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【場】『 私立清月学園 ―城址学区― 』 その2

60遊部『フラジール・デイズ』:2021/05/10(月) 14:36:38
>>59(レス遅れ失礼しました)

『レミ』 出番だ。

 『交渉』に失敗、その背景と過去を大体推察すると『私』は自分自身の
深層意識の中で未だ縛り付けてる、こう言う時の適任の者の拘束を緩める。

『統合』だのと何だのと、『私』や他の者を封じていた中で。こいつに関しては
色々と因縁がある。少し下がり、その無様な様子を愉しむ事にしよう。

(…… ふざけ ないで……  の 好き勝手に……っ )

『別にいいんだぞ、私は。だが、互いに今は協力するべきじゃないかな?
――あの子を本当に消滅するようにしてもこちらは構わないんだ』

 (…………っ)



バタッ

 「お ……ねがい しますっ。どうか……どうか助けてくださいっ」

ピンク髪の眼鏡の女性……先程まで君のハスカー・ドゥを突き付けられても
眉一つ動かさない様子だったが。貴方の言葉が心に効いたのだろうか?

まるで『別人』のように、打って変わって表情を青白くしつつ冷や汗も流し
唇を震わせながら土下座をして頭を下げ始めた。その様はかなり『切羽詰まり』
真剣な様子である事は伺える。

「どうか……どうか力を貸してください……っ」

……本当に、先程までの態度とは真逆だ。だが、不思議と演技ではない
本心であろうとも感じられる必死さが見える。


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