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【ミ】『ワックワーク・フィールドワーク』【場】

220『サマー・フォーエヴァー!』:2021/08/27(金) 22:26:14
>>216-218(氷山&一抹)

『氷山』は『一抹』の眼を見て、真摯に訴える。
『信じてください』と訴えるその姿に、『一抹』は心動かされる。
こんな恐怖を前に浮かれるような人ではないはず。
そう信じて、『インダルジェンス』の手をそっと離す。


  『鎮静』は今、解除され――――






       『いヤッッッホい―――――――ッイイ!』

    夏
              夏            夏

        夏

                  夏

                                夏


        『 S   U   M   M   E   R ! ! !』


         『夏ってばサイコォ―――――――――ッ!!!』

よしッ! 『氷山』は言葉巧みに『一抹』を誑かし、
ついに『鎮静』の手をどける事に成功するッ!

今まで抑えられていた『夏への過度の興奮』が一気に噴出していく。
『日記』とかそういうのはどうでもいいし、いますぐスイカを丸かじりしたり、
『扇風機』の前であああああああとか言ったり、
アイスを頬張ったり虫取りしたりラジオ体操したりしたい!
『おばあちゃんの家』の中で、『氷山』の『夏への欲求』は爆発した。

 ………

『夏の風物詩』満載の『おばあちゃんの家』に遊びに行く。
『夏の醍醐味』が詰まった行為のひとつであり、
『氷山』はここに訪れてからずっとその空気をずっと浴びていた。
それを『鎮静』された『氷山』は穏やかに『満喫』していたのだ。
その『興奮』は『鎮静』されていたからこそ、気づけなかった―――
せめてこんな場所に居なければ、
『氷山』の精神力でもう少し耐えられたのかもしれないが………

『悪感情』は、『痛み』のようなものだ。それは『防御反応』のひとつであり、
それが抑えられている事で『真の危険』に気づけない事もある。
もし、『鎮静』されていなければ、『氷山』はこの『民家』に入った時点で、
過度な興奮状態に陥っただろう。そうなれば他の二人がすぐに止めたはずだ。

 『氷山』が、この『民家』に『鎮静』されながら入る………

            ・ ・ ・ ・
   この『最悪』が始まった時点で、全ての『運命』は決まっていたと言っていいだろう。

>>218(一抹)

『一抹』は、ふと、自分が『致命的』なミスを犯した事に気づいた。
それは今、『鎮静』の手を外した事だけではない。

『一抹』は氷山にかけられているのが『夏を満喫させて異形に変えるのが能力』と気づいていた。
それなのになぜ、『氷川』の話ですでに『夏の風物詩』が満載の、
『きっかけ』となるほど夏の匂いが濃厚な『民家』に『氷山』を連れてきてしまったのだろう。
重傷の『氷山』を『七篠』と二人で『寮』でケアし、『民家』の探索は『鉄』や『芦野』に任せる。
本当に『氷山』のためを思えば、そういった『選択肢』もあっただろう。

いわゆる『大岡裁き』の中に、『子争い』という有名なエピソードがある。
とある子供の『母親』だと主張する二人が奉行である大岡越前の前で
『子』を引っ張り合い、勝った方が『母親』だと認定する―――という話だ。

『氷山』への容赦ない『刃』と『毒』、重傷の『氷山』をつれ回し、
腕が使えないことへの配慮はなく、無遠慮に怪我した『氷山』を抱きかかえる………

『一抹』の中で『影から氷山を奪い返す』という目標だけがあまりにも先走りすぎてしまった結果、
『氷山』自身に対する『配慮』が足りず、『最後まで腕を引っ張る母親』になっていたのかもしれない。


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