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【ミ】『ワックワーク・フィールドワーク』【場】

227『サマー・フォーエヴァー!』:2021/08/28(土) 00:00:26
>>221(一抹)

鎮静を逃れた『氷山』は再び『夏』に囚われてしまったようだ。
『二連戦』はキツいと判断した『一抹』は、とりあえず『日記』に集中する事とした。

………と、ここで『TV裏』から不意に現れたのは、『影』だ。
『黒い影』は、よほど嬉しい事でもあるのか、『氷山』に近づき、『ノート』に色鉛筆を走らせる。

『攻撃』などしてもおそらく無駄だろうし、『鎮静』も効果がないのではないかという直観がある。
『黒い影』はあくまで『観測者』に過ぎないのだ―――

『黒い影』が書いているものがチラリと見えた。
『8月31日』と書かれた日付。
言うまでもなく、それは『8月の終わり』の日付だ。

そして―――

急に『氷山』が満足げな表情を浮かべ、
見る見るうちに小さくなったかと思うと、
その場にはただ、『かき氷』がひとつ、残された。

『一抹』はその光景に息を呑み、思わず、手持ちの『絵日記』を落としてしまう。

落下し、偶然にも開いたそのページには、

『【夏の魔物】が観察対象にするのは常にひとり』

『【夏の魔物】は完全に対象を【夏の風物詩】に変えた後、【その夏】の活動を終える』

『そうなれば次の夏まで【夏の魔物】は姿を消す』

『姿を消してしまえば、【夏の風物詩】化は確定してしまう』

『ただ、例外もある。誰かが【夏の風物詩】になった瞬間』

『その場に他に【夏を満喫しているもの】がいれば』

『【夏の魔物】はひと夏にもう一人だけ憑依する事もあるようだ』


                             と、書かれていた―――


『決断』をするのは『一抹』だ。

                   『運命』はけして、『強制』はしない。

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453051014/736n


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