[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【ミ】泥の中には光なく
1
:
風歌PL
:2021/07/05(月) 20:10:44
――わかっていても、ぬけだせない
このスレは、『風歌PL』がミッションを行う為のスレです
150
:
アルカラ『ドクター・ブラインド』
:2021/07/26(月) 00:27:11
>>148
ポケット内に『爪』で触れて、『超人的聴覚』を『移植』。
ポケットに入れた手で、『該当箇所』を握り締める事で、
『騒音』をシャットアウトする。
『慣れている』とはいえ、
会場の『喧しさ』は事前に封じておかなければならない。
「あなたは『そこ』に立っていてちょうだい。
分かっているとは思うけど、
絶対に『手出し』はしないように」
「――――『何があっても』ね」
一抹を見据えたまま、『入れ墨の男』に『指示』を送る。
彼は、ただ立っているだけでいい。
そして、自分は逆側から一抹の側面に回り込む。
すなわち、『自分』と『入れ墨の男』で一抹を『挟む』。
いくら『精度』が高かろうと、操作するのは『本体自身』だ。
「『先に手を出した方』が『負け』よ」
その言葉は『入れ墨の男』に対するものでもあり、
『一抹』に対するものでもあり、
また『赤月』に対するものでもあった。
「スタンドは解除しなくてもいい。
その代わり、『私の話』を聞きなさい」
「私は『外道を見過ごせ』と言っているんじゃあないわ。
『暴力を使う必要がない』と言っているのよ」
一抹を諭し、続けて赤月に意識を移す。
>>147
サングラス越しに、吼える赤月を横目で見やった。
あの様子では、完全に頭に血が上っている。
彼女は『勝者』だ。
ならば、『敗者の処遇』を決める権利は、
『赤月自身』が有している。
『外野』が何をほざこうが、
鼻で笑って無視すればいいだけなのに、
それすら頭から抜け落ちる程に、
『冷静さ』を欠いてしまっている。
「 『 赤 月 ナ カ レ 』 ッ ! ! 」
一抹の動向を注視したまま、赤月に向けて叫ぶ。
「あなたは『勝った』。
『敗者をどうするか』は『あなたが決められる』」
「だから――――『決めなさい』。『この場』で『今すぐ』に」
「『あなたは彼女をどうしたいの』?」
「今あなたが『宣言』すべきなのは、
『彼をどうするか』じゃあない。
『彼女をどうするか』でしょう」
「あなたは、
ボロボロになった彼女を一刻も早く治療する事よりも、
自分の鬱憤を晴らす方を優先するつもり?」
「『自分の欲望』を優先する。
ク ズ
それは、この場にいる『患者』と同じじゃあないの?」
「――――――『違う』?」
『真金を救う権利』は、
『勝者』となった『赤月自身の手の中』にある。
彼女は、それに気付いていない。
だから、『気付かせる』のだ。
『観客の一人』に過ぎない『入れ墨の男』が何を言おうが、
それに観客が同調しようが、
所詮は『外野の野次』でしかない。
『敗者の処遇』を決めるのは『勝者の一声』なのだから。
151
:
『ロケットギャルと最弱の盾』
:2021/07/26(月) 19:19:09
>>148
>>149
>>150
>>147
「違くはないっスねぇ……そんじゃ、お互い合意っつーことで……」
赤月ナカレの問いに答えた男は、笑みを深める。
手負いの獣に襲い掛かろうとするハイエナに表情があるとするなら、この様な面構えなのだろう。
事実、君は手負いであり『暗器』の材料も心許ない。無傷のスタンド使いと正面戦闘を行うには、絶対的に不利であったろう。
「『ヤ……』」
男の背後の空間が揺らめく――ヴィジョン出現の前兆。開戦の狼煙。
だがー――君達が戦うよりも早く、二人に割り込んだ鬼がいる。
『殺意』の発現になんら躊躇のない『白髪鬼』一抹貞世は、『インダルジェンス』の精密性『ポケットショット』を男に構える。
スタンドの顕現スピードは、どのスタンドも特別な差がない。
つまり、『先出し』が絶対的に有利。例えるならば、一抹貞世は『早撃ち』の勝負に始めから勝っていたのだ。まして、その手には凶器。
闘争の化身たる白髪の少年は、男を一方的に殺せる位置に立ったのだ。
「一抹クン。君の事は知ってるっスよ、俺の前座の子っすよね、『アダージョ』だか『サンダー』だか……どんな雑魚だったか知らねぇが、要はキミがサシで勝てる程度の相手っしょ? そんなことでいちいちイキってもねぇ……」
男はそう言って――攻撃を畏れてか――スタンドを出さずにせせら笑うも、周囲の観客の空気が、一部、変わった。
――おい、今の聞いたか?
――『手にした』っつたぞ……じゃあ、見て、生き残った……おい、じゃあ、まさか『満月組』か!?
――嘘だろ……当時何歳だよ……聞いただけじゃねぇのか?
ざわざわと、囁かれるは、少年への畏怖と恐怖。
アダージョの名は、星見の『伝説』にして『悪夢』。伝え聞いたものもいれば、相対したものもいる。
そして、他者のスタンドを手にし得る――『ゴールデン・リング』の特性を知り、尚、生きながらえているという事実は、白髪の少年に外見からは想像も出来ない『凄み』を与えた。
だが、誰もが知るわけではない――目の前の男や、エクリプスを過去として興味を持たない客達の多くは、一抹貞世の言葉を、理解してはいない。
救いようのない無知は、時に蛮勇という力を生む。
傍観者の眼差しに見守られながら、事態は緊迫を強める。
そして――無論、勇気と行動力は愚か者に固有のものではない。
叡智を持つものもまた、行動を為す事ができる。
『アルカラ』たる女傑の声が響く――男、の額に血管が浮かぶ。
明らかなる怒りの発露、仮に、『ポケットショット』が狙い、定めていなければ……
怒ってはいるが、狂ってはいない。その眼には、明瞭なる意思が灯っている。
その中で――『アルカラ』は、赤月ナカレに問いかける。
――これは君、復讐者にして勝利者たる君にしか、答える権利がない問いかけ。
望むがままに、答えるといい
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴バ∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴隼
∴∴∴■□□□□□□□■男一∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴ア∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴ナ真∴∴
□=1m面積
■=リング外への境界である『鉄壁』=2M
∴=『観客席』
ナ=ナカレ
真=真金
バ=バイキ
隼=隼
男=入れ墨の男
ア=アルカラ
一=一抹
152
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2021/07/26(月) 19:44:24
>>151
(俺 何でこんな剣呑な場所に居るんだ??
場違い感はんぱねーゼ うぇーいっ)
(いや、誰だよアダージョにサンダーって
なんかのレスラーか競技の選手か?)
正直、俺って部外者で。何かにらみ合ってる奴等と違って観客みてーなもんっショ。
ただ単純に前列で目立ってるモブみてーな。
>おい、じゃあ、まさか『満月組』か!?
「hey へ―い! 何さ? 満月組って??」
多分UFO関係じゃねーとは思うけど、なんかおもしろそーな単語だから
気になって観客に首向けて質問するぜ。
「おいっ、あんたら場外乱闘するのは構わないけど。そこで
おっぱち始められると、こっちも迷惑っショ!
やるんなら丁度いいリンクがあるんだから、そっちでやってくれっショ!」
なんかドンパチ行き成り始めそうだからブーイング垂れておくゼ。
宇宙人(フラワーキッズ)から貰ったパーカーが傷ついたりしたら
目も当てられないからな。
153
:
アルカラ『ドクター・ブラインド』
:2021/07/26(月) 19:54:45
>>151
「『手を出すんじゃあないわよ』」
一抹は、既にスタンドを出している。
おそらくは、『入れ墨の男』よりも先に攻撃出来るだろう。
だが、それは『罠』だ。
『入れ墨の男』は、挑発して『手を出させようとしている』。
手を出した側が『加害者』であり、出された方が『被害者』。
感情に任せて攻撃すれば、それは相手に、
『正当性』を主張する隙を与えてしまう事に繋がる。
この状況において、ただ闇雲に『暴れる』事は、
決して賢い選択ではないのだ。
「『何があろうとも』――――」
自分は『入れ墨の男』に対し、
『仕事を代わりに引き受ける』と『宣言』した。
そして、『入れ墨の男』は『任せる』と言ったのだ。
一度『提案』を『了承』した以上、今更『文句』は言わせない。
こういう人間は『メンツ』を大事にする。
自らが口にした事を反故にすれば、
それは自分の『格』を落とす結果になるだろう。
『仕事』は代わってやるが、
『入れ墨の男が望む結末』まで保証する気はない。
要するに『そういう事』だ。
「――――『絶対に』」
男の怒りを微塵も意に介さず、
サングラス越しに『赤月の言葉』を待つ。
無論、最後まで『警戒』は続ける。
この場にいる『全員』に対してだ。
154
:
一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』
:2021/07/26(月) 20:35:24
>>151
「えっ、『エクリプス』全盛期の化物を知らないの…」
「銃弾のように駆け抜け鉄塊を穿つ縦横無尽の斥力。
投げキッスだけで『枷』に嵌めたり増殖してスタンド
を乗っ取るケバいホモを知らない…?」
たったとスタンドと武器を納めて『萎えた』面でヤカラを見上げる。本当に萎えた。
腕っぷしを自慢する不良が喧嘩直前で大した喧嘩もしてないと発覚する瞬間、まさにそれを経験している。
「あっちの詳しそうな人たちに…ね、もう、聞いて…
もう駄目だ…この馬鹿らしさを…もう本当に…」
一応、座って進行の邪魔をするがスタンドを出すほどの気力も失ってしまった。なんだ、こいつ。
今までの騒動を煽った奴が一番みみっちい奴だった。
「『エクリプス』にも誘われなかったのか…
はぁ…あー、もう解散ッ! 閉廷ッ! 馬鹿らしい…」
>>153
「うん。うん、スタンドを出すほどの気力が失せた。
もう無理だよォ〜こんな湿気た菓子みたいなの…」
「『ウル星』の連中以下ですよ。マジで…
す、スタンドが出ないほど萎えました…」
「う、嘘…本当に萎えただけで…スタンドが出ない…」
155
:
赤月『サクソン』
:2021/07/26(月) 20:49:57
>>151
「ああ・・・・・」
目の前の男が浮かべる獣性の笑みに怖気を震いそうな心を抑える
真金との闘いを経て、体中に痛みがあるし、用意して来た『道具』の数も残り少ない
ふと、傍を見てみると、白髪の少年『一抹』の姿が見えた
何故か会場内にいた『一抹』もまた、この男と戦うべく武器を構えているようだ
(一抹の行動原理は全然理解できないが、少なくとも『敵』は同じみたいだ)
一触即発の状況の中、白衣の女性の言葉が響く
それは、真金を救うための『勝利宣言』を促すもの
理屈の上でまったくの『正論』から来る意見であった
「まったく・・・・何の違いもない・・・・
君は正しいし、真金を戦いから解放するためには私の宣言が必要だ
それを無視して感情的になるのは愚かなクズの行動でしかない・・・・」
心の中に2つの心の葛藤があり、迷いが赤月の行動を縛り付ける
『アリーナを憎む怒りの感情』と『契約に従い、真金の安全を優先する理性』の心だ
「だが・・・・・私は・・・・! 私は・・・・・・ッ!」
> 「あなたは、
> ボロボロになった彼女を一刻も早く治療する事よりも、
> 自分の鬱憤を晴らす方を優先するつもり?」
> 「よし、じゃあ殺し合いますか…?
> 『アダージョ』の二番煎じみたいなのも乗り気みたいですよ」
> 「あーしは、負けないん……アイツを、ブチのめすまで……絶対……おとし、まえ……」
> 『赤月さんが勝っても、相手に酷いことをしないで欲しいんです』
「・・・・・・・・ッ!!」
『怒り』に任せてスタンドを振るおうとした瞬間、一人の青年の顔を思い出す
必死になって『彼女』を止めようとする青年・・・・『彼』との約束はまだ残っている
『彼女』を止め、無事に彼のもとへと送り返す、その『約束』が・・・・・
「・・・・・・・・ィ! 『私の勝ちだ』!
聞こえたか、最中! この試合は私が完全に勝利をした!
早く真金に治療を行うんだ!」
寸での所で理性を優先し、『勝利宣言』を行う
大声を出し過ぎたせいか、宣言の後にごほごほと咳き込みながら目の前の『男』を見つめる
156
:
『ロケットギャルと最弱の盾』
:2021/07/26(月) 22:15:58
>>152
>>153
>>154
>>155
「あんた、知らねえのか――『満月組』ってのは『エクリプス』をぶっ潰した『あの夜』の戦闘メンバーだよッッ!!」
隼士賢の質問に、一人の観客が信じられないような声を上げた。
「『タダヒト』や『出雲』だけじゃねえ。あの夜に出張って生き残った全員が、死ななかっただけでさえ、相応の貫目を持って語られてるんだ……あんた、本当にこの町のスタンド関係者か!?」
そして、続けた――『そこでやれ』。紛うことなき正論であったが。全員を押し留めたのは、凛と響きし女傑の声色。
『アルカラ』は吠える――『手を出すな』と、女王の貫禄を持って。
『動作』は誰にとっても、『きっかけ』となり得る。苛烈なる意思の籠もった忠告。
――負けず劣らずの殺意を持って『いた』少年は、聞く耳持たずに『無視』をした。
男の無知、観客共の無知――特に、男の無知が彼を萎えさせたのだろう。
『エクリプス』は強いスタンド使いであれば、耳にしないほうが難しい勢力である。
それを知らぬということ、自体が男の『格』の証明――萎えに萎えた白髪鬼は、その場で座り込んだ。
同時か――間違いなく、さほどに時を置かなかっただろう。
己自信を苛む『怒り』に『勝利』を――己の中の『敵』に勝利した君、赤月ナカレは、高らかに、鮮烈に、拡声器などいらぬが如きに咆哮する。
――勝利を。
『――ッッッ!!! 決着、決着ですわーッッッッッッッッッッ。ただいまを持ちまして、この試合、赤月ナカレの勝利で決着いたしましたッッッッ!!!』
ナカレの声が届いた今、『戦い』は『決着』した。
――しかし、歓声が響く事はない。それどころではない緊張感が、君達の周囲には生まれている。
「――いや、久しぶりっスよ。ここまでコケにされたの、本当に久しぶりっスよ」
男は笑っている、いや、笑みを浮べている――その笑みは、びくびくと痙攣したかの様な笑み。感情の小爆発が表情の内側で連続している顔だ。
「舐めてシカトで挙げ句に座る? いや、ホント大したもんっスよ……ああ、そういえば、『試合』は、終わりっスよね。んじゃ、こっからは『喧嘩』で」
で、を言い終えた瞬間――男は吹き飛び、一抹の方に倒れ混んだ。血は流れていない――意識は、飛んでいるようだが。
倒れ込む直後、音が響いた――君達がそちらを見たならば、『闘技場』で、一人の女が『スピーカー』を、傍らの『スタンド』が『散弾銃』を構えているのを見ることだろう。
『勝利宣言は、聞き届けた』
『スピーカー』から声を響かせるのは、白黒の『千鳥格子柄』の、レディーススーツを着た、硬そうな雰囲気を持つ女。
――北落砂錫。その名を赤月ナカレと一抹貞世は知るだろう
眼鏡の奥の吊った瞳の先には――笑みが浮かぶ。痛快の眼。
『今のは鎮圧用のゴム弾だ。それの命に別状はないだろう――さて、略式になってしまうが、いまからそちらで賞金授与と、対戦相手の治療を行いたいのだが――構わないかな? 赤月さん』
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴バ∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴隼
∴∴∴■□□□□北□□■男一∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴ア∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴ナ真∴∴
□=1m面積
■=リング外への境界である『鉄壁』=2M
∴=『観客席』
ナ=ナカレ
真=真金
バ=バイキ
隼=隼
男=入れ墨の男(気絶)
ア=アルカラ
一=一抹
北=北落
157
:
アルカラ『ドクター・ブラインド』
:2021/07/26(月) 22:41:45
>>156
この場で『手を出していい』のは『主催者側の人間』だけ。
それを『味方』につけた者が『真の勝者』。
これが『処世術』というものだ。
「『約束』は果たしたわ」
白衣のポケットに両手を突っ込み、倒れた男を見下ろす。
「今度は『そっち』が、
『約束』を守る番になっていたけど…………。
これじゃあどうしようもないわね」
フ ッ
「『ここの話』は『別の人』から聞く事にするわ」
肩を竦めながら『ドクター・ブラインド』を解除し、
一抹に近付いていく。
スッ
「――――おつかれ、『イッちゃん』」
ポンッ
擦れ違う瞬間、一抹の耳元で『素の声』で囁き、
労いの意味を込めて軽く肩を叩いた。
そのまま客席を離れ、『闘技場』から出て行く。
適当な『関係者』でも捕まえて、『最中派の話』を聞くとしよう。
158
:
赤月『サクソン』
:2021/07/26(月) 22:58:58
>>156
「やはり・・・この程度では止まらないか
いいだろう、お前の様な下衆に簡単に負けるような私だと思うなよ
『サクソ――― 」
『決着』がついた後も戦意を露わにする男に対して、
いざ『喧嘩』を・・・・と思った瞬間に、男が吹き飛ばされる
女の言葉に、『戦闘』はもう終了したのだと確信し、構えを解いた
「・・・・・構わない
この場から動かなくてもいいのなら、ここで行って欲しい
何分、私がこの場を離れたら、真金が何をされるかわかったものじゃないからな」
その場に留まり、彼女らが来るのを待つ
>>153
(アルカラ)
この『終結』を迎えるきっかけとなった女性に近づき、
ぼそっと小声で話しかける
「この場で矛を収めた理由は・・・・『ある人と約束があった』からだ
君の言い分を聞いたわけではない・・・・」
負け惜しみの様な、自分への言い訳の様な、そんな台詞だ
>>154
(一抹)
「何故、こんな場所にお前がいるのかは知らないし、知りたくもない
しかし、一抹・・・・お前は『こちら側』に私達が落ちた後、
何度も何度も真金を狙っていたな」
インダルジェンス
「お前のその・・・・悍ましいまでの『スタンド能力』で・・・」
彼のスタンド能力『インダルジェンス』は『感情を抑制』する能力だ
成長して『能力』が強化された事は知る由もないが、赤月はだいたいそのように認識している
そんな彼が真金に近づこうとしていた・・・・・それはつまり
「お前、彼女の『戦意』を奪おうとしていたな?」
「何故だ・・・・お前にとって彼女は何の関係もない人間なんじゃないのか?」
159
:
<削除>
:<削除>
<削除>
160
:
<削除>
:<削除>
<削除>
161
:
<削除>
:<削除>
<削除>
162
:
一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』
:2021/07/27(火) 15:15:13
>>156
「なぜ、こんなのに『観戦』させているのでしょう?
見世物になるから生かされているにしても…」
真金さんの治療の邪魔にならないように隅っこまで転がしてあげよう。
そして、縄跳びをリングに居る北落さんに向けて垂らす。
「引っ張るから来てくださァァ〜〜い」
>>157
「ひゃっ…」
謎の変装をしていたが夢見ヶ崎さんはいつも通りだ。
声にはびっくりしたが機会が有れば小林さんの無事や記憶の欠損について聞きたい。
>>158
「目の部分は様々な神経が複雑に絡んでいます。
あのまま他に傷を負っていたら『出血死』の恐れが
ありましたので…」
「こう見えても神父の息子。例え、教会前でゴミ袋に
包まれていた捨て子と言えど、義父母に教わった
人の為になることをしなさないを有言実行しました」
「貴女が弱ったところをヤカラと『ハイエナ』が屁理屈
を捏ねて襲うのは目に見えていたので牽制。
赤月さんのスタンドはパワーが低いはず。
だから代わりに戦おうと…」
治療役の北落さんに縄跳びを垂らしてスタンドで引っ張り上げようと呼ぶ。
「『アポロン・クリニックモール』の『旧病棟』に存在
する『第五外科』。どんな傷も『お金次第』で治療し
てくれる場所があります」
「ここが治してくれなかったらどうぞ、そこへ。
残りの情報は…『決闘』後で…」
163
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2021/07/27(火) 19:57:51
>>156
>あんた、知らねえのか――『満月組』ってのは『エクリプス』をぶっ潰した『あの夜』の戦闘メンバーだよッッ!!」
>隼士賢の質問に、一人の観客が信じられないような声を上げた。
>『タダヒト』や『出雲』だけじゃねえ。あの夜に出張って生き残った全員が
>死ななかっただけでさえ、相応の貫目を持って語られてるんだ……
いや、聞いても猶更わかんねーっショ
そもそも『エクリプス』って何? 『あの夜』って何??
悪かったねー スタンド関係者でも、俺ってば成りたてなのよーっショ
「あぁ、そう言う呼び方されてんのね〜
自分、ほら。別ん所の集いで(清月学園とか)属してるから」
適当に流そ。
んでもって万事解決 めでたしめでたし てっぺんぐらりん
とっぴんぱらりのぷう ってか。
「ん〜〜〜〜っ゛ そんじゃあ、俺も帰るかぁー」
誰も引き留めないなら かえろ、かーえろ。
164
:
『ロケットギャルと最弱の盾』
:2021/07/27(火) 20:35:25
>>157
一足先に会場から去った君は『最中派』を探す――そこで、君は一人の『子供』を見る。
あどけない、贔屓眼に見ても『小学校高学年』の、道着姿を来た少年だ。
不安そうに辺りをキョロキョロと見回している彼は、君を見つけると駆け寄って来た。
「あのぅ、すいません。『お客さん』ですよね? ちょっと、いいですか?」
君を見上げる少年は、不安の表れだろうか。問いを待たずに言葉を続けた。
「さっき、溝口って金髪のスタッフの人が『会場が荒れて試合中止だから今日は帰れ』って言ってどっか行っちゃったんですけど、闘技場で、何かあったんですか?」
そういう少年の手には、輪ゴムで止められた『札束』がある。
「中止だから山分けってことで、賞金は半分もらえたんですけど、何だかよく解らなくて……もし、なにか知っていたら、教えていただけませんか?」
165
:
『ロケットギャルと最弱の盾』
:2021/07/27(火) 20:39:21
>>158
>>162
>>163
「無論、治療はそちらで行う――掛巣さんは、動かせる状態では無さそうだしな。『ザ・オーメン』とて、死人相手はどうにもならない」
北落はそう言うと、スタンド――『ザ・オーメン』を伴いながら、鉄壁へと向かう。
「では、手を借りるぞ……」
そして、一抹貞世の『手助け』を受けて、君達の元に降り立った。
「さてと、だ」
北落は、まず、君――赤月ナカレに向きよると、ポケットから取り出した『茶封筒』を手渡した。
「『30万』入っている。ここは汚い場所だが『洗濯』はしてある金だ。使うことでトラブルに巻き込まれる事はないだろう――さて。手早く行こう」
次いで、真金に視線を向ける――同時、『ザ・オーメン』が拳を振りかぶり――打ち込む!
「『一時間』だ」
瞬間――真金の傷が瞬く間に『消え失せる』、否、『巻き戻る』。時間逆行による状態復元――それが、『ザ・オーメン』の能力だ。
「これで、彼女は『一時間前』に戻った……今は気を失っているようだが、すぐに眼は覚ますだろう……その前に、隔離はしなければだが」
真金は、倒れ伏し、転がされた男には目もくれず――治療もせず――スピーカーでがなり立てる。
『お客様方。申し訳ないが――場が荒れすぎた為――主催として、第二試合は中止とする』
直後、沸き起こる怒号――絶叫。響き渡る金返せコール。
『ザ・オーメン』が天井に向けて『散弾銃』の引き金を引く――先ほどとは違う『銃声』が、闘技場全体に響き渡った。
『すまないが、これは『私物』でね。鎮圧用は慌てて入れた一発しか入っていない。しかし、私は残りの弾丸を『使う』つもりではある。お客様方には、『事故』が起きると面倒なので、静粛に聞いてくれると助かる――ありがとう』
一気に会場が静まり返ると共に、北落は言葉を続ける。
『後日、チケットを提示してくれれば半額の返金は行う――それは確約しよう。では、お客様方、ゆっくりと退場をお願いする』
再び『銃声』が響く。観客達は、我先にと出口へと駆け込み始め――もう一発が響くと共に、歩行スピードを露骨に落とした。
そして、北落は『残る』君達――赤月ナカレと、一抹貞世を見た
誰も引き止めてはいないが――席を立つタイミングを見失っていたならば、隼士賢。君もまた、残っているだろう。
そうでなければ、出口に向かっているはずだ。(ここで帰る場合、ロール終了となります)
「申し訳ないが、見ての通り『今すぐ』の退場は難しい――少々、スタッフルームで待機をお願いしても構わないだろうか? その後で君達を送らせてもらおう――どうだろうか」
それと――と、前置きして、北落は言葉を続ける。
「ウチの客の言うことは本気にしない方がいい。『満月組』だの、『伝説』だの……『最中派』は、誰もエクリプスと戦ったことが無い派閥。客達も、精々尾ひれの付いた噂か、それ以下のヨタ話を聞いた程度だろう。そんなものを信じていたら……いつか『本物』相手に掬われるぞ?」
そして、北落は『君達』程度にしか聞き取れないであろう、ささやく程度の『スタンド会話』を行った。
『だが、偽物も侮るべきではないと、覚えておくといい。偽物の空砲でさえ、ああも人は怯えるのだからね』
166
:
アルカラ『ドクター・ブラインド』
:2021/07/27(火) 21:00:10
>>164
呼び掛ける声を耳にして、その場で立ち止まる。
「教えてあげてもいいけど、
その代わりに聞きたい事があるの。
あなた、『関係者』よね?
『ここの派閥』について知りたいんだけど」
『派閥所属』か単なる『登録選手』かによって違ってくるが、
どちらにしても部外者である自分よりは詳しいだろう。
「あぁ、『些細なトラブル』よ。別にどうって事はないわ。
こういう場所では珍しくないでしょう?」
「客の一人が駄々を捏ねてたのよ。
『ここの人』が上手く仕切ってくれたみたいだから、
もう片付いているでしょうね」
結局の所、自分自身も『観客の一人』に過ぎなかった。
選手でもないし、当事者でもない。
ただの『外野』。
好き放題喋ったとしても、それは『外野の野次』でしかない。
場を治めたのは赤月であり、自分は『偶然いただけ』だ。
「さて――私は話した訳だけど、
あなたは教えてくれるのかしら?」
素顔を隠す黒いサングラス越しに、少年を見やる。
167
:
隼士 賢『パンテオン・ロココ』
:2021/07/27(火) 21:11:16
>>165
(お疲れーっショ)
ほら、あれよ? 避難する時って、おはしの精神って言うじゃん
おさない はしらない しゃべらない。
一斉にかたまって地球人ギュウギュウ詰めで出てくのは御免だし
別に俺は撃たれる心配とかしてねーから、ぼけーっと座って
ゆっくり帰れるタイミングと共に歩くっショ。
「んーっと、そんじゃー あんた等おつかれっショ」
なんか、よくわかんねー間に終わっちまったなぁ。
まぁ、とにかくUFO UFO!
夜空に輝くUFOが俺を待ってるっショ!!
168
:
一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』
:2021/07/27(火) 21:12:38
>>165
「日本で本物と『実弾』が手に入ると思ったんだ…
有ったとしても鎮圧用には高いのですから…」
上手いこと飼い慣らされた客たちを遠目に見る。
あんな感じでは混ざった途端に襲ってきそうだ。
しばらくは観客の帰りを待とう。
「観客が襲って来そうだから送迎を頼みます。
楽しみを邪魔したから絶対に襲って来ます」
「あれ? 最中…さんは? あっ、うん、逃げましたね…」
この騒動の最中に一度も姿を見ていない。
絶対に逃げた。おそらくは逃げた。きっと逃げた。
あとで事務所に突撃しよう。
169
:
赤月『サクソン』
:2021/07/27(火) 21:54:12
>>162
(一抹)
「・・・・・・フン
確かに・・・・お前の言う事に嘘はなく、ただ彼女を『救おう』としたのかもしれない
だけど、一つ言わせてもらう・・・・」
「『大きなお世話だ』」
「お前にとっては私達の事など『救うべき子羊』程度にしか見えていないのかもしれないが、
自分の行く末は自分の意思で決める・・・その意思まで取り上げるんじゃあない」
「やはり、お前のその傲慢さ・・・・私とは相容れないようだな
いずれどこかで『決着』をつけるぞ・・・・」
>>165
そう言って、振り返った所で北落が現れた
あれよあれよという間に『賞金』が渡されて、真金の怪我が瞬く間に治療されていく
そして何度かの銃声の後に、赤月と一抹だけがその場に残った
「よく覚えておくよ、とくに『エクリプス』や『満月組』なんていう話は
私は全然聞いた事がない話だったからな
送迎については渡りに船だ、よろしく頼む・・・・・しかし」
「一抹と一緒の部屋で待たなければならないのか?
・・・・・不安だ、『インダルジェンス』を私に向けないでくれよ」
170
:
『ロケットギャルと最弱の盾』
:2021/07/27(火) 22:47:46
>>167
君は――帰り道。空にUFOを探したかもしれない。
しかし、今だ午前中――太陽光には、気をつけよう――
隼士 賢『パンテオン・ロココ』――『帰路』
>>168
>>169
「逃げたとは人聞きが悪いな、一抹さん。溝口は『緊急』の仕事が入ったので『席を外した』だけだ」
淡々とそう告げると、慌てて通路から駆けつけた黒服達に、北落は軽く眼を向けた。
「あのう、それで……」
黒服の一人が、意識を戻さない『ヤカラ風』に目を向ける。
「どうしますか? 一応、アポロンに運びますか?」
北落は目線だけで否を告げ、吐き捨てるように言葉を続ける。
「登録選手だろうと、これはマナー違反を犯した客だ。目を覚ます前に駅前にでも放り投げておけ……警察は、喜んで事情聴取をするだろうよ」
「いいんですか?」
「我々を『売れば』どうなるかわからないほど、愚かではないだろう」
「……了解しました」
そして、ヤカラ風の男は黒服達に抱えられて、運ばれていく……
畜獣を見るような眼差しで見送った北落は、気絶したままの真金を軽く肩に担ぐと、君達を向いた。
「では、付いてきてくれ」
君達が案内されたのは、スタッフルームというよりは看護室――設備の乏しさを見るならば『保健室』、いや、『仮眠室』と言ったほうが正確な部屋である。
幾つかの安っぽいベットが仕切りもなしに並べられており、その前のテーブルと椅子には、袋菓子が幾つか置かれている。
ベッドに北落が真金を優しく寝かせつけた時、一人の黒服が部屋に入ってきた。
『彼』は北落と君達の姿を見ると、直ちに姿勢を正し――頭を下げる
「――お疲れさまです!」
「溝口は?」
「恵比寿さんの送迎を行っています。すいません、止められなくて……」
「――いや、いい。ゲストを送るのも『誠意』だろう」
北落は『彼』にそう言うと『君達』を向く。
「私は車を用意しておく。何かあれば、その黒服に」
そして――北落は去る。
残されたるは、四人。
真金、ナカレ、貞世、そして――『彼』
『彼』――大盾組彦は、まず、君に――赤月ナカレに、改めて頭を下げた。
「―――――ありがとう、ございました。赤月さん」
次いで、白髪の君、一抹貞世にも
「一抹選手も、真金ちゃ……掛巣選手を、庇って頂き、本当にありがとうございました」
君達は――どう、彼に答える?
>>166
「珍しくない……そうなんでしょうか、おれ、ここ、出るのも来るのも初めてだから、あまり解らなくて……」
少年は困ったような顔を浮べた。
彼の持つ知識は極僅かであり、派閥に付いての知識も深いとは言えないのは、明らかだった。
「……だから、『派閥』についても余り知ってるってわけじゃないんですけど。そうですね、おれが聞いた限りでは『なんでも屋』さんだそうです」
必死に、記憶を絞り出すようにして、少年は言葉を紡いでいく
「おれの家、いろいろな所にお金借りてたんですけど、その取り立てに、ある日『派閥』の人が『請け負った』とかいって、来て、変なの……多分『スタンド』で母ちゃんをぶん殴ったりしたんです。サイケンカイシュー、とか言うんでしたっけ。後、どこかで『賭け事』……ここじゃなくて、『マンション』だったか『屋形船』だったか……ちょっと、あまり覚えてません。おれには二十年早いって言って、教えてくれないこともありました」
その時、何かを思い出したかのように少年ははっと眼を開いた。
「あ、そうだ。お寿司屋さん……たしか、そこも『派閥』が持ってるお店とかで、他にもいろいろなお店を持ってるんだって、聞きました」
少年は、君に向けて、そっと声を潜めて、こう言った
「多分……アリーナって、警察に捕まらない為の名前で、本当はなんとか組ってでっかいヤクザなんだと思います。派閥っていうのも『組』を言い換えたやつで……すいません、おれ、これくらいしか、知りません……」
少年は、彼の知る限りの事を話したようだ――君は、どうする?
171
:
アルカラ『ドクター・ブラインド』
:2021/07/27(火) 23:13:02
>>170
期待していたような内容は聞けなかったが、
そもそも『知らない』のなら仕方がない所だ。
「――――そう、ありがとう」
ニコッ
「そのお金、早くしまった方がいいわよ。
誰かに盗られたりしたら大変だから」
少年を安心させるように、笑顔で礼を言う。
立ち去りかけた時、一つの事に気付いて足を止める。
といっても、別に重要な事じゃない。
「私は『アルカラ』」
「良かったら、『君の名前』を教えてくれる?」
これも何かの『縁』かもしれない。
出会いの記念に、『名前』くらいは知っておきたかった。
もし二度と顔を合わせる機会がなかったとしても、
『思い出の一つ』にはなる。
『研究』を終えて、いい気分で帰れる所だったのに、
『どこかのバカ』のせいで台無しにされてしまった。
最後くらいは『後味を良くしておきたい』という気持ちもある。
172
:
赤月『サクソン』
:2021/07/27(火) 23:44:36
>>170
案内されて辿り着いた部屋には仮眠室の様な簡素な設備しかなかった
赤月はふと、学生寮にある『自室』を思い出した
引っ越し当初は寝る事しか出来ないような簡素な灰色の部屋だったが、
最近は友人の勧めもあって少しずつ鮮やかな色彩を取り込むようになっていた
「むう・・・・・」
椅子に座るが、どうにも収まりが悪い
先程、あれだけの啖呵を切った一抹と同じ部屋にいるからだ
そこに学校で会った青年『大盾』が話しかけて来た
「礼には及ばない
私は・・・君との『契約』を忠実に守っただけだ
それよりも、君はまだあの『契約』を覚えているか?」
「約束だ、君の知る限りの他派閥の情報を教えて欲しい
とくに『満月組』・・・・『エクリプス』との直接戦闘に関わった『派閥』の話を聞きたい」
173
:
一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』
:2021/07/28(水) 00:18:43
>>170
「そういえば、最中さんは派閥のリーダーでしたね。
とっと逃げるようでは派閥の長などしないはず…」
「こんな畜生の相手をする北落さんの方が大変ですよ。
しかし、『爪弾き者』と社会と繋がりを持たせる
には存続してもらわないと」
人は社会に居場所が無ければ、『鬼』となってしまう。
そういった人間は藁にも縋る思いで何でもしてしまう。
それさえ防げれば良い。孤独でなければ…
「えっ? あっ、はい! あのヤカラは近距離バワー型
っぽい感じがしたので『覚悟』はしていました」
「黒服さんと真金さんのお知り合いでしょうか?
彼女のスタンドの能力は大雑把に分かっています。
彼女の能力は失明してまで戦うのに向いてない」
真金さんを見ていて気づいたことを質問する。
ほぼ勝ち目など無くなった彼女は戦い続けた。
何が彼女を闘争に駆り立てるのか?
「真金さんの『ロケットパンチ』は『前』にしか進め
ないはずです。そして、燃費が悪いはず」
「止まったら『ロケットパンチ』は落ちるしかない。
急な進路変更点はスピードの高さで無理。
だからこそ彼女は『照明設備』の場所に逃げた」
「降りてきたのは腕を戻し、『ロケットパンチ』を戻す
手間と『直進』の欠点を察知されないため。
あっ、すいません。勢いで適当な推理しました…」
やはり、一抹は脳筋だった。適当を言っただけである。
実は『ロケットパンチ』の仕組みは全然分からない。
>>169
「そこが赤月さんの限界。『自分』の事しか考えてない
『もしも』、武器の射出速度と上空からの落下速度が
合わさって眼ごと脳を貫いていたら?」
「『もしも』、『自分のプライド』を優先して真金さん
との『決着宣言』が遅れて彼女が出血死したら?」
「『もしも』、私とアルカラさんが居なくてヤカラと
観客に襲われていたら?」
ほんの少しだけ怒気を込めて赤月に『もしも』を話す。
今回は『運良く』夢見ヶ崎先輩がヤカラを牽制した。
しかし、運が悪かったら逆になっていた。
「私なら眼以外を狙った。間違ったら殺してしまうから。
人のスタンドを『否定』する前に自分のやらかした
事を反省してください」
「私の『鎮静』より『暗器』がずっと危ない。
『復讐』の過程で観客たちが死にかけた。分かりますね?」
何故か、途中から泣きながら話し始めた。
人に直球の暴言を吐くのがつらいからだ。
174
:
赤月『サクソン』
:2021/07/28(水) 09:50:20
>>173
「うっ、それは・・・・」
確かに少年の語る事はもっともだ
真金の身の安全を考えるのであれば、誰かが『ドクターストップ』をかけなければならないし、
あの状況下で一抹がいなければ『観客たち』が騒動に参加してきた可能性もある
「それは・・・・・そうだけど・・・・」
赤月自身、一抹が睨みを利かせて観客を制した事には多少の感謝の念はある
そうでなければ、彼らの手によって『酷いこと』をされていたであろう事が明らかだからだ
だが、それを認めるには赤月の余計なプライドが邪魔をして・・・・
「・・・・・・・。」
結果として、無言でむくっとした顔を見せるだけとなった
「・・・・あ」
ところが、怒っているはずの彼の顔を見ると途中から涙が流れ始めていた
年下の子が泣くのに慣れていない赤月はあわあわとしながら、一抹に近づく
「な、泣かないでくれ・・・・その・・・・私も言い過ぎた・・・・・かもしれないから
強情になりすぎて大人げない事を言ったことは謝る・・・・だから・・・・」
少年の涙をハンカチで拭いながら、慌てたように言う
175
:
『ロケットギャルと最弱の盾』
:2021/07/28(水) 19:28:55
>>171
「おれは、刈安……刈安、春夢です。アルカラさん」
少年――春夢は、君がアルカラと名乗った様に、自らの名前を名乗った。
そして、道着の内側に札束をしまい込んだ――どうやら、これを着て来たようである。
「教えていただいて、ありがとうございました……試合もなくなったみたいだし、何だか、騒がしいし……おれ、今日は帰ることにします」
君達は、ざわざわと『帰り道』の客の気配を察した筈だ。直に、人ゴミ……人混みが訪れるのは間違いない。
「じゃあ、アルカラさん、さようなら!」
そう行って、彼は出口に向かって走り始めた。
君が、残って何かをするか、帰路に付くかは――自由だ。
(帰る場合、ロール終了になります)
>>172
>>173
「『満月組』……例の、『噂』ですか?」
泣き始める少年に戸惑いの眼を向けながら、大盾は困った顔を赤月ナカレ――君に向ける。
「エクリプスの最盛期を僕は知りませんが、ものすごく暴れていたみたいですし……むしろ『戦ったことがない』派閥の方が、少ないのでは? 当時、『派閥』というシステムがあったかどうかさえ、僕は知りませんし……」
申し訳無さそうな大盾――彼は、それでも言葉を止める事はなかった。
「『満月組』の由来になった、『空の月を落とそうとしたスタンド使いとの戦い』なんて大事件、本当にあったんなら、それこそ『動ける全戦闘員』が導入された考えるべきでは、ないでしょうか……ただ」
大盾は、何かを思い出したようだ。
「『最悪のアダージョ』」
そして、『その名』を呟いた。
「そう、呼ばれていたスタンド使いがいた見たいです。知り合いが、この前の『タダヒト派』の試合を見に行った話の『又聞き』なんですけどね」
「『エクリプス』かどうかは判りませんけど、『最悪の』なんていうんですから『アリーナの敵』だったんでしょう。その人を殺したって言うのが『タダヒト派』のリーダーの『タダヒト』さん、戦った事があるっていうのが、その試合に出ていた『明智』さんですね、どっちも、『本名』は判りません……」
アリーナに『本名』で『出ない』選手も少なくはない。
ケツモチの派閥は把握しているだろうが、部外者の弱小派閥には、知るすべもないことであった。
「『タダヒト』さんは、『最悪』の敵を倒す程ですから、確実に『伝説の戦い』に参戦していたでしょうし、『最悪』相手に生き残れるぐらいの『明智』さんだって、アリーナの関係者なら遊ばせてる余裕はないはずですから、『エクリプスと戦った』はずですよ。多分、ですけど……だから、あえて、『戦った第一候補』を決めるなら、やっぱりタダヒト派じゃないでしょうか」
そして、ちらりと真金を見る――彼女は寝息を立てている。命には、明瞭なまでに別状がない。大盾は、安堵を見せていた。
176
:
一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』
:2021/07/28(水) 20:18:14
>>175
「たぶん、会いましたよ。『タダヒト』さんって人に。
秘書っぽい緒方さんが頭の良さそうな人をそう呼んで
ました」
「ちなみに緒方さんの連絡先は知ってますが直球で聞い
たら黙秘されますね、きっと」
「ランクを上げて会うか、試合に出てアピールするしか
ありません」
>>174
鼻水が垂れてきたので自分のポケットティッシュを使う。
久々に感情を発露したが泣き止む。
「以前、ここに来て男性恐怖症になった七篠先輩という
方が居ます。『鎮静』で宥めているものの、未だに
ヘタレですが…私にとって大事なストッパーです。
「赤月先輩も同じく友達、或いは良い人と出会えたはず
私も『復讐者』ですが形振り構わずに探し回っても
周囲を傷つけるだけです」
「貴女が傷ついた分だけ周囲は心配します。
星見町は赤月先輩の敵じゃない。味方ですよ」
目元の涙を拭って力強く赤月先輩を見つめる。
『憎悪』の欠片もない瞳で。
「ただ飢えたライオンのようにみっともなく『プライド』 が高いのではなく、アスリートのように気高く飢える
方が赤月先輩は向いてます」
「『復讐』も同じです。誰彼構わずに牙を向けては無駄。
未来に進むべく『本当に自分の為に』する努力こそ
『復讐』なんです。区切りをつけるために」
「脇目も振らずに走るだとか、我武者羅に走るだけじゃ
無駄なことを私は戦友たちのお陰で理解しました」
「赤月先輩にも居ますよね、支えてくれる人が。
それが分かれば赤月先輩は大丈夫」
177
:
アルカラ『ドクター・ブラインド』
:2021/07/28(水) 22:04:05
>>175
「『春夢』君ね。『夢』――――ふふ、『素敵な名前』よ」
『夢』という文字が入っている事が気に入った。
『好きな言葉』だ。
『自分の名前』にも同じものが入っている。
「さようなら。最後に君と話せて良かったわ」
春夢に別れを告げ、去っていく背中に軽く手を振る。
やるべき事は終わった。
『試合後の一幕』は、あくまでも『オマケ』。
ここに来た本来の目的は『戦い方の再構築』だ。
問題点の洗い出しと、その対策について思考する事。
『自分ならどうするか』を考える事は、
『新たな可能性』を見出す事に繋がる。
得られた教訓は『次回』の参考にしておこう。
ザッ ザッ ザッ
『出口』を通り抜け、会場の外に出る。
キョロ キョロ
人目を避けるように、注意深く周囲を見渡す。
スッ
そして、慎重な足取りで『路地』の奥に姿を消した――――。
178
:
夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』
:2021/07/28(水) 22:13:44
>>177
「――――――ふゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜ッ」
サ ッ
『黒髪のウィッグ』を取り上げ――――。
バ サ ッ
『白衣』を脱ぎ去り――――。
ス チ ャ ッ
『黒いサングラス』を『青いサングラス』に付け替える。
「――――――ジャジャジャン!!」
バァァァァ――――――ンッ!!
『変装』を止めた今、そこにいるのは『アルカラ』ではない。
『アリス風ファッション』に身を包んだ『金髪の少女』。
その名は『夢見ヶ崎明日美』だ。
「なァ〜〜〜んかミョーにつかれたなァ〜〜〜。
『しあい』みにいっただけなのにィ〜〜〜」
実は――赤月や一抹の前で発言した『諸々』は、
全て『映画の台詞』だった。
きっかけは『昨日見た映画』にある。
知勇兼備のヒロインが裏社会でのし上がり、
『女王』と呼ばれるようになるまでを描く、
骨太のスタイリッシュクライムアクション。
(※原題『Black Butterfly』邦題『カクテルドレスとマシンガン』
1996年イギリス作品)
物語の中に『あの場面と同じようなシーン』があったから、
『主人公が喋っていたのと同じ内容』を、
『同じように喋った』だけなのだ。
自分としては、なかなかの『名演技』だったと思う。
どう??にてた??カッコよかった??
さすが、ことしの『しゅえんじょゆうしょう』こうほに、
ノミネートされるだけのコトはあるな!!
「ふわぁぁぁ〜〜〜………………」
グィィィィ――――――ッ
両手を上げて背筋を伸ばしつつ、
口を大きく開けて盛大にアクビをする。
イロイロつかれたから、かえってねるぞ!!
みんな、おやすみ〜〜〜。
179
:
赤月『サクソン』
:2021/07/28(水) 22:14:57
>>176
(一抹)
「・・・・・泣き止んだな
まったく・・・お前を見ていると何をしでかすかわからなくて冷や冷やする」
ハンカチを再び畳んで仕舞う
「随分と知ったような口を叩くじゃあないか
フン・・・・・そんな事はお前に言われるまでもなくわかっている」
この町に来たばかりの頃とは違い、
今の赤月には『友』もいれば、心配してくれる『大人』もいる
それは十分すぎる程理解している事実ではある・・・・理解は、しているのだ
>「『復讐』も同じです。誰彼構わずに牙を向けては無駄。
「あ、馬鹿!」
『復讐』について言及されそうになった時、大慌てで一抹の口を抑えつける
目の前には『大盾』がいるのだ・・・『アリーナ』関係者の前でその話はマズイ
例え派閥が違うにせよ、用心は行わなければならない
>>175
「『最悪のアダージョ』・・・・それに『タダヒト』か」
『タダヒト』という名前は以前、夕立から聞いた事があった
弁護士を務め、この町の治安維持の一端を担う『タダヒト派』の長
(それにしても・・・・
兄さんの仇であるスタンド使いは『A級ファイター』という話だった
それに比べて先程の男は『C級ファイター』)
先程の『ヤカラ風の男』と対峙した時、赤月の心には確かに恐怖の感情が差し込んできた
消耗して不利な状況だったから、だけではない
あの男の眼からは『暴力』を当然とするような強い『悪意』を感じたからだ・・・・
テ イ ヘ ン
(『最中派のC級』でもあれ程の脅威なのだ・・・・
トップ オブ トップ
果たして『タダヒト派のA級』ともなればどれ程の『強さ』と『悪意』を兼ね備えているのか・・・・)
(『アリーナ』・・・・改めて考えてみても恐ろしい相手だ)
「ありがとう
ちょっとした事情があって、『エクリプス』との戦いで活躍した『英雄』に会いたかったんだ
これで『契約』は成立だ」
「ところで、これは私の事情とは全然関係のない、ただの興味なのだけど・・・・」
ベッドに横たわる真金をちらりと見て、その後大盾の眼を見つめる
「前回の戦いに負けた後、真金は本当に何もされなかったのか?
私は・・・・戦いの最中、真金の眼に強い意思を感じた・・・・」
「誰かを殺したいほど憎いと思えるような『昏い熱』だ・・・・
まるで・・・・まるで誰かに『復讐心』を抱くような・・・・」
「前回の戦い・・・・本当は『何か』があったのではないか・・・・?」
180
:
『ロケットギャルと最弱の盾』
:2021/07/28(水) 22:51:16
>>178
夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブライン』ド――帰還
良き夢を!
刈安春夢『カラテ・チャンプ』――『運命超越』&『50万』get!
――死の運命を越えた彼の明日は、如何に。
>>176
「タダヒト派へのコネは、最中派にはありませんからね……」
一抹貞世の言葉に、大盾は己の言葉を続ける。
「『無関心』なのか『嫌悪』なのかも解らない程に『没交渉』です。派閥同士の『会議』とかあれば挨拶や会釈ぐらいはするでしょうけど、それ以上は多分ないでしょう……最中さんの性格的にも」
>>179
「……赤月さん」
そして、大盾は君――赤月ナカレに笑みを向け、それから、安らかに眠る真金へと優しい眼差しを向ける。
「『何もなかった』と、真金ちゃんが言うんです。僕は、信じますよ。信じられなくても、信じてるフリはします。真金ちゃんが言いたくない『何か』を僕は知りたくありませんから」
大盾は、そう言って口を閉ざす。
有無を言わせぬ断絶が、そこにはあった。『納得』『諦観』『強さ』『逃避』
一言でその思いを定義する事は不可能であり、君が何を感じ取るかも、君の自由だ。
いずれにしろ、何を思うにしろ、変わらない事が、一つ。それを語るは、野暮だ。
「――待たせたかな」
そして、北落が姿を見せた――白黒に包まれた女は君達、赤月と一抹に視線を向ける。
「用意が出来た、送る――なにか、『忘れ物』はないかな?」
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板