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【ミ】『ワックワーク・フィールドワーク』【場】

601小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』@自宅:2021/10/22(金) 10:21:17
>>596(常原)

  「――……常原さん」

こうして駆けつけてくれただけでも十分だった。
しかし、それでは彼自身が納得しないのだろう。
無理に『冬らしい格好』をしてもらう必要はないが、
『夏らしい格好』をしているというのは、
確かにいささか良くないかもしれない。

  「少々お待ちを……」

そう言い置いて寝室に入り、ワードローブを開く。
冬物の衣類がしまってある場所だ。
その中から、いくつかの品を手にして戻ってきた。

  「……『これ』を着ていただけますか?」

最初に差し出したのは、
『くたびれたニット帽』と『青いコート』だ。
これは自分のものではなく、『彼』のものでもなかった。
『いつかのクリスマス』に、
『イルラ』というスタンド使いに出会った事がある。
寝室から持ってきたのは、
逃亡中の身であった彼女が着用していた品だ。
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049904/207)
『香港マフィア』からイルラを逃がすために、
自分は彼女と『衣服を取り替えた』。
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049904/278)
返却するタイミングがなかったため、
そのまま家に置いてあったのだ。
それらを常原に渡す。

「知人が『クリスマスの時期』に着ていたものです。
 きっと『冬』としての効果はあるでしょう」

クリスマスらしくはないが、紛れもない『冬服』だ。
少なくとも『夏服』のままでいるよりは、
いくらか効果があるのではないだろうか。
サイズの問題はあるものの、
コートなら袖を通さず羽織ってもいいし、
帽子が合わないという事は少ないはず。

  「よろしければ『こちら』も……」

続いて、『黒いストール』を同じく手渡す。
他の二つと違い、これは『私物』だ。
『以前のクリスマス』の時に、身に着けていたもの。
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049904/192)
これもサイズは関係ない。
肩に掛けるなり首に巻くなり、どのようにでも使えるだろう。


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