即座、ただ一の回避を行使――自らに突風を放ち、僅かながらにも時を稼ぐ。

304隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/10/25(火) 01:45:03
>>302

「まぁ、取って確かめるしかないっショ」

『茶封筒』を取りに近づく。女の死体がどうなるか気になるから
弧を描く形で茶封筒に向かうルートで、倒れてる女が動いたりしても
直ぐ視界の中で気付けるようにしつつ茶封筒を取りに行く。

305:2022/10/29(土) 00:49:09
>>303 
『バシュウウゥ━━━━━━━━━ゥ!!』
 
近付いて来る『誰か』に向かって、『スタンド』の掌から勢い良く『風』が噴き出す。
同時に、長い黒髪が吹き流しの様に後ろに流され、薄闇の中に青白い顔の輪郭がくっきりと浮かんだ。
どこか見覚えのある『顔』。
だが、そこに浮かんだ表情は、何千何万の喜怒哀楽を上塗りした様な名状し難いものだった。
 
悲鳴の様な声が、床下に響く。
声を上げたのは、『君』だ・・・・・・・・・・・・・・・・・・そう気付いた瞬間、周囲が一気に明るくなる。
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
━━━━━━━━━━━何が起きたんだ?
すっかり強張った君の身体は、冷や汗で濡れており、周囲を見回すまでに少しの時間を要した。
そして、周囲を見回せば、いつの間にか1階の大ホールにいる事に気付くだろう。
中央に長いテーブルが置かれており、外から差し込む陽光が白いテーブルクロスを照らしている。
『何が起きたのか』?
君は、『旧峠邸』に入り込み、『像』を探していたはずだ。
『一人』で・・・・・・・・・・そして、『別の時間』を体験し、戻って来た。
夜が明けている。
一体、『何日間ここにいるのか』?
さっきまで、何処か薄暗い場所にいた気がする・・・・・・・・・・・・・だが、よく覚えていない。
何処にいたのかも、何が起きたのかも、今の君には『分からない』。
>>304
君は、歴戦の傭兵の様な警戒をしながら、『茶封筒』を素早く拾い上げた。
重さは、ほとんど感じない。
口の部分は、糊付けされている様だ。

306隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/10/30(日) 16:28:19
>>305

「さて、何が入ってるやら……」

情報も何もないっショ。パンテオン・ロココも無いし
警戒はするものの、まぁ人形ガールが不意打ちで背後に来ても
どうしようもないし。罠だろうと何だろうと情報を掴まないとな

茶封筒の上を破って、中身を確かめる。

307風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/10/31(月) 10:32:34
>>305
「何が起きた? アタシは何がどうしてこうなっている?」

思わず、口に出して呟く。『身体』はどうなっているだろうか。
どのような状態であろうと、まずはスマートフォンで現在の時刻を確認し、『身動きが出来ない』あるいは『致命的な変容』が起きてでもいない限り、外に出て日光を浴びようとするだろう。

308:2022/11/03(木) 23:16:54
>>306
『ビリッ』
 
封筒を破ると、中には紙切れが1枚入っている。
残念ながら、暗がりでは何が書いてあるのかよく分からないが、白紙では無い様だ。
>>307
『左足』がミイラの様になっている以外、君の身体に異常は見当たらない様だ。
スマートフォンを見ると、電源が切れている。
バッテリーが底を尽いたらしい。
君は、左足を庇いながらヒョコヒョコと歩き出すと、出口の方へ歩き出した。
 
玄関ホールに出ると、両開きの門は開いたままになっている。
門の向こうには、雑草の生い茂った庭に石造りの彫像や噴水がポツポツとあった。
最初に館を訪れた時と変わらない光景だったが、まるで一年ぶりの様に懐かしく思えるかも知れない。
さあ、外に出よう・・・・・・・・・・。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
外は、雲一つ無い青空だった。
陽光に目を細め、君は歩を進めて行く。
左足を庇っているので、あまり早くは歩けない。
ゆっくりと、転ばない様に・・・・・・・・・・・・足元に気を付けて、腰を屈めながら歩いて行く。
まるで、老人の様だ。
館の中にいたせいで、すっかり老け込んでしまったのかも知れない。
 
      /´〉,、      | ̄|rヘ
l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/ (^ーヵ L__」L/    ∧       /~7 /)
 二コ ,|      r三'_」     r--、 (/    /二~|/_/∠/
/__」             _,,,ニコ〈  〈〉  / ̄ 」     /^ヽ、 /〉
'´                (__,,,-ー''     ~~ ̄   ャー-、フ /´く//>
                                 `ー-、__,|
 
いや、違うぞッ。
『老け込んで』いるんだ。
君は、自分の手がミイラの様になっている事に気付いた。
目が霞んで、門から2〜3メートル進んだだけなのに動悸が激しく、呼吸が荒くなっている。
顔に触れると、いつの間にかシワだらけになっていた。

309隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/11/04(金) 10:58:12
>>308

「とりあえず、女は動きださなさそう。
封筒には何か書いてる……目は多少、暗闇に慣れたが
このままじゃ八方ふさがりっショ」

「……まっ 出口の
・・
アテは有るっショ。アテは二つ」

一つは『便所』 大正時代で洋式の館となると。水洗の洋式トイレの
可能性はあるが。ぼっとん式であれば、そこが此処から一番出やすい
抜け口になるだろう。

もう一つは『地下』だ。

『旧峠邸』ほどの屋敷ならば、貯蔵庫なり収納の為の地下室らしいものを
造って不思議でない。何処かに壁があれば、其処から抜けれる可能性もある。

「とりあえず壁に突き当たるまで歩くしかないっショ」

目印はないし、封筒は懐にしまって前進っショ。

310風唄鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/11/05(土) 15:21:08
>>308
「な、なんじゃーぁぁぁあぁ!?」

自らの状況――理解不能。しかし、これは紛うことなき現実! 事実!
一体全体、何が起きているのか、どうなっているのか、『何』をされたのか。
分かっていることは、ただ一つ、『元凶』は、館だ!

「こんちきしょっだらぁぁぁ!! 畜生、こうなったら徹底的に元凶を探しだらぁ!」

怒りに震えながら、一人の老婆は館への帰還を始めた。

311:2022/11/06(日) 02:12:53
>>309
暗闇の中、君は四つ這いになって床下を進み始める。
目が慣れても、せいぜい見通せるのは1〜2メートルほどだが、何処を見回しても同じ様な光景だ。
便所や地下室の場所が分かるはずも無く、ポジティブな思考だけが君を支えていた。
 
『ンゴッ』
 
・・・・・・・・・・・・何かが聞こえた。
>>310
踵を返した君は、息を切らしながら館の中へ戻った。
すでに、君は抜き差しならない状況に陥っていたらしい。
いつの間にか・・・・・・・・・・・恐らく、この館に『足を踏み入れた時』から。
館の中に戻ると、君の身体は元に戻っている。
勿論、左足は干乾びたままだ。

312隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/11/07(月) 00:35:49
>>311

「ん?」

何だろうな? 動物か、何か? そういや、屋上から見下ろした時に
動物を飼ってる場所あったような気がするっショ。

「近くか?」

音のほうへ近づく。餌なり糞尿なりで傷んだ板部分があるなら
そっから蹴破ってでも地上に出れる筈っショ。

313風歌鈴音『ダスト・デビル・ドライブ』:2022/11/07(月) 15:27:33
>>311
風歌は、思い悩む――どうしてこうなった?
原因は不明――ひとまず、自分が館のどこを回ったのかを思い出そうとする。
思い出せない場合――風歌は周囲を視認、進めそうな場所を改めて認識する。

314:2022/11/09(水) 01:01:20
>>312
君は、音の聞こえた方向へ進路を変えた。
 
『ザクッ』
 
闇の中、視界が半ば遮断されているせいか、或いは静寂のせいか・・・・・・・・
微かな物音が、妙にクリアに感じられる。
目的を見つけた君は、勇んで先へと這い進んで行った。
 
「ンゴ!」
 
不意に、鼻を鳴らす様な音が大きく響く。
5〜6メートル先に目を凝らすと、暗闇の中で『何か』が動いているぞ。
屈んでいる小柄なデブじゃあなければ、丸々とした『豚』に思える。
彼(彼女かも)は、鼻先で地面を掘ったり、床柱の匂いを嗅いだりしている様だった。
>>313
君は、館に足を踏み入れた時の事を思い出す。
若年性の痴呆症で無ければ、すぐに思い出せるはずだ。
誰かと一緒だった様な気もするが、気のせいだろう。
ずっと昔に食べたラーメン屋のサイドメニューと同じくらい、曖昧で無意味に思える。

315隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/11/09(水) 02:32:35
>>314

「豚だな」

豚って、見た目の割には狂暴なのも居るらしいな。
 まぁ、この時代の人形ガールよりは安全だろうけどっショ。

「何かあるのか、そこ……?」

スコップか何かあれば掘るんだがな。豚の掘ってる場所や
柱に近寄ろう。ついでに、上部分の床も観察するかな。
 もしかすると上に出たいのかも知れないし。養豚場が上なら
俺が殴れば床に穴を開けられるかもっショ。

316風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/11/12(土) 11:24:04
>>314
『薄暗い』ところにいた記憶はある。
ならば、陽の光rが入らない場所――地下室であろう。
風歌は記憶をたどり、『地下室』への向かい方を思い出そうとする――思い出せない、記憶に存在しない場合。『右手の法則』を行使し、入り口から『右手』の部屋から順々に探っていく。

317:2022/11/20(日) 00:34:11
>>315
『豚』まで1メートルほどの距離に近付くと、『豚』がピタリと動きを止める。
君の気配か、匂いに気付いたのかも知れない。
掘っていた地面は、薄闇の中でも砂丘の様に凸凹になっている様子は分かった。
床板を見上げたが、その上がどうなっているかを知る術は無い。
腐っていれば、殴って穴を空けられるだろう。
>>316
君は、地下へ降りる階段がある事を思い出す。
階段に至る前に、幾つかの部屋を通ったはずだ・・・・・・・・・・・。
『剥製のある部屋』。
そういえば、2階の大ホールにある通路を通ったぞ。
君は、記憶を頼りにホール奥にある階段へと向かった。
 
『ドドドドドドドドドドド』
 
階段は━━━━━━━━━━━
崩落している。
そして、崩落した階段の瓦礫の上には、見知らぬ若い男性が倒れていた。
頭から血を流しており、どうやら事切れているらしい。

318隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/11/22(火) 21:14:47
>>317

「あんた、実は中身は人間だったりしない?
 それだったら一回回転してからブーって言ってみてよ」

前例に、自分が鶏になったのもあるから試しに話しかけてみたりしながら
掘ってる地面部分に近づく。なんかを取り出そうとしてたって感じか……。

「ぬぅん!」  ブンッ

そんでもって床を殴ってみる。さーて開くかな?

319風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/11/23(水) 16:41:06
>>317
「ひいっ!」

風歌は怯えた。修羅場は多少くぐっていたが、未だに風歌は死者に多く接した訳では無い。
目の前に出現した――死体――怯えないことは出来ない。
落ち着け、落ち着け! どうにか呼吸を整えた風歌は――死体をじっと観察し始める。

「このクソ館に捕らえられたのか……アタシも、いつかは……」

怖気を走らせながら、死体の様子を確認する。
鑑識の技能など有していない風歌であるが、『血の渇き』や『匂い』そして、『外見の崩れ具合』『蛆の湧き具合』等で、『すぐ死んだか』『最近死んだか』『だいぶ前か』ぐらいは判別できるだろう。

320:2022/11/26(土) 02:12:31
>>318
「ンゴ。」
 
『豚』は、あざ笑う様に鼻を鳴らした。
誰かに見られていないか周りを見回したら、頭上の床を殴ってみよう。
 
『ズガッ!』
 
君が思っていたよりも硬い床板は、ただの拳ではビクともしない・・・・・・・・・・。
鈍い痛みが拳に走り、脈に合わせてズキズキと響く。
それに驚いたのか、『豚』は突然走り出した。
>>319
心を落ち着けながら、君は『死体』を注意深く観察した。
男性は、20〜30代。
顔立ちは、日本人の様だ・・・・・・・・・剃っているのか抜けたのか、黒い頭髪は額の上辺りまで後退している。
それに対して、後ろ髪は少し長めに伸びていた。
黒っぽいズボンに白いシャツを着て、同じく黒っぽい上着を羽織っている。
耳には、丸い装飾のイヤリングが付いており、鼻頭から唇にかけて、一本の線の様な『タトゥー』が彫られていた。
 
肉体に腐敗は見られなかったが、頭にこびり付いた血の跡は完全に乾いている。
皮膚は黄色味を帯びており、すぐに起き上がりそうな雰囲気は無い。
死んだのは、つい最近だろう。

321隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/11/27(日) 23:53:30
>>320

「てぇ! こりゃ、駄目っショ」

床板は腐ってないな。となると
・・・・・・・
豚はどうやって此処へ入った? 無論、抜け穴があるって事っショ。

「怪我の功名ってなるかなー」

豚を追いかけるっショ! 少なくとも、豚が此処に来た道は確かにある筈だ

322風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/11/29(火) 12:41:29
>>320
風歌は、僅かに手を合わせると――死体が何かを持っていないか弄り始める。
あるいは、ここに迷った相手であれば――メモ書きでも残しているかもしれない。

323:2022/12/01(木) 14:03:38
>>321
『豚』は、君の前をトコトコと軽快に進んで行く。
その汚いケツを見失わない様に、君も必死で進んで行くと、不意に『豚』がピタリと止まった。
変質者の様な君の呼吸だけが聞こえる中、『豚』が立ち止まっているのは行き止まりの壁だ。
だが、そこにはフリスビーほどのサイズの『穴』が開いている。
『豚』は、その『穴』を潜り抜けると、君を残して姿を消した・・・・・・・・・・・・・。
 
『穴』の空いた板壁は、床同様に叩いた程度ではビクともしない。
君の頭程度なら抜けられるかも知れないが、あまり意味は無さそうだな。
『穴』の向こうは、外に繋がっていたが、やはり暗くてよく分からない。
>>322
『死体』は、すでに冷たくなっている。
慣れた手付きで上着の内ポケットを探ってみると、バキバキに割れたスマートフォンが1つ入っていた。
勿論、何も映らない。
今の時代は、スマートフォンさえあれば事足りるんだ。
わざわざ、紙にもメモを残す奴はいない・・・・・・・・・・・時代を呪いながら、死体漁りの手を止めよう。

324隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/12/01(木) 16:28:13
>>323

「……抜けられる穴は、此処だけ」

「……て、なると。『あの死んでた女はどっから入ってきた?』」

まぁ、考えれば殺した後に埋めて床板を張った。って事になる。

……となると、楠太郎か修代? いや、家族ぐるみで関わってんのかっショ。

 「参ったな……こっから出るのは出るで、不安っショ」

これ、大声で助けを呼んでも。そのまま殺されてゲームオーバーって
可能性も高いって事だよな。まぁ、俺はまだ現代に戻れるだろうけど。
 二度目の、この人間チャンスを逃すと、次に屋敷の謎を解決する機会って
もう無いかもだし。

宇宙の神秘じゃないけど、ここまで何もオカルトな謎解きも未解決じゃ
流石にイラッてくるしな。幾らか解決したって気分にならないと
不完全燃焼っショ。

まぁ、空気があるから暫く死にはしないさ。出口になる望みの部分が
期待出来ないって事も理解したっショ。

 「……一回、豚の掘ってた部分を自分でも掘ってみるか」

道具は無いか、仕方がない。適当なスプーンか何かあれば
脱獄囚よろしく掘り進めるが手で掘る事にしよう。

穴の位置から豚の掻いてた凸凹の場所まで戻る。俺と豚が歩いてた跡もある
直ぐに戻れる筈っショ。

325風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/12/04(日) 17:11:04
>>323
愚かなる事をした――今どき、メモを持ち歩くなど! 職場でもあるまいし!
自らの愚かを笑った風歌――さて、どうしたものかと悩む。
階段は崩落している――『崩落』である。限定的な崩壊ならばまだしも、崩落ともなれば一部分を吹き飛ばして奥に進むという訳にもいくまい。
致し方ない――風歌は、周囲の散策を再開する。

確実にいる『なにか』を警戒しながら――同時、下へと降りる道を探す。

326:2022/12/06(火) 23:51:59
>>324
『豚』に翻弄された君は、それでも『豚』にすがる様に踵を返した。
穴から微かに差し込む光のおかげで、土の上に残った忌々しい蹄の跡は確認出来る。
さあ、『豚』の様にトボトボと戻ろう・・・・・・・・・・。
 
『ミシッ』
 
不意に、木の軋む音が床下に響いた。
 
『ギシッ・・・ギシッ・・・・』
 
音は、床の上からハッキリと聞こえて来る。
家畜の歩く音じゃあない、人間の歩く音だ。
残飯の匂いを嗅ぐ野良犬の様に、君は床下で頭をもたげながら、足音のする場所を探して耳を傾けた。
足音の主は、一人・・・・・・・・・・どうやら、君の頭の上をウロウロしている様だった。
>>325
無謀な冒険を回避した賢明な君は、1階の大ホールを散策し始めた。
ほぼ中央には、ホールを左右に区切る様に置かれた長いテーブル。
その両側には、等間隔に置かれた空の展示台。
壁には、其処彼処に絵画の飾られていたであろう跡が見える。
入口から見て左側、やや手前の壁沿いにあるのは、高さ2〜3メートルはある鉄塊の様に重厚な本棚。
2つの本棚が向かい合って置かれており、上段の本を取る為なのか『脚立』も立て掛けてあった。
同じ本棚は、右側の壁沿いにもあったが、こちらは一回り小さいもので、壁に背を向けて置かれている。

327隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/12/07(水) 22:51:29
>>326

>穴から微かに差し込む光のおかげで、土の上に残った忌々しい蹄の跡は確認出来る。

「おっ、それじゃあ確認出来るかな?」

『封筒』の中身、紙きれは暗闇に慣れても見えなかったが。辛うじて
光が射し込めてるなら、見れるんじゃないか?

上の歩く音……んー、助けて―っ! て叫ぶのは無しだな。
 だって、俺って言うか、この今の肉体の人物が誰に地下に落とされたか
原因が明らかにならない限り、下に追い込んだ奴が今の上で歩いてる
奴って可能性は少なからずあるし。いや、奴って言うか奴等って可能性も非ずだけど。

封筒の中身が確認出来ても出来ずとも戻る際は、上に怪しまれないように
静かに匍匐前進で移動する事にするっショ。

328風歌鈴音『ダストデビル・ドライブ』:2022/12/10(土) 01:14:44
>>326
「……・裏になにかあるか?」

壁に背を向けて置かれている本棚を、ダストデビル・ドライヴと二人(?)掛かりで動かそうとする。
その前に、本棚の中身があれば出しておくし、背表紙ぐらいは読んでおく。

329:2022/12/13(火) 02:31:06
>>327
君は、持っていた紙切れを改めて取り出した。
微かな光に照らされ、紙に書かれた文字が確認出来る。
 
『館松様
件之話、承知致しました。
就いては、成るべく早急な御対応を何卒々御願い申し上げます。
花に彼を見せて以来、何か得体の知れないものを感じております。
 
楠』
 
新雪の様な真白の紙には、ひょろりとした細い文字がポツリと綴られていた。
君が紙に目を落としている内に、上から聞こえていた足音は遠ざかって行く。
>>328
本棚には、すっかり変色した装丁の本が4〜5冊あったが、どれも背表紙の文字すら判読出来ない。
酷く変色しているのは、中身も同じだ。
それらを全て取り除いた君は、本棚を『スタンド』と共に動かす・・・・・・・・・・・・。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴ』
 
体重を乗せ、何とか棚を30度ほどズラすと、その裏の壁が吹き抜けになっていた。
吹き抜けの先は、広い空間になっているらしく、奥には下りの階段も確認出来る。

330 隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/12/14(水) 23:41:33
>>329

『館松』? まず初めて聞いた名だっショ。現代でも、大正でもな。

「花に彼を見せて以来……人名? それとも、本当に花?」

普通に花子って感じで、誰かの名前か愛称の可能性もある。女っぽい名だとしたら
人形ガールか。文脈的に、何かそんな感じだよな、普通の花って意味だとしたら
ちょっと内容が変だ。あと『ひょろり』とした字……女、か?

『修代』って奴。峠楠太郎の妻が居たな。

「なるべく、早急な対処をして貰いたい……つまり、何か不吉な事が
家族間か、この館の内部で起きたっショ。離散する原因になる起因になった出来事」

「……きな臭くなってきたな。それを何だって『俺が持ってんだ?』
二つ、可能性がある。
 『このメッセージが、こいつ(今の自分)の目的に邪魔だった』
 『或るいは、こいつも仲間で預かってた』の、どちらかっショ」

前者は、こいつが。楠の一家にとって敵で、何らかの思惑で今の憑依前の
自分は手紙を奪った。だとしても、手紙なんぞ奪っても書き直せばいい話だ。
だけど、余程の事情があっての事だろう。

後者なら、普通に床下から助けを求めて問題ない事になる。
 味方側なら、この館にまだ居る楠一家が保護してくれるだろう。

「まあ……俺、床下に埋められたって事は。かなり99寄りで前者で
口封じしたかったか、したんだろうなぁ……で、その中に俺が現在いると」

 つうか、さっきの女の死体も修代か? でもアルバム見たし
修世だったら、流石に気付くよな。

「とりあえず、豚君の掘ってた場所まで戻るかー……はぁ〜、しんどいっショ」

武器もねぇ! スタンドもねぇ! 状況も光明ねぇ!

あるのは宇宙の神秘への情熱と意気込みだけ!
 とりあえずコスモへのエントロピーを妄想して、豚の掘った場所へ進もうっと。

331風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/12/15(木) 14:05:05
>>329
道がある?ならば、どうする?

当然ッッッ降りるッッッッッッッ!!!!

そのようなわけで、風歌鈴音は階段を降りる

332:2022/12/18(日) 01:16:48
>>330
来た道を戻る内に、再び周囲は闇に包まれる。
目が慣れれば、床柱にぶつかる様な事は無いだろう・・・・・・・・・・だが、地面の痕跡を辿るには、少し暗すぎる。
君は、焦燥感を抑える様に這い進み続けたが、周囲の様子は一向に変わらない。
時間の感覚も定かでは無いので、自分が迷っているのか正しく進んでいるのかも分からない。
━━━━━━━━━━━しばらくして、君は進むのを止めた。
 
疲労はあったが、諦めた訳じゃあない。
君の指先に、何か『固いもの』が当たったのを感じた。
目を凝らし、慎重にそれに触れてみると、木製の『棒』の様なものである事が分かるはずだ。
奇妙なのは、片方の先端が直角に曲がっており、アンバランスな『L字型』になっている点だろう。
  
『ドドドドドドドドドド』
 
『棒』を拾った君は、周囲の景色(とも言えない暗闇)に違和感を感じる。
再び目を凝らすと、少し離れた土の上に塊の様なものがある事に気付く・・・・・・・・・・・・・。
どうやら、最初にあった『死体』の様だ。
>>331
吹き抜けの先に出ると、幅3メートルほどの広い通路が左側に伸びており、右側はすぐ先で行き止まりになっている。
行き止まりには、3人掛けのソファーが壁を背に置かれていた。
その手前に小さめの円卓が1つあり、円卓の上には空になったグラスが1つだけ乗っている。
ソファーの後ろの壁には、B4サイズ程度の木製の額縁が掛かっていたが、その中には何も飾られていない。
階段があるのは、ソファーから見て斜め前方だ。
 
左側の通路は、十数メートル先で行き止まりになっている。
通路左はただの壁だが、右側はすっかり埃で曇ったガラス張りになっており、木製のドアも2〜3つ確認出来る。
所々のガラスは割れていた為、その向こうにある広い空間も垣間見えた。
勿論、このまま階段を下りてもいい。

333隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/12/18(日) 20:55:07
>>332

  ドドドドドドドドドド

「こ、こいつは……まさかっ。
『ダウジング』か!?」

時間掛かったけど、UFО関連じゃないけど思わぬ未知の探求には
欠かせない、お助けアイテムに、ちょぴっと喜びの声が上がるっショ!

いやー、子供の頃は。なんかオーパーツが埋まってないか
ダウジングを二時間ぐらい色んな場所を歩いて、やってたなー。

「ととっ。んな懐かしいと思ってる場合じゃねぇか」

まーた『死体』……最初に見かけたのと同じ女の死体か。

「うーんん?? 方向間違って、此処まで来ちまったか?」

見当違いの方角を辿った割には、感覚的だけど違う気がするな。

とりあえず、死体に近づいて見るか。デストラップ警戒しても仕方がない。

それと、ダウジングがあるなら。今この状況だと、やるのは一つだけ。

(何かアイテム見つかれー、役に立つアイテム見つかれー)

そう念じつつ、ダウジングを握って見るっショ。
 棒が曲がれば、そりゃ成功って事だな。
死体が特に異常無いなら、ダウジングの指し示す道へ進むっショ。

334風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/12/19(月) 16:04:54
>>332
――広間も気にはなる。
しかし、『まず』階段をおりてみることにする。どちらも、逃げることはないだろう。

335:2022/12/20(火) 02:17:46
>>333
『棒』を拾い上げると、思ったよりも太く長い。
『ダウジング・ロッド』というよりも、『角材』というべきだろうか・・・・・・・・・・。
L字に曲がった先端部分は、孫の手に毛が生えた程度なので持ち手には適さない。
勿論、試すのは自由だが、先端を持ったまま垂直に保ち続けるのは難しいだろう。
角材の重みで、どうしても前方に傾いてしまうんだ。
 
『死体』は、白っぽいドレスを着た女性・・・・・・・・・・・やはり、先に見たのと同じ『死体』らしい。
薄闇の中でも、目を見開いているのが分かる。
最初に進んだ道を辿って来たつもりが、少しズレた方向から戻って来たのかも知れない。
>>334
君は、階段の方へ歩を進める。
しっかりした幅広の階段は、下り始めても大きく軋む様な事は無かった。
下りて行くに連れて、冷たい空気が漂っているのを感じられる。
真っ直ぐに伸びた階段は、2メートルほど下まで続いており、その先は薄暗い地下室の様だった。
 
地下室の床は木造で、踏み締めると微かに軋む・・・・・・・・・・・。
階段の前には、大ホールのものよりも少し短く幅広のテーブルが1つあり、工具らしきものが雑然と置かれていた。
テーブルを中心に、その周りには巨大なオブジェや剥製が置いてあり、中には白い布を被せられたものもある。
多数のオブジェに囲まれた空間は、左右の幅が約10ートル。
奥行きは、十数メートルはある様だが、オブジェのせいで狭く見える。
右側は壁に近く、左側には大きな本棚が階段の方を向いて奥の方へ3つ並んでいた。
本棚には、本がびっしりと並んだままだ。

336風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2022/12/21(水) 18:52:36
>>335
まずは、布を剥がして中身を確認する。
特に何もなければ、本を片っ端から外に捨てて、本棚を動かし、裏になにかないか探る

337隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/12/21(水) 23:32:25
>>335

「あー、『掘る』用のものか」

ダウジング・ロッド。欲しかったなー……まー、それよか
パンテオン・ロココが戻ってくれたりするか、もっと吉巻像とか
人形ガールとか、核心に触れれば御の字っショ。

で、『死体』なー。
 幾ら、方向音痴だとして死体と豚掘ってた柱部分間違えるか?

まー、動いてたとして。今ん所は別に良いや。
 どっちにしたって、袋小路で身動きも制限する所で襲われたら太刀打ちの術ないっショ。

「さーて、あそこへ行くか」

『豚が掘ってた場所』な。
 多分、この『角材』が使えるとして、そこっショ。

338:2022/12/23(金) 01:31:23
>>336
君が白い布を引っ張ると同時に、積もった埃が宙に舞い散る。
布の下にあった作りかけと思われる石膏像や剥製を、君は咳込みながら細めた目で確認した。
石膏像は、何かの立像の様だったが、ほとんど輪郭のみ。
剥製は、四本足で立った『ヒグマ』・・・・・・・・・・・・・・君よりも大きな体躯は、剥製だがなかなかの迫力だ。
 
舞い散った埃を手で払いながら、君は本棚の方へ歩み寄る。
分厚い装丁の学術書らしきものが多かったが、君には単なる重しに過ぎなかった。
棚を空にし、再び本棚を動かす・・・・・・・・・・・・・。
だが、並んだ本棚の裏には本棚があるだけで、一番奥の本棚の裏は壁しか無い。
いつの間にか、足元は本で埋まっており、足の踏み場も無くなっていた。
>>337
君が忘れていなければ、『死体』の位置から『豚』のいた場所に検討を付けるのは簡単だった。
『棒』を握り、それと思った場所まで進むと、土の上が少々荒らされている痕跡が感じ取れる。

339隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2022/12/23(金) 01:58:48
>>338

「さーて、結構苦労したし。
見合う物が出ればいいなーっと」

 『棒』で荒らされてた部分を掘るぜー、がんがん掘るぜーっショ。

何か見つけたら、それによって上に助け求めてみるか
この床下で調査を続けるか考えればいいっショ。

340風歌鈴音「ダストデビル・ドライヴ」:2022/12/27(火) 17:16:56
>>338
特になにもないのなら……戻る!
そして、広い空間へと行く

341:2022/12/31(土) 01:06:03
>>339
『ザクッ』
 
『棒』を地面に突き立てると、滑らかな砂の下にある固められた土に掘り当たる。
少し力を込めれば、掘り進むのは簡単な様だ。
君は、しばし土を掘り返す行為に没頭する・・・・・・・・・・・・・。
床下には、君が土を掘る音だけが不気味に響く。
 
やがて、豚1頭を埋められる程度の穴が出来たが、豚の歯クソすら見つかる事は無かった。
いつの間にか汗ばんだ額を拭いながら、君は掘る手を止める。
 
『ギシッ』
 
━━━━━━━━━━━━━ふと、再び床板が音を立てて軋んだ。
音は、君の頭の上を横切る様に動いて聞こえ、少し離れた位置で止まる。
続いて、床をノックする様な音が響いた。
>>340
元来た階段を上り、今度は3人掛けのソファーを背にした君は、前方に伸びる通路を進んで行く。
曇りガラスの張られた壁には、半開きになった木製のドアが点々と3つあった。
割れたガラスを覗くと、フローリングの空間に机や棚が整然と並んでいる様子が分かるだろう。
人影は見当たらない。

342隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/01/01(日) 22:44:24
>>341

「んー……何もない」

でも、何もない場所を何で豚は掘ってたってか掻いてたんだって話になるよな?
 この世の中、無意味な行動して騒いでる奴も結構居るけどさ。
大体は何かしらの意味もあると信じてるっショ。

「って事は……だ。
既に、もう『掘り起こされた』?」

 ……有りえるな。

>ギシッ

「……ふぃー」

棒で、『ノックを返す』 同じ回数っショ。

八方ふさがりだ。上の相手が敵かどうか知らないが、とりあえず
地上に出ないと、これ以上の収穫は地下にないだろ。

ま、出してくれるかどうか。上の奴の気分次第だろうが。

343風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/01/03(火) 20:31:08
>>341
一番右から調べてみる――何もなければ、左のドアを調べる。

344:2023/01/06(金) 00:41:00
>>342
『ガコ・・・・』
 
君が床板をノックすると、少しして床板の一部が開く音がした。
丁度、『棒』を拾った辺りだろうか・・・・・・・・・・微かな光が射し込み、何かが床板から下りて来る。
どうやら、『梯子』らしい。
>>343
一番右━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
つまり、階段の方から一番手前のドアに手を掛けると、酷く軋みながら開いた。
 
『ギキキギイィィ・・・・・・・』
 
ドアの向こうは、フローリングの広々とした空間だ。
棚は、本棚の様だが空っぽで、高さは2メートル以上。
幅も40センチ以上あり、表と裏の両側が棚になっているタイプだった。
天井は、それよりも更に少し高い。
空間は、3つの本棚で区切られる様になっており、棚と棚との2〜3メートルの間隔には座布団や
クッションらしきものが幾つも落ちていた。
まるで、大勢が寝転がって本でも読んでいた様だ。
机は、両端の棚の隣に1つずつ設置されており、学習机の様に引き出しや棚の付いたものだった。

345隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/01/07(土) 10:43:54
>>344

(おー、たすか……ってんのかね?)

覗き込むでもない。声をかけたりもしない。怪しい。
 いや、逆に俺ってか憑依した奴がヤバいのか? まず、何で目覚めた場所が
こんな床下なのよって話だもんな。誰かまだ鏡も見てないからわからんが。
俺って言うか、元の人物が何者かで、梯子下した奴との関係も変わってくるよな。

(まぁ、始末しようと思ってんなら。ふつーに床下から刃物なり投げるか)

梯子下ろすって事は、少なからず何か情報を知りたい筈っショ。
 いや、俺は殆ど何も知らないけど。

(とりあえず上がるか)

警戒して待ったら、相手が梯子取り上げるって言うのは一番不味いし
そろそろ息詰まって同じ景色ばっかの暗闇よりは、未知数の明るい景色の方が
何倍もマシっショ。イエーイ! 久しぶりの地上一階だぜー!

346風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/01/08(日) 23:34:35
>>344
無論、家探しだ!
引き出しの中等を、漁る!
何もなければ、隣の部屋に向かう。

347:2023/01/10(火) 23:12:22
>>345
君は、意気揚々と梯子を上がって行った。
その先は・・・・・・・・・・・・・・・どうやら、期待していた場所とは違うらしい。
床下ほどでは無いが、薄暗い空間だ。
周囲に幾つも棚があり、その中で1つだけある大きな長テーブルには、食器が乱雑に置かれている。
だが、それよりも梯子の傍らに立っている1人の男性に、あなたの意識は向いていた。
 
「『堂野君』、御無事でしたか。」
 
男性が口を開く。
30〜40代と思われる中年男性は、特徴的な縁の黒い丸眼鏡を掛けている。
細身だが、やや長身の様だ。
 
「あの霊媒師は、どうなりました。
『像』は・・・・・・・・・・」
 
彼の口調の端々からは、微かな焦りが読み取れた。
だが、それを抑える様に喋り口は緩やかだった。
>>346
幾つもある引き出しを次々開けると、君は1枚の紙片を見つけた。
『中段引き出し』というやつの中だ。
引き出しの奥に張り付く様に入っていた紙片は、色あせて茶封筒の様な色になっていたが、便箋か何かの
一部らしく、歪な四角形に破り取った形跡が確認出来る。
紙片には、細々とした文字が書かれており、どうやら君にも読み取れた。
 
『見つけたひと きちまき 探して こわして あのこが 来るから』

348隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/01/12(木) 16:23:02
>>347

(堂野? ……堂野、確か)

そう、あいつだ。吉巻の像を『妙次郎』に聞いてた、あいつだ。

となると……こいつは『蔵田卿』か?
 
(霊媒師……像……)

「……一手、先を越されたようです。
像は既に掘り起こされ、霊媒師は床下で冷たくなっていますよ」

吐息を一つつき、服の土の汚れを払う動作をしつつ、あの短い邂逅だったが
妙次郎と話してた時の自信に満ちてた感じの奴の態度を模倣する。
 完全に、俺にとってはアウェーな環境だからな。
情報が知りたいっショ。とにかく、話を合わせるべきだな。

「……まぁ、収穫が無い訳でもありません」

そう、告げ。目の前の男に『紙面』
『館松』って宛てた短い手紙だな。それを見せる事にするっショ。

情報不足だしな、男の反応から幾らか考察は出来ると思う。

349風歌鈴歌『ダストデビル・ドライヴ』:2023/01/14(土) 16:52:13
>>347
――理解は、出来ぬ。しかし、なにか危険な予感がある。
この場への長居は危険な予感もあるが――
ひとまず、他に探すものがなければ、次の部屋に行く。ただし、手紙はh持っていく

350<削除>:<削除>
<削除>

351:2023/01/18(水) 01:28:37
>>348
丸眼鏡の男性は、君の見せた紙片を無言で受け取る。
 
「これは、『峠』さんの字ですね・・・・・・・・・・・彼は、『気付いて』いた様だ。
いや、我々が『知らなかった』だけだったのか・・・・・・・・・・・・・」
 
そう呟くと、男性は紙片を君に差し出しながら続けて言った。
 
「とにかく、『峠』さんを探さなければ。」
>>349
君は、半開きのドアから再び廊下に出る。
ドアの軋みは、何かを呼び寄せる様に廊下に響いた。
棚で区切られたワンフロアの大部屋なので、他に部屋は無いんだ。

352隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/01/18(水) 22:06:42
>>351

>彼は、『気付いて』いた様だ

(いや、何によ)

黒幕くさい感じの男だなーと、思いつつも。表情は同意するように
真顔で相槌うつ感じで頷いて紙片を受け取る。
 今の自分は堂野、堂野だよーって思い込みっショ。
ここで、え? 何にですが何て言うキャラじゃないでしょ、多分、堂野は。

「えぇ、二手に分かれて探しましょう」

とりあえず、このまま同行して『峠』って奴。
まぁ『楠太郎』の事だよな。手紙にも楠って書いてたし。
 そいつを、こいつと探すとなると。いま何が起きてるか分からんから
絶対ボロ出るし、少し状況を把握するのに一人で色々武器とか
情報を知りたいよなー。

そういや、妙次郎って死んでんのかね? 憑依してた時に
人形ガールに、間違いなく刺されてたもんな。今の時系列、多分
あの時より後だろうし。

353風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/01/19(木) 19:41:34
>>351
さて――これまで、行ったことがない場所は、あっただろうか?
風歌は静かに思考して、その場に留まる。思いつくか、招いた何かが訪れるまでは動かないだろう

354:2023/01/21(土) 01:27:53
>>352
「地下室には、誰もいませんでした。」
 
君の心を知ってか知らずか、『丸眼鏡』が言った。
 
「『峠』さんのコレクションの倉庫の様です。
彼女が持っている可能性が高いですが・・・・・・・・・・・・もしかしたら、『像』があるかも知れない。」
 
少し眉をしかめた『丸眼鏡』は、懐から何かを取り出す。
それは、1本の『バタフライナイフ』だった。
彼は、それを君に差し出す。
 
「これを、持って行って下さい。
僕は、もう少し地下室を探してみます。」
>>353
君は、その場で思考を巡らせる。
確かに、行き当たりばったりで歩き回っても疲れるだけだ・・・・・・・・・・・・・・。
不思議と空腹や疲労は無かったが、それがいつまでも続く保証は無い。

355風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/01/25(水) 17:05:04


>>354
一先ず>>332――広間に向かう。
風歌は足を引きずりながら、来た道を戻り始めるだろう。

356隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/01/25(水) 23:21:54
>>354(レス遅れ失礼しました)

「わかりました。気を付けて下さいよ」

(さーて、武器はゲットしたけど。どうするか)

バタフライナイフなー。まー、不意打ちで人を刺すなら有効だけど
人形ガールとかに効くのか? また出会うか不明だけど。

(とりあえず、上に出てトイレでも行って、顔と手を洗って水飲も)

散々、地下でうろうろして手とか土だらけだし、汗も掻いてるから
ちょっと身だしなみ整えないと不審がられるっショ。

他に何か道中、便利そうな物や相手に遭遇したら、臨機応変に対処するって感じで。

357:2023/01/29(日) 22:59:47
>>355
行き止まりにあるソファーの前まで戻った。
特に変わった様子は無いぞ。
>>356
君は、木製の階段を上って薄暗い『地下室』を後にする・・・・・・・・・・・・・・。
『丸眼鏡』に貰った『バタフライナイフ』は、真新しい感じで刃もピカピカだ。
扱った事はあるか?
柄が2つに割れて刃を収納するタイプで、慣れれば遠心力だけで簡単に刃を出せる様になる。
ニューヨークのギャング(チンピラかも)になったつもりで、何度か練習すれば出来るだろう。
ちなみに、練習用の『刃なしナイフ』も存在する。
 
階段を上ると、広い通路の脇に出た。
通路は、幅3メートルの広さで右側へ伸びている。
君がいる階段は、通路脇に隣接する様に設けられており、そこは通路の行き止まりでもある。
行き止まりに置いてあるのは、壁を背にした3人掛けソファー。
ソファーの前に小さな円卓があり、まるで君の為かの様に水差しとグラスが1つずつ乗っていた。
行き止まりの壁には、B4サイズの木製の額縁があり、1枚の油絵が飾られている。
その『奇妙な絵』には、壁に掛かった木製の額縁と、それを両手で外そうとしている細い腕が描かれていた。
右側に伸びる通路を覗くと、その先は十数メートルほどで行き止まりになっている。
通路の右壁は、曇りガラスと幾つかのドアが設けられた『仕切り』だ。
左壁は、ただの壁・・・・・・・・・・だが、階段のすぐ手前に吹き抜けが1つある。
吹き抜けの先は、広々とした大ホールに通じている。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・周囲に人影は無い。

358風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/01/30(月) 21:28:33
>>357
向こうにある広い空間 に向かう

359隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/02/03(金) 10:14:34
>>357(レス遅れ失礼しました)

シュッ カチャ シュッ カチャ。

ってな感じで、バタフライナイフの刃先を出す練習はするっショ。
 奇襲とか、この先必要になるかも知れないしなー。

「おっ、水差しとグラス……それと絵、ね」

周囲に人影が居ない。いま、どう言う状況に屋敷なってんだろう?

まー、ここで素直に無味無臭にグラスを鼻先で近づけて
どんなに大丈夫そうに考えても、飲まねーわ。だって、用意されたもの
飲んだから、妙次郎残機が無くなったんだからっショ。

 「……気になるな」

 ――パシャッ。

グラスに入った、水? らしき液体を油絵に引っかけてみるっショ。

毒物か何かの劇薬入っていて、それが絵と反応するとか
ありそーだしな。何も起きなかったら?
 まー、その時はその時で周囲に人も居ないし素知らぬ顔でホール辺りに
向かうっショ。

まー、過去の改変がどこまで現代に及ぼすか不明だけど。
 何か屋敷にアクション起こすべきだと思うんだよな。壊せって言う
忠告もされてたし。最終的に、この大正の屋敷を燃やすなり何なりすりゃあ
現代でオカルト話となってたのも完全消滅するし。

「ふむ……一番簡単なのは放火、かな」

まっ、その前に像探しもしてみるか。

360:2023/02/04(土) 01:01:59
>>358
君は、吹き抜けを通って再び大ホールに出る。
ふと、視線を感じた様な気がしたが、気のせいだろう・・・・・・・・・・・・・。
>>359
ナイフの刃を出し入れしながら、君は環境活動家の様にグラスの中身を絵画にブチ撒けた。
幸い、油絵が溶ける様子は無い。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
・・・・・・・・・・・・・おや?
何かが『奇妙』だ。
『奇妙だった』と言うべきか・・・・・・・・・・一瞬だが、君は『奇妙な違和感』を感じたはずだった。
ほんの『一瞬』だ。
絵画に変化は無い。

361風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/02/04(土) 18:42:24
>>360
『気の所為』であれど、視線というのは感じる方位というものがおおよそレベルでも分かるものだ。
その方位に、顔を向ける。

362 隼士  賢『パンテオン・ロココ』:2023/02/12(日) 09:23:25
age

363隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/02/12(日) 09:43:32
>>360(レス遅れ大変失礼しました。リアル事情でゴタゴタしてましたが
解決したんで、これからは早めにレスさせて頂きます)

「んんっ?」

妙な『違和感』。これって……あれか?

 『絵画を破損』させようとしたからか??

「そんじゃあ、未来の俺にも向けてメッセージっショ」
 
  ザグゥ!

 絵画にバタフライナイフで『UFO』を描くっショ! つまり、切り刻む。

これで、違和感が再度襲うなら『当たり』だろうな。

364:2023/02/14(火) 00:53:18
>>361
君が顔を向けた方向には、誰もいない・・・・・・・・・・・・。
やはり、気のせいだった様だ。
泣くんじゃあない。
>>363
絵画にナイフを突き立てると、簡単に破れる。
物の価値を知らないというのは、恐ろしいものだ。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
絵画にナイフを滑らせようとした君の目に、真新しい刃が映る。
ふと、刃に映った君の後ろに、『人影』の様なものが見えた。
思わず手を止めた君は、ナイフの角度を変える。
『人影』は、君の後ろを通り過ぎて、吹き抜けの方へと向かって行く様だ。
みすぼらしい姿には、見覚えがある・・・・・・・・・・・・・君の脳裏に、『風歌』が過った。

365隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/02/14(火) 01:26:05
>>364

「なんだ?」

 こりゃ、何かの暗示か? 絵画を傷つけるな、見たいな。

 で、あのゴミガールか……うーん。

「追いかける、か。誘導されてる気もするが」

 バタフライナイフは、右腕の袖に忍ばせるように仕舞って
吹き抜けへと向かう事にしよう。

366風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/02/18(土) 14:47:30
>>364
さて、後、まだ行ったことがない場所はあっただろうか?
思索に耽る。

367:2023/02/20(月) 03:31:21
>>365
君は、踵を返して吹き抜けに向かった。
恐らく、1階の大ホールだろう・・・・・・・・・・・・長テーブルが並び、壁沿いに本棚が並んでいる。
白いテーブルクロスの敷かれたテーブルの上には、食べかけの料理や食器が放置されており、窓から差し込む
微かな陽光に照らされ、キラキラと光って見えた。
床には、靴や装飾品等が散乱しており、テーブルの椅子もあちこちに倒れたままになっている。
 
・・・・・・・・・・・・・人影は、見当たらない。
>>366
君は、再び立ち止まって考え込む。
時間は、いくらでもあるんだ・・・・・・・・・・・・・或いは、そう思っているだけかも知れないが。

368隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/02/21(火) 11:29:29
>>367

 「ん?」

食べかけの料理……食器。

んで、靴に装飾品が散らばってる……何か緊急事態が起きた??

「いや、その元凶が俺(堂野)って事も十分に有り得るか」

とりあえず飲みかけのドリングとかあったら、少し喉を潤してみるか。
 毒物なら、周りに嘔吐したもんとか吐血の痕あって可笑しくないし
それが無いならセーフだろ。オーパーツで、食べたら転移出来るような物
俺の知識外であるかも知れないだろうけど、これ宇宙の神秘と違うオカルトだし。

 「少し腹を満たしたら、本棚を調べる、か……」

二階とか調べても、宛てが無いからなぁ。まずは目に付く物を調べるっショ。

369風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/02/23(木) 12:05:19
>>367
ここにいても、手がかりはない。
なにか、変化を探すしか無い。
ならば――この、萎びた脚を生み出した金玉の化け物を探しに行こう。
――まずは、あの『階段』だ、風歌はそこに向かうことだろう。

370:2023/02/24(金) 07:37:59
>>368
テーブルに歩み寄った君は、おもむろにワイングラスを手に取った。
 
『ドドドドドドドド』
 
グラスの中には、中程まで残った真紅の液体が揺らめいている。
液体に君の・・・・・・・・・・いや、『堂野』の顔が映り込むと、その背後を人影が横切った。
咄嗟に振り向いたが、誰もいない。
>>369
階段の方へヒョコヒョコ歩き出し、程無くして辿り着く。
崩落したままの階段には、やはり死体がそのまま放置されていた。
まだ、ウジは湧いていない。

371隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/02/25(土) 23:34:31
>>370

「はーはぁん」

 なーんとなく、わかったショ。

つーわけ、で。

グラスのワイン? の反射で周囲一帯全方位を観察。

ゴミガールが横切ったと思える方角を重点的にな。とりあえず液体の反射を
利用して、あいつを探す。鏡でも代用出来るかも知れないけど、いま手頃に
そんなの無さそうだし。

「止まってくれねーかなっショ」

とりあえず、俺がいるぜーって知らせないといけないからな。
一方的だが、『通信手段』はあるしな。

372風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/02/27(月) 22:05:40
>>370
風歌は、しばし思案し――
>>85
にあった、ナイフを取りに行くことにする。たどり着いたのなら、ナイフを手に取る。

373:2023/03/01(水) 01:30:37
>>371
ワイングラスを翳した君は、揺らめく液体に周囲を映し出しながら目を凝らす。
液体に反射した光景は、真紅に染まっていて『写真のフィルム』を見ている様だ。
だが、その中で『動くもの』は、すぐに分かる。
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━『風歌』だ。
その姿形までハッキリとは分からなかったが、片足を引いて歩く様子は彼女そのものだった。
君から数メートル離れていたが、彼女は同じテーブルの前で立ち止まる。
こちらに気付いた様子は無い。
>>372
君は、テーブルに近付くと並んだままのナイフを1本手に取った。
柄の部分は少し錆びていたが、刃の部分は無事らしい。
先端が丸みを帯びた食事用のナイフなので、切れ味は程々だろう。

374隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/03/03(金) 00:39:15
>>373

「よし、そんじゃあ……。
――やるか」

 俺は、切り付ける。まぁ、ゴミガールじゃないっショ。
『テーブル』ね。そこに、ナイフで、こう刻む。

 サッキ ノ ソファー ウラ ミテ

「よしっ! それじゃっ、次は大急ぎだっ」

現代で色々調べてた時。>357さっきの『ソファー』は多分、現代と
大正、同じ場所にリンクして置いていた。

「で、『本棚』の本でいいか。書くものは。
装飾品に、ペンあるかね? まぁ、無いならフォークと
テーブルの調味料のケチャップとかで代用かね」

ソファーの裏に、ナイフで切り込み入れて本の空白が大きめのページ
切り取って、ペンで今までの出来事を書く。

地下の死体とか手紙の事とか、俺が現在時点で憑依してる奴とかな。
 
「とりあえず、あいつに像がありそうな場所がわかったら
テーブル辺りに刻んでくれって言っておくか」

反射で、ゴミガールが見えたんだし。テーブルも多分、反射で見れば
現代の光景の筈だ。

とりあえず、これで連携して現代と大正で探索した情報を可能っショ!

375風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/03/06(月) 23:01:00
>>373
――何か、変化は起きただろうか?
何かが、刻み込まれるような。

376:2023/03/08(水) 02:41:22
>>374
君は、テーブルクロスを捲ると、木製のテーブルにナイフで文字を刻んだ。
だが、ペンは見当たらず、調味料は『塩』(『砂糖』かも知れない)の入った瓶があるだけだ。
ちなみに、明治時代には、すでに『ケチャップ』の国産品が開発されている。
 
本棚の本は、タイトルや目次の載った最初の数ページに空白が目立つものが多い。
>>375
ナイフを手にした君は、傍らのテーブルクロスが捲れ上がっている事に気付く。
 
『ドドドドドドドドドドドドド』
 
剥き出しになった木製のテーブルには、文字らしきものが彫られていた。
 
『サッキ ノ ソファー ウラ ミテ』
 
削れた部分は、変色して黒ずんでおり、昨日今日彫られたもので無い事は容易に分かるはずだ。

377隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/03/10(金) 00:39:13
>>376

 「あんまり書くのに良さそうなものねーな。
しゃあねぇ、ちょい汚いが……『カビ文字』で我慢するか」

食べかけの料理、つまり何かしらの料理の汁とかは沢山だ。
 それをフォークの柄なりに浸して、書道見たいな感じで気を付けて書く。

『大正 おれ今 堂野にヒョウイ中』

『ハンシャで そっちみえる そっちもためしてね』

『タテモノがんがんこわして、ゾウみつけようぜ』

って感じで、空白のあるページを破って、フォークの柄で書く。

そうすりゃ、大正→現代までの期間もあるから『カビ』とかの
汚れで、あっちじゃ目立つように字になぞって浮き出る。きったねーけどっショ!

「まっ、ゴミガールはカビとか慣れてるっショ」

 書いたら、ソファーの裏をナイフで切って紙面を入れる。
あとは、こっちも本格的に像探しだな。

378風歌錫音『ダストデビル・ドライブ』:2023/03/10(金) 21:38:24
>『サッキ ノ ソファー ウラ ミテ』

目の前に現れた怪異的な事象――大いなる奇妙。
疑問も謎も恐怖もあるが、見える道はこの一つである。
――風歌はその指示に従ってみた。

379:2023/03/11(土) 01:55:17
>>377
本の適当なページに、琥珀色のコンソメスープで文字を書く。
紙のページに染み込んだスープは、見た限り透明で、微かな染みでしか文字として認識出来ない。
思惑通りになる事を祈って、ソファーの中に破ったページを入れよう・・・・・・・・・・。
>>378
テーブルの文字に従い、ソファーの方へと戻る。
埃でコーティングされた様なソファーをグルリと周ってみると、その裏側に切れ込みがある事に気付いた。
どうやら、刃物で裂かれたものらしい。
裂けた部分が少しだけ捲れており、布地のカバーとスポンジの間に紙片らしきものが挟まっている。

380隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/03/11(土) 02:51:17
>>379

はいはい、入れる 入れたっと。

 「そんじゃ、反射でちゃんと確認するか」

ゴミガール(風歌)が、ちゃんと紙面受け取ったの確認したら
像探しに向かうか。

 「うーん、どうする?
妙次郎の部屋、向かうっショ?」

 人が出払ってるか、なんかの事情で居ないなら妙次郎の部屋行くか。
アルバムとか、本棚無事だったし。次にメッセージ放り込む場所としては
有力だと思うんだよな。ペンとかもあるだろうし。

「まぁ、とりあえずゴミガールの反応を確認するの先決か」

追記で、『オッケーならよんだあと りょううで〇つくって』

とか紙面の終わりに書いておこう。

381風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/03/12(日) 21:41:45
>>379
紙片を見る、凝視する。中身を僅かにも逃さないように。

382:2023/03/14(火) 01:43:13
>>380
ワイングラスを吹き抜けの方に向けると、『風歌』が奥へと進んで行く様子が映る。
君は、『ポケモンGO』をプレイする様にグラスを翳しながら、ソファーの前まで戻った。
どうやら、『風歌』は隠したページを見つけたらしい・・・・・・・・・・・。
テーブルに直接メッセージを刻めば良かった気もするが、今は伝えたい事が伝わっている事を祈ろう。
>>381
紙片を取り出すと、隅に印刷された活字から本のページの一枚である事が分かった。
茶色みを帯びたページは、一部分が黒く変色し、虫食いの様にボロボロに失われている。
炭化した様にも見えるが、ソファーが焼けた形跡は無い・・・・・・・・・・・・・・・。
劣化しただけかも知れないし、ネズミが齧ったのかも知れないが、再びソファーの切れ込みを覗いても
他には何も入っていない。

383風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/03/16(木) 17:41:29
>>382
風歌は試案する。
まず、向こうからこちらは見えている。
そして、刻んだメッセージは残り、おそらく相手が仕込んだ紙はひどい有様になっている。
ならば、こちらからメッセージを送るにはどうするか?
……風歌は、手にしたナイフでガリガリと刻まれた文字の隣に文字を刻む。

『キザンダノハミエタ メモハボロボロニナッッテタ』と

伝わえば良し、伝わらずとも、見えれば良し。何かしらの応答はあるだろう。

384隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/03/16(木) 23:41:05
>>382

うーん、あんまり壁とかテーブルにメッセージ刻むとさ。
 絶対、さっきの名称が未だ不明の男とか人形ガールとか館の主とか?
そいつ等に気づかれる確率も上がって、下手に館の内装でメッセージは
危ぶまれるんだよなぁ。

とりあえず、グラスの反射で確認して、こりゃ何か伝わってなさそーだなって
感じだったら……どうすっかな?

「あー、そうだ。あいつ『アルバム』持ってるじゃん」 パチンッ

指を鳴らして、ゴミガールが妙次郎の部屋を探索してた時に
アルバムを持ってたのを思い出す。

 って事はだ。タイムパラドックスとかの原理が、この館で
どう作用してんのか今いちまだ解らんけど。アルバムは絶対に現代までは
残る筈だ。って事は、アルバムに紙を挟めばゴミガールに届く。

 「じゃあ、こうだな」

 『アトデ アルバム ガイヨウ ツタエル』

 ってのを、あいつの目元の先に刻もう。

「流石に、今のあいつの部屋にペンの一つも無いとかは可笑しいだろ」

 此処の本から、空白の多いの幾つか破って妙次郎の部屋へ急ぐか。

385:2023/03/19(日) 00:25:23
>>383
君がナイフでテーブルを削り始めると、いつの間にか横に別の文字が刻まれている事に気付いた。
最初に見つけたものと似た様な文字で、変色していたが読み取る事は出来る。
 
『アトデ アルバム ガイヨウ ツタエル』
>>384
グラスに映る『風歌』は、特にリアクションをするでも無く、大ホールのテーブルの方へと戻って行く。
どうやら、君と同じ様にテーブルに何かを彫っているらしい。
その傍らで再び文字を刻んだら、『妙次郎』の部屋へ向かおう。
道順は、覚えているな?

386隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/03/20(月) 17:54:41
>>385

覚えてる、覚えてる! 大丈夫っショ!!

ホールの階段を上ると、両開2階は、1階の大ホールを吹き抜けから見下ろせる作りになってて奥に進んで行く。
すると、突き当りになった奥の壁に階段が設けられており、上下階へ伸びていた。
下に降りれば、1階の大ホール。階段を上って3階へ向かう。
 

踊り場を1つ経て、3階まで上ったが、階段自体は更に上へ続いていた。
3階の構造も2階と大差無かったが、1階からの吹き抜けの天井は、この階までだ。
天井には、大きなシャンデリアが左右に4つずつ、2列になって等間隔に並べて吊ってあった。
数人が上に乗れるサイズだったが、落下すれば1階まで直行する事になる。
吹き抜けになった中央部分は、それに沿って手摺りが伸びており、壁や通路沿いには展示ケースや
書棚が置かれていた。
絵画も点々と壁に掛けられており、まるで美術館だ。
建物正面から見て右側━━━━━━━━━━
つまり、大ホールの階段側から見て、左側の中央辺りで足を止める。
そこからは、通路が外側に伸びており、その先は2メートル程先で左右へ伸びている。
左右に伸びた通路まで来ると、今度は通路を左・・・・・・・・つまり、建物の奥の方へ進む。
通路の幅は、2メートル程だ。
この通路の左右にも絵画や展示ケースが並び、約10メートル進んだ突き当りに両開きのドアがある。
そこは、ほぼ正方形の広い空間になっており、ドアが正面と左に1つずつある。きのドアを開いて奥へ。

「だったよな?」

でも、この道順複雑だから。後で忘れると、やばそーだなって思ってたから
覚えてたっショ!

387風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/03/21(火) 12:44:02
>>385
念のために確認だ――そもそも、気を失ったこともある。
風詩鈴音は、アルバムを今、所持しているか?

388:2023/03/23(木) 00:23:21
>>386
昨日の事の様に道順を覚えていた君は、記憶を辿って『妙次郎の部屋』へと向かう。
さて、どの階段を上って行こうか・・・・・・・・・記憶では、玄関ホールから2階へ上った気がする。
1階の大ホールにも階段はあり、そのまま3階まで上れる。
どちらのルートでも結果は同じだが、大切なのは過程なんだ。
>>387
君は、思い出した様にアルバムを確認した・・・・・・・・・・・。
どうやら、服の下に大切に持ち歩いている。
中身も無事の様だ。

389隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/03/23(木) 23:16:00
>>388

うーん……記憶通りの方が問題なさそーだが。

「玄関付近から行くか?」

まず、憑依するまでの間に館で何かあったのは確実。
 だが、人為的なものだとして。今の俺は『黒幕側』だ。
でなけりゃ、あの丸眼鏡……。

「……ん? 確か『健彦』だったか?」

そーいや、妙次郎の時に居たよな? 叔母の結婚式で一度会ったとか。

「まー、偽名かも知れないし。堂野がどう、あいつの事
呼んでたか不明だしな」

一応、記憶を思い返して妙次郎の時と、さっきの地下室のあいつ
同一人物か照らし合わせるけど。堂野が健彦さんとか呼んで。

ん? 君、いつから私の事をそんな馴れ馴れしく呼ぶようになったんだね?
とか言われちゃ終わりよ。ぼかしぼかしで対応するっきゃないっショ。

「さーて、上がるか」

玄関ルートで上がるっショ。

390風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/03/26(日) 11:15:58
>>388
さて――どうするか
後でアルバムに概要を伝えるということは、このアルバムに何かが起きるということだ。
そして、その後、己がここでなすべきこともあるということだろう。

「……念の為、武器になりそうなん集めておくか」

風歌は、この場にある『ナイフ』とフォークの総数を数えて、移動に問題ない数を手に入れようとするだろう。

391:2023/03/27(月) 17:47:45
>>389
君は、大ホールから一旦出ると、玄関ホールに足を踏み入れた。
以前、見た時のままの造りだったが、人影は見当たらない。
目を落とすと、敷かれた絨毯が所々波打っていたり、靴や帽子が落ちている・・・・・・・・・。
2階に続く階段、2階の玄関ホールも似た様な光景だった。
まるで、ロックコンサートの終わった会場の様だ。
 
2階の大ホールに繋がるドアは、大きく開いたままになっており、覗き込んだが人影は無かった。
奥に向かって進むと、大ホールの上下階に続く階段がある。
階段を上へ上り始めた君は、踊り場に誰かが倒れているのを見つけた。
 
『ドドドドドドドドドドドド』
 
うつ伏せに倒れているのは、男性らしい。
上下黒の燕尾服を着ていたが、頭頂部は禿げている。
足先が階段に乗ったままになっている事から、足を踏み外して落ちたのかも知れない。
とにかく、男性はピクリとも動かなかった。
>>390
君は、テーブルに残されたナイフとフォークを集め出した。
少しして集まったのは、すっかり変色した代物が4本。
内訳は、ナイフが3本とフォークが1本だ。
ケーキを切り分ける事は出来そうにないが、力任せに突き立てるくらいは出来るだろう。

392隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/03/30(木) 19:34:14
>>391

階段から足を踏み外したんなら、結構色々と酷い打ち身とか骨が折れたような
傷が傍目でも頭部に見えるよな?

それが見えないなら、多分、死んでるなら別の理由なんっショ。

「一応、顔だけ見るか?」

うつ伏せの男を、仰向けにして見る。
 知ってる奴かな?

393風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/04/03(月) 19:18:15
>>391
ナイフをいつでも投げ打てるようにポケットに仕舞いながら、アルバムを眺めて、変化が起きるのを待つようだ。

394:2023/04/06(木) 07:28:07
>>392
倒れた男性を仰向けにする。
片足で転がす事が出来るほど軽くは無かったが、君なら『スタンド』で簡単に出来るだろう。
動かすと、男性からポロリと何かが落ちる・・・・・・・・・・・・。
円形の『レンズ』の様なもので、『片眼鏡』とかいうやつらしい。
 
倒れていたのは、短く切り揃えた口髭を蓄えた老年の男性だ。
額の辺りが、微かに黒く変色しているのが分かる。
驚いた様に目を見開いていたが、呼吸はしておらず、その顔に見覚えは無かった。
強張ったまま動かないのは、顔の表情だけで無く全身に及ぶ。
『死後硬直』というやつだろうか?
>>393
君は、アルバムを眺める事にした。
『峠』家の面々を中心に撮られたであろう写真は、どれも記念写真の様に正面からの構図ばかりだ。
多いのは、『賢太郎』と『妙次郎』。
どちらも幼少の頃からの『成長の記録』が垣間見える。
最初のページには、夫婦が結婚当時に撮影したと思われる写真が収められており、以降ポツポツと家族の写真が
撮られている様だった。
夫婦に『賢太郎』が加わり、『妙次郎』が加わったものが各々1枚ずつ。
家族全員の写った最後の写真は、赤ん坊を抱いた妻の『修代』が中心になったものだった。

395隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/04/07(金) 23:53:09
>>394

>片足で転がす事が出来るほど軽くは無かったが、君なら『スタンド』で簡単に出来るだろう。


え?

 あっ、俺。もう『パンテオン・ロココ』使えるっショ!?

 死体を見るより衝撃の事実っショ……いやー、試してなかったもんな。
大正だから、てっきり使えないものかと。

 それじゃあ、お言葉に甘えてパンテオン・ロココ発現して
見覚えのない男が、固まって死んでるなーって事を認識してから
片眼鏡だけポケットに入れて階段を上がる事にするっショ。

(今は、アルバムに伝言送るほうが先決っショ)

396風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/04/09(日) 21:09:05
>>394
『変化』が訪れるまで、アルバムを眺め続ける。最後に到達するか、変化が訪れるまで、そうすることだろう。

397:2023/04/10(月) 02:06:33
>>395
『スタンド』で、男性の身体(死体だ)を転がす。
出来れば、素手で触りたくは無いはずだ・・・・・・・・・・・・・。
だが、今の君は『君』じゃあないので、『スタンド』は使えない様だ。
残念だが、何事も自力でやるしかない・・・・・・・・・・・死者に敬意を払いつつ、蹴り転がすのもいいだろう。
 
片眼鏡を戦利品に拾った君は、再び階段を上って行った。
3階の大ホールに出ると、最初に気付くのは床に散らばった靴や装飾品、恐らく大勢の『落とし物』だ。
そして、ホールの中央付近に2メートルほどの高さの『像』が立っている事に気付く。
『彫像』では無く、現代アート的な寄せ集めの『それっぽいもの』の様だ。
>>396
『賢太郎』が青年になると、『堂野』という男性と一緒に映ったものが散見出来る様になって来る。
2人の年齢は、あまり離れていないのかも知れない。
反面、『妙次郎』は一人で映っているのが大半だ・・・・・・・・・・。
その父親の『楠太郎』は、様々な人物とのツーショットが多い。

398風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/04/11(火) 20:22:06
>>397
ぺらり、ぺらり。ページを捲る。
いつか、どこかの終わりに至るまで。

399隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/04/12(水) 22:05:59
>>397


 「つかえねーのかよ!」 ドガァ!!

 ノリツッコミ、いや、、これ、ノリツッコミって言えるのかっショ?

まぁ、とりえあず。そんな感じで男を蹴っ飛ばして
ついでに『像』も蹴っ飛ばす事にするか。

 現代での助言でも、ぶっ壊せって言われてたし。
現代アートっぽい像だろうが、破壊対象には変わらないっショ。

「なーんか、足止めするもん多いな?」

 早めにアルバムにメッセージ送りたいんだよな。

400:2023/04/15(土) 00:33:18
>>398
アルバムは、やがて白紙になる。
一枚一枚捲って行き、最後のページを閉じると・・・・・・・・・・・・・
 
『ドンッ』
 
どこからか物音が聞こえ、君は小動物の様に首を伸ばして見回した。
音が聞こえたのは、遠く・・・・・・・・・・頭上から聞こえた様な気がする。
周囲の大ホールには、特に何も見当たらない。
>>399
『ドガッ』
 
『像』を蹴ると、その重みが足に伝わる。
色鮮やかな草花や装飾で飾り立てられた『像』は、華やかな『トーテムポール』とでも言うべき様相だ。
ビクともしなかった『芯』の部分は、木製らしい。
手足の様なオブジェが不規則に所々から突き出しており、蹴った衝撃でその内の1つがポトリと落ちた。
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
落下したものを見ると、白く塗られた『腕』を思わせる。
二の腕辺りを針金が2本貫いており、それを巻き付けて『芯』に固定していた様だ。
大雑把な組み立て方とは逆に、『腕』自体のクォリティーは高く感じる。
『手』の部分を見れば、指の一本一本までが緻密に作られており、まるで本物の様だった。
美術に興味の無い君でも、感心くらいはするだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・おや?
何かが『奇妙』だ。
感心ではなく、『関心』・・・・・・・・・・・君の目は、落ちた『腕』を凝視した。
ただの美術品の一部だと思う君がいる一方、そう思えない『何か』を感じている君もいる様な『気持ち』。
モヤモヤとした『違和感』を感じる。

401隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/04/17(月) 20:48:33
>>400

「よし、やる事は変わらないっショ」

なんかデジャヴュってーの? 『腕』に感じるんなら
そりゃ一度か二度ぶっ殺された体験を魂が覚えてるからじゃないっショ?

 「『人形ガール』めいてる腕だしな。
幾ら、俺が温厚な男でも。二度も殺された奴に優しくする義理ないっショ。

 「これ壊したら、奴の腕も壊せたりしねーかな」

前々前世とかじゃねーが、あいつ、中々動き早いだろーしな。
 まだ屋上に屯ってんのか。それとも今の異変で下に降りてるが
知らないが、出会ったら面倒そうだもんな。

とりあえず腕壊したら、妙次郎の部屋にとっとと向かうよ

402風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/04/20(木) 19:38:45
>>400
まず、『周囲』ではなく、文字通りの意味で『真上』を見る、何かが『あった』なら、即座にその場を――無様に転げるようにでも、移動する。

特になければ、アルバムを片手に真上の階、真上の部屋に向かう。

403:2023/04/22(土) 02:07:39
>>401 
足元に転がった『腕』を、勢い良く踏み付ける・・・・・・・・・・・・・もはや、この館の何を壊しても罪悪感は無い。
だが、踏んだ『腕』が砕ける事は無かった。
金属でも木でも無い、奇妙な『感触』。
それは、まるで『腕』の様な━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
ふと、感じていた『違和感』の正体に気付いた気がした。
『リアル過ぎる』んだ。
石膏で型を取ったのなら、こんな『感触』はしないんじゃあないか?
そう考えると、落ちた『腕』を見る目が死んだゴキブリを見る様な目に変わって来る。
君は、息継ぎをする様に『像』の方へと視線を逸らした。
 
      /´〉,、      | ̄|rヘ
l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/ (^ーヵ L__」L/    ∧       /~7 /)
 二コ ,|      r三'_」     r--、 (/    /二~|/_/∠/
/__」             _,,,ニコ〈  〈〉  / ̄ 」     /^ヽ、 /〉
'´                (__,,,-ー''     ~~ ̄   ャー-、フ /´く//>
                                 `ー-、__,|
 
草花に囲まれていたからか、側面からは確認出来なかったのだろう。
『像』の中心付近には、『太陽の塔』の様に『顔』がある。
君は、それが『誰』なのか知っていた。
眠った様な顔で『像』に飾り付けられているのは、頭だけになった『妙次郎』だ。
>>402
見上げると、3階まで吹き抜けになった高い高い天井が目に映る。
十数メートル頭上にある天井にシャンデリアが下がっていたが、そのサイズや細部までは分からないほどの高さだ。
だが、君の視線は、3階の手摺りから覗いている『顔』に注がれていた。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
『顔』が見えたのは、ほんの一瞬だ。
素早く引っ込んでしまった為、何者だったのかまでは分からない。
確かに見えたのは、『それ』に浮かんでいた『満面の笑み』だけだった。

404隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/04/26(水) 01:07:25
>>403

「おぉ、妙次郎。死んでしまうとは」

 ドゴォ!!

 「情けねぇっショ」

 死んでるのには驚きないっショ。まぁ自分が妙次郎の時に
あいつに首刺されたし。それでまだ生きてなら逆に驚きだわ。

 とりあえず、この像自体は蹴り飛ばしてバラバラにするっショ。

吉巻像も壊すが、このアート? も、なんか挑発されてる見たいだし
地味に腹立つっショ。まぁ、地味にね。

 「やったとしたら、あの人形ガールだよなぁ」

あいつ、像の守護者っぽいよな。となると、やっぱ屋上が臭い?

んんー、もうちょい調査必要だな。あいつ(風歌)にも
今の出来事を追記して報告しないとね。まぁ目指すは妙次郎の部屋っショ!

405風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/04/26(水) 22:21:49
>>403
「――――へへっ」

新たなる奇妙、目に見える恐怖。
しかし、風歌鈴音の気は、不思議と楽になった。
やっと、『敵』が『見えた』のだ。存在しているかも分からなかった、明確なる意思を持った『敵』が!
ならば――これは――『喧嘩』である『闘争』である。後は、『勝ち負け』だ。

「ややこしいい謎まみれだったが、やっとこそざ軸が見えてきたな」

勝つか、負けるか。残るはそれだけだ。
風歌は、間に合わぬを承知で――顔の見えた位置まで、向かう。

406:2023/04/28(金) 01:00:36
>>404
『ドガッ!』
 
勢い良く『像』を蹴ると、飾り付けがボロボロと落ちて来た。
『妙次郎』は、ワイヤーで『像』に巻き付けて固定してあり、頭部と手足以外は見当たらない。
『人体芸術』とでも言うべきだろうか?
何度か蹴ったが、『像』は微かに揺れるだけで倒れず、そう簡単にはバラせない様だ。
>>405
君は、ようやく光明を見た思いで3階へと向かった。
玄関ホールに戻ってから2階へ上り、2階ホールの階段で3階へ・・・・・・・・・・・・・・・・。
辿り着くと、果たして最初に見た辺りで手摺りを握ったまま立っている人影を見つけた。
白っぽいワンピースを着ており、どうやら女性らしい事が分かる。
ただし、衣服も髪も使い古された雑巾の様だ。
肩まで伸びた黒い髪は、タンスの裏を掃いた様にボサボサで、その間から青白い『顔』が垣間見える。
見覚えの無い『顔』・・・・・・・・・・・年齢は、30〜40代と言った所だろうか?
顔色は青白く、生気を失った様な目で君の方を見つめている。
満面の笑みを浮かべた表情は、まるで仮面の様に感情を感じられなかった。

407風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/04/28(金) 18:06:31
>>406
この状況下において、相手は間違いなく『敵』であると判断して問題あるまい。
眼の前でせせら笑う態度、立ち振舞。「ねぇ、ワタシの家に遊びに来たのね?仲良くしましょう?」などと言った態度では間違いなくない。
そして、この館に自分に対して攻撃的スタンド使いがいるrの歯間違いない。空き巣に対する対応だとしても、命を奪われる言われrなどはない。
やられるならば、やる。
つまるところ、戦闘である。

「(さぁ――どうするか)」

なんとも久しぶりなこの思考を巡らせながら、風歌は思案を終えた。
その場その場の対応では間に合わない。発生した状況に即応するため、行動パターンを決めておく。
……とはいっても、これまでにおいて、既に風歌は能力の手の内をだいぶさらけ出している。能力の探り合いにおいては、圧倒的に不利。
加えて、片足はまともに役に立たない。攻撃に対する対応は、突風によって距離を離すしかない。つまり、連続の攻撃回避は不可能である。
ならば、先手こそが有利。可能であれば、先手必殺。
とすれば――まず、相手との距離が『『10m』を切った時点で『ナイフ』を一本相手の腹に向けて投擲(破ス精密CBB)。スタンドとしては並の膂力たるDDDであるが、速度によってある程度は刺さる。
刺さらずとも、相手の対応を見極める事ができる。その後、こちらに『対応可能な高速(スB)』で迫るのであれば、まず顔に突風を浴びせた上でラッシュ。引くのならば、追う。
対応できない高速で迫られたなら――スタンドの右手で本体を庇いつつ、左手の突風で『3m0退避させる。
やるか――行動方針を決めた風歌は。

「なぁ、おい――あんた、この家の人か?」

と話しかけながら――スタンドを顕現。じわりと、距離を詰めていく。定めた距離に到達した時点で、ナイフを投げる。

408『常寂の檻』:2023/04/29(土) 19:00:43
>>406

「随分頑丈に固定されてんなぁ……」

そんじゃあ、『ワイヤー』は切断するわ。バタフライナイフでっショ

そうすりゃ重しの妙次郎も外れて壊しやすくなるっショ。

とりあえず、暫定で犯人候補は『人形ガール』だよな。
地下室でのおっさん(健彦?)が、こんなサバト平然とやる力あるなら
俺に頼るより、自分で像とか館の邪魔者一掃して入手するだろうし。

「いまいち、あの人形ガールの役割が分からないっショ。
像の事は間違いなく知ってる。けど、単なる護衛システムとかって
言われると、んー? って思えるんだよなぁ」

妙次郎の時に、もうちょい色々屋上以外で調べるべきだったな。
 後悔するには遅いが、あん時が一番絶好の調べ時だった。

「まっ、今も今で前進はしてるっショ。UFO探すのに何徹も
眠らずに空を見る事だって惜しくねーっショ」

 とりあえず、妙次郎を外して像を倒して壊す。そんで部屋へ向かってアルバム探しだ

409隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/04/29(土) 19:02:38
>>406

「随分頑丈に固定されてんなぁ……」

そんじゃあ、『ワイヤー』は切断するわ。バタフライナイフでっショ

そうすりゃ重しの妙次郎も外れて壊しやすくなるっショ。

とりあえず、暫定で犯人候補は『人形ガール』だよな。
地下室でのおっさん(健彦?)が、こんなサバト平然とやる力あるなら
俺に頼るより、自分で像とか館の邪魔者一掃して入手するだろうし。

「いまいち、あの人形ガールの役割が分からないっショ。
像の事は間違いなく知ってる。けど、単なる護衛システムとかって
言われると、んー? って思えるんだよなぁ」

妙次郎の時に、もうちょい色々屋上以外で調べるべきだったな。
 後悔するには遅いが、あん時が一番絶好の調べ時だった。

「まっ、今も今で前進はしてるっショ。UFO探すのに何徹も
眠らずに空を見る事だって惜しくねーっショ」

 とりあえず、妙次郎を外して像を倒して壊す。そんで部屋へ向かってアルバム探しだ

410:2023/05/02(火) 19:59:36
>>407
君が声を掛けると、その女性は手摺りからゆっくりと手を離した。
その表情から心情を読み取る事は出来なかったが、その場から動く気配は無く、近付いて行く君との距離は徐々に
詰まって行く。
『スタンド』を出したが、その反応は同じ・・・・・・・・・・・女性が身じろいだのは、ナイフが空を裂いた瞬間だった。
 
『バスッ!』
 
後ずさろうとした女性の胸元に、ナイフが命中するぞ。
 
「あ、グぁぁ・・・・・」
 
女性は、呻きながら後ろの手摺りに寄り掛かる様に倒れ込んだ。
手摺りは、ミートパイの生地の様にボロリと崩れ、女性の身体を吹き抜けの下へ吸い込む様に誘う。
助けようと手を差し伸べてもいいが、その足と距離では手遅れだろう。
耳を澄ましていれば、女性が階下に落ちる鈍く大きな音が聞こえるはずだ・・・・・・・・・・・・・。
>>408
ワイヤーは、江戸前の蕎麦くらいの太さだ。
この程度の太さなら、ペンチやニッパー、チェーンカッターやワイヤーロープカッター、ボルトクリッパー等があれば、簡単に
切断出来るだろう。
君の持っているのは、バタフライナイフだから無理だな・・・・・・・・・・・・。
おっと、諦めるんじゃあないぞ?
『像』に巻かれたワイヤーの『結び目』を解けば、解体する事は出来るはずだ。
ペンチか何かで固く巻かれた『結び目』だったが、それを逆方向に巻いてやれば外れるだろう。
君は、指先を工具の様にして、ワイヤーを一本ずつ緩めて行く。
 
解体していると、それを作る労力も推し量れる様になって来るだろう。
構造は単純だが、『像』は丹念に固定されており、ノリや流れで作れる代物じゃあない。
『作り手』の心情まで理解する事は出来ないが、そこには強い『信念』の様なものが窺い知れた。
そして━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
小一時間ほど掛け、何とか『妙次郎』を『像』から解放し終える。
すると、すぐ横でくぐもった声が響いた。
 
「アんぉォ・・・・」
 
咄嗟に顔を向けると、2〜3メートルの距離に男性が一人座り込んでいる。
いや、『へたり込む』というべきか・・・・・・・・・・・・だが、その憔悴し切った顔には、見覚えがあった。
写真で見た、『峠 楠太郎』だ。

411ダストデビルドライヴ『風歌鈴音』:2023/05/04(木) 12:34:31
>>410
元より、助けるつもりはない。現在可能な最高速度で後を置い、落下地点を見る。
当然、とっさに対応するために、スタンドは展開している。

412 隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/05/05(金) 17:42:37
>>410


(ありゃあ、当主だな。
けど、俺が外すのに集中してたとは言え。こんな突然?
 妙次郎を解放したのがトリガーかね?)

不思議だが、アんぉォ・・・・なんて発声して屈んでる奴に
のこのこ近づいて、大丈夫ですかー? とは声かけたくねぇ。
 
「大丈夫で? いま、館には誰も居ませんが。この事態について
何か心当たりはありますか?」

そう、『像』を遮蔽物として利用するように下がりつつ問いかけてみよう。

何も言ってこないなら、放置するのも選択の一つっショ。

413:2023/05/07(日) 01:22:04
>>411
壊れた手摺りの辺りから慎重に下を覗くと、遥か下に倒れている女性の姿が確認出来る。
服装からして、同じ人物に間違いないだろう。
息があるかどうかは分からなかったが、生きていても虫の息のはずだ。
君が殺した様なものだが、幸い周囲に目撃者は見当たらない。
>>412
「ああ・・・・・・・」
 
『楠太郎』と思われる男性の口から、返事なのか呻き声なのか分からない声が漏れる。
その顔には、怯えの表情が浮かんで見えた。
君が『像』に身を寄せると、『楠太郎』は手摺りに掴まりながら立ち上がり始める。
足が悪いのか腰が抜けたのか、とにかく自力では立ち上がられないらしい。

414 隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/05/09(火) 02:30:34
>>413

(駄目っぽそうっショ)

「すいませんが、私も、すべき事があるのでね」

では。と、楠太郎から立ち去る。妙次郎の部屋へ急ぐ事にしよう。

(……?)

ふと、此処にきて一瞬だけ考える事があった。

『賢太郎』、今の自分だ。

『妙次郎』、憑依して、死んだ。

「三人の子供……か」

俺は知らない。知ってるとすれば楠太郎だが、自白させられる状態じゃない。

アルバムに、そんな感じの奴居ただろうか? 気になる奴は調べた時は無かった。

「ゴミガールに、伝達する時にでも調べるよう言っておくか」

道中、呟きつつ部屋を目指す。

415風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/05/12(金) 13:47:27
>>413
アレは敵であろうか――敵であるはずだ――敵でいてくれ。
自分の都合の良い方に考えを向けながら、風歌は階下に向かい、死体寸前の女に近寄ることにする。ただし、その距離は最低でも、まずは5mは放してだ。

416:2023/05/14(日) 01:25:00
>>414
『楠太郎』を置き去り、君は『妙次郎の部屋』へと急いだ。
ホールから部屋に続く通路に出たが、人の気配は無い。
絵画や展示ケースが並ぶ通路を10メートルほど進み、両開きのドアを開くと、ほぼ正方形の広い空間になっている。
ドアは、正面と左の壁に1つずつ。
正面のドアの前に立った君は、ドアノブに手を掛けた・・・・・・・・・・・・。
どうやら、施錠はされていない様だ。
 
『キィ』
 
不意に、左のドアが開く。
顔を向けると、隙間から覗く女性の顔と目が合った。
若い女性は、黒髪を耳の下辺りで切り揃えた、ショートボブよりも少し短い髪型をしている。
整っているであろう顔立ちは、疲れ切った土気色の表情で見る影も無い。
>>415
君は、来た道を戻って再び1階へと下りた。
息を切らせて大ホールに入ると、女性が倒れているのが目に止まる。
うつ伏せに倒れた女性が起き上がる様子は無く、その周りにはブルーベリーソースの様な血液が滲んでいた。
離れていても、生臭い鉄の匂いが鼻先に漂って来る。

417 隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/05/15(月) 00:15:04
>>416

「んっ」

ドアを開くのを止めて、開いたドアから離れるように距離を置いて相手の
顔を視認する。

「どなたかな?」

「私は賢太郎です。怪しいものではない……でしょう。
こちらは自己紹介をしました。そちらも、名乗って貰っても宜しいでしょうか?」

大体、こんな感じの喋り方だろーなって考えて演じつつ
見知らぬ女に話しかける。

もしかすれば、『修代』とかだったりもするのかもな。

まぁ知り合いだったとしてもだ。この館では『何かが起きた』

この若い謎の女の顔を見るに。被害者側って感じだしな。
 なら、警戒してる態度をとっても何ら可笑しくない筈っショ。

418風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/05/16(火) 20:54:43
>>416
落ち着いて(いると思いながら)、風歌は大きく深呼吸をする。
……手がかりだ、眼の前のモノは、手がかりだ。何か、所持していないかを、探る。服を剥いででも探る。

419:2023/05/16(火) 23:19:45
>>417
君が声を掛けると、女性は怪訝な表情を浮かべ、そのまま頭を引っ込めた。
 
『カチャ』
 
ドアが閉まり、内側から施錠する音が聞こえた。
>>418
死体を漁るまで堕ちた自分を嘆く暇も無く、君は女性の所持品を物色し始めた。
身体に触れると、女性が痩せ細っている事が分かるだろう。
ポケットが左右の腰部分に1つずつあるだけの簡素な服装で、その片方には1枚の写真が入っている。
色褪せた古い写真は、見覚えのある家族の集合写真だ・・・・・・・・・・・・。
そう、赤ん坊を抱いた『峠 修代』を中心にした写真の構図は、つい最近見た気がする。

420風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/05/19(金) 17:45:08
>>419
>>394
「……てぇことは、この女が……?」

しかし――そうとするには――1つ。
この女の、『外見年齢』は、いくつだろうか。痩せ細っていようが、大まかには判断できるうだろう。

421 隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/05/20(土) 00:16:40
>>419

 反応は、肩透かしって所っショ。
恐慌なり、警戒なりしそうだと思ったが。怪訝……ねぇ?

「とりあえず、アルバムだな」

妙次郎の部屋を、ゆっくり開き。室内に異常が無いのを隙間から
確認したら入室してアルバムへ行く。

部屋に、多分ペンなり紙もあるだろうし。それで、今まで起きた事を
簡潔に纏めてアルバムに挟む事にしよう。

422:2023/05/21(日) 02:53:58
>>420
痩せ細った女性の身体から、年齢を推察するのは難しい。
髪は黒かったが、浮浪者の様なみすぼらしい恰好が、余計に推察を困難にしていた。
うつ伏せだった女性を仰向けにすると、顔は潰れて血塗れになっている・・・・・・・・・・・・・・。
『こうなる前』の顔を見た限り、最初に受けた印象は30〜40代といった所のはずだ。
皮膚のシワは、婆の様にシワシワでは無い様にも見える。
>>421
慎重にドアを開けると、『妙次郎の部屋』だった。
左に乱れたベッドがあり、右に置かれた机の上には、本が雑に積まれている。
床に敷かれた赤い絨毯の上には、本や食器がポツポツと散らばっていた。
ドアの真向いの壁には、出窓が1つ。
机の左横には、ガラス戸付きの書棚。
書棚は、ドアに向かって右横にも置いてあり、どちらにも本が並んでいる。
 
アルバムを探したが、本棚には入っていない様だ。
だが、机の上に積まれた本を確かめると、見覚えのあるアルバムを見つけた。
同じ机の上を調べると、万年筆や鉛筆があるはずだ。
そして━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
引き出しの中には、新品の手帳やノート、拳銃も1丁入っていた。

423 隼士  賢『パンテオン・ロココ』:2023/05/24(水) 21:57:04
〉〉422

424隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/05/24(水) 22:12:05
>>422

「よっし! とりあえず、これでメッセージ送れるな」

適当なノートに、ペンでこれまでの事書くっショ。

地下での女の死体、封筒の内容。んでもって眼鏡に
妙次郎トーテムポールの下りまで簡素にな。
あと、グラスを反射したら。ゴミガールが見えた事も書き足しておくっショ。

「んで、挟むっと」

これで、アルバムの中に挟まれたノートが大正で反映されるだろう。

拳銃か。まー、持っておくに越した事ないよな?
 一応弾詰まりとかしないか点検しつつ。ちょっと座って休もう。

425風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/05/27(土) 11:11:19
>>422
「………」

偽善承知で手を合わせる。こうなっては、色々とヤバい。
『非常食』と考えかけた自分を感じる。狂いかけているのだろうか?
そして、風歌は考える、人が一人いたのならば、それを食わせる何かがあったはずだと。
ひとまず、風歌は『キッチン』を探すことにする。食卓の周囲の部屋に、片っ端から入る。

426:2023/05/28(日) 00:21:32
>>424
机の上でノートにペンを走らせた君は、今までの出来事を白紙のページに書き記した。
ノートをアルバムに挟んだら、拳銃を弄って一休みしよう・・・・・・・・・・・。
拳銃は、回転式の弾倉に弾丸が6発まで込められる様になっている。
残念ながら、弾倉は空だ。
>>425
君は、遅ればせながら手を合わせた。
まだ、人間の心は残っている。
女性が、ずっとこの建物に囚われていたかどうかは、定かでは無いが・・・・・・・・・・・・
君自身の為にも『食料』を見つける事は、無駄にならないはずだ。
 
大ホールには、玄関ホールに繋がるドア以外にドアは無い。
扉から見て右側の壁には、さっきまで君が探索していた(覚えているか?)吹き抜けが1つ。
玄関ホールに出ると、正面には外に続く両開きの扉がある。
ホールの左右にあるドアの奥は、それぞれ小部屋になっていた。
一方はトイレで、もう一方には埃だらけのソファーがある。
ソファーのある小部屋の方は、更に別の部屋に繋がっていたが、その先はガランとした何も無い部屋だ。

427 隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/05/28(日) 22:54:36
>>426

「空かー」

まー、普通の人間なら威嚇にはなるっショ? どっかで弾丸手に入れられる
可能性も無きしも非ずだし。

(けど、空ね? 別の所に保管したか、或るいは盗まれた?)

前者の方だと思うけどね。もし、他の盗人なら拳銃ごと弾が入ってれば
持ってくだろうし。

「一応、絨毯の裏とか何か無いか調べるか」

あと、食器散らばってたって言うし。食事用のナイフやフォークでも
投げれば、そこそこ相手を怯ませる事出来るだろうし
それも手に入れる事にする。

428風歌鈴音『ダストデビル・ドライブ』:2023/06/04(日) 19:33:57
>>426
便所に向かう。
人が生きていたのだから、当然に水は流れるはずだろう。
喉も乾いたかも知れない。水が流れるなら――便所からでも、飲む。

429:2023/06/06(火) 00:58:49
>>427
絨毯の下は、埃の溜まったフローリングの床だ。
散らばっている食器は、薄汚れた白い陶器の小皿やティーカップだけだった。
或いは、陶器を砕けば、打製石器の様に凶器にはなるだろう。
>>428
便所は、奥まった小部屋になっている。
左側に洗面台が2つ並び、右側には開いたままになった個室が2つ。
個室の中は、一段高くなっており、そこに陶器の和式便器が設けられているぞ。
奥の便器は半分砕けていたが、手前の便器は無事らしい。
洗面台に備え付けられていたであろう鏡は、壁に痕跡があるだけで剥されている。
 
便器を覗くと、仄暗い穴の底からは微かに冷たい空気を感じた。
この頃の便所は、ほぼ全て『汲み取り式』なんだ。
水が無いと分かると、余計に喉が渇く。
だが、洗面台にも蛇口は無い。
台の上は『窪んで』いるだけで、水は別に汲んで来たものを溜めていたのが一般的だ。
今の君には、ただ『水が無い』という事実が在るだけだが・・・・・・・・・・・・・。

430風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/06/09(金) 01:28:43
>>429
乾き、植え。あらゆる意味で風歌は追い詰められている。脱出の道筋は見えず、喰うものも飲むものもない。
敷いて言えば、あの死体だけだ。

「…・…・」

ナイフはある、血は、流れている。生肉は、食ったことがある。

「………」

ひとまず、今は窓のあるところに言って、そとの陽を眺める。
そして、自分の飢えと乾きがあと、どのくらい持つかを考える。すでに、一日昏睡しているのだから、長くは持たないだろう。

431隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/06/09(金) 17:42:49
>>429

「もう、ここら辺には何も無さそうか」

さーて、アルバムに今までの情報は書いたし。手掛かりになりそうなのは
さっきチラッと見えた女、あと言語がおぼつかない当主。

あの眼鏡に……うーん、とりあえず像探しっショ。

俺が此処の館の人物だとして、何処に像を探すだろうか……?

「手始めに、『女』へ色々聞いてみるか」

さっきの反応も変だったし、此処で何が起きたか聞くべきっショ。

ティーカップだけ持って、さっきの女が居た扉をノックする。

無反応だったら、蹴破る方向で。非常事態だし、構わんっショ。

432:2023/06/10(土) 01:59:16
>>430
便所に窓は無く、君は玄関ホールに戻った。
『かね折れ階段』を途中まで上ると、しっかりと閉まったまま埃塗れになった片開きの窓が1つある。
こびり付いた埃のせいで、外の様子はあまり分からない。
指先で拭ってみても、曇りガラスの様だ・・・・・・・・・・・洗剤か何かで拭かない限り、元には戻らないだろう。
 
君は、改めて自分の体調を確かめる。
喉は渇いていたが、我慢出来ないほどじゃあない。
水や食べ物は欲しいが、飢えや渇きの苦しみは感じていない様だ・・・・・・・・・・・・・。
それが奇妙である事には、すぐに気が付く。
腹具合を考えれば、とっくに空腹に苛まれていても良いはずだからだ。
>>431
『コン、コン』
 
君が丁寧にノックすると、ドアの向こうから声が聞こえた。
 
「『堂野』君?」
 
くぐもって聞こえるのは、ドアを隔てているからだろうか?
どこかで聞き覚えのある気もしたが、覚えていなくても誰も責めたりはしない。

433風歌鈴音「ダストデビル・ドライヴ」:2023/06/10(土) 23:32:09
>>432
……この場所そのものが、無限地獄そのものなのだろうか。
食い物があるのではない、飢えも乾きもある程度を超えて進まないだけ。そういえば、糞も小便もしていない。

「(……どうしたもんかね)」

スタンド使いは、いるのだろう。いると考えて、いいのだろう。
ならば、しかし、されど。
どこにいるかは判らない。めぼしい場所は探しぬいた。

「(……いっそ、火でも付けてあぶり出すか?)」

自殺にも繋がりかねない一手だが、無限地獄に至るよりはマシだ。
ひとまず――火種があれば、スタンドのスピードでどうにかなるかもしれない。風歌は、火種に付いて思いを巡らせ始めた。

434隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/06/12(月) 17:41:00
>>432

>堂野君?

「はい、私です。開けて貰えますか?
 いえ、今起きてる事を考えれば……開けずとも結構です。
私もわかってる事は少ないですが、この館で何が起きたか
知ってる範囲で教えて貰っても構わないですか?」

 (こんな感じでいいっかな)

堂野君って呼びかける以上、あの眼鏡の健彦? らしい奴に近いけど
あいつ地下室だし。さっきの女……いや、あの女の最初の態度だと
なんで最初の呼びかけで無視したんだってなるっショ。

でも、とりあえず賢太郎らしい喋り方して、いま何が起きてるか
ある程度知らないとな。なにやるにしても、場の把握が重要だし。

435:2023/06/12(月) 22:48:12
>>433
君は、館の中で火種を作れそうなものを見ただろうか?
要は、『枯れ木』・・・・・・・・・・何か木製の道具でもあれば、火種は作れるかも知れない。
洋館も木造のはずだから、よく燃えるはずだ。
だが、『隼士』が何処かにいるとすれば、自殺では済まないかも知れない。
>>434 
「『堂野』君、貴方・・・・・・・・・さっきも来たわよね?
隣の部屋で、何かしていたみたいだけど。」
 
ドアの内側から、女性の声が少しくぐもって聞こえる。
 
「『あの子』は、どうなったの?
私は、あの・・・・・・・・・・・『アレ』を見て、すぐに此処へ逃げ込んだのよ。
『峠』さんも後から来たけれど、可哀想に・・・・・・・・・・。
あの方は、おかしくなってしまっていたわ。」
 
ドア越しにも、彼女の声が震えているのが分かった。

436風歌鈴音『ダストデビルドライヴ』:2023/06/17(土) 09:11:28
>>435
どんな状況であれ、状況にするであれ、準備はしておくべきだ。
脳裏に巡るは枯れ木の場所…観葉植物を見た覚えはない……手近な椅子は、木製だろうか?
なんであれ、チャレンジである

437隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/06/17(土) 18:58:58
>>435

「『あの子』……? それは、『妙次郎』君の事でしょうか?
すみません、私は峠さんと会ってないですし。あなたが見たと言う
『アレ』と言うのも何かわからないのです。
 知ってる事と言えば、地下で死体を見た事だけです」

いけしゃあしゃあと妙次郎の死や当主の奴が気が触れたのは
見てないように返答する。まぁ、大体妙次郎のバラバラトーテムポールを
見たんだろうっショ。けど、それは既に見てましたって言って平然としてたら
流石にやばい奴だって思われそうだからな。

「私にわかるのは、何か大変な事が起きてる事……外へ出て
助けを呼ぼうともしたのですが、どうにも助けを呼ぶ事が出来なさそうなのです。
何か外部と繋がる手段か、または役立つ道具が何処にあるか知りませんか?」

外に出れるかは、正直不明っショ。でも、こんな風に騒ぎが起きてて
大正にも警察だって居る筈だし、こんなでかい館なら警備も居るのに
そう言った抵抗した様子とかも無いし、騒ぎに対して外が無反応なのも
含めると。完全にクローズドサークル的な感じに、外に出るのは自殺行為
なんだろーなってのは察してるっショ。
 てか、像を破壊するなりしないと俺も現代に戻るの多分無理だろうなって
薄々わかるっショ、こう何度か人形ガールに殺されたり、変な体験したら。

扉向こうの女は、ちゃんと有益な情報教えてくれるかなー?

438:2023/06/19(月) 17:47:23
>>436
玄関ホールを見回すと、便所の反対側にある小部屋が目に止まる。
大きめのソファーが置かれた横にあるのは、木製のネストテーブルだ。
椅子は見当たらなかったが、大ホールに幾つもあったのを覚えているだろう。
>>437
「地下?」
 
女性の口調から、恐らく怪訝な表情をしているであろう事が窺える。
 
「あの時、貴方も一緒にいたと思ったけど、私の気のせいかしらね。
『あの子』は・・・・・・・・あれは、多分『末の妹』よ。
『賢太郎』に聞いた事があるわ。
 
貴方は、何か聞いていない?
彼とは、親しかったと思うけれど・・・・・・・・・・」
 
君が何か答えるよりも先に、少しして女性が続ける。
 
「そうそう、『外』へ出ないとね。
この館の中が安全なら良いんだけれど、私はここから出たくないわ。
貴方が、助けを呼んで来てくれるのよね?
軍人さんなら、ひとっ走り町まで行くくらい出来るでしょう?」

439風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/06/22(木) 17:04:56
>>438
テーブルを持ち運ぶ――のは、厳しいので……DDD(破C)で椅子をネストテーブルのところまで持ってくる

440隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/06/23(金) 06:14:48
>>438

こう言う、憑依で何が一番困るかって言われるとっショ。

やっぱ話の時系列とか、関係性が赤の他人の自分には分からないって事。


『末の妹』……んなもん初めて聞いた。『三人の子供たち』に含まれるのか?

(いままで『堂野』も、子供たちに含まれるのかと思ったが。
『妙次郎』『賢太郎』『末の妹』ってのが正解なんだろうか?
 ってか、この女。使用人なのか何なのか不明だが事情通っぽいっショ。
でも、こんな態度なら。ペラペラ喋るとかしそうにないしなー)

「『賢太郎』君には、一度会いましたよ。ですが、恐慌状態のようでしてね。
私が声を掛ける前に、走って行ってしまい行方が今はわからなくて……。
いえ、そう言った事については聞き及んでいません」

「勿論、助けを呼びに行きますとも。貴方は此処から出ず待っててください
直ぐにでも多勢で救出に参りますから」

 この女との会話も、こんな所で切り上げるべきだろう。

整理すると、当然ながら『アレ』と言う怪物か何なのか不明ながら
『峠』が可笑しくなるような存在が出てきた。人形ガールとは別そうだな。
 だって、あいつ自分から見て。二度ぐらい殺されて、ちょっと仕返しは
企むけど、数人いれば抑え込めそうだし。真の正体隠してて、それが
クトゥルフよろしくのパニックモンスターなら、ともかく。

扉から離れて歩き。少し考えてから行動を口にする。

「トイレの鏡なり、入手するべきか……?」

どうも飲み物の液体のグラスの反射で現代と光景がリンクしてたし。
飲み物で片手塞がれるのも、ちょっと危ないし。トイレの鏡の破片とか
一応の武器にもなるし、後ろを確認するには便利だからな。
割るのも、そんなに難しくないだろう。

と言う訳で、トイレ行ってみる。ついでに、そこの手洗いの水とかなら
特に毒とか仕込まれてないだろう。

441:2023/06/26(月) 01:29:15
>>439
君は、大ホールの椅子を『スタンド』で運び、再びネストテーブルへと戻った。
『スタンド』で運んでいても、片足を引き摺る様に移動すると時間が掛かる。
然したる労働では無いが、今の君には一仕事だ。
>>440
「そう。」
 
君が話を切り上げると、それを察した様に女性の声が言った。
 
「『末の妹』だけど、出来るだけ会わない方がいいと思う。
よく分からないけれど・・・・・・・・・・『普通じゃあない』から。
『白痴』って意味だけじゃあなく、何かが『奇妙』だった・・・・・・・・・・・」
 
不安感を煽られて、君は『便所』を目指して踵を返す。
3階の大ホールに出ると、あの『妙次郎』のオブジェクトの所には、まだ『峠楠太郎』と思われる男性が
立っていた。
君の存在を知ってか知らずか、ホールの下を覗き込む様に見下ろしている。
声を掛けたら、驚いて落ちるかも知れない。

442隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/06/26(月) 19:29:19
>>441

「わかりました、ご忠言感謝しますよ」

 『末の妹』・・・あの人形なのかね? 

人の形してんだから、そりゃ……待てよ?

「……峠楠太郎は気が狂った。つまり、今回の事件では被害者だ」

まぁ、何かしら事件となる要素の中核だったが。ヘマしちまって
要らぬパニックとなるスタンドかオカルト呼び込んだ可能性もある。

「……『修代』、こいつには直接会ってないな」

峠楠太郎の妻。まあ、中身が赤の他人の俺には峠も修代の背景とか
善人か悪人かなんで判別出来ないが。黒幕なんじゃないっショ? て言う
立場だと、この妻がだいぶ怪しく今は感じる。

「一番良いのは、本人に聞く事……か」

ホールを覗く、峠楠太郎に抜き足差し足で気づき。
 手の届く範囲にきたら、問答無用で襟首引っ張って後ろに倒れ込ませる。

「花……この名に聞き覚えはありますね?」

と、事情通と言う感じでショック状態の当主に核心に迫りそうな中で
『手紙』に書かれた名を聞く。

443風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/07/07(金) 17:52:32
>>441
時間がかかろうと――運ぶ!

444:2023/07/08(土) 02:04:02
>>442
君は、足音を殺して男性に近付いて行く。
ホールを覗いていた男性は、その場に座り込んだまま動かなくなった。
絨毯が敷いてあるおかげで、君の足音は聞こえていない様だ・・・・・・・・・・・。
順調に近付いて行くと、男性は再びフラフラと立ち上がり始める。
 
『ガシィッ』
 
その瞬間、君が襟首を引っ張ると、男性が仰向けで転がる様に倒れ込んだ。
 
「ああァァ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ッ!」
 
甲子園のジェット風船の様な声を上げた男性の顔は、恐怖と焦燥で満ちている。
君の声が届いているのかいないのか、問い掛けても怯えるだけだ。
>>443
時間と労力を費やせば、妨げるものは何も無い。
君は、椅子を1つネストテーブルの横に置いて、一息付いた。

445隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/07/08(土) 02:13:00
>>444

まぁ、当然ながら、だ。楠太郎? は正気を失ってる。

(ん? こいつ、今拘束とかすれば。歴史改変になるのか?)

話だと、一家離散……この事態を見れば当主とかの、目の前の
叫ぶこいつが消えたのだろう。

(んー、でも猿轡してどっかに軟禁するにしても。
多分、この感じだったら異変起こした奴に狙われて。ジ・エンドっショ)

見るからに駄目そうだ。逆に、これで今おきてる出来事に
生き延びれたら、ホラー映画なら逆張りでウケるだろうが、今の所現実だ。


「まぁ、悪く思わないでくださいよ」

 ガシッ ググッ……。

首に腕を回し、窒息させる。殺すのでなく締め落とすのが目的。

流石に、このまま叫び続ければ何かと呼び寄せるだろう。元凶とか。

(既に叫んでるけどなー。まっ、しゃあない、しゃあない。
首謀者か、その関係者が居るなら。遅かれ早かれ顔を合わすんだし)

とりあえず、締め落としはする。

446風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/07/19(水) 15:27:00
>>444
スタンドで蹴りを繰り出し(破壊力CスピードB)イスを破壊して木片を作る。

447:2023/07/20(木) 23:42:50
>>445
君は、無造作に男性の首に腕を回し、そのまま締め上げた。
藻掻く様に抵抗した男性は、数秒ほどで動きが鈍り始める。
周囲に人の気配は無く、悲鳴を聞き付けて誰かが来る様子も無い。
この広い屋敷に、一体何人の人間がいるのだろうか?
男性の身体がぐったりとして力が抜けると、微かなアンモニア臭が漂って来る。
>>446
『バキャッ!』
 
『スタンド』で椅子を破壊する。
砕けた破片を集めれば、燃料には十分な量だろう。

448隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/07/22(土) 18:39:13
>>447

完全に脱力して、失禁したなら。もう外していいかな?
 首謀者が殺して始末するにしても、賢太郎の俺が殺すにして
後で処理されるにしても、今は生かすべきだ。
地下で会った、あいつに楠太郎見つけたぜーって、細かい面倒な話を
省く理由にもなるし。

適当な近くの部屋の扉へと、楠太郎を引きずる。ついでに妙次郎
トーテムボールアートのワイヤーで両腕を拘束。どっかの部屋にある
シーツなりで口を猿轡にして壁の端に今は転がしておいて良いだろう。

「しかし銃の弾とか、何処だろうな?」

順当に考えると、軍人だって言われてる賢太郎の部屋か主人の部屋だ。
 
メイドとか生き残ってたらなー……あの閉じこもってる女は役に立たないだろうし。

449風歌鈴音『ダスト・デビル・ドライヴ』:2023/07/28(金) 17:35:34
>>447
砕けた破片を集め、(おそらくはあるだろう)長い一本をスタンドに持たせ――握り(破C)――全速で破片にこすり付ける!(スB)
摩擦熱で着火だ!

450:2023/07/30(日) 03:25:24
>>448
失禁した男性を身動き出来ない様にしたが、男性は気を失ったままだ。
死んではいない。
このまま放置すれば、時間の問題だが・・・・・・・
>>449
『ドシュ、ドシュ、ドシュ!』
 
『スタンド』が木片同士を擦ると、程無くして火が起こった。
熱と煙が、空気を伝う様に広がるのを感じる。

451隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/08/01(火) 11:03:41
>>450

ズルズル・・・

「おもてー」

まぁ、引きずって別の部屋に連れてくよ。妙次郎の部屋より、もっと
手近な部屋が空いてんなら、そこでも構わないけど。
 
「こっから、方針どうするか……賢太郎の部屋、さっきの引きこもってる
女に聞いても無駄だろうし。間取り図的なの置いてなさそうだしな」

後悔しても遅いが、これなら妙次郎の時に、もうちょい色々と
探索すべきだったなー。屋上以外行くべきだったっショ。

屋上には、正直あんま行きたくない。準備も殆どしてないし
黒幕の有無抜きで、あいつ誰でも襲い掛かるだろうからな。

「やっぱ賢太郎の部屋を探すしかないのかね?
 軍人って言うなら、この時代なら軍刀とか持ってるよな?」

第一目標として像の手掛かり。第二として賢太郎の部屋って感じで
とりあえず手あたり次第部屋を見て回る事にしよう。
 まず反射出来る鏡が欲しいから、楠太郎を適当な部屋に叩き込んで
トイレにでも向かう事にする。鏡を割るのに、手ごろな持ち運び楽な
片手で持てる家具と、鏡の破片を持てる布とかを叩き込んだ後に
持ってからトイレに向かう事にしよう。トイレ何処か知らないけど
大体どんな館でも、此処ら辺かなーって言う地形ってあるしな。
 直ぐに見つけれると思うんだ。

452風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/08/04(金) 19:23:35
>>450
火が広がるのを眺めながら、可能な限りの速度で距離を取る。
火に巻かれて死ぬのが結末だとしても、すぐに死ぬつもりはない。少なくとも、この館にいる何かは引きずり出す。

453:2023/08/05(土) 02:30:45
>>451
男性は、大柄な体躯では無かったが、それでも60キロはあるだろう。
引き摺りながら移動するには、相応の労力を費やした。
目を覚まして抵抗する事の無い反面、力の抜けた人間を運ぶのは重労働だ。
君は、『妙次郎』の部屋の方へ戻る。
 
ホールから部屋に続く通路に出たが、人の気配は無い。
絵画や展示ケースが並ぶ通路を10メートルほど進み、両開きのドアを開くと、ほぼ正方形の広い空間になっている。
正面と左の壁にもドアが1つずつあり、正面のドアの先が『妙次郎』の部屋だ。
ここらでいいだろうか・・・・・・・・・君は、ドアから少し離れた場所に男性を横にして、再び踵を返した。
 
『キィ』
 
不意に、左のドアが開く。
顔を向けると、隙間から覗く女性の顔と目が合った。
若い女性は、黒髪を耳の下辺りで切り揃えた、ショートボブよりも少し短い髪型をしている。
君が引き摺って来た男性に目を向けると、女性の表情が曇った。
 
「『峠さん』・・・・・・・・・・」
 
呟く様な小声だったが、静寂に包まれた館の中ではハッキリと聞こえる。
>>452
君は、炎がソファーに燃え広がり、壁に燃え移る様子を部屋の外から見守る。
火の広がるスピードは、思ったよりも速そうだ。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
だが、火の勢いは、壁に燃え移った辺りまでだった・・・・・・・・・・・・・。
まるで、壁も床も不燃材で出来ているかの様に、燃え移った炎は勢いを失って小さくなって行く。

454風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/08/06(日) 01:53:07
>>453
ダストデビル・ドライヴの突風を浴びせ――『火を煽る!』

455隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/08/07(月) 12:04:34
>>453


「痛ましい事です。介抱しようとしたのですが、錯乱して
自死するやも知れませんでしたので、已む無く気絶させましたよ……さて」


(賢太郎が言いそうな台詞は呟いた所で、だ。
いかにも余裕あり気な感じは崩さないほうが多分いいっショ)

「宜しければ、貴方の口からも見た事、聞いた事を話して貰ってもいいですかね?
いま起きてる出来事を迅速に収拾するには、多くの情報が必要だ。
 とるに足らぬ些細な事であろうと構わない。むしろ、そのような事柄が
思わぬ突破口になるやも知れません」

 「ご協力して頂いて貰って構いませんね?」

そう、此処の女中なのか修代なのか不明だが……敵なら
直ぐ襲うと考えた上で、このまだ正体が断定出来ない女から色々聞き出す事にする。

さっきの扉越しの女だよな? 声が違うなら、違うで
同じ対応はするけどな。賢太郎が軍人だって言うなら、こう堂々としてるだろうし
既に面識は館内の人間ならあるっショ。

456:2023/08/10(木) 04:08:12
>>454
『ヒュゴォオオォォ』
 
君の『スタンド』が風を送ると、火は吹き消されて行く。
もっと火を起こしてもいいが、今度は上手く燃え広がるだろうか?
アレコレ考えている間に、火は鎮火してしまう。
>>455
「話すも何も━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━」
 
女性の目は、周囲を確認する様に動いていた。
 
「『貴方達』と一緒に此処まで上って、『あれ』を見てから逃げて来たのよ。
あれから、ずっとこの部屋にいるわ。
そういえば、『賢太郎』は?
『三上根さん』は?
一緒だったんじゃあないの?」
 
更に何か続けようとした様だったが、彼女は軽く溜息を吐き、言葉が途切れる。
そして、ポツリと呟く様に言った。
 
「出歩いている貴方の方が、私の知りたい事を知っていそうね・・・・・・・・・・・」

457隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/08/12(土) 11:30:46
>>456

(あっ、自分って『堂野』だったっか)

色々名前が出て来て整理整頓するのが一瞬出来なかったショ。失敬失敬

ただ、堂野ってどんな立場の人間なんだ? この館の血縁じゃないなら
三上根って奴の狗で、あいつが上司……?
 うーん、ミステリーっショ。けど、どうせなら宇宙の神秘とかの
ミステリーが良かったなぁ〜っ。

(『三上根』……多分、地下から引っ張り出した、あいつか?)

「三上根さんでしたら、地下へ逃げたのを目撃しました。
賢太郎君に関しては、先ほども告げたと思いましたが恐慌状態でしたので
何処かの部屋に隠れてるのかも知れません。
 ……彼が隠れそうな場所に心当たりは?」

「一先ず、彼を貴方に任せる事は出来ますか?
 無理強いはしませんが。これ以上、人死を増やしたくないものですのでね」

この女の正体も不明だが、悠長に話してる感じから敵っぽくは無いっショ。

(えっと、妙次郎は死んで。賢太郎って奴が行方不明。
さっきの地下のが三上根で、俺は堂野、っと)

第一に探すのは『像』 第二目標として、館をぶっ壊して過去を改変する。

 (多分だが……像について人に検索するのは避けるべきだろうな)

堂野は、妙次郎にも聞いていた。多分、他の奴にも聞きまわってただろう。
 再三、今の状況で訊き回っても訝しまれるし、墓穴を掘る。

(なんか記憶喪失で、自分の部屋が分からなくなりましたー、とか
言えるタイプのキャラなら良かったっショ)

堂野って奴、そんな感じの人物じゃ無さそうなんだよな。
 いま正直、何も展開が進んでないし、ゴミガールも反射で見た限り
手をこまねいてる感じだし、進展が正直欲しいっショ。

458風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/08/21(月) 23:35:59
>>456
大いなる手詰まり。風歌は燃え尽きた火を眺め、毒付きながら思案を始めた。

459:2023/08/25(金) 02:26:50
>>457
「まさか、死んでるんじゃあないわよね?」
 
女性は、床に転がっている男性を見て言った。
そして、周囲を見回しながらドアを開く。
 
「『賢太郎』、さっさと助けを求めに出て行ったのかも知れないわね。
貴方が見ていないのなら、もう此処にはいないんじゃあないかしら・・・・・・・・・・・。
『三上根さん』も逃げ隠れする人じゃあないから、彼には彼の『目的』がある気がするわ。」
 
そう話しながら、女性は君に男性を運び入れる様に促す。
ドアの奥には、ベッドと本棚のある小奇麗な室内が見えた。
>>458
小部屋の中は、焼け焦げた壁と炭化した椅子の残骸が残っており、まだ微かに熱と匂いが漂っている。
 
「キキキ・・・・」
 
ふと、頭上で不快な笑い声が聞こえる。
咄嗟に顔を上げると、2階の吹き抜けから長い髪を垂らした『女』が見下ろしていた。
髪の隙間から覗いた白い顔、その見開いた目と君の視線が合う。
直後、『女』は踵を返して大ホールの方へ駆け去って行った。

460隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/08/30(水) 12:54:46
>>459

「ご安心を。一兵卒の頃は、教官に柔術はこっ酷く体で教わりましたからね。
加減は知ってますよ」

(て、感じの喋りかな?)

この女と何処まで関係性あるか知らないけど、仲は絶対そこまで良くないっショ。
軍人らしい、それっぽい過去話を盛りつつも、室内に峠を運んで
ベッドへ乗せるっショ。

「……アレに遭遇しない為にも、少々館の見取り図が欲しい所ですね。
 何処にあったか覚えてますか?」

(これ、結構良いアイデアじゃないかな?)

正直、この館に色々何かあるか分からない。けど、それがありゃ
主人の部屋とか、堂野か元々居た部屋とかも分かるっショ。

461風歌鈴音(ダストデビルドライヴ):2023/09/06(水) 21:29:03
>>459
無論、向かう!

462:2023/09/12(火) 01:07:02
>>460
ダブルサイズのベッドには、誰かが横になっていた形跡がある。
ベッドの右側には、木製のベッドサイドチェストが置いてあり、その上に花の無い花瓶が1つ。
君が、男性をベッドの方へ運んで行くと、女性が語気を強めて言った。
 
「貴方、ベッドの上に乗せるつもり?
その辺りの床にでも、寝かせておいて頂戴。」
 
女性は、静かにドアを閉める・・・・・・・・・・・・。
入って来たドア以外に出入口は無く、窓も無い。
ベッドは、足の方がドアに向いており、部屋の中程の壁際に設置されていた。
本棚は、同じ壁に面してベッドの左側に1つ。
本棚と向かい合う形で、ドアの横には乳白色の木製チェストがあり、女性は引き出しの1つを開けると、
中から衣服を取り出し始める。
 
「『見取り図』なんて、あったかしらね・・・・・・・・・。
何度か増築したと聞いたけど、貴方も来たのは初めてじゃあないでしょう。」
 
そう言いながら、衣服を手にした女性が踵を返した。
>>461
君は、すぐさま玄関ホールの階段を駆け上がった。
数分後、ヒョコヒョコと階段の上に辿り着き、2階の大ホールに飛び込む・・・・・・・・・・・。
空っぽの展示台と瓦礫があるだけのホールは、以前見た時のままの様だ。
女性の姿は、見当たらない。
どこに行ったのかは分からないが、君が階段を上っている間にどこにでも行く時間はあっただろう。

463隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/09/19(火) 18:14:09
>>462

>その辺りの床にでも、寝かせておいて頂戴

(??)

この台詞で、どうも。この女の素性が一層と不明となった。

峠さんって親しみやすく、峠 楠太郎の当主を呼んでる。
 そんでもって、そいつが正気を失ったら適当に床で寝かせろってほざく。

(女中とかの立場じゃねーっショ。だが、楠太郎と親しい関係。
 愛人とか、その辺り? 
客人の一人だとして、どう言う関係性だったのか。堂野としては
どう対応すべきなんだろうなー……うーん)

 ひとまず女の言う通りに床に寝かせる事にする。
その後、ベッドサイドチェストに移動しつつ。周囲に目を走らせつつ
女の言葉に返答するっショ。

 「えぇ、何度か足は運んでますよ。そして……どうも彼は秘密主義でね。
肝心な事は、のらりくらりと惚けられ。そして一番彼が大事な鍵を渡して
貰いたい機会の中で沈黙に入られてる」

 再度、峠であろう男に視線を向ける。特に変化は無いだろうが。

「少なくとも、私は。いま起きてる騒動について、彼は何か秘密を
握っていると思っています。私室に向かうにしても、またアレに
出くわすのは避けたいのでね。正確に通路を把握できれば、地理を有利に
取れてるこちらが優勢に出れると思ったんですが」

 暗に、こいつ(峠)の部屋に一番近道で行けそうなの分かる?
ってな感じで謎の女に尋ねてみる。

 いや、長考しても何せ手掛かりが少ないから、どう演じるべきか
馬脚すぐ現しそうで肩凝るっショ。宇宙の神秘、ミイラでも道中見つかれば
最高なんだけどなーっショ。

464風歌鈴音(ダストデビルドライヴ):2023/09/20(水) 22:25:39
>>462
周囲を見渡す。手がかりなどは無いだろうか?
埃の上に足跡がある……などとまでは言わないが。

465:2023/09/22(金) 09:54:36
>>463
『峠楠太郎』と思われる男性は、ぐったりとしたまま動かない。
動かない人間は、余計に重く感じるものだが、『今の君』に運べないほどでは無かった。
 
「『峠さん達』の部屋は、2階だから━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━」
 
女性は、手にした衣服をベッドの端に置くと、その横に座り込んで話を続ける。
 
「下に降りて、『大ホール』の横の通路に出る道順しか無いと思うけど。
見通しの良い場所だから、『見つかる』可能性も高いでしょうね。」
 
つまり、各階の大ホールには、『妙次郎』の部屋に繋がる通路と同じ構造の通路があるらしい。
1階の『それ』は、地下に向かう階段があった通路なのだろうか。
>>464
床を見ると、埃の積もった床には、幾つもの足跡がある・・・・・・・・・・・・・大半は、君達の付けたものだ。
だが、その中に明らかに違う『裸足の足跡』もあった。
『隼士』が靴を無くしてウロついたのでなければ、君達以外の誰かのものだろう。
その足跡は、大ホールの奥にある階段へと続いていた。

466隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/09/24(日) 10:50:42
>>465

『堂野』の筋力は、一般男性を楽に担げる程度って事か。
 まぁ昔の軍人っショ。そん位のバイタリティあって当然か。

「回り道があれば良いんですが……あぁ、そうだ。外の窓伝いはどうです?
カーテンをロープにすれば、私一人なら降りて部屋の外から向かうのは
難しくないでしょうから」

 少し、降りなくてはいけない部屋の間取りが曖昧でね。と付け加えつつ
『女』に、どの此処の上の階の下らなくてはいけない部屋に向かわねば
いけないか尋ねる。

 尋ね終えたら、そろそろこっから出て主人の自室って場所に向かう事にするか。
新たな情報も欲しいし、化け物が館にいるらしいけどっショ。ビクビクしてたら
宇宙の神秘だって探索も出来ないっショ!

467風歌鈴音(ダストデビルドライヴ):2023/09/28(木) 20:27:18
>>465
もちろん、大ホール奥の階段に向かう。念のため、手にした食器の本数を確認した上で。

468:2023/10/01(日) 03:02:07
>>466
「確かに外の壁伝いに行けるなら、それが一番早いでしょうね。」
 
女性は、更に続けた。
 
「軍人さんなら、それくらい簡単なの?
貴方がどうしても試したいと言うなら、私は止めないけれど・・・・・・・・
下りるとしたら、『妙次郎』さんの部屋からかしらね。」
 
3階から落ちても死なないかも知れないが、リスクを伴うプランではあるので、彼女も強くは薦めない。
どちらのルートを選択するかは、自己責任という事だ。
>>467
君は、拾い集めたナイフとフォークを確認する。
特に問題は無い様だ・・・・・・・・・・大ホールに足を踏み入れると、誰かの視線を感じる気がした。
 
片足を引き摺りながら、奥にある階段へ辿り着く。
下に続く階段は、踊り場の下辺りから崩落していた。

469隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/10/02(月) 17:43:23
>>468

「『妙次郎』君の部屋の下、ですが。有難うございます
では、急ぎ私も動くとしますが。
 くれぐれも、此処から無理に動こうとするような真似は止してくださいね?
安全を確保出来たら、再度戻ってきた時。ノック三回を合図として
私は戻ってきますので」

(もう、これ以上聞けそうなのは無理してまで無いし。
さっさと動く事にするっショ)

 扉を慎重に静かに開いて、左右を確認して廊下に出る事にするっショ。
そして『妙次郎』の部屋の下の部屋。『峠楠太郎』の部屋に降りる為に
妙次郎トーテムポールのある場所まで歩く事にするっショ。

(流石に筋力ある堂野の身体でも、カーテンロープにして足場が厳しく
窓を蹴破って入れるか難しいのにロッククライミングは無茶だからな。
単純に位置情報知りたかっただけだし)

三階から落下したら堂野がどれ程鍛えていても再起不能の怪我は負うだろうしな。
どんな怪物か不明だが、遭遇するリスク覚悟で普通に階段から行くべきっショ。

(ただ、楠太郎が錯乱すて叫んでたんだよなー……ホールに既に
例のアレってのが遅れて来てる可能性も大だし。廊下出て左右の情報は
要注意っショ)

 扉を出る際は慎重に気を付けるっショ。

470風歌鈴音(ダストデビルドライヴ):2023/10/07(土) 17:11:05
視線を感じるということは、誰かが見ているということ。そして、ならば。
この状況は危険だ。ナイフをスタンドに持たせながら振り向き、戦闘態勢を取る
>>468

471:2023/10/10(火) 01:55:32
>>469
君の言葉に、女性は軽く頷くだけだった。
今まで以上に警戒し、部屋の外へ出る・・・・・・・・・・・・見送りの言葉は無いぞ。
通路を進み、吹き抜けから大ホールへ出ると、見慣れたオブジェがそのまま転がっている。
周囲に人の気配は無く、物音一つしない。
>>470
振り向いたが、君の視界に映る者は誰もいない。
多分、気のせいだろう・・・・・・・・・・・君は、疲れているはずなのだから。

472名無しは星を見ていたい:2023/10/13(金) 23:12:41
>>471
風歌鈴音は、実際に疲れていた。
先の見えない道筋、何が敵なのかもすらも判らない状況。そして、遂に幻覚まで見ていた。
今、風歌鈴音は疲れ果てていた。向かう場所も、辿り着ける場所も見えない――
この絶望から逃れる手段は、たったひとつだけある。風歌鈴音には、その手段がある。
――ダストデビル・ドライヴに、ナイフを握らせ――自らの、本体の喉笛に突き立て――掻き切る。

473風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/10/13(金) 23:13:43
上に入れ忘れました。

474隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/10/14(土) 17:34:48
>>471

(誰も居ない)

どうにも奇妙っショ。峠の奴が叫んでたのに関わらず、此処に
少しでも化け物が居るなら様子を探りに来る見当してたのに関わらず
全く変わった気配が無い。

 (化け物は聴覚を頼りにしてる訳では無い。または標的を決めたら
そっちを何がなんでも執念深く追いかけるとか、かね?
 賢太郎とか、まだ見てない奴を追いかけてる可能性もある)

とりあえず、主人の部屋に行くには下に降りなくてはいけない。
 半端な武器なんぞで。人をトーテムポールにする奴を相手に出来るとは思ってない。

『パンテオン・ロココ』も出せない状況なら猶更な。

「けど、物音に反応しなくても振動とかに反応するって感じもあるか?」

確か、ここいら靴とか転がってた気がする。大ホールから一階の部分に
靴を一つ投げ込ん少し下の様子を伺う。
 ある程度、でかい音と衝撃はするだろう。ソレで何かが反応するかもしれないっショ。

475:2023/10/16(月) 02:15:01
>>472
『ドズッ』
 
喉に異物が突き刺さった直後、冷たいナイフの感触が輪郭を伴って感じられる。
皮膚を突き破り、皮下組織と筋肉を貫いたナイフは、そのまま勢い良くスライドした。
気道と食道が収穫された稲穂の様に断裂すると、痛みと共に呼吸の出来ない苦しさが一気に君を襲う。
 
『ガボガボゴボ』
 
切り裂かれた喉から溢れ出た血の中に、君の呼吸に合わせて水槽のポンプの様に空気が送り込まれると、
煮沸音に似た空気音が溢れ出た。
恐らく、君の顔色は見る間に青ざめて行ったはずだ。
貧血を起こした様に身体中の力が抜け落ち、君は膝から崩れ落ちる・・・・・・・・・・・・・・・・。
喉の痛みもあったが、何より呼吸の出来ない苦しみからか、倒れても足が痙攣しているのが感覚で分かる。
このまま、意識を失って死んで行くのだ。
 
 
『ヒュコォォ・・・・・ヒュウゥゥ・・・・』
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━血が流れ尽くしたのか、君の喉の傷から悲しげな笛の音の様な呼吸音が漏れる。
おかしいな、まだ苦しいぞ。
人間は、そう簡単に死ねないらしい。
それとも、これが本当の『死』なのだろうか?
仕切り直そうにも、身体は動かず・・・・・・・・・・勿論、助けを呼ぶ声も出せない。
こんな事なら、心臓を握り潰すんだった。
痛みと苦しみの中、洗濯機の様に思考だけが頭の中で回転し続ける『感覚』に陥ってしまった。

476:2023/10/16(月) 02:15:33
>>474
周囲を見回すと、丁度それらしい靴が1足落ちている。
それを吹き抜けに放り込むと、靴は見る間に小さくなって行き、1階にある長テーブルに重なる様に落ちて行った。
 
『ガシャァッ』
 
テーブルに置かれていた食器にでも命中したのか、遥か下で何かが割れる様な音が響く。
しばらく見下ろしていると、人影が落下地点に駆け寄って来るのが見えた。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
目を凝らすと、白い長袖シャツを着た男性の様だ。
周囲を一瞥した男性は、すぐに上を見上げ、君が身を隠す間も無く視線が合う。
イングリッシュ風の口髭を伸ばした顔立ちは、どこか見覚えがある気がする・・・・・・・・・・・・・・・・。
男性は、すぐに周囲を見回すと、今度は大ホールの奥へと駆け出して行った。

477隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/10/16(月) 14:59:59
>>476

 「今の、あいつは……」

『賢太郎』? いや、そうだとして正気なのかっショ?

 追いかけるべきか、それとも逃げるべきなのか……。
駆け出す速度は、化け物染みてなかったよな? なら、この館の
入り組み具合なら何とかなる。

 「さて、主人の部屋に行くかっショ」

十中八九、敵の予感はするが。今の手持ちじゃ、鈍器にしかならない銃
現代とリンクしてるらしい反射物に、アルバムだ。
 あいつ(風歌) アルバムに挟んだ紙をちゃんと見たかな?

「極力、抜き足忍び足で行くっショ」

 あぁ言う盛大な物音。衝撃に反応して襲ってくるって言うなら
静かに徒歩で移動するべきだろうっショ。

 「像なり何かの手がかりがあれば良いんだがなぁ」

独り言ちつつ、下に降りて妙次郎の部屋の真下の位置。
 楠太郎の部屋に行くっショ。

478風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/10/16(月) 20:53:51
>>475
――『感覚』は、ある。
手も動かないのかもしれない、足も動かない。激痛だけがあるのかもしれない。
――『感覚』はある。
ならば、『スタンド』は、ダストデビル・ドライヴは、どうだろうか? 側に、立っているだろうか?
ただ、痛みの螺旋の中で永久を過ごすならば、よい。しかし、感覚をもって、スタンドを動かせるならば――
まず、手にしたままであろう『ナイフ』の感覚を確かめ――握り――自らの心臓へと、突き立てる。
なにもできぬなら、それでよい。風歌鈴音の魂は、終焉を肯定したのだから。

479:2023/10/17(火) 02:19:21
>>477
君は、階段を下へ降りて行く。
 
『コツ コツ コツ』
 
思ったよりも足音が響く様だな・・・・・・・・・・。
歩き方が分からないほどのバカじゃあないんだ、慎重に歩を進めよう。
 
『コツ コツ』
 
踊り場まで降りたが、足音は消えない。
いや、違うぞ・・・・・・・・・・・君が足を止めても、足音は下から響いて来るんだ。
そして、それは次第に近付いて来ている様だった。
>>478
『スタンド』を出そうと試みたが、すでに君の微々たる呼吸では『スタンド』を保てない。
『感覚』が先に立ち、肉体が遅れて弱って行く様な━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いや、それも今の君にとっては、どうでもいい事だろう。
次第に終わりに近付いて行く事だけは、確かな様だ・・・・・・・・・・・・・・。
 
やがて、君の意識は途絶える。

480隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2023/10/17(火) 11:59:00
>>479

 (おっと、来てる……か)

さて、まだ『銃』と『グラス』は携行してる筈だな?
 
もし『敵』であって、幾らか知性があるなら銃を見れば戸惑う筈。

(だが、敵が銃なんぞでビビるようなタマかっショ?
自分が妙次郎トーテムポール作れるような奴なら、鼻で笑って突っ込んでくる
自信がありありっショ)

(気になるのは、この時代で『反射物』で相手を見たら
どう映るのか? なんだよな。もし人と化け物の区別が出来るなら……)

立ち止まり、グラスを掲げ相手を静かに待ち構える。相手が見えて
グラスの反射に映るなら、その反射の像と異なるか確かめるっショ。
 
 (足音が猛スピードなら流石に撤退も考えるが……歩行速度は普通な感じ。
いや、まだこっちを視認してないから? 
 見た瞬間に突っ込まれたら……いや、堂野のポテンシャルを信じよう。
中身と皮は違うが、こっちもUFО探すのに体力は培ってるっショ)

481風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』:2023/10/17(火) 17:46:13
>>479
――――いずこか、にたどり着くのか
――――どこにも、たどり着けないか

何れにしろ、風歌鈴音の意識は途絶え――――消えた。

482:2023/10/22(日) 04:10:02
>>480
グラス越しに踊り場の下を見つめていると、階段を上って来た一人の男性と目が合う。
左右に伸びたイングリッシュ風の口髭が特徴的で、年齢は30代といった所だろうか・・・・・・・・・・。
長袖の白いYシャツを着て、ズボンは黒いスーツ。
君を見て足を止めた男性の表情は、疲労のせいなのか気だるげに見えた。
グラスに映った男性の姿に異変は無い。
 
「君は?」
 
そう尋ねながら、男性は階段の上下を軽く確かめる仕草を見せた。
焦った様子も無い。

483 隼士  賢『パンテオン・ロココ』:2023/10/25(水) 09:02:59
age

484『常寂の檻』:2023/10/25(水) 11:18:43
>>482

こいつ……『賢太郎』じゃなさそうっショ。

いや、賢太郎の肉体なのかも知れないが。中身は別もんじゃね? って気がするんだよなー。

だって冷静すぎないか? それに、堂野と賢太郎は面識があるんだ。
 あの女の話が真実なら、俺こと堂野は化け物が出る前に散り散りになったんだし。

「…………その返答に答える前に。平成や令和と言う言葉に心当たりがありますか?
または、像でも構いませんが」

仮説は幾つかある。こいつも、中身が俺見たいに現代人の可能性。
 あの館に入ったの、俺とゴミガール以外に侵入してた可能性はゼロじゃないっショ。


グラスの反射で後ろにも確認出来る筈だ。口ひげ男の挙動は油断なく見張りつつ
軽くグラスを動かして背後にも気を配るっショ。

485:2023/10/26(木) 01:07:28
>>484
君の質問に、男性は口髭を右手で撫でながら、品定めする様に君の方を見つめた。
グラスを掲げたが、そこに映る景色に異変は無い。
 
「『峠さん』の子息の友人かね?」
 
そう言いながら、男性はズボンのポケットから黒い手帳を取り出し、ページを2〜3枚捲った。
 
「『賢太郎』君の・・・・・・・・・・・とすれば、江田島の同期の『堂野牧生』君かな。」
 
何がメモしてあるのかは知らないが、この家の事情については詳しいらしい。
そういえば、こんな奴に会った気がしなくもない・・・・・・・・・・・。
警戒していないのか、男性は無造作に君との距離を詰めて来る。

486 隼士  賢『パンテオン・ロココ』:2023/10/26(木) 14:03:21
>>485

 ガチャ

 「――ホールド・アップ。と言うのは伝わりますかね?
まぁ、この時代じゃ未だ敵性言語でも無いし……で」

 拳銃を取り出し、片手で構える。照準は、無論男性にだ。

 冷ややかな感じで、告げる。

「……上で妙次郎君が、あぁなっていたのは、貴方は関わりあるのかな?
私は大事な友人(と言うか、一時憑依してた奴)が、あぁも無残な目に遭ったのを
目にして平常で居られる程に我慢強くも無いのですよ……っ」

 (うーん、グレーだけど黒寄りだよな? だって、この変な館で
いかにも警戒心ないとか、ぜってー黒幕に関わってるよな?)

 これで拳銃に臆する事ないなら、それだけ強力な力あるだろうし
逃げて背を向ける方が逆に危険。
 銃を警戒して、距離を開けてくれるなら未だこっちも情報戦なり
色々やれる。空の銃だけど、相手の出方伺う為に役立てるっショ!

487:2023/10/28(土) 01:54:14
>>486
君が拳銃を向けると、男性は足を止めた。
 
「心中察するが・・・・・・・・」
 
英語が分かるのか、ゆっくりと両手を上げながら、男性が言葉を続ける。
 
「君もトチ狂ったのか?
『峠さん』がおかしくなるのは無理も無いが、『賢一郎』君を飛ばして他人の君が先に発狂するとは、滑稽だな。」

488隼士  賢『パンテオン・ロココ』:2023/10/30(月) 12:43:07
>>487

>『賢一郎』君を飛ばして他人の君が先に発狂するとは、滑稽だな

「確かに妙次郎君との付き合いは短かったですよ。ですが、彼は
他の兄を慕うように私に接してくれていた事を、貴方は知りますまい
 一介の日本男児として、そのように思慕してくれた者の死を悼み憤らない程
私は薄情では無い」

 瞬間 堂野の脳内に溢れだした 存在しない記憶……いや、溢れないっショ。
だって100パーフカしてるだけっショ!! 自分でも良くこんなにペラペラ
嘘八百並べられるなーって感心っショ! まぁ、ともかく核心を色々突っつくか。

「その口振りですと、既に賢一郎君の所在を貴方は知ってるので?
彼は無事ですか?」

 両手を上げるなら、まだ話しは通じるかー? うーん、あんまり
仲間としては認識したくないっショ。まぁ、この大正の全員
俺を除いて誰がどう言う背景か全く知らねーからな。骨触る前に色々
アルバムからスマホで調べておくべきっだか?

「もし知らないようなら……私は峠さんの部屋かも知れないと思ってますので」

 「貴方は、これからどうする気です?」

とりあえず峠の部屋は色々調べたいんだよな。
 手掛かりになるもんあると睨んでるし。

こいつが同行を唱えたら、どうすっかなー……まぁ敵だとして
拳銃警戒してんなら、弾ない拳銃奪って勝ったと思った瞬間に
堂野の人ひとり抱えられる腕力でぶっ飛ばすっショ。正義・イズ・パワーっショ!

489:2023/10/31(火) 19:31:10
>>488
男性は、自分のペースを保つかの様に、しばしの間を置いて言葉を返した。
 
「『賢一郎』君は、上に昇って行くのを見ましたよ。
彼は、例の『妹御』を探しに行くと言っていました。
私は、『峠さん』と一緒だったのですが・・・・・・・・・・・彼は、錯乱して姿を消してしまいました。」
 
そう言うと、男性は階段の先を見上げる。
 
「『峠さん』の部屋には、私も向かうつもりでした。
『賢一郎』君を探すつもりなら、君は最上階に行くといいんじゃあないかね。」

490隼士  賢『パンテオン・ロココ』:2023/11/02(木) 22:59:04
>>489

>『賢一郎』君は、上に昇って行くのを見ましたよ

>『峠さん』の部屋には、私も向かうつもりでした

「……妙ですね。私は廊下の方に居ましたが、賢一郎君らしい人影も
足音も見たり聞いたりした覚えは無いですが……まぁ、構いません。
 私は今回起きてる異変について早急に解決したいと臨んでます。
峠さんの部屋に、その手掛かりがあるのではと考えてるのでね。
例え貴方が拒否しても、否が応にも共に峠さんの部屋に向かう事にしましょう。
 話が本当なら、賢一郎君は未だ無事なのですし」

 (この男の話は殆ど信用できない。だが、本当か嘘かともかく
はっきりしてるのは、こいつも『峠の部屋に入りたい』
 つまり、この館の主人の部屋には像なり何か起きてる事に対して手掛かりがある)

なら、上に向かうのは無い。大体、俺ってか妙次郎の時に散々屋上で
痛い目に遭ってるっショ。流石に3度は御免っショ。

 あえて警戒して、信用はしてない態度は隠さない。
拳銃の向きは、男に向けつつ峠の部屋に移動するっショ。

491:2023/11/03(金) 07:24:35
>>490
「では、私は私で行くとしよう。」
 
男性は、再び間を置いてから呟く様に言うと、君に背を向けて2階の大ホールへ歩み出す。
拳銃を向けたまま、君も階段を下りて2階に辿り着いた。
 
大ホールには、やはり誰もいない・・・・・・・・・・・・・。
だが、今はまだ荒らされておらず、様々な絵画や展示物が残ったままだ。
男性は、周囲を見回しながら先へと進んで行く。
こいつが『楠太郎の部屋』を知っているのなら、このまま付いて行けばいいだろうか?

492隼士  賢『パンテオン・ロココ』:2023/11/04(土) 11:56:59
>>491

 展示物について、絵画もそうだが注視しておく。

 峠の部屋は、先ほど妙次郎の部屋の下と言われたから
位置的な物は大体見当はつけてるが、正確に把握してる訳じゃないっショ。

(うーん、素直に付いていくってのは、それはそれでリスクあるかも知れないが
憑依した時から色々危険はあるっショ)

 それにしても、此処は荒らされた形跡は無しか。
考えなしに暴れまわる化け物じゃないって事だよな?
 妙次郎トーテムポールするような奴からして、多分えげつない力は
所有してると思うが、詳しく説明してくれる奴いないっショ。

 このまま今は後ろから付いておく事にする。無論、警戒は男にも
周りにも気を配るが。

493:2023/11/06(月) 19:31:06
>>492
絵画や展示物は、それらしく飾られているからか、どれも高価そうに見えた。
だが、君の知識でカバー出来る様なものは、特に見当たらない。
 
男性の背中を追っていると、彼が真っ直ぐに何処かへ向かっている事に気付くだろう。 
階段から見て、大ホールの左壁沿いに並んだ絵画の『1枚』。
その前で、男性は立ち止まる。
それは、海原に浮かぶ大きな船を、陸から見ている構図の油絵だった。
 
「『堂野』君・・・・・・・・・・・・君、美術に興味は?」
 
絵画を見つめながら、男性がポツリと尋ねて来る。

494隼士  賢『パンテオン・ロココ』:2023/11/09(木) 23:28:58
>>493(レス遅れ失礼しました)

>美術に興味は?

大正期新興美術運動とかだったか? この時代だとっショ。
 だけど、いま振る話か? いや、ないっショ。

「シュルレアリスムなどには多少は関心が。だが
いま、この緊急時に談笑するような事柄ではないでしょう」

早々に、話を切り上げる。こいつ、わざと時間を稼いでるな?

 「峠さんの部屋に向かう。それが最重要事項です」

 これでも強制的に雑談続けるなら、何かに気を引かせて
頭を殴って昏倒させるっショ。

495:2023/11/12(日) 02:22:42
>>494
「この絵は・・・・・・・・・『峠さん』が、ある画家に依頼して描かせたものでね。
輸入業から身を立てた彼にとって、船は特別な存在だった様です。」
 
男性は、そう言いながら額縁に手を掛けた。
 
『カチャッ』
 
額縁を軽く左に傾けると、どこかで『掛け金』を外す様な金属音が鳴る。
男性が額縁から手を離し、そのまま壁を押すと、絵画の掛かった壁は右側に押し込まれて行った。
そう、『隠し扉』だ。
男性は、約70度ほど開いた壁の隙間から滑り込む様に、その奥へと入って行った。

496隼士  賢『パンテオン・ロココ』:2023/11/14(火) 20:52:58
>>495

「……峠さんの趣味は、私の価値観や趣味とは聊か合わないようですね」

 何時からこの館は忍者屋敷になったショ?

現代でも、同じ仕掛けがあったのかもな。ゴミガールに時間あったら
絵画の裏に隠し扉あるって伝えれるかね? 今は、なんでそんなに
情報通か不明な奴が居るし、不用心に筆を走らせるのは厳しいが。

(罠の可能性は有る。けど虎穴にはいらずんばってな
UFОや宇宙の神秘を得るのにだって危険は付きもんっショ)

 男の後に続いて隠し扉に入るっショ。

497:2023/11/16(木) 19:03:55
>>496
君は、男性に続いて『隠し扉』に身を滑り込ませる。
男性は、君に背を向けたままポツンと立っていた。
 
『ドドドドドドドドド』
 
此処は、左右に伸びた通路の途中だ。
通路の幅は、約2メートル。
左側の通路を進めば、2〜3メートル先の行き止まりに黒檀のドアが1つあった。
右側の通路は、5メートル程先でやや左に曲がっており、その先の様子は見通せない。
左折地点の右壁には、木製のドアが1つ。
どちらの通路上にも展示物の類は無かったが、通路右の木製のドアの横に小さな絵画が飾られていた。
 
男性は、黒檀のドアの方へ歩き出す・・・・・・・・・・・・・・。

498隼士  賢『パンテオン・ロココ』:2023/11/17(金) 23:16:55
>>497

これが、『罠』だとして、だ。


 この男に付いて行ったら発動するのか?
それとも疑心暗鬼になって別行動を取ろうとしたら発動する罠なのか?

 分岐点。見る限り、行き成り壁なりどっかから槍が出て来るような
怪しそうな箇所は無いっショ。

 (信用はしないが、別行動を取る意味が今は無い)

黒檀のドアに、男の後ろをぴったりくっ付くようにして移動するっショ。

 グラスの反射の背景に、特に不審点もないかな?

499隼士  賢『パンテオン・ロココ』:2023/11/17(金) 23:16:55
>>497

これが、『罠』だとして、だ。


 この男に付いて行ったら発動するのか?
それとも疑心暗鬼になって別行動を取ろうとしたら発動する罠なのか?

 分岐点。見る限り、行き成り壁なりどっかから槍が出て来るような
怪しそうな箇所は無いっショ。

 (信用はしないが、別行動を取る意味が今は無い)

黒檀のドアに、男の後ろをぴったりくっ付くようにして移動するっショ。

 グラスの反射の背景に、特に不審点もないかな?

500:2023/11/20(月) 17:37:46
>>498-499
君がグラスに映り込む景色を見ていると、ドアの軋む音が響く。
男性の背後から室内を覗くと、そこは板張りの部屋だ。
部屋の中心には、石造りの『台座』が1つ。
『台座』の上には、ガラス張り展示ケースが設置されており、ケースは正面が観音開きになる作りだった。
そう分かったのは、ケースが開いたままになっていたからだ。
中に展示物は無い。
ふと、君は部屋の周りに幾つもある影に気付く・・・・・・・・・・・・・。
 
『ドドドドドドドドド』
 
猪、鹿、熊や虎、ワニや蛇・・・・・・・・・・・・様々な動物が、雑然と並んでいた。
だが、動く気配は無く、少し観察すれば君にも『剥製』である事が分かるだろう。
見上げると、翼を広げた鳥の『剥製』も天井から下がっているぞ。
そして、『台座』を挟んだ部屋の奥には、もう1つ別のドアが確認出来た。

501隼士  賢『パンテオン・ロココ』:2023/11/22(水) 01:47:04
>>500

 これは……見た事がある。あの時(>>229)の剥製の部屋。

台座の穴は展示ケースが設置してたのか。

そして中に何も入ってない。現代ではケースごと無かったが……。

壁を砕いても何も無かった。剥製も、特に危険物では無い。

だが『鳥』……あの時も、何か目に一々惹くものだったが……。

 「ふむ……」

『鳥』を下に引っ張ってみる。どうだ? 何か起きるか?

502:2023/11/24(金) 23:39:55
>>501
天井の高さは、4〜5メートル。
吊るされた鳥の『剥製』は、君が手を伸ばしても僅かに届かない高さだ。
『台座』の真上に吊るされていれば、そこに上って引っ張る事が出来ただろうが、位置が少々ズレていた。
 
男性の方は、『台座』の前まで進んで行くと、空のケースの中を確認する様に覗き込む。
そして、すぐに顔を上げると、君を一瞥して奥のドアへと近付いて行く。

503隼士  賢『パンテオン・ロココ』:2023/11/28(火) 01:05:58
>>502

台座と同じ位置でない……台座は固定されてたっショ、確か。
なら基本的に台座は昇る為に置いてないのなら、剥製を引っ張る意味は薄いのか?

(とりあえず、男を追うっショ)

 今ん所、この男を目を離して何処かに行かせるのは不味い気がするし
敵でも実は味方でも、視界に居る範囲に収めてた方が良いからな。
 罠で敵が待ち伏せてたとして、情報を得るには虎穴に入るぐらいしないと
正直、館の手掛かりが無さすぎるっショ。

男の後に続いて奥のドアに行くっショ。

504:2023/12/01(金) 00:55:43
>>503
男性が無造作に開いたドアの先には、真っ直ぐ伸びた木造の通路が続いていた。
壁と天井は白一色で、通路の右沿いに並んだ展示台が際立って見える。
展示台の中には、まだ美術品らしきものが飾られたままだ。
男性は、それらを横目で確かめる様に歩き始める。
 
通路の先は、数メートル先で下りの階段に行き当たっているのが見えた。

505隼士  賢『パンテオン・ロココ』:2023/12/02(土) 01:45:37
>>504

 (? ……此処、確か)

右沿いに並んだ展示台。

『(株)川崎不動産  長田 忠治』

「……長田?」

 確か、『現代』の頃は美術品は、既に『無かった』っショ。

自分も美術品に目を向ける。

 (でも、あの名刺は多分新しいものだったよな?
この時代に、名刺があったとして現代に放置してたら絶対にカビなりで
ボロボロになるっショ。だから現代←?→今の時代の、現代寄りの過去に
長田って奴は訪れて……そして自分は死体とか目にしてないし
多分消失したっショ)

 (でも、とりあえず美術品は壊すべきか? でも、壊して消すって事は
現代をトレースするって事で、変える事にはならないっショ)

 色々小難しく考えるの難しいっショ。 ゴミガールとか今ちゃんと
情報解決に何か得てんのかなー? 
 成果ゼロならこっちが頑張るしかないからなー。

506:2023/12/04(月) 16:26:09
>>505
一番手前の展示ケースの中を覗くと、白い『手袋』が1組入っていた。
数ミリの小さな白い宝石が、第3関節の部分に『天の川』の様に散りばめてある。
『手袋』自体は、滑らかな光沢のある素材で、目を凝らすと細かい刺繍が施されているのが分かるだろう。
サイズやフォルムから女性用の様だ。
台座に付いたプレートには、『マリア・テレジアのカシミヤグローブ』と刻まれている。
 
『マリア・テレジアのカシミヤグローブ
神聖ローマ帝国フランツ2世皇后、マリア・テレジアのパーティーグローブ。
ダイヤモンドが装飾されたグローブは、専用の宝石箱で保管されていた。』
 
『マリア・テレジア』と言えば、ハプスブルク帝国の女帝が有名だが、このグローブの持ち主だった彼女の方は、
女帝の孫に当たる人物だ。
フランツ2世にとっては、二度目の妻。
彼には、13人の子供がいたが、12人は彼女との間に生まれている。
これが本当にマリア・テレジアの遺品だとして、一体どれほどの価値があるのか、君には知る由も無い。
勿論、その真贋についても。
確かなのは、このペースで見ていれば、男性を見失うという点だけだ。

507隼士  賢『パンテオン・ロココ』:2023/12/07(木) 21:56:28
>>506

「ふむ……」

 残すか、それとも持っていくか?

一瞬悩みつつ『妥協案』を実行する。

 ブゥン   パリィン!

拳銃で、ケースを割り。そして、手袋の一組の片方、『片方』のみを持ってく。

(これで、歴史に変化が起きて現代でも何かしら起きる筈っショ)

 それがゴミガールや、自分にどう影響を及ぼすか不明だが。

それを終えたら、男を再度見張る為に後を追うっショ。

508:2023/12/10(日) 01:24:44
>>507
『パリンッ!』
 
グリップの底を叩き付けると、展示ケースは簡単に割れる。
その音に気付いたのか、先を進んでいた男性が足を止めて振り向いた。
 
「『堂野』君・・・・・・・・」
 
君の名を言っただけだったが、男性の言いたい事が分からないはずは無かった。
だが、君の手には、滑らかな手触りのグローブが1つだけ握られる。
・・・・・・・・・・・今の所、特に何かが変わった気配は無い。
少なくとも、男性の君に対する評価以外は。
男性は、君が残りの展示品も物色すると思ったのか、通路の奥で立ち止まったまま君を待っている様だった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板