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【ミ】『ワックワーク・フィールドワーク』【場】

886ダイアナ『オンリー・ガール』:2021/12/03(金) 13:58:54
>>885

『クリスマス』の夜に、奇しくも邂逅した『二人のサンタ』。
先手を打ったのは『エド・サンタ』だった。
自分こそが『本物のサンタクロース』であると宣言するッ!!

「さ、『さんたくろおす』ってねぇ…………!」

       ジリッ…………

「『サンタの格好』はしてるみたいだけど…………」

               ――――ススッ

「ホントは『ドロボウ』なんじゃないのォォォ〜〜!?」

ダイアナは訝しげな表情で後ずさった。
それに合わせるようにして、『サンタ・ガール』が前進し、
本体であるダイアナの前に出る。
『半信半疑』といった所だろうか。
『サンタの格好をした誰か』が現れて『サンタ』を名乗る。
それだけで納得するほど、
『サンタの存在』を心から信じている訳ではなかった。
ひねくれた部分のある彼女には、
子供らしい『素直さ』が少々欠けている。
ここまでの『行脚』は概ね順調だったが、
今度の相手は一筋縄ではいかなそうだ。

「フフン!騙されないわよ!
 『クリスマス』が流行ってるから、
 そういう格好してれば目立たないもの!
 うちにある『金目のもの』を盗みにきたんでしょ!」

「――――『スタンド』を使って!!」

また、別の問題もあった。
『スタンド使い』が『スタンド会話』から連想するのは、
もちろん『スタンド』だ。
いくら幼いとはいえ、
『普通の声』と『スタンドの声』の区別はつく。
未知の『スタンド使い』あるいは『スタンド』が、
いきなり自室に侵入してきたと受け取るのは、
そう不自然な解釈ではないだろう。
そして、子供でも『スタンド』を警戒する気持ちくらいはある。
同じ『スタンド使い』でも『ナイ』とは違う。
『サンタクロースのインパクト』だけでは、
その点をカバーしきるのは難しいようだ。

「でもまぁ……どうしても欲しいんだったらあげてもいいけど。
 きっとお金が足りなくて困ってるんでしょうから。
 フフン!わたしからの『プレゼント』よ!」

           スッ

「『ダディ』に持ってきてもらうわ」

ダイアナは、ポケットから『スマホ』を取り出し、操作しようとする。
『思い込みの激しさ』が最大限に発揮された形だ。
在宅なのかどうかは不明だが、
このままでは『家族』に『連絡』されてしまいかねない…………!!


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