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【ミ】『ワックワーク・フィールドワーク』【場】

858『サンタの躍進、一抹の不安』:2021/11/29(月) 20:11:14
>>857
「ありがとう………ございます」

『鳴』は横に伏せたまま、頭を少しだけ下げる。

     「とりあえず、ママの分だけでも―――」

自分の命より『母親の命』を優先する『鳴』。

『姉』を喪った事がよほど辛く、これ以上誰かを喪うくらいなら、
いっそ自分が………というところか。『献身』といえば聞こえはいいが、
『五歳の少女』がそんな思いを持つ事が果たして健全かどうか―――

 『遺伝性疾患のある心臓をどうにかする』………

『治療』を出来る『スタンド』は貴重だし、
『遺伝性』や『先天性』ならば単純な『修復』では対応できない可能性もあるだろう。

『心臓を造る』のは命を造るにも似た行為であり、場合によっては命の冒涜にも繋がる。
通常の『精神パワー』の持ち主では難しいのではないだろうか。
それこそ『吸血鬼の息子』のような常人離れした精神でないと無理かもしれない。

『心臓がなくても生きていける』、これは一時的にならいけるかもしれないが、
能力には『射程距離』と『持続力』がある。そのスタンド使いが常時、
付きまとうわけにもいかないので、これも難しいだろう。

いずれにせよ、『簡単に見つかるはずはない存在』である事は容易に想像がつく。
そもそも『夏の魔物』が退治できず、本体が完全にかき氷のままの場合、
『エド・サンズ』自身もいつまで存在できるかどうか―――

そんな危機的状態だが、それでも『エド・サンズ』は彼女を助けようと心に決めた。
『エド・サンズ』には『サンタ』がわからぬ。
けれども『正義』に対しては人一倍に敏感であったのだ。

  ………

とはいえ、『エド・サンズ』には使命がある。
『鳴』には申し訳ないが、今はこの場を去るしかないだろう―――

                       ………

                         ……

                           …



心残りを抱えたまま、『エド・サンズ』は次の子供の元へ行く。
次の子供もなかなか癖がありそうだ―――

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『名前』:無い(ユキシラ ナイ)
『年齢』:おそらく7〜10歳程度
『性別』:女性
『略歴』:
どこか外国から連れてこられた少女。
はじめは戸籍も名前も何も無い状態だったが、最近は色々と得て行っている。
『住居状況』:雪白権六郎(故)の家に住み着いている。平屋の日本家屋。狭いが庭がある。
『希望するプレゼント』:子供靴
『サンタを信じているか?』:最近知ったので存在を疑う段階ではない。
『その他備考』:
お菓子やジュースを用意して歓迎の準備をして待っている。
待っている間に寝落ちする可能性もある。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


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