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【ミ】『アラバマに星落ちて』

1『朝山』:2020/07/24(金) 22:31:27
―――あなたの心の傷を星に変えなさい。
        『ロバート・H・シュルラー』

―――――――――――――――――――――――――――――

★ここは『朝山』がGMのミッションを行うスレです。

692御影憂『ナハトワハト』:2022/02/10(木) 07:16:55
>>689

多種多様な花が咲き乱れる車両。
それを見て思ったのは、美しさでも異様さでもなく、
『利用価値』だった。
びっしり生えているという事は、
『光が遮られる』という事でもある。

(――――――………………)

『花の陰』で『ナハトワハト』の能力を発動。
『闇』と『同化』できるかどうか試す。
自分は一番後ろを歩いているので、
他の誰かが振り返らない限りバレる事もない。
確認したら『同化』を解除。
三人の後に続く。

  「『全方向型プラネタリウム』………………」

                ボソッ

           「………………って感じ」

ぼんやりと、星見町の『天文台』を思い出す。
大学の課題のために、
そこの『プラネタリウム』に行った事がある。
その日は『カップル割引デー』だったせいで、
ほんの少しだけ居心地が悪かった。

「………………結構『好き』かも………………」

どんなに奇妙な場所だろうと、今さら驚く事もない。
だが、ここは『使える』。
要するに『外と同じ』なのだから。

「ほら………………」

         シ ャ キ ィ ッ

「『キモ可愛いマスコット』もいるみたいだし………………」

『怪物』を見上げながら、『サーベル』を鞘から引き抜く。

            フ ッ

全員の後ろで、『闇の衣』を発動する。
周囲の『闇』と『同化』し、全速で『怪物』に接近。
正面からではなく、側面に回り込むような形でだ。
こちらの存在を知覚する術はないだろうが、
『サクソン』のような『例外』も存在する。
一応、用心はしておく。

693『なぞなぞエクスプレス!』:2022/02/13(日) 15:58:02
>>691(回答)
 その認識で間違いない

694円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2022/02/13(日) 19:40:31
>>689
>>690

「うわーっ、なんかすごーい!
 お花の車両も、ガラスの車両もー、
 撮ってアップしたら絶対すごいバズるだろーなー!」

         サッ

「今は急がなきゃだから、しないけどネ!」

手でスマホを構える真似をする。
車両風景を『背景』にする、『自撮り』の構えだ。

そして――

「あっ見て見て! 双子ーっ! 昔の人みたーい!?」

         「っとー!」

              「なにあれ!? 変な動物ーっ!
               あははーっ、なんかすごーい!」

「次から次に来ちゃいますねー!
 わーやばーいどーしよ! とりあえず、アレ! 片付けちゃおっか!」

輪を二つ目の前に浮かべつつ――『拡大』を開始する。

「『ディオディオ』君?ちゃん?
 何しちゃったのかはよくわかんないけどー、
 そいつ、あたし達にもいらないから、やっつけちゃいまーす!」

              「邪魔はしないでネ」

そして『三つ目』を軽やかに、『怪物』の『頭上』に向けて飛ばす!

695『なぞなぞエクスプレス!』:2022/02/14(月) 23:44:55
>>692-694

『花の車両』にて、御影は『ナハトワハト』の発現を試みる。
問題なく所持してる道具含めて闇への同化は可能だ。そして、それは『宇宙の車両』も
同義。君は、問題なく『アレブリへの怪物』の側面に、気づかれず回り込める。

続いて円谷も、快活に『リトル・スウィング』を拡大、そして三つ目を怪物の
頭上向け飛来させる!

ロニカ「――フンッ」  ブゥン―――ッッ゛!!

        ガッ゛ッ゛ゴォォ゛ンッ゛ッッ゛!!!!

アレブリへ『GuuuuAA゛ッッ゛!』

ロニカ「チッ! 妙な手応え……それでいて硬いっ!」

問答無用で、その体を破壊せしめんと言う神速の一撃をロニカは怪物の顎先へと
繰り出す。トラックが建物に激突するような強い響きが闇の空間に轟き、怪物は
1m程度後退するが……僅かに傷が顎部分に出来たようだが、健在だ!!

シャクロ「んな゛Σ あんな一撃受けても軽傷って、どんな体してんの!?」

アレブリへ『………………』カッ カッ カッ カッ プシューッッ゛!

怪物は、ロニカの攻撃に対して怒りが沸いたのか瞳は真っ赤に光り
体の斑点から蒸気のようなものが吹き出てくる。近くへ移動した御影は能力で
闇と同化してるが、その匂いを嗅ぎ取った。毒物に値する刺激物では無さそうだが
今まで嗅いだ事のない不思議な香りだと感じる。
 真ん中の突起物の触覚より更に横の大きな触角のようなものは先端から徐々に
光り輝き、放電現象が発するような兆しを見せている。

ディオ「ピカピカだわ! ディオッ 鏡はあるかしらっ?」

ディオ「バリバリだね! ディオッ 諦めるべきかもっ!」

双子が持ってた道具は、運悪く怪物の股の下部分に転がったようで
取りに行けず彼等は円谷とシャクロの間のほうで焦りつつ共に手を繋いで
怪物のする事を知ってるのか縮こまっている。

ピカピカ・・・バリバリ・・・言葉が正しければ電撃のような攻撃なのか……?

696御影憂『ナハトワハト』:2022/02/15(火) 12:59:59
>>695

(ふぅん………………)

ロニカのパワーでも傷付かないという事は、
物理的な攻撃で倒すのは不可能なのだろう。
どこかに弱点がある可能性もなくはないが、
それを探すのも面倒だし、存在するかどうかも分からない。
こういう相手は、
敵の力を利用して倒すのが手っ取り早いものだ。

  (『光』が来るなら………………)

          ス ゥ ゥ ゥ ゥ

       (『こいつ』で………………)

               タ ン ッ

                 (『防ぐ』………………)

そのまま『怪物』の背後に回り、垂直に跳躍して『浮遊』。
『ナハトワハト』のスピードなら、
床から『2m』の位置で滞空可能だ。
ちょうど『怪物』の胴体部に隠れる事ができる。
何が来るか知らないが、
おそらく『天敵』である『光』が発生する事は間違いない。
『怪物』の陰に隠れて『遮光』を行う。

(『鏡』ならある………………)

(けど………………)

(一回『見とこう』………………)

同時に、どんな攻撃をしてくるのか観察する。
取ろうと思えば『双子の道具』は取れるが取らない。
『双子』を逃がさないためだ。

697円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2022/02/16(水) 03:02:01
>>695
>>696

「うそーっ、王様に叩かれてもあんまり効いてなーい!?」

セララは自分の強さに自信があるが、
『ロニカの強さ』も分かっている。
『リトル・スウィング』の炸裂を単純に当てても無駄だ。

「それじゃあそれじゃあ、こーいうのはどうですかー?」

『三輪同時操作』であれば、
その精度は並程度を保てる。
セララ自身は両袖を耳に当て、
双子にならって屈みつつ――

「あたしの『リトル・スウィング』は、
 速くて強いけどー、
 それだけじゃなくって、とっても便利なんでーす」

目の前の輪のうち一つを『光る触角の前』へと飛ばし、
頭上に飛ばした輪を敵の『股下』へと飛ばす。

「あはーっ、つまりつまり、攻撃だけじゃあないってコト!」

御影は何らかの思惑で道具を取らないようだが、
セララはそのことを伝えられていない。

股下の輪で道具の回収を狙いつつ――――触角の前で炸裂を行う。
単純なダメージは狙えなくても、攻撃器官に衝撃を与えれば妨害できるかもしれない。

698『なぞなぞエクスプレス!』:2022/02/19(土) 01:13:54
>>696-697

御影は『ナハトワハト』で宇宙の間の闇を利用し、怪物の胴体を利用して
その死角となる場所へ移動。円谷は光る触角の方と股下に『リトル・スウィング』を
移動させて双子の道具回収と触角から放たれるであろう攻撃を妨害しようと試みる。

 ――バチ バチバチ バチバチッ  ――カッッ!!

         『アレブリへ―!』

眩い光が宇宙の間全体を白く染める。円谷は目が眩み、触れた体全体を電気が
一挙に走るような感覚を受ける。とは言え、痛みを感じたりはしないし
肉体にダメージは走らない。然し、閃光が消えた後に体を動かそうとすると
筋肉全体に先ほどの閃光と電撃の影響の名残があるらしく、体を思う様に
動かすのが難しいと感じた。感覚的に、多少の間(3レス)は走ったりなど
急激な動きは思う様に出来なさそうだ。

代わりに御影は、その光と電撃の影響を見事に脱した。怪物の放射は
プラネタリウム染みた車両空間全体に放散したが、唯一この中で誰かの体を
遮蔽物にするとか以外の方法だと怪物の体自体を壁にするのが光の拘束による
攻撃を回避する方法だろう。君は自由に動く事が出来る。

ロニカ、シャクロ、ディオ達は全員呻きつつ痺れて硬直してる。
 その間にもアレブリヘ! と鳴きつつ、その怪物はノシ ノシと前進している。
直ぐ(次レス)にでも、彼等をその大きな口で捕食出来る距離まで近づくだろう……。

699『なぞなぞエクスプレス!』:2022/02/19(土) 01:19:12
円谷の『リトル・スウィング』は、触角に対し飛来したものは
閃光と電撃の衝撃の余波を受けたらしく砕け散り。
 双子の道具類は、少し移動は出来たが2m弱ほど円谷と距離がある場所に
転がっている。

700御影憂『ナハトワハト』:2022/02/19(土) 17:19:42
>>698

(………………なるほど)

大体は分かった。
あれは広範囲に作用する。
点や線の攻撃ではなく面の攻撃だ。

(セララには………………
 『リトル・スウィング』がある………………)

スタンドを動かすのは『精神力』。
本体が動けずとも、スタンドの操作に支障はないはずだ。
とはいえ、本体が動けないというのは足枷になる。

  (『観察』は終わった………………)

         スタッ

           (………………『行動開始』)

               ド ヒ ュ ッ

『浮遊』を中断し、床の上に着地する。
敵の背後に回ったまま、高速で後退。
『怪物』から十分な距離を取った位置で立ち止まる。

     ズズズズズ

   そして、『全身』を『実体化』。

                 ――――――コツンッ

片手に持った『鞘』で床を叩き、『音』を鳴らす。
セララ達に襲い掛かる前に『怪物』に反応させ、
『こちら側』を向かせる。
この位置なら『セララにも見えない』。
だから、『ナハトワハト』の『能力』を明かさなくて済む。
『怪物』にとっては、どこからともなく不意に現れた相手だ。
当然、警戒するだろう。
これら一連の動きにより、
先程の『放電攻撃』を誘う事にする。

(――――――………………)

怪物の動向を注視しながら、『タイミング』を計る。

701円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2022/02/20(日) 01:46:44
>>698
>>699

「ぎゃーーーーっ! な、なにこれなにこれーっ!
 ウレイさーん、これ、食らったら動けなくなっちゃいまーす!!」

             「でもでも」

      シュルルル

「あたし、自分で動かなくっても、上手くいくんですよネ」

無事な輪を操作し、道具を手元に回収する。
使い方は知らないが、『無意味』ではないだろう。

――――優先的に『霧吹き』を手に取る。

「どうやって使うのか、知らないけどー、
 穴を開ける道具なんだよね!
 じゃあじゃあ逃げるだけじゃなくって、こーゆーのもアリ!?」

それを『魔物の足元』に向けて吹きかけたい。

想定、というより理想とする結果はどちらかだ。
ひとつ。『生物にも穴を開ける事が出来る』――――この可能性は低い。
もうひとつ。『次に魔物が踏み出す足場を穴にし、足を捉え、止める』事が本命だ。

「王様、王様ーっ、『これ』いりますかーっ!?」

『スキーストック』も回収できたなら、それはまだ使わず、場合によればロニカに託したい。

702『なぞなぞエクスプレス!』:2022/02/21(月) 19:18:29
>>700-701

御影は『アレブリへ』の怪物に、セララから見えない死角の位置。
つまり怪物に対しても視界に捉えられない位置なのだろう。
 そこで鞘を車両の透明な床に対し強めに叩きつつ注意を向けようと試みる。

 ――ズン  ズン   ズンッ

……だが、『歩みは止まらない』! 怪物は、君の音に気づいてないのか
もしくは、それよりするべき事があるのか巨体な足で歩幅を縮めて
円谷の居る前に到達した。


円谷は『リトル・スウィング』を扱い、その輪っかで道具を手繰り寄せる事に
成功した。近くで見て、一つは『微細霧ふき器』と言う感じのもので
もう一つは『スキーのストック』らしきもので一本だけだ。
 そして、ディオ達の会話や行動から見て。これはガラス類に吹き付ければ
『穴が開く』と予想した上で、怪物の片足が落ちようとする床目掛け吹き付ける。

 シューッッ!  ガグ  ンッッ!

アレブリへ『―PeeeDoッ!??』  ゴンッ!

的中だ! 円谷が精一杯に早く動かした霧吹きの粒子がガラスの床に撒かれると
以前の立ち止まると先の車両に入れた時の黒い異次元の時のようなのと同じ。
違いと言えば、こちらは白い半球形と言った感じだ。それが怪物の足を
落とし穴を踏んだのと同様でバランスを崩し朝の中に足を挟んで動きを止める。

>王様、王様ーっ、『これ』いりますかーっ!?

ロニカ「ちぃ……ちょっと待て。直ぐに、この忌まわしい枷を解く」

ロニカは、先程の光を受けた為か表面の部分が幾らか石像のように変化してる。
太陽の光と似た性質を有してたのかも知れない。
 
シャクロ「うぅ……ビリビリする。別のパンツ着れば直ぐ復活出来そうだけど……」

ディオ『あっ それ返して 返して!』

ディオ『ねぇ 戻し戻して 僕達に!』

双子は、少しぎこちないながらも転がるようにして円谷の前に出て
『スキーのストック』を返すように強請る。


アレブリへ「―――ッ」  カーッ プシューッッ!

ディオ『わっ! 怒ってる 怒ってるわ ディオ!』

ディオ『あぁ! 追い出す 追い出そう ディオ!』

怪物は、ギロッと『双子』を睨みつけつつ、穴から足を引き抜こうともがきつつ
体全体が更に赤く発光しながら蒸気を斑点から噴き出す。

まだ怪物の体力は健在で、双子達は口々に好き勝手に言いつつ
挑発するように怪物に舌など出したり馬鹿にするジェスチャーを見せている。

シャクロは円谷と同等か、もしくは次には復活出来そう。
ロニカは、光を受けて再起可能には少々時間が掛かる見立てだ。

さて、怪物に対してどう対応をするか……。

703御影憂『ナハトワハト』:2022/02/21(月) 20:13:59
>>701
>>702

(『鈍感』………………)

まぁ、あの頑強さなら、
背後を警戒しないのは分からないでもない。
単に『耳』が悪いだけかもしれないが。
それとも『頭』が悪いのか。

「へぇ………………」

      ボソッ

「『大変そう』………………」

他人事のように呟きながら、
『道具』を手に取るセララを見た。
『捨て置け』とは言ってなかったし、別に構わない。
『双子』に逃げられさえしなければいいのだから。
あれを使って『車外』に放り出せるなら良し。
こちらも無駄な労力を使わないで済むというものだ。

          だが、念には念を入れておく。

  スゥゥゥゥゥゥ――――――………………

再び『非実体化』して急速前進。
正面に位置する『怪物の体』を『透過』して突っ切り、
最短距離で『怪物の側面』に移動する。
続けざまに、その状態から片足を振り抜く。

        フ ッ

  「『こっちを見ろ』………………」

                  ド ヒ ュ ッ

          「………………なーんちゃって」

直後に『全身』を『実体化』。
『闇』と『同化』していない時のスピードは常人レベルだが、
『足を振った直後』に『実体化』する事で、
『高速の投擲』が可能になる。
精密なコントロールで、『怪物の触覚』に命中させてやろう。
当然だが、ダメージなど期待しない。
『双子』が食われないようにするためだ。
『挑発する双子』よりも、
『サンダルをぶつけた方』に意識が向くはずだ。
『次のセララの行動』で何もかも片付くなら、
こちらは『楽』が出来るだろう。

704円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2022/02/22(火) 19:04:13
>>702
>>703

「あれ、ウレイさーんどこ行っちゃったんだろ!?
 ウレイさんってたまにいなくなっちゃうから困っちゃーう!」

視界から消えた御影も気になるが、
今は化け物をどうにかするのが先だ。

「えー、やだやだ!
 返したらキミ達絶対逃げちゃうでしょー!?
 全部終わったら返したげてもいいけど、
 今はまだダメでーす!」


単純な物理攻撃は恐らく『まともに効かない』。

「だからだから、早く全部終わらせちゃいましょーよ!」

スキーストックは自分の身に抱える。
刺した場所に氷の壁を作る道具……
というのは勿論セララは知らないわけだが、
仮に知っていてもその詳細は知っておきたい。

「ねえコレ、どうやって使うの? あいつに刺しちゃえばいいのかなー!?」

この『道具』こそが状況を拓くのだろうから。
セララは都合よくそう考え……スプレーをさらに噴射して穴を拡げる。

705円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2022/02/22(火) 19:07:41
>>704(追記)
回収に用いた輪は自分の近くに浮かべておき、
双子が強硬策に出た場合の防衛手段とする。
また、元々自分の前に浮かべていた輪は、
可能なら敵の頭より高く、天井付近に飛ばしておく。

706『なぞなぞエクスプレス!』:2022/02/24(木) 09:43:31
>>703-705

御影は闇の力を活かし、怪物の触覚に対しサンダルを能力を活かした高速の
状態で振り抜く。

    ――シュゥーーッパチィッ

アレブリへ『pEッ! Pиっ!』 ニョキィ

境界の怪物は、舌打ちするように鳴き声を上げつつ軽く体を揺すったが
御影の方に意識を向けない! そのまま舌を出し……。


・   ・   ・   ・

>えー、やだやだ! 返したらキミ達絶対逃げちゃうでしょー!?
>全部終わったら返したげてもいいけど、今はまだダメでーす!

ディオ『うわー 意地悪っ 意地悪ね! ディオ!』

ディオ『ねぇー 意地悪っ 意地悪だ! ディオ!』

長髪の、女性らしい容貌の方は頬を膨らませつつ相方のショートヘアの
少年らしい方に同意の声を上げ、もう一人も威嚇するように綺麗に
整っている歯を見せつけつつ声を上げる。
 然しながら何か理由があるのか、もしくは単に気まぐれなのか分からないが
円谷に攻撃する様子は今のところない。

>ねえコレ、どうやって使うの?

ディオ『クスクス お馬鹿さんよね 【私にしか使えないもの】 そうよね ディオ』

ディオ『アハアハ うんお馬鹿さん それは【ディオがパパから貰った力】なんだよ』

そう、双子は互いに寄り添いつつ軽やかに笑って返答する。
『霧吹き』でなく『スキーのストック』らしいものは、汽車で彼らが誰かが
奪い取ったものでなく、自分達のものなのか……?

     ――ニョロォンッ  パシッ

シャクロ「セッちゃん!」

! 『境界の怪物』は、その舌を細長く伸ばすと円谷の足首に巻きつけた。
 怪物は、君を捕まえると共に巨大な口を開き、真っ暗な穴が迎える場所を
円谷の視界に見せつつ舌が引っ張られる力が強まるのを感じた。

このままだと、境界の怪物の体の中に吸い込まれるだろう!

707御影憂『ナハトワハト』:2022/02/24(木) 18:00:57
>>706

意地でも『無視』するのは、
こちらを『脅威』と見ていないからか。
それとも、露骨に待ち構えているから来ないのか。
こっちの動きが崩れるのを待っているとも考えられる。
いずれにせよ、『神出鬼没の敵』を放置するというのは、
単純に頑健さによるものだけではない。
やはり、こいつは『血の巡り』が悪かったようだ。

  「『馬鹿』は………………」

        スゥゥゥゥゥゥゥゥ――――――………………

『鞘』を手放し、『全身』を『非実体化』。
両手で『不可視のサーベル』を振り上げながら、
高速の移動で『怪物』に肉薄する。
『馬鹿には見えない剣』だ。

          フ   ッ

               「――――――『死ね』」

    ブ ォ ン ッ

『サーベル』を振り下ろし、
『当たる寸前』で『上半身』を『実体化』。
『振り下ろすだけ』であれば、『剣の技術』は不要だ。
もっとも、『ナハトワハト』の精度なら『狙い』を外す事もない。

『剣自体の重量』を活かして、『舌』を断ち切りに掛かる。
『追放するのが唯一の対抗策だ』というなら、
どうせ効かないんだろうが。
『体表以外は通じる』という可能性もゼロではないので、
一応試す価値はあるだろう。
こいつを追い出す時間稼ぎくらいにはなる。
セララなら自分でどうにかするだろうから、
これは彼女を助けるための行動ではない。
あくまでも『舌を出している隙を突く』というだけの事だ。

同時に――――
セララが着ている『パーカーのポケット』を一瞥する。

708円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2022/02/25(金) 19:32:12
>>706
>>707

「だってキミ達、あたしの友達じゃないですもん!」

            「まあ、でも…………って、わーー!!
             何これ何これ、うそー、ヤバーい!」

抵抗の一環としてストックで魔物の『舌を突き刺す』……が。

「わーっ、こーいう時に役に立たないなら! こんなの、いらなーい!
 それに…………こっちだけあっても、遠くには逃げられないもんネ!」

       「でもでも」

         「『シャクロさん』だっけ!
          もしヒマだったらさー、
          その子たちのこと逃しちゃわないでね!」

もし何も起きないなら、それを手放してしまおう。
その上で可能な限り床に踏ん張りつつ――――

「それで、あーあ、どーしよどーしよ! 大人しく食べられる気はないけど、
 お腹空いてるんだったら何かご馳走したげたらいいのかなーっ!?」

言葉の真偽は知らないが……セララはこれの使い方を知らない。
他の面々もそうだろう。双子とてこの魔物を退治する必要は『ある』。

         「それなら――――」

        ヒュリリリリリリリリ

  ウ゛ィアンド       ソルベ
「『肉料理』の前には『冷たいもの』がご飯の作法だって、教えたげまーす!」

普通に考えて『体内』まで硬い理由はないが、
化け物は普通ではない。硬いかもしれない。
ただ、それは『やらない』理由にはならない。

浮かべていた『リトル・スウィング』を敵の喉奥に飛び込ませ、『炸裂』させる。

709『なぞなぞエクスプレス!』:2022/02/27(日) 11:54:50
>>708(円谷PCに確認)

>抵抗の一環としてストックで魔物の『舌を突き刺す』

この際に『ストックの能力を発動しようと試みている』と円谷は
思考しての行動と考えて良いか? 
または、単純に何も考えず突き刺すだけだろうか?

710円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2022/02/27(日) 12:54:07
>>709(GM)
セララは基本的に自分に都合のいい事が起きると考えているため、
『これは刺せば何か良いことが起きるのかもしれない』程度に考えています。
『刺すことがストックの発動条件で、自分も使えるに違いない』とまでは考えていません。

711『なぞなぞエクスプレス!』:2022/02/27(日) 18:18:59
>>707-708(少し巻き進行でいきます)
>>710(回答感謝)

さて 『アレブリへの怪物』は円谷の足首に舌を巻きつけ。体内の臓器も
見えないような真黒の奥底へと君を引きずり込もうとしている。

その刹那、御影は非実体化を一部解除しサーベルで怪物の長く伸ばした
舌の中間へ振り下ろし(※円谷が視認出来たかどうか等は任意で決めて構わない)
また、円谷のポケットを見た時は、多分オルゴールの膨らみらしきものが
見えた筈だろう。

円谷も、ただで呑み込まれはしないと『スキーストック』を突き刺しつつ
『リトル・スウィング』を怪物の口内へ飛来させる。

この時、円谷はストックの持ち手を握って怪物の太いピンク色のゴム生地のような
ものに突き刺した瞬間に『奇妙な感触』を覚えた。
 ウィンタースポーツを嗜む経験は色々と活発な君ならスキーのストックを
握った事は少なからず過去にある筈。だが、その時の人工的な硬質の感触を
覚えずに、まるで『人体の手首か足首』を握ったような言い知れぬ感覚を
ストックを握ると共に君は覚えた。それ以外では、特に変わった影響は
体に作用してはいない。単なる気の所為の可能性もあるだろう。

僅かにサーベルは怪物の太い舌を喰いこみ、ストックも強めに刺したからか
幾らか深く食い込む。リトル・スウィングの氷輪の炸裂弾も怪物の
口内の奥底へ飛散するのが確認出来た……。

 ――ググッ   グォ――ーーッオォ!

! 怪物は、その舌への反撃に対して微動だにする事なく
円谷をそのまま引き込む! 暗黒の入り口が自身の体を足先から
吸い込んでいくのが、ゆっくりと君(円谷)には確認出来て……。

 『パパの贈り物! ディオの宝物!』 パッッ! 『あぁ! ディオ!!』

そして、円谷の視界の横から焦燥にかられた様子で一人の童女。
 『ディオ』と名乗る片割れの長髪の女の子らしい存在がストックを
取り返そうと其の棒にしがみつき、共に奈落のような深い怪物の口の奥へと
自分と共に消えていくのを景色が暗転していく中で確認出来た。

 ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・

シャクロ「あぁ、そんな……セッちゃんが、呑み込まれちゃった!」

ロニカ「……ちぃっ……っ!!」

アレブリへ『――πИииДッッ!』  プシューッ!!   ノシ  ノシ

怪物は、円谷と一人の『ディオ』を一緒に呑み込んでしまった!

シャクロは何も出来なかった事に崩れ落ち、ようやく体の表面の石化が
崩れて動けるようになったらしい闇の一族のロニカも自身の不甲斐なさに
憤っているのか、今まで見たよりも遥かな殺気を放散させ蒸気を発して
眼中にないと言った感じで瞳を動かしている怪物を睨む。

――御影は、『ナハトワハト』の力もあってか闇と同化の力もあって
怪物に引き摺り込まれる事は防げた。代わりに、円谷を助ける事は
窮地を脱する為にも叶わなかったが……。

悲観的な空気が感じられる中、一人だけ短髪の男子らしい容姿の『ディオ』は
落ち着いた様子で呟いた。

『ディオは生きてるよ。……わかるんだ ディオの事は
吞み込まれちゃったけど、ディオの魂は消えちゃいないよ』

そう神妙な雰囲気で少年? は呟く。確信を抱いてるらしい声は嘘や
出鱈目を発してるようには思えない。

ロニカ「何? ……何故わかる、とはあえて聞かないでいてやる。
……となれば、ひとまずだ。あの馬鹿をこの怪物の胃袋から
吐き出してから、この事態を起こした元凶の貴様ともう一人の処遇は
決める事にするか」

シャクロ「私も、セッちゃんは友達だって言ってくれたからねっ。
聖骸布の導師としても、こんなノーパンの獣なんぞに負けてられないよ……!」

怪物は、どう言う意図か理由は不明ながら円谷と『ディオ』の片方を呑み込み
ながらも他の臨戦態勢の面子を立て続けに攻撃する様子はなく、円谷が
形成した次元の穴から足を完全に這い出すと再度口からゴム生地のような
舌を出し、それはゆっくりと……。
円谷が先程まで使用して、引っ張られた時に手放したのか
地面に転がった『霧吹き』の方に伸ばされた。

712『なぞなぞエクスプレス!』:2022/02/27(日) 18:41:56
>>711続き


『もぅ! 開いて、開いて! ディオをディオの所に戻しなさいよ!
このヘンテコ壁にヘンテコ床!』 ドスンッ ドスンッ

円谷は、怪物の舌によって深い深い怪物の胃袋の中に納まった……と思えた筈だった。

だが、その割には体は怪物の胃液や腸などで濡れてる様子もなく
体に傷もない。一瞬遠のいた意識が目覚めると、周囲はよくよく観察すると
トト□に出て来るネコバス染みた柔らかい床と壁に何かの毛で作成された吊り革。

どうやら、『アレブリへの怪物』の口の中は、これまた奇妙な『電車の内装』
のような空間だった。ただし、外が見えるらしい車窓の様子は普通の外の
景色は映しておらず、既視感を覚えさせる今まで君が通って来た車両の内部
らしい景色もあれば、ついさっき呑み込まれた宇宙の間の風景も中に存在して
怪物と対峙してるらしいシャクロやロニカ、そして『ディオ』の様子も見えた。

?『いやー、大変ですが。喰われて溶けるようでもないですし
お茶でも飲んでのんびりしませんか?」

『きらきら髪の ちかちかお目め! そんな呑気な事は言わないで!
ディオはディオでもっとディオと一緒に色んな場所に遊び回るんだから!
 こんな所で閉じ込められるなんて嫌!』

車内全体を見てると、『ディオ』が見覚え有る女性と口論してた。
 先頭を歩きつつ、確か色々と騒ぎのある内に姿が見えなかったと思っていた
あの変な燕尾服の旅行客だ。どうやら彼女? も、怪物に先に遭遇して
呑み込まれてしまったのか……。

?「まぁ、出たかったら何かしら調べて『謎を解いて見るんですね』
私は非力ですし、頭も悪いから、こんな怪物の体の中を脱出するなんて
とても、とても……」

自称旅行客は、お手上げと言うジェスチャーで携行してるらしい茶器で
湯気の立つ飲料水を飲んでる。
 そう言えば、ついさっき(>>702)怪物が怒った時の蒸気も
こんな感じの湯気であったと円谷には思えた……。

713御影憂『ナハトワハト』:2022/02/27(日) 19:42:33
>>711-712

セララが飲み込まれても、御影は顔色一つ変えなかった。

「………………『メンドくさ』」

ただ、その一言であった。
『スタンド使いとの戦い』なら経験はあるが、
こんな『訳の分からないもの』と戦わされた経験など、
そうそうない。
『スタンド使い』である自分が言うのもなんだが、
『埒外』も大概にして欲しいものだ。
『理不尽な奴ら』は大嫌い。
みんな無様に死んでしまえばいいと思う。

(――――――………………)

シャクロに呆れた視線を向ける。
意気込んでどうにかなるならとっくにやっている。
もっとも、こんな奴には最初から期待していないが。

        パ ァ ン ッ

サーベルを『ゴルフクラブ』のように振って、
『霧吹き』を弾き飛ばす。
シャクロの方に飛ばし、彼女に拾ってもらおう。
無力な者でも『武器』があれば多少は使い物になる。
ロニカは『素手』で十分。
ダメージはなくとも、力尽くで押さえ込んで、
少しの間でも動きを封じるくらいはできよう。

       スゥゥゥゥ――――…………

当然、自分は『非実体化』して『怪物』から離脱。
『鞘』の近くまで行って『実体化』し、
それを拾い上げてサーベルを鞘に収める。
『やる事』は大体決まった。

「『あいつ』を………………
 動かないようにしてもらえます………………?」

ロニカに頼んで、『怪物の動き』を封じてもらおう。

「シャクロは………………
 足元に『穴』開けて………………」

シャクロには、『さっきセララがやった事』をやらせる。
ロニカが押さえている間に、だ。
自分は『実体化』したまま『怪物』から距離を取り、
サーベルに『毛布』を掛けて『カーテン』のように吊るす。

714円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2022/02/28(月) 19:23:46
>>711-712
>>713

この怪物には『アドリブ』では勝てないのだろう。
つまり、『謎々』であって『物語』ではない。
謎を拓くのは剣でも魔法でもなく『答え』だけだ。

「――――――――――・・・『ある』」

「ってことは、あたし死んでないみたい!」

死は無だ。
何も無い。

「アレアレーっ、さっきの人! あはーっ、奇遇ーっ」

けれど、『ここ』にいる自分はそうではないようだ。

「うーん、ウレイさんなら何とかしてくれそうだし、
 王様も頼りになるし、シャクロさんも、
 変な人だけど頑張ってくれるみたいだし?
 ゆっくりお茶してるのもいーかもネ!」
 
「でもでも、じっとして待ってるのはヒマだしー、
 何もしてなかったってウレイさんにバレたら、
 あたしカッコ悪いって思われちゃうからなーっ!」

           「セララちゃんも良いとこ見せたげなきゃ!」

『ディオの片割れ』はひとまず置いておく。
また、『燕尾服の女』もイレギュラーであって、
この『謎』を解くキーではないだろう。

セララも直感的に謎解きの必要性を感じた。

「とりあえず調べちゃおっかなー。
 あたしってこういう時頭いい気がするし、非力でもないもんネ!
 ねえねえ、キミも暇だったらあちこち見て回ってみてくださーい」

ディオの片割れに指示というほどでもない指示を出しつつ、
とりあえず、セララは辺りを改めて見回してみることに決めた。

具体的には――『湯気』以外の既視感はこの車両にないだろうか?
電灯の光が触角の光と近いとか、だ。それ以外でも気になる物があれば近寄る。

715『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/02(水) 00:55:12
>>713

御影は能力を扱い、サーベルへの毛布。ロニカの指示やシャクロへと
不思議な道具の投げ渡し、それ等を滞りなく行える。

ロニカ「誰にモノを言っている? 言われずとも、そのつもりだ
二度とオレの前で息1つ出来ないようにするに決まってるだろ」

闇の一族である彼は血管か神経か不明ながら太い管を顔や露出してる腕から
浮かばせて言い切る。や(殺)る気は十分だ。

シャクロ「うぉっとと! 了解だよ〜ミッちゃん。
セッちゃんをパパっと、あの珍獣の腹から出して見せるから安心してよ」

――タタタッッンッ!  プシュゥゥッッ!!  ガグンッ゛ 『Πидッ』

シャクロは俊足に、まるでグレーハウンドを思わせる四足走行に近い姿勢で
霧吹きを口で咥えつつ怪物の舌を華麗に割け、その後ろ脚の部分に滑り込み。
 円谷が起こしたのと同様の何処かしらに繋がってそうな円形の穴を出現させて
アレブリへの怪物の動きを一時的に止める。

 ロニカ「――去ねッ」   ドゴォォ゛ッッ――zノォオッッ!!

アレブリへ『―――ッッッ゛ッ゛дД!』

 瞬時にロニカは、その如何なる生命をも容易く粉砕する事が可能な剛拳を
怪物の真ん中の二つの突起部分の真ん中目掛け叩きこんだ。
 隕石が地上に落ちたような音と共に、流石の怪物も蹈鞴を踏んだようで
僅かに顔を床に打ち付け、唸り声を上げる。だが、まだ余力はありそうだ……!

ロニカ「チィ……! 薄々分かってるが、力押しじゃ倒せんな……っ」

ディオ『けど アレもイライラしてる 
 思い通りにならずにイライラしてる』

双子の片割れの少年の告げる通り、アレブリへの怪物の眼球部分は警戒色で点滅し
顔面にある独特の斑点が輝き始めた……何か仕掛けてきそうだぞ!

716『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/02(水) 01:44:59
>>714

円谷は調査を始めた。片割れの『ディオ』も怪物の中の奇妙な車両からの
脱出に対して異論はない。呉越同舟、この場は追う者 追われる者も等しく
可笑しな話だが協力しつつ、動き始める。

まず、『ディオ』は見つけた。

『あっ!! よく見たら吊り革の中央に薄っすら切れ目がある。
手で触れると何だか生暖かいわっ』

『双子』の片割れの少女は、そう車両の中央に亀裂らしきものを発見した。
怪物と対峙した時の蒸気、これが奇妙な星空を翳す旅行客の飲料水の湯気が
通したのかも知れない。だが、これが『脱出』に通じるかは微妙だ。
 御影が居れば、もしかすれば違った案で怪物の体から脱した可能性もあるが……。

次に、円谷は『車窓』の違和感に気づく。
まず左右に3つずつ、計6つの窓が取り付けられ。そして
前方にも二つ、怪物の視点らしい形でロニカやシャクロが見えてるが。
違和感があるのは他の八つの窓からの風景だ。

1:>>424を通った時の『水面の車両』らしい感じの、その水面の底らしい
光が射さない水と気泡らしいものだけが映っている。

2:これは今まで通ってきた車両には見覚えがない。『冷凍庫』のような
氷漬けの風景だ……よく目を凝らすと端に鏡らしいものが見える。

3:>>456での『神の車両』の童女が映っていた。暇をしてるのか
彼女が自分で産み出したらしい『ナイチンゲール』の鳥が囀っており
それを神の少女は目を閉じ聞き入ってるようだ。

4:>>505のグル・ド・ベットのある車両。
あの時計頭の彼が、どうも大量の『豆』らしいものの上で気絶するように
大の字で倒れてる……。

5:>>689の『華の車両』らしい風景がある。一つの『チューリップ』が
ズームアップして車窓に映し出されている。

6:その風景は過去の映像らしかった。あの『犬人族』の
ピンシャーやサーロン男爵、それに死んでる筈のキャバリア侯爵夫人も居る。
スパニエル公爵が異世界大使として贈呈する品々を説明してるのか
金貨、銀貨、銅貨の箱を他の貴族達に抱えさせつつ何やら話してる様子だった。


そして、前方で御影達の様子を映し出す窓の下には、こう札が提げられてる。

  『私の名を呼んでくれ! 私の名を呼んでくれ!』

奇妙な点は、こんな感じであった……脱出の手掛かりとなるかどうか。

717御影憂『ナハトワハト』:2022/03/05(土) 18:56:05
>>715

奴の頭上に浮遊して、『目隠し』してやろうと考えていた。
身動きがとれず、視界も塞がれてしまえば、
『全体攻撃』に訴えるしかないからだ。
だが、『もういい』。

「あっそ………………」

イライラしているのは『こっちも』だ。
『闇』を味方につけた『ナハトワハト』は『完全無敵』。
発動に『条件』を必要とするからこそ、
その能力は『圧倒的』と呼べる。

『光以外』のあらゆる攻撃を悉く無効化する『回避力』。
高速で駆け、跳び、空中すらも移動する『移動力』。
存在を悟られる事なく密かに忍び寄り、
確実にターゲットを排除可能な『攻撃力』。
闇の中で『ナハトワハト』に勝てる者は、
『まずいない』と自負している。
だが、『殺せる見込みのない敵』は話が違う。

『ナハトワハト』の基本スタイルは『暗殺』。
敵の意識外から接近し、
相手が何かする前に致命傷を与えるのが身上だ。
一撃で殺せずとも、じわじわと体力を削れば、
どんな敵でもいずれは力尽きる。
しかし、『異常に硬い敵』というのは極めて相性が悪い。
『闇の衣』を纏った『御影憂』は『最強の暗殺者』だが、
『最強の戦士』ではないからだ。

「私の『秘密』………………教えちゃう………………」

「実は………………私も『闇の一族』………………」

                  ボソッ

          「なーんちゃって………………」

    シ ャ キ ィ ィ ィ ッ

「………………『何が起きるか』見といて………………」

片手で『サーベル』を抜いて腕を伸ばし、
『自由の女神』のように剣を掲げる。

「ちょっと………………『内見』してくるから………………」

              ド シ ュ ゥ ゥ ゥ ッ

次の瞬間、『両手』を離して『全身』を『非実体化』。
『闇と同化した体』を『霧状』に変化させ、
『鞘の中に潜入する(>>700)』。
もし部屋全体に『光』を浴びせたとしても、
『壁』があればそこで遮られる。
『鞘の中』に入ってしまえば、
それは『別の部屋』にいるのと同じだ。
事前に『怪物』からは距離を取っているので、
『鞘』が物理的に破壊される事もない。

(セララ………………早めに戻ってきて………………)

そして、『刀身』は『鏡』の役割を果たす。
高い位置から手放すのだから、当然『落ちる』だろう。
『何かをしようとする怪物』と『鏡』が対峙した時、
何か起きるのか、それとも何も起きないのか。
『双子』の言葉を鵜呑みにするのもどうかと思うが、
それを確かめるくらいしかする事がない。
『鞘の中』に入ってしまうので自分には見えないが、
ロニカやシャクロが確認するだろう。

(………………『メンドい』から………………)

718円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2022/03/05(土) 21:11:14
>>716

「うそうそ、何それ!
 裂け目みたいなー、これ、外と繋がってるかも!?
 でもでも、あたしもキミも、ダイエットしないと通れないネ」

謎めいた存在の『ディオ』だが、
あの『神』のような不条理な存在ではない。
これが脱出口にならないのは同じだろう。

「うーん、あたしこういうのニガテ!
 キミ、この冷凍庫みたいな部屋知ってる?」

         「これは多分あの水の部屋だしー、
          こっちにいるのはハモン?
          っていうやつを貸してくれた人」

    「食堂車にー、さっきの花のとこ、
     で、こっちはピンシャーさん達!
     なんかちょっと変な気はするけど」

「ぜーんぶ知ってまーす。 
 でもでも、あたしここだけ知らなーい。
 多分だけどさー、キミが通ってきた部屋なんじゃない?」

この電車の車両にどれだけ数があるかは知らないが、
まだ全部の車両を通ったわけではない筈だ。

「この窓バーンって割ったら向こうに出れたりしないかなー!」

つまり――――これは『セララの通った車両たち』だろう。
『そうではない車両』があるなら、『ディオ』がその理由のはず。

「あとあとー、あ! これかなーっ!? 怪しいの。
 『私』って誰だろ。ウレイさーん! 王様ーっ。
 あ、名前だからロニカさーん? えーっと、シャクロさーん!」

一通り、知っている名前を呼んでみるが、そう単純ではない気はする。
少なくとも、今あるだけのピースから答えを導くのはセララには出来なかった。

719 『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/08(火) 10:30:50
>>717-718

御影は『ナハトワハト』による力。【すり抜け】
 闇であればネズミすら入り込む事が厳しい隙間に入る力を扱い
サーベルを勝利の女神の如く突き上げた後に入っていく。

 シュ   ゥ    ウ・・・

さて……天は他の者に微笑むのか。


―  ―  ―   ―  ―

>キミ、この冷凍庫みたいな部屋知ってる?

「うん……? あぁ! これ『パパから贈り物を貰った場所』にそっくり!
 ディオがパパに貰った、ほら! さっきの『ジョットのストック』を
パパから貰った場所なのっ。
……今は貴方たちの所為で怪物の腹の何処かに入っちゃってるけれどっ」

円谷が『ディオ』に尋ねる。少女は、その質問に素直に答えて
そして頬を膨らませ機嫌を少し悪いとアピールした。

 ガンガンッ!

『うーんっ! 固いわ固いわ! パパの物か、ディオが持ってる霧吹きが
あればパリンって割るか、ズルンッて入るのに!』

円谷は名前を唱え、ディオは車窓の幾つかを拳で叩くものの反応は芳しくない。

その間にも時は進む。星の女が軽やかに笑いつつ告げる。

星の女「あはは どうやら、怪物も少々本気を出すようですよ」

        ♪  ♩   ♫ !!
  ――♪ ♬  ♩ ♫   ♬  !
            ♩   ♫  !!


円谷は、この怪物の車両の中で音楽を耳にした。
 どうやら、神の童女が聞いてるらしいナイチンゲーのようだのようだ。
だが前方部分。怪物の視覚を映し出す窓の光景からシャクロやロニカが
眩暈を起こしてるようにふらついてるのを目にする。どうやら、この車両より
遥かな大音量と、生物を混乱させるような音波を放ってるらしい。

また、その怪物の視点の中央から突如、御影が持ってたらしい
サーベルと鞘が宙から落下するのが見えた。

 ――パシッ!

『あっ! ディオ、ディオ! そうよっ
 こんな怪物なんてディオがスバッと斬って バズンって私を引っ張るの!』

星の女「あはは それはどうですかねぇ」

『なによ! ちかちか ぴかぴか! あなたもちょっとは手伝いなさいよっ』

星の女「いやいや あはは……まぁ、ちょっと窓を見て落ち着きなさいな」

そう、星の女は幾つかの車窓を指す。

――先程の暗い水と気泡を映し出す窓の風景が変化した。
 今度は『薄汚れた、あひる隊長』が水面に浮かんでる光景だった。

――神の車両の間の童女は、今度は別のナイチンゲールらしい鳥。
……いや、どうやら今度は『機械仕掛けのねじ巻き鳥』だ。
幾つもの宝石らしい美しい装飾の付いた鳥が旋律を奏でるのを
腕を組んで童女は聞いている。

――えんどう豆の上で気絶してた時計頭はもう居ない。
その代わりに、円谷と一緒にいる『ディオ』が映っている。少女の方だけだ
彼女は車窓の中で、愉快そうに『サンドイッチを踏んでいる』


『えーっ 何これ? わたし、パイはディオと一緒に投げたけど
サンドイッチなんて踏んでないわよっ!』

星の女「あはは、そうかも知れませんし、そうじゃないかも知れません。
ま……『共通点』があるのかも知れないですね。全部の窓には」

 そう、意味深な あははと笑って吸い込まれそうな星空を映す瞳と
髪の毛が軽く揺れつつ彼女は口を閉じた。

怪物の視界からは、彼らが怪物の放った音色で危機があるのを知る。
どうにかして『謎』を解き明かし、怪物を止めるべきかも。

720御影憂『ナハトワハト』:2022/03/08(火) 19:46:03
>>719

『闇』さえあれば『ナハトワハト』に『敵』はない。
相手にどんな力があろうが、
掠り傷一つ負わせる事ができないのだ。
まさしく『無敵』。
だが、その絶対的な力を以ってしても、
『規格外の耐久性を持つ生物』を、
即死に至らしめる事は難しい。
これが『通常任務』なら、さっさと逃げているところだが。

(とりあえず『出る』しかないか………………)

ミストフォーム
『霧形態』は、あくまでも『回避専用』の姿。
この状態で出来る事は『ほぼない』。
『最強の回避能力』だが、『万能ではない』という事だ。

         ズズズズズ…………

現状を把握するために、『鞘の中』から『頭だけ』を出す。
『霧形態』は、『体の一部だけを入り込ませる事』が可能。
逆に言えば、『一部だけを外に出す事もできる』。

なお、『闇との同化』は解除しない。
『ナハトワハト』は『すり抜け』を行う際、
『闇と同化した状態』から『霧形態』に移行する。
つまり、『霧形態』でなくなっても、
『闇と同化した状態』に戻るだけだ。

721円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2022/03/10(木) 23:21:45
>>719

「えーっ、共通点って言われてもなーっ。
 でもでも、あたしが分かんないと王様達困っちゃいますよねー!?」

       「ウレイさんはいないっぽいけど!」

    「どーしよっかなーっ」

窓の光景に共通点など見当たらない。
あるとしたら、答えが分かった上で、
そこからのみ逆算出来る答えなのだろう。

とはいえ――この列車の謎はどれも『答えはあった』。

「とりあえずー、さっきの湯気も、
 今の変な音も、『ここ』から出てるんだよネ。
 でも、窓の向こうにこっちから何かは出来ないし」

   「窓を塞いじゃったりとか出来ないかなー?」

まず、即物的な対策としてはそれが思いつく。
パーカーを広げれば覆えたりしないだろうか?
押さえておくためには『輪』を使えばいい。

「うーんうーん、『あった』ことだけの窓じゃないんだったら、
 どういう理由でこういうのが映ってるのかなー。テキトー?」

各窓に一度ずつは触れてみる。
答えなしでのアクションに意味はないかもしれないが……

「生き物がいたりいなかったりも窓によって違うし。
 あの神さまの人が『生き物』かどうかは知りませんけどネ」

現状で窓に映ったピースから考えるのなら、
純然たる『生物』が写った窓は常に一つという点か?
特に、『ディオの映った窓』をよく眺めてみる。

神や、その創造する存在が生物なのかどうかは分からないが……

722『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/12(土) 15:24:40
>>720-721

君(御影)は頭だけを出す。霧の状態ながら、周囲が闇に近いプラネタリウム空間である
事も相まって、突然に光に襲われて強制解除される事も今はない。

鞘から出て、最初に見えたのは作り物のような均整がとれている少年『ディオ』の
横顔だった。少々獰猛にも見える微笑を携え、彼は貴方が貰ったサーベルと
貴方自身が入る鞘を怪物の額に飛び乗りつつ触角らしい二本に対して振り回している。
 その速度は子供の体格では思えない武人のように凄まじい軌道(ス精:BB)のようだ。
また、ふと違和感を鞘に感じて見てみると。握っているディオの鞘自体にも
薄っすらと氷の鋭い膜のようなものが出来ており。それを扱って触角を攻撃している。

鋭い鉄を弾くような音が聞こえそうになりつつも、怪物は謡う調子で体を揺すり
ロニカやシャクロが眩暈を起こしてるようにふらつくのが回復する様子は見えない。
(※【闇との同化】の際、相互不干渉によって攻撃が通る事はないので、
この状態での御影に音波攻撃が効く事はないと判定する。読唇で、他の者の
会話を理解する事は限定して可能にもする)

『うーんっっ ディオの力じゃ外側からどうやっても無理だなー。
いっその事、ディオの居る場所に飛び込もうか?』

そう、君ごと鞘を振り回す『ディオ』が悩むような表情で呟くのを
視認出来るだろう……膠着状態の戦況。彼? の行動が吉と出るか凶と出るか……。

――――――――――――――

円谷は思考しつつ、生物のいる窓……『ディオ』が映る車窓を見つめる。

サンドイッチを踏む『ディオ』……大量のえんどう豆や時計頭は無くなり、
単純にサンドイッチを踏んでる『少女』こと『ディオ』が居るだけだ。
 ぐちゃぐちゃのサンドイッチ。具材のトマトか何かで彼女のステップを踏む
靴は赤く汚れている……。

星の女「彼女がそんなに興味深いのなら、こっちにも映ってますよ」

そう、奇妙な星空を髪と瞳に宿す謎の旅行客は声をかける。視点を映すと
冷凍庫のような氷で覆われた部屋に『ディオ』が居た。だが、今度は双子の一組で
氷漬けの空間の壁にもたれ掛かるような二人の内、男子らしきディオの
『目と胸元に鏡の破片らしきものが刺され』てる様子で倒れていた。
 もう一人の女子のほうのディオは『片手に何かを握り、その手は妙に煤けている』
何か、燃やすものでも握り込んでいたのだろうか……?

ディオ『また変なディオの風景! こんなのどうでもいいから
この怪物の腹から出す方法を ぴかぴか! きらきら! ちかちか!
さっさと教えなさいよ! でないと引っ搔いてやるわよ!』

星の女「あはは 怖い 怖い。
――まぁ これは貴方の『物語』なのですよ。それに対して、私のような異物が
力を貸しては本末転倒なのですから。
 私は光る場所から遠ざかり『暗喩を好む』女なのです。
導きの担い手になるには役不足と言うものなのですよ、えぇ えぇ……」

星の女は嘯き、微笑を翳す口元を紅茶の器で隠した。

これが『最後通牒』なのだろう……円谷、君が答えを解いても解かなくても
事態は動くだろう、次の時に成れば。

723御影憂『ナハトワハト』:2022/03/12(土) 18:29:39
>>722

(私が馬鹿だった………………)

(………………こいつの言葉を当てにした)

溜め息でもつきたいところだが、分かった事が一つある。
このまま外側から何をやろうが、
おそらくは『時間の浪費』にしかならない。
ただただ『無意味な時』を過ごすだけ。
セララはどうなっているか知らないが、
中では何か起きているのだろうか?
そうだとすれば、自分だけ『蚊帳の外』で終わる事になる。

           ズズズズズ

『鞘』から出て飛び降り、片手を『実体化』して『毛布』を拾う。
それから『霧吹き』も回収。
床に落ちているなら拾い上げる。
シャクロが持っているなら引っさらう。
二つを回収後、再び全身を『非実体化』させる。

(こういう時………………何て言うんだっけ………………)

(あぁ………………)

(………………『やれやれ』………………)

『双子の片割れ』の動向を見張る。
飛び込む瞬間、全身を『実体化』。
面倒な事この上ないが、『飛び込んでみる』しかないようだ。
それでどうにかなる保証などない。
だが、ここまで長々と関わってきておいて、
最後の最後で『解答権』を与えられず、
『オブザーバー』扱いされるのも癪だ。

724御影憂『ナハトワハト』:2022/03/12(土) 19:15:51
>>723

725円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2022/03/14(月) 03:20:55
>>722

「この子にキョーミもなくはないですけど、
 今はそっちよりこっちなんですよネ。
 なんだろ、トマトはなんか聞いた気がするけど」

意味深な光景と意味深な女の意味深な言葉に、 
しばらく黙りこくって考え込んでいたが――

         「うーーん」

      「うーーーん、んー、ん」

「…………わーっ、ダメダメ!
 あたしこれ全然わかんないや。お手上げでーす」

結局、セララには答えを導くすべがなかった。

チューリップの窓や犬人達の窓については、
これまで一度も変化がなかったようだが、
それが『なぜ』なのかはまるで思いつかない。
『名を呼ぶ』以上、何かの名詞が浮かぶのだろうが……

「あーあ、あーあ、あたし達このままどうなるんだろ。
 溶けて死んじゃうんだったらやだなー!
 やりたい事いくらでもあるし、死んだら全部無くなっちゃうのに」

いずれにせよ、解けない謎の前で、
永遠に立ち尽くしていても勝手に解けることはない。

「窓の向こうも死んでるのとか、生きてないのとか、死んじゃった人ばっかりだし。
 まあ、このチューリップのところだけ平和ですけどねーっ」

セララには珍しい気落ちした顔で、部屋中の窓を再度見渡すだけだ。

726『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/14(月) 10:20:50
>>723-725(『解答』を。因みに円谷PCも思い当たったのなら
このレスより解答をチャレンジして構わない)

円谷は、お手上げだとジェスチャーを取りつつ窓を見渡す。
 風景に変化はない。『ここまで』が君に与えられる解答への情報だったのだろう。

『うーん、私もお手上げ! ディオなら、わかるかしら……』

そう少女は、もう一人の片割れを想って憂い気に呟く。
 その瞬間に、この怪物の腹の車両の端の席に光が灯った……。

――――――――――――――――――

『御影』は『ナハトワハト』の力を駆使し、シャクロが眩暈を起こして
取りこぼしてる霧吹きなり他の道具を回収すると共に、アレブリへの怪物の腹へ!

男子の『ディオ』は触角を斬りつけるのを止め、丁度怪物の口の方に
飛び込む寸前なのが確認出来た。少しだけ目を見開き滑稽な感じもするような
間抜けな表情に見送られて御影は意識を少々暗転……そして、次には
大型の動物の毛で編まれたかのような座席に座っていた。

 周囲を見れば、円谷が居て あの女子の『ディオ』も居る。

円谷から、君はこの怪物の車内の奇妙な風景や其の変化
そして合言葉らしいものが描かれた札について詳細を聞けるはずだ。

 そして、少し遅れて男子の『ディオ』も光と共に座席に出現した。

『おっと……此処は』

『あぁっ ディオ! もう遅いわよ!』

『わっ ディオ! やっぱり無事だったんだね。どう言う状況なの?』

双子らしい男女はワンテンポ遅れて、この怪物の車両の謎を聞いている。
 だが、情報のアドバンテージは既に『御影』が有利だ……。

さて……君たちは何を唱えるだろう?

727御影憂『ナハトワハト』:2022/03/15(火) 01:03:57
>>726

「………………ふぅ………………」

とりあえず一呼吸する。
こうして『体内』に侵入して分かった。
やはり解決の道は『入る』しかなかったようだ。

「………………なるほど………………」

セララから事情を聞いて、大体の状況は分かった。

  「ウレイさんに解けない『謎』は………………」

           ボソッ

そして、その『答え』も既に『理解した』。

       「………………『あんまりない』」

          ス ゥ ッ

右手の人差し指を立て、
その先端で『水面の車両』の窓を指し示す。

「『泡』になった『人魚姫』………………」

続いて、『冷凍庫の車両』を指差す。

「『白雪姫』の『魔法の鏡』………………」

それから、『神の車両』。

「『アンデルセン』の『ナイチンゲール』………………」

『食堂車』。

「『ジャックと豆の木』………………」

『華の車両』。

「『親指姫』は『チューリップ』から生まれた………………」

『犬人の車両』。

「『アンデルセン』の『火打ち箱』には………………
 『犬』と『金銀銅貨の箱』が出てくる………………」

『薄汚れたあひる』。

「『みにくいアヒルの子』………………」

『機械仕掛けのねじ巻き鳥』。

「『ナイチンゲール』に出てくる鳥は………………
 『宝石』で飾られた『オルゴール』………………」

『サンドイッチを踏む少女』。

「『パンを踏んだ娘』………………」

『赤く汚れた靴』。

「踊り続ける『赤い靴』………………」

『目と胸元に刺さった鏡の破片』。

「『アンデルセン』の『雪の女王』………………」

『煤けた手』。

「『灰かぶり姫』………………『シンデレラ』………………」

つまり――――――。

「『共通点』は………………『童話』の『暗喩』………………」

           ボソリ

「『答え』は………………『おとぎ話』………………」

要するに、『そういう事』だ。
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453529937/48)

728円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2022/03/15(火) 21:18:31
>>726
>>727

「わーっウレイさんも来ちゃった!
 ウレイさーん! 分かるの!? やばーい、流石ーっ」

       「……って、お伽噺ー!?
        うそーっ、言われてみたら、
        それっぽいのもありますけど……」

「『パンを踏んだ娘』って何!?
 そんなのあるんですかー!?  
 パンを踏んだ女の子が怒られるお話とか?
 そうだったらあんまり面白くなさそーっ」

          「ウレイさん頭よすぎーっ!」

セララには解けない問題だ。知識が足りない。
もっとも……仮に童話を全て知っていて、
なおかつ光景がもっと露骨な物でも、
セララには解けなかった可能性は高いが……

「ウレイさんってやっぱりすごーい! ですネ!
 ほんと頭良いんだもんなー。流石大学生!
 ねえねえ、キミたちもそう思うでしょ?
 あたしよりずーっと頭良いんですよウレイさんは!」

セララより良いというのがどの程度名誉かは不明だが、
セララからすればかなりの名誉を与えているつもりだ。
ディオらにも友達のことを自慢しておく。

「いやー、ウレイさんのおかげで助かった助かった。
 それで……ここからどうなるの? キミ、そこんところ知ってます?」

そして、『星の女』に顔を向ける。

解けた謎は御影の手柄。セララはそれ以上気にしない。
問題は、これが正解だとして――ここから起きるのはどんな事象なのかだ。

729『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/15(火) 23:10:33
>>727-728

御影は、答えを紡いだ。『おどき話』 ソレが君が出した回答だ。

だが……『その前に』変化が起きた。

> ――『アンデルセン』の……

 ポワァ   ギギギギギッッ

その言葉と、共に。札が光り、文字の続きが浮かび上がると共に
縦に亀裂が壁に走る。

 『私の名を呼んでくれ! 私の名を呼んでくれ!

  私が眠りの中で皆に死んだと思われないよう!

    ハンス・クリスチャン・アンデルセン』

星の女「あはは なるほど なるほど。
冷凍庫のような氷漬けの風景は、恐らく『雪の女王』の物語の
大まかな舞台の暗示。
 時計の方が倒れてたのは『えんどう豆』ですので
『えんどう豆の上に寝たお姫様』
冷凍庫で倒れてる彼女が、何か燃えカスになるものを握り込んでるなら
燃えるものと考えると大体考えられるとすれば『マッチ』
 つまり『マッチ売りの少女』の暗喩だったのでしょうね」

自分が綺麗だと驕り高ぶった少女が、泥道を足で汚したくない為に
パンを踏んづけたまま地獄に落ちて改心する物語ですよ、と円谷への
説明を交えつつ回答の捕捉が行われた。


ディオ『おどき話には間違いないけどねー。
あーあー ディオも気づいたんだけどな』

男子のディオは残念そうな口振りで呟く。タッチの差だが
間違いなく御影は『解答』出来たのだ。

 円谷と御影、君たちは共に開かれた入り口へ進むと
その中は家屋の一室程度の球形に造られた空間だった。
 部屋の中には人間サイズの心臓のようなものが中心でドックンドックンと
脈動している。それには一つボタンが付いていた……。

730御影憂『ナハトワハト』:2022/03/16(水) 01:02:15
>>728

「最近読んだから………………」

「………………『本当は恐い童話全集』」

御影が関心を抱き、研究しているのは『恐怖心』。
その一環として、『おとぎ話』にも手を出していた。
今回は、それが役に立ったという事だ。

  「わぁー………………」

            スッ

          「………………ーい」

顔を俯かせながら小さく両手を挙げて、
不気味な万歳で答えた。

>>729

「『これ』壊したら………………」

     シ ャ キ ィ ィ ィ ン ッ

「………………『永眠』してくれる?」

蠢く『心臓』を見やり、
『双子の片割れ』から『サーベル』を没収する。
剣先を心臓に向けた後、元通り鞘に収めた。
この化け物を本当に死なせてもいいが、
それで脱出不可能になっては困る。

「………………『帰る』………………」

       グルッ

          ファンタジー
「………………『おとぎ話』はお腹いっぱいだから………………」

                 ダンッ!!

流れるようなアクションで『後ろ回し蹴り』を放ち、
サンダルの靴底を『ボタン』に叩きつける。

「実は………………。
 まだ気になってる事があるんだけど………………」

旅行客の女を一瞥する。

「『あいつ』が言ってた事………………」

「まぁ………………いいや………………」

731円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2022/03/17(木) 12:01:49
>>729

「なにそれ! 綺麗なら別に自慢してもいーのにね。
 まーでも、自慢ばっかりの子って嫌われちゃうし、
 パン踏んだりしたら良くないから、普通の話なのかも!」

そんな軽いものではないと思うが……

「えーっうそーっ、キミも気づいたのー!?
 やばーい、こういうのみんな知ってるんだ。
 あたしもyoutubeとかで勉強したほうがいいのかなー!」

      「まあでも、そっちのキミは知らないみたいだし、
       別にいっか! こんなこと2回ないと思いますしネ」
 
セララが自分から読む本と言えば、
クラスメイトに勧められたマンガや、
親に勧められた画集くらいのものだ。

「あ! ウレイさんオススメの童話とかあったら、教えて下さーい」

そして……

「わーっ! 心臓だ! グローい! あたし初めて見ましたよ。
 って、ウレイさんってばアクロバティックーっ。
 なんか外国のアクション映画の人みたーい。かっこいー!」
 
「ねえねえ、これで出られるのかな? どうなるんでしょーか!」

御影がボタンを蹴り押すのを横で騒ぎながら見ている。

予想が正しいなら、これで化け物は機能停止し、
あとは――『星の女』はともかく、『双子』だけが問題になるか。

732『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/20(日) 00:33:01
>>730-731

――ダンッ!!

 人サイズの心臓は、ボタンを足で叩きつけると大きく一度振動して
その後、その鼓動の音は段々と萎んでいく。
 『サーベル』に関しては、ちぇっとディオの男の子は拗ねた表情を
見せるものの、別段とても欲しい訳では無いらしく大人しく御影に返却した。

そして、御影と円谷。いや、双子を含めた全員が室内全体が回転するのを
感じ取った。縦横上下と部屋全体が回るのと共に、引っ張られた感覚を受けた
勢いのままに四人は突如出来た空間の穴へと吸い込まれる。

次に四人は『すべり台』の上を滑っていた。
 ただの滑り台では無い、延々と続くとも思える先ほどの怪物の大きな舌で
出来たような滑り台の上を通過する。

その過程で君達は、滑り台の空間を点滅する中に様々な光景を見た。

一面が水面で満たされた世界。星全体が様々な本で構成された図書館惑星

華を目などに生やして生活する異種族達。君達が見た犬人達が暮らす世界。

ゾンビと人間が生存競争を行う社会、また逆に明るいムード漂う
古今東西のお化けが蔓延るハロウィン騒ぎの街並み。

貴方達の住まう星見町の光景もあり……そして、すべり台の勢いが
一番となった刹那に、二つの情景が襲った。

一つは、星見町ではあるが……『不気味な笑顔を人々が浮かべて生活する』世界。
 
もう一つは、天を曇天が覆いつくし。霧のロンドンを連想させる深刻な
大気汚染が世界全体をほぼ覆いつくす中、過酷な労働をする人々を
嘲笑う鋭い牙を口から覗かせる妖艶な者達と、それ等を無表情で見下ろす
アレは……ロニカと同じ存在であろう。


そして、幾つかの世界の一旦を垣間見て貴方達はプラネタリウムの車両へと
帰還する。御影と円谷は、怪物の口の舌より滑り降りた。続いて、ディオ達も
楽し気な悲鳴と共に、アンデルセンの五粒のエンドウ豆よろしく勢い付けて
放り出ると共に見事な着地を決めた。
アレブリへスの怪物は、目を閉じて口を開きっぱなしの状態で動かない。
 微かに……いや、結構な音量で寝息のような唸りがあるので死んでは
いないのだろう。先ほどのボタンが怪物の眠りを誘う起動装置だったのだろう。

シャクロ「あっ! 良かった二人とも無事だったんだね!
 この怪物、ひっどい歌をいきなり止めたと思ったら目を閉じてダランと
舌を出して動きを止めて。だからきっとミッちーとセっちーが
怪物を止めるのを成し遂げたんだって、私 信じてたよっ」

ロニカ「……ふん、お前たち二人とも存外しぶといな」

シャクロとロニカは、態度は真逆ながら二人の生還を祝う。
 その傍ら、ディオ達は楽しかったねと先ほどの滑り台に嵌ったようだが
直ぐに、女子のディオが何かに気づいたようだ。

ディオ『あーっ! ディオ! あの【霧吹き】は?
あれが無いと、この汽車をもっと色々冒険出来ないわっ』

ディオ『うーん! さっき、そっちのお化け見たいな人に
取り上げられたんだよね。ねぇ、返してくれる?』

御影が霧吹きを持ってるだろうと二人のディオが見やる。当然、君には
返す義理もないし、これ以上この汽車の騒動には懲り懲りだ。
 それに……『既に霧吹き』を君は所持してない。

ディオ『えーっ!? あっ さっき怪物の腹が回った時に
落としたのねっ それじゃあ、ディオ! また戻って取りに行きましょう!』

ロニカ「――お前等、いい加減にしろよ?
 それ以上面倒をかけてみろ。このオレが吸収してやるからな……っ゛」

『『……うぇ゛ーっ』』

2人のディオは我が儘に更に動き回ろうとしたがロニカの底知れぬ
激怒を押し隠した声と二人の襟首を掴んで猫のように持ち上げた事で
嫌そうにディオ達は唸ったものの、観念したように抵抗する事は無かった。

シャクロ「あはははっ! まぁ万事解決って事で……良いんだよね?
それじゃあ、元の車両のほうに戻る事にしよう」


 ― ― ― ― ― ― ― ― ―

そして、貴方達は再び目覚めた車両の方に戻る事になる。

憮然とした表情の双子達はロニカに監視される下で座っている。
 たまに二人で顔を寄せ合って耳打ちしてるのが見て取れる。

シャクロ「……あれ、隙があればまた逃げ出そうって相談だよ
まぁ、あの王様がいるんなら問題ないだろうけど……。
でも機嫌悪そうだし、素直に切符とか差し出してくれなさそうだね」

どうやって元の世界に戻る為に切符を取り返す?
 そう切り出される。これが最後の『問題』だろう。
いたずらっ子の『双子』 この二人から不思議な汽車の切符を
取り返す為に、何をすべきか……。

733御影憂『ナハトワハト』:2022/03/21(月) 05:16:50
>>732

あれらの光景は、異なる次元の『別世界』なのだろう。
そして、この列車は、
それらを結ぶ『線』になっているという訳だ。
この『双子』も含めて、
前に『遊園地』で見た不可解な現象や存在の数々は、
どう考えても『スタンド』と無関係に思えた。
はっきりとは言えないが『スタンド使いのカン』だ。
見た目といい中身といい、全く『スタンド』らしくない。

そういった得体の知れない魑魅魍魎は、
このルートから『不法侵入』した可能性も出てきた。
つまり、この列車が存在している限り、
いつでも『不法入国者』が来れる状態にあるとも言える。
迷惑極まりない話だ。

『アリーナ』は把握しているのか?
もし『アリーナ』が知らなければ、
こっちだけが『情報』を握っている事になる。
まぁ、それを考えるのは自分の仕事じゃない。

――――――――――――――――――――――――

御影憂は優れた『忍耐力』の持ち主だ。
何日間も標的を待つ狙撃手のように、ある瞬間のために、
ひたすら待機し続ける事も平然とこなす。
それは『能力』からも分かる事だろう。
特定の場所あるいは人間に『幽霊』の如く取り付いて、
目的を達成するまで決して離れない。
『闇』がある限り、
『ナハトワハト』は『無敵の監視者』として存在する。

          クソガキ
だが、これ以上『双子』のお守りをする気はない。

「――――――………………」

こいつらが『ただの子供』なら力ずくで奪い取ればいいが、
どうせ無理な事は分かっている。
それに、すぐ暴力に訴えるのは、
知性の足りない『落ちこぼれ』のやる事だ。
相手が言葉すら理解できないレベルの馬鹿なら別だが。
御影は、常に『知的な手段』を重視する。
そして、こういうシチュエーションは『得意分野』だ。

「………………『トレード』するのは………………?」

         ボソボソボソ…………

「………………『アレ』と………………」

『双子』から離れて、セララに耳打ちする。
『アレ』というのは『ストック』の事だ。
それが『大事な物』なら、
『トレード』という形で『切符』を差し出させる。
特に大切でなくとも、
『ロニカから逃げるため』には使えるだろう。
目の前にチラつかせてやれば、
『取引』に応じる可能性がある。
当初の予定では、
『霧吹き』を『取引材料』にするつもりだったので、
手元からなくなったのは正直痛いが、
持っていないものは仕方がない。
今から『戻れる』なら『取ってくる』事も計算に入れるが、
『滑り降りた』事を考えると、
引き返しが可能かどうかはかなり怪しいだろう。

「もしくは………………」

          スゥッ

「………………『ソレ』を鳴らしてみるとか………………」

セララのポケットを指差す。
『オルゴール』――まだ一度も使われていないアイテムだ。
もし『欲しがる』なら、これも利用できる。
奪った物を返す場合は別として、
『相手の需要を満たす品』を見せるのは『取引』の基本。
それ以前の段階として、
まず『何を欲しがっているか』を知る事だ。

734<削除>:<削除>
<削除>

735円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2022/03/22(火) 00:43:35
>>732
>>733

「うわーっ、すごいすごい! テーマパークのアトラクションみたーい」

それ以上の語彙はセララにはない。
己の脚で歩いた幻想列車と違う。

重力に惹かれて滑るだけの『光景』は――――
セララの心にイルミネーション以上の感慨を齎さない。

それに……フィクションだと分かるからだ。
星見町は、あんなおかしな町じゃない。

「あたしのことはセララちゃんって呼んでいーですよ!
 別にセっちーでもいいけどネ。
 あとあと、成し遂げたのはウレイさんでーす。褒めたげて!」

シャクロにはそう答えて。

「あたし、いつでも元気でーす。王様も元気みたいでよかったよかった!」

ロニカには、そう答えた。
大きな身振りで二人に視線を回しながら、セララは実際、まだ元気だ。

「アレ? あーっ、アレですね。
 ……ってあれあれ。
 あはーっ、ウレイさーん。
 あたしアレ無くしちゃったみたい」

「途中まで持ってたような気がするんですけどねー。
 飲まれたときに、もうなかったっけ。
 ヘンな持ち手だったからうわーってなって離しちゃったかも!
 それともー、霧吹きと一緒で、お腹の中に置いてきちゃったんでしょーか」

御影の提案する『アレ』が何かは察せるが、
あいにく(おそらく)セララはもう持っていない。

「でもでも、『コレ』はちゃーんと大事に持ってますけどネ」

                       スーッ

ひとまず―――――『オルゴール』を取り出し、奪われない程度に見せびらかしてみる。

736『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/23(水) 19:46:25
>>733-735(巻き進行と共に、次で〆に向かわせて頂きます
長らく稚拙な自ミッションに付き合って頂いた事に謝罪と感謝を)

忍耐力や洞察力、それにかけて御影はこの汽車において右に出るものは居ないだろう。
 円谷も発想や犬人族の真犯人に最後の止めたる証拠を突き付けたセンスは
他の者にはないものを秘めている。

君たちの中には『双子』を攻略する鍵は既に自称神を唱えていた
あの童女がヒントを出していた『毛布』に『オルゴール』を既に備えてる。

オルゴールを鳴らす。すると囁きあうように、どうやって隙を作り
君たちの目を盗んで他の車両に行くか相談していた双子達は
欠伸をして、うつらうつらと船を漕ぎ出し始めようとしてる。

『なんだか眠くなったわね どうしてかしら ディオ』

『そうだね ディオ さっきの怪物が何かしたのかも』

オルゴールの所為だと思ってないようだ。そして、ゆっくりと二人は
互いに凭れ掛かるようにして寝息を立て始めた。
毛布も掛ければ、これ以上この双子達の騒動は起きないだろう。

シャクロ「ふぅ、どうにかおとなしくなったね。
あとは切符か、この子達 どこの中に隠し持ったのかな?
 何となく匂いで下半身のどっかしらかなぁて言うのはわかるけど」

ロニカ「…………どけ」

あとは切符が何処にあるか? と言う話だが。それは、この中で
生物の頂点とも言える超感覚を有する闇の一族の彼が買って出た。
 機嫌は良くなさそうに、片手の指を二本軽く筋肉か骨かを操作して
伸ばし。空気を切って双子達の足先を掠めるようにして四枚の紙片を
抜き取る事に成功した。そして、彼はどうでも良さげに鼻でソレを嗅ぐ
仕草と共に自分のを一枚。そして残る三枚を投げるようにして
シャクロ、そして君たちに投げ渡した。

基本世界の名を関した6桁程度の数字が記された切符。御影と円谷も
同じ数字なので間違いなく、これが君たちの『帰還』の切符だろう。

シャクロ「あー良かった。ローちゃん有難う!
御影ちゃんにセララちゃんもねー。
 ……もう少ししたら、お別れかー」

哀愁を僅かに感じてる素振りを彼女は見せたが、それ以上何も言わなかった。
 ロニカは、馴れ馴れしい渾名に僅かに舌打ちをしてから、彼女の呟きに
少しだけ君たちに視線を向けつつも無言で留めた。

 少しだけ天使が君たちの間を通り抜けた後に、車両の扉が開く音が聞こえた。

   ――あはは どうも皆さん

……あの、車窓から見える闇夜と幾つもの点々とした光のような髪の毛と
瞳を宿した燕尾服のような恰好の謎の女だ。『ストック』を一本
 あの双子の所持品らしいものを掲げて入ってきた。

星の女「あの霧吹きは、この汽車の乗客の私物ですからね。
あの『警備(怪物)』を通じて元の場所に戻りましたが、コレは
いま眠ってるそちらの二人の私物ですので持ってきた次第ですよ あはは

……然しながら、『御影 憂』さん 『円谷 世良楽』さん。
貴方たちには『選択』が出来ますね。まぁ、簡単な二択です。
この子達に、これを『返す』か『返さない』か。
 その行動の成否で貴方達に明確に危険は降りかからないでしょうが……
後々に、それが蝶の羽ばたきが別の場所で嵐になるかもと戯言を一つ
述べておきましょうかね、あはは」

星の女「私 今日は皆さんと一緒に色々と付き合えて楽しかったですよ。
 また、別の時間 別の場所で巡り合えたらと願ってますよ、あはははは」

……妙な存在は、そんな謎かけか予言なのか不明な事だけを告げると共に
別の場所へと扉を開いて去って行った。同行してるシャクロやロニカは
怪訝そうに見送りつつも、今の出来事を追求するつもりは無いようだ。

……恐らく、もう少し経てば汽車は君たちの望む場所に『停車』するだろう。

ただ、最後にこの奇妙な連中だった者達に別れの言葉なりを告げる事は出来る筈だ。

737御影憂『ナハトワハト』:2022/03/26(土) 02:27:09
>>735
>>736

「………………『オッケー』………………」

          バ サ ァ ッ

『双子』に『毛布』を被せる。
こいつらのお陰で散々な目に遭わされた。
『仕返し』してやりたいが、今は『帰還』が最優先だ。

「まぁ………………返してもいいんじゃない………………?」

「持ってても役に立ちそうにないし………………
 こいつらに『恩』を売っといた方が『お得』………………」

「………………『任せる』」

正直どちらでもいい。
だが、これで『二度目』だ。
『三度目』を考えると、
ここで『交渉の余地』を作っておいた方が好都合ではある。

「『気になってる事』がある………………」

「私達は………………『乗った記憶』がない………………」

「『意識がない間に乗せられた』か………………
 それとも『乗った記憶を消された』か………………」

「とにかく………………
 『誰か』が陰で『小細工』してる………………」

「『あいつ』は………………
 『賭けをしてる』と言った………………」

『あいつ』というのは、自称『神』の事だ。

「『ここに集めた犯人との賭け(>>459)』だって………………」

「それから………………こうも言ってた………………」

「『あ奴は賭けをした後は、大体どっか近くで、
 それでいて遠くで鑑賞してるだけじゃ(>>462)』」

「『あ奴ふうに言えば戯言 戯言とのぉ(>>462)』」

「関係ないのに『ついて来て』………………
 しかも『戯言』が好きなやつが一人いる………………」

『旅行者の女』が立ち去った方向を一瞥する。

「『あいつ』に言っといて………………」

「………………『あんたの負けだ』って………………」

      「それから――――――」

   「私は『戯言』も『戯言を口にするやつ』も大嫌い」

       ハァ――――――………………

                 「………………『帰ろ』」

738御影憂『ナハトワハト』:2022/03/26(土) 02:28:36
>>737

長いため息をついて、窓の外を見つめる。
それから思い出したように、ロニカとシャクロを見た。
彼らも元の世界に戻るのだろう。
シャクロは『星見町』だと言っているが……。
こんな変態が同じ町に住んでるなんて、
控えめに言ってイヤ過ぎる。

「『闇の一族の力』………………
 大いに『興味深い』ものでした………………」

「『闇の使徒』として………………
 私の『血肉』にさせて頂きます………………」

別れ際、ロニカに告げる。
もう会う事もないだろう。
最初に殺されかけた事も忘れていないが。

「………………『さよなら』………………」

それだけ言って、シャクロに向き直る。

「町で見かけても………………話し掛けないで………………」

「『同じ』だと思われたくないから………………」

容赦なく切り捨て、最後に『セララ』の方を振り返った。
この状況を一人でも切り抜けられた自信はある。
だが、絶対ではないし、もっと時間が掛かっていただろう。

「暇な時………………『連絡』して………………」

御影憂には『秘密』がある。
昼間は『心理学』を学ぶ『大学生』。
夜になると『闇』に紛れ、人々を『恐怖』に陥れている。
裏の顔は、『スタンド使いの攻撃』から『一般人』を庇護する、
『小規模組織』の一員だ。
御影は『三つの顔』を使い分けている。

「今度………………
 『プラネタリウム』連れてってあげる………………」

『秘密』を守るために、御影は『嘘』をつく。
『スタンド使いになったのは最近だ』とか、
『まだ能力が目覚めていない』とか、
『アリーナやエクリプスの事を知らない』とか。
立場上、『本心で向き合う機会』は滅多に作れない。

「………………『おつかれ』………………」

だが、今セララを労う気持ちは『本物』だ。

739円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2022/03/26(土) 23:01:48
>>736
>>737-738

「えーっ、あたし自分のストック持ってるし、
 別にいらないからなー。返したげましょーよ」

     「人から盗んだ物ならともかくー、
      元からその子たちのものなんだしさ」

『善良』な側の存在ではないのだろうが、
だから奪っていいというわけでもない。  

「悪いことしたらいつかバチが当たるっていうけど、
 あれですね! この子たちのバチは別にあたしがあげなくていいでーす」

酷い目に遭いはしたが格別の恨みもない。
というか、セララからすれば、そんなのはどうでもいい。

「キミもさー、なんか怪しい感じだけど、悪い事はしないほうがいいですよ!」

『星の女』にそのように言って、それから振り返った。
つまり、そうした友達でもなんでもない人達ではなく、
この列車の中で知り合った――――あるいは。

「シャクロさーん、町に帰ってもお互い元気でいましょーネ」

             「あたしはいつも元気ですけど―。
               もう記憶とか失わないようにしてくださーい」

       クルッ

「王様王様ーっ、いろいろありがとーございました!
 あたし達、全然ちがう世界の全然違う人たちだし、
 最初イヤな人かなーって思ってましたけど、王様と一緒に遊んで楽しかったでーす!」

          「王様も、元気でネ!」

『友達』…………友達と遊んで、もっと仲良くなる。報酬はそれだけで十分だった。
ロニカの元気は人間にとっては厄災なのかもしれないが……セララの知る所でもない。

                       ――――――そして。

「うそーっ、ウレイさんからお誘い―!?
 あははーっ! あたしうれしいーっ。プラネタってあたし結構眠くなっちゃいますけど、
 ウレイさんが連れてってくれるなら最後までちゃんと見れそうでーす」

           「ウレイさんもお疲れ様! 帰ったらなんか甘い物食べましょーよ。
             あたしもウレイさんの事、お気にのカフェとか連れてったげますよ!」

セララが今この場で最も友達だと思っている者に対しては、言うまでもないだろう。

――――最後に。

「まー、ともかく! いろいろあったけど、あたし楽しかったでーす。みんなありがとありがと!」

誰か一人に言うのではなく、全員に、あるいはこの幻想列車に、そのような言葉を残していこう。

740『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/29(火) 00:12:09
>>738-739

君達は『ストック』を双子の側へ置く……それが、今後の物語の中で
どう影響を及ぼすかは不明だ。だが、その想いは無駄にはならないだろう。

>町で見かけても………………話し掛けないで
>町に帰ってもお互い元気でいましょーネ

シャクロ「……うん……うんっ゛
 二人も、元気でね……っ」

そう、最後に彼女は目に涙を浮かべて頷く。

>『闇の使徒』として………………私の『血肉』にさせて頂きます
>王様も、元気でネ!

ロニカ「……オレは 人と言うのは只の虫けら同然だと思ってた。
それは今も変わらんが」

ロニカ「……虫けらの中にも、幾らか強さを認める奴もいるのかもな」

それは彼なりの賞賛の言葉だったのであろうか? 君達に異世界の
特殊な頂点の一族の思惑を知る事は出来ないものの、彼は特に冷たいとは
言えない態度でそう告げた。



    ――ガタン ゴトン ガタン ゴトン ガタン ゴトン

ガタン ゴトン ガタン ゴトン


               キィィ……!

汽車の汽笛 真鍮小鳥が停止と共に切符の番号を読み上げる鳴き声。

車窓から眩い光が零れると共に、二人は一瞬目を反射で閉じて
明けると共に、そこは見慣れた自室のベットの上だった。

今のは夢だったのか? いや……ふと隣を見ると其処には
貴方たちが汽車で犬人族の者達から貰ったプレゼントなど置いてある。

手元には、一枚の切符が握られている。それは、目の前で徐々に
様々な彩りで輝きつつ、消えていった。

 御影と円谷は、また普段通りの日常の中で交錯し合い
今日の出来事を話し合う事もあるだろう。

気になる『謎』は残されてる。あの双子達の正体 
暗躍していたであろう星の輝きを宿す女 
 ロニカやシャクロ、同席していた者達は結局なぜあの女が引き合わせたのか?

大小なりと気掛かりな事は残されてる。その謎も置き土産として。

今はただ……君達のレール(人生)を走らせる事にしよう……。



御影憂『ナハトワハト』⇒40万get!
(※金銭は置かれてた荷袋に紛れるようにして入っていた)
『サーベル』get! 『アーカンソーの万年筆』get!
『カレロ子爵一張羅』get!『スパニエル公爵の授与バッチ』get!

そして、共に一枚のメモと共に『金製の骨の形の延べ棒(五万相当)』
『高級茶葉』が紛れ込んでた。メモにはケリー侯爵と使用人ダズィからの
感謝が綴られていた。

円谷 世良楽『リトル・スウィング』⇒40万get!
『警護騎士防刃シャツ』get!
以下、御影と同上の報酬の為、省略。

741『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/29(火) 00:30:00

重たい瞼を開ける。錆臭さと、冷たい空気が鼻先を通り抜ける。

『起きたかのぉ 大丈夫か?』

覗き込むパグ犬……いや、老師の声。他に警戒する顔つきで武器を構える
人たちに、腹に力を込めて元気よく立ち上がり親指を立てる。

私の能力では、変化してるかしてないかの真偽を証明するのが
少々難しい為に警戒を解くのに時間が掛かったけど、下着交換をしての
実演交えて、ようやくまだ大丈夫であると理解して貰って周囲の者に
安堵の空気が産まれた。

『安心したわい しかし、二手に分かれて追手を撒いてた時と
服装が違ってたのはともかく、傍にあった荷物やら……一体何があったのかのう?』

不思議そうな声に、少しだけ微笑して。こう告げる。

 ――懐かしい、まだ平和な残影(過去)の人たちに会えたんです。

先程の事を、どう説明しようか。けど、私がこの世界(戦場)を
目に背けたいが為に産んだ妄想でないのは、手から徐々に形を消す切符が
物語っている。もう会えないだろう、街の彼女たちへ心の中で呟く。

(ウレイちゃん セララちゃん 私は頑張るよ この君達が居ない世界で)

(あの汽車で 神様のような人も居た。それなら、何時か本当に神様を
この世界に招いて 全部を元に戻して貰う事だって きっと出来るよね?)


 拠点にある町の監視カメラをジャックした映像を見る。

忌々しい、淡い暖かさが残ってた気持ちすら拭い去る変わらない奴等の声が
聞こえてきそうな光景。




 ――アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ


(――ねぇ ウレイちゃん セララちゃん 私達は頑張るよ。

この地獄の中で、きっと 何時かきっと 取り戻して見せる。
君達が謳歌しているであろう、あの平和があった世界を)


映像の画面から顔を背け、涙を一筋流して口の中で舐めて
力強い、奴等と異なる笑顔で言い切る。数は少ないけど、まだ諦めない
戦士たちと共に。

 ――さぁ 今日も世界の為に頑張ろう!!


 シャクロ『???』⇒再起可能

『停車駅 スマイリー・スマイル ワールド』to be continued…

742『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/29(火) 00:50:13


瞼を開く。ともに視覚 触角 聴覚 全てを研ぎ澄ませる
 人であれば超能力に等しい五感が闇たる種族へと、そこが自身の自室
である事を答えさせ、今の今までの出来事が夢でない事は隣にあった
犬人族が渡した荷物からも見て取れた。

立ち上がり カーテンらしい布を取り払う。

空は黒いスモックに覆われ 地上では吸血鬼と屍食鬼達が目障りに
動き回っている。人間と言う隷従種族が首輪を繋げられ這いつくばって
歩いてるのも何人か見えた。主人たちの気紛れが幸いすれば数年は
生きるが、それでも深刻な大気汚染によって脆弱な彼等の生命では
ろくに生きれないであろう。

 ――なんだ、部屋に居たのか。

厳かで、怒りはないが自然と威圧に聞こえる声が背後より轟く。


 ――上へ来い 稽古の時間なのでな

その者は、己にとって超えるべきものであり いずれ倒せば
自身が闇の一族において誰しもが認めざる戦士となる目標だ。

あの汽車で、自身が身に着ける流法の知識は織った。
 それでもまだ、その背中は遠い。

ふと、歩きつつ脳裏にあの脆弱な二人の姿を思い起こした。

永き年月の中、この記憶は片隅にいずれ追いやられる。
それでも、妙な気持ちがロニカの中には燻る。

 ――どうした? 

「いえ……何でもありません
              我が父……」
         

             ――ワムウ



 ……その後、柱の男達の中でも未だ産まれてから短い存在が
隷従たる下等種族の労働及び生活環境に疑問を唱え上方修正を提言する。

何を馬鹿なと同族達は嘲笑するものの、その者の独断によって救われた
人族達は、彼に崇拝の気持ちと共に支配層への反旗の狼煙が産まれようと
するのは……また別の物語。

ロニカ

『アナザー カルムマン ワールド』 to be continued…

743御影:2022/03/29(火) 01:12:50
>GM

ミッション中に取得した『サーベル』について、
いくつか質問させていただきます。

・NPCの説明から、
 『スタンドを斬る事が出来る』と認識していますが、
 刃以外の部分(鞘や柄など)に、
 『スタンドに干渉する機能』はありますか?

・サーベルの長さはどれくらいでしょうか?

・サーベルの具体的な形状について、
 何か参考になるような画像がありましたら、
 お手数ですが紹介していただけると幸いです。

・サーベルの改造(仕込み杖にするなど)は可能ですか?

744『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/29(火) 01:16:14

 ガタン コトン ガタン コトン ガタン コトン

   ガタン コトン ガタン コトン ガタン コトン


                     ギィ……。

「あはは お土産もってきましたよ。
基本世界99432のバナナサイダー」

星の女、その者が放り投げた空き缶を童女らしい者は指一本で
宙に静止させて受け止めつつ、プルタブを念力で開いて逆さまにして
顔を上げて落下する黄色い液体を嚥下すると、軽いゲップをしつつ
半眼で告げた。

「お主の遊びは、御影も言うてたが少々悪趣味じゃのー?
双子たちに、自身の目的たる情報の知識を軽く吸わせ
他の者達にも希望なり幾らか、その世界に波紋を浮かばせるよう仕向けた」

「あはは 人生とはいとおかし。波紋を生じさせるとして
それをそのままにするか、遠方の国に被害及ぼす津波にするかは
その方たちの実力でしょう?」

星の女の可笑しそうな声に、童女は溜息で返して話題を変更した。

「して『賭け』じゃが……あー、画面で見てる者達にもわかりやすいよう
話すがな。妾は双子を捕まえられぬほうに、お主は捕まえられるほうにじゃ。
して、これは広義的で? それとも、この汽車でか?
広義的ならば、妾はまだ勝ちの目があり。この汽車での中ならば
お主の勝ちじゃがな」

双子が捕まえられたか、捕まえられてないか。

このエクスプレスの中の話ならば、御影と円谷の功績もあり
双子は捕えられたとの言葉で正しいのだろう。
 だが、未だこの星見町と言う物語が続く中では双子達も、町の命運も
定まらぬままでは双子達は追跡の手を逃れている。


星の女は嘯く。

「はてさて、その賭けの答えはモニターの皆さま達に任せましょう。
所詮 全ての者は何かしらの奴隷。貴方も、私も 結局は何かのレールが
なければ進めないのですからねぇ」

神たる童女は皮肉気に笑いつつ呟く。

「はん ならば、妾は賭けようか。
あの者達の紡ぐものは、いずれ世界を揺るがすがどうかをな
 して、その賭けは―――」


                  

                 『なぞなぞエクスプレス』 完

745御影:2022/03/29(火) 01:17:12
>GM

・スタンドに干渉できるという点から、
 サーベルは『実体化スタンド』と同等だと考えていますが、
 この認識は正しいでしょうか?

746『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/29(火) 01:26:50
・NPCの説明から、
 『スタンドを斬る事が出来る』と認識していますが、
 刃以外の部分(鞘や柄など)に、
 『スタンドに干渉する機能』はありますか?

回答:鞘や柄にも干渉する機能はある

・サーベルの長さはどれくらいでしょうか?
・サーベルの具体的な形状について

回答:長約98cm(鞘込み)刃の長さ約76.5cm
参考画像:ttps://aucfree.com/items/v689476346

・サーベルの改造(仕込み杖にするなど)は可能ですか?

回答:柄の部分の握り部分の金具など破損させる必要はあると思うが
可能と思われる。

747『なぞなぞエクスプレス!』:2022/03/29(火) 01:28:06
・スタンドに干渉できるという点から、
 サーベルは『実体化スタンド』と同等だと考えていますが、
 この認識は正しいでしょうか?

回答:その認識で間違いない

748『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/25(月) 20:41:14


――The humblest star twinkles most in the darkest night.
  (最も謙虚な星は、最も暗い夜に一番輝く。)

スイス 思想家 ヨハン・カスパー・ラヴァーター

749『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/25(月) 21:00:27

時刻は昼下がり。夏の時節が秋に近づくにつれ、過ごしやすい風が
街を優しく横切る時節……。



「『アルカラ』 お前と、こうして顔を合わせるのも何度目かな。
少し顔を見せない、その間で瞬く間にお前は貫禄が付いてきてるな」

血の色より深みのある紅色の髪の毛を払いつつ、アリーナ
『フーヴィアン派』の現役の闘士であり、アルカラこと『夢見ヶ崎』と
一度激闘を果たし、それ以降は親交浅くない間からの彼女は
君達二人と総合体育館近くに建てられているドーナツチェーン店にて
向かい合っていた。女性は、君『グリム』に対しても顔を向け挨拶を交わす。

ベリル「すまないな、挨拶を遅らせてしまって。
『ベリル・ストック』。それが私の名だ」

ベリル「アルカラは、そちらとは顔見知りか?
 初対面なら、これからの試合を始める前に情報交換と行こう。
なに、まだ始まるまで一時間弱は猶予がある。軽く此処で腹ごなしでもして
試合までに英気を養ってくれれば」

こちらとしても本望だ。そう、微笑んで彼女は告げた。


……因みに、この場に『金一』は居ない。
アルカラ専属のスポンサーが居ないのは何故なのか……? そう君が
疑問を生じる前に、ベリルは若干、疎ましそうに告げた。

ベリル「因みに、奴(金一)は謹慎中だぞ。
ほら、お前も知っての通り。『あの少年』に人質取られて逃がしたからな」


―――――――
『外見』『持ち物』『能力詳細』『簡素なプロフ』を、お願いします

750夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/25(月) 21:33:38
>>749

「――――――よう」

     ストンッ

『金一』と同じく顔なじみの『ベリル』に挨拶しつつ、
適当な席に座る。

「ひさしぶりじゃん。
 おたがいにキンキョーホーコクとかしようぜ??
 『アルカラ』はイロイロあってさぁ…………」

「いや!!コレは『あとのオタノシミ』にしとくか!!」

いまはドーナツをくおう。
『ダブルチョコレート』がいいな!!
いや、ベーシックな『オールドファッション』もすてがたい……。

「『グリム』は『トモダチ』だよ。
 こないだ『ブランコ』のってるときにしりあった。
 『イソギンチャクをカラダでヒョウゲンするほうほう』について、
 イッショにかたりあったナカだぞ」

     ムッシャ ムッシャ ムッシャ

ドーナツを食べながら、ベリルに答える。
結局、『サワークリーム』にした。
飲み物は『アイスエスプレッソ』だ。

「なんだよ、『アイツ』いないのかぁ〜〜。
 せっかくボコボコにしてやろうとおもってたのになぁ〜〜」

         ズズズ

『食べ合わせ』は至って良好だ!!

■外見
―――――――――――――――――――――――――――――
・年齢16歳
・身長160cm
・金髪のセミロング
・ブルーのサングラス
・アリス風ファッション
・頭にリボン風のスカーフを巻いている
・両手の爪にトランプ柄のネイルアート

■所持品
―――――――――――――――――――――――――――――
・スマホ
・財布
・ハンカチ

■能力詳細
―――――――――――――――――――――――――――――
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/219

爪で切った相手に五感を『移植』したり、
爪で切った相手の五感を己に『接続』し、
リアルタイムで共有したりする事が出来る。
このスタンドの感覚は非常に鋭敏で精密だが、
視覚だけは平凡、かつ光に非常に弱いため、
視覚移植を受けた相手は視界を光に焼かれる。

『ドクター・アリス』
破壊力:D スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:E

■プロフィール
―――――――――――――――――――――――――――――
『先天的視覚障害者』だったが、
角膜移植によって『視力』を獲得。
『初めて見る世界』に計り知れない感動と衝撃を受け、
『世界の全てを見たい』という『夢』を持つに至った。
『光の世界』に踏み込んだ『自分自身』を、
『不思議の国』に飛び込んだ『アリス』と重ねている。

751グリム『グリム・ランタン』:2022/07/25(月) 22:23:04
>>749-750
「『アリス』は・・・私に名前をくれた『友人』だ。
 まさかこんな場所で会うとは思わなかったが」

足を組みながら適当な座席に腰掛けている。
既に注文済みの『オレンジジュース』を、何度か口に運んで喉を潤す。
『ドーナツ』は頼まない。腹が膨れると、どうにも動きが鈍る気がするからだ。

「よろしくお願いするよ、『ベリル』。
 俺は『グリム』。ただの『グリム』だ」

「・・・・・・『アリス』はこなれているようだが、俺は何分『初めて』だ。恐らくは。
 出来れば、仔細が聞きたいが」



『外見』
・20代の成人男性
・身長180cm前後
・黒いコート
・黒髪のウルフカット

『持ち物』
・スマートフォン
・ラムネ瓶

『能力詳細』
棒を持つ人型のスタンド。
触れたものに灯芯を生やす。
対象が死ぬ(破壊される)時、灯芯に青白い炎が灯り、
この炎が消えるまで、対象の死の訪れは引き延ばされる。

『グリム・ランタン』
破壊力:B スピード:B 射程距離:D(3m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/223

『簡素なプロフ』
『記憶喪失』。
自らの『スタンド』を自覚するより前の、自身に関する記憶を失っている。
その際、自分の『スタンド』について教導してくれたとある『女性』を『神』とし、精神的支柱としている。
今は彼女が居るため、自らの過去に関してはあまり興味がない。

752『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/26(火) 11:28:01
>>750-751

夢見ヶ崎こと、アルカラの独特な口振りに対してベリルは
「相変わらずだな」
と、気さくな笑い声で対応してから、『金一』の近況を軽く告げる。

「当然だろ? 通話中で、しかも安全か確認もせず
ずかずか一人で拘束もしてないスタンド使いの居る個室で入るなんて
一番やってはいけない入り方のセオリーを一揃いやってる。
 正直、アルカラや、お前の仲間達が再度、彼を確保してくれて
助かったよ。これで一般市民が殺傷沙汰なんてなったら
アリーナの信用がた落ちだ。只でさえ、最近色々キナ臭い事が裏で
起きてるようだし……とっ、愚痴はここで終えて本題に入るか」

君『グリム』の言葉に、頷いて抑揚をつけてベリルは説明する。

「スタンド使いにしか視認出来ない張り紙なり何なりで募集
かけただろうから、これから『試合』するってのは承知の上で説明させて貰う。

まず、今回は『タッグ』。アルカラとグリム、あんた達二人で戦ってもらう。
日用品の持ち込みも、ポケットに入る程度で携行は可能だ。
でかい鞄もって、鈍器代わりになる工具入れるとかは止めてくれよ?
 あくまで衣服のポケットに入る程度の日用品でお願いする。

で、武器も一人ずつ携行可能だ。投げナイフとかなら三本セットで
支給出来ると思うぞ。自分のスタンド能力に適した武器を今から吟味して欲しい」

では、次にステージについてだな。と次の説明に彼女は移る。

「金網で囲まれた円形のステージ。広さは、この程度→>>351
遮蔽物は無く、地面は普通の柔らかめの土だ……これは私の独り言になるが」

――『あっちの選手』が、『地面』に対しては強い要望したらしい。
代わりに、武器を携行するのは一人だけって条件付きでな。

「……他に聞きたい事は?」

ベリルは、中立に近い立場だが。アルカラとも親交ある手前
これは彼女なりの助言なのだろう。

選手のスタンド能力を教えて。などと言うあからさまなズルは
許しはしないものの、それ以外で何か情報を得られるなら今のうちに
得るべきだろう……。

753夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/26(火) 16:51:58
>>751-752

「まぁね〜〜『アルカラ』は『3かいめ』だからさぁ。
 わかんないコトがあったら、エンリョなくきいていいぞ。
 ちなみに『1かいめ』のあいてが、
 ソコにすわってる『ベリル・ストック』。
 わたしがかった!!」

『フーヴィアン派』での試合は、既に『二度』経験している。
しかし、『タッグ戦』は初めてだ。
『まだ見ぬ世界』に胸の高鳴りを覚えていた。

「あ!!『アルカラ』っていうのは『ペンネーム』みたいなもん。
 ほかにも『いろんなナマエ』でよばれてるけど」

        ムッシャ ムッシャ ムッシャ

「グリムは『アリス』でいいよ。アリスも『グリム』ってよぶから」

           ズズズズズ

飲み食いしながら、一通りグリムに喋った。

     「とりあえず『よろしく』ってコトで!!」

そこまで言ってから、ベリルに視線を移す。

「『あのアホ』がシャバにでてきたら、
 わたしにもイッパツなぐらせてくれよな!!
 『イッパツっていうナマエの100ぱつ』かもしれんけど」

『ぜんしんをズタズタにする』ほうがイイか??
そのシュミのワルいスーツを、
いっしゅんでボロゾーキンにしてやる!!
ついでにアタマもハゲにしてやろう。
フハハッ!!『エイキュウだつもう』だ!!
もうコレでシャンプーしなくてもいいな!!

「――――『ぶき』ィ??ベツにいらない」

ベリルの説明を聞いて、即答した。

「『ブキ』なら、もう『もってる』し??
 テングになってるワケじゃないけど、
 よけいなモノあってもジャマになるから」

むしろ、ここで考えるべきなのは、『相手側の事情』だろう。

「ねえねえ、グリム。
 こういうルールってさぁ、
 『テキ』のほうがモンダイだとおもわない??
 『コッチがつかう』ってコトは、
 『アッチもつかってくる』ってコトだから。
 しかも、『スキなモノ』よういしてもらえるんだよ。
 ココはチョットつっこんどくヒツヨウがあるとおもうんだよね〜〜」

自分の考えをグリムに伝えてから、改めてベリルに向き直る。

「『ブキ』ってさぁ、どれくらいまでジュンビできんの??
 こないだ『モナカのトコ』にかりた『ピストル』とかは、
 フツーにかんがえて『ゼッタイない』にしても…………」

「『ハモノ』だったら、どこらヘンがゲンカイ??」

           ピッ

話しながら、人差し指を一本立てる。
『試合』は開始前だが、既に『戦い』は始まっている。
今の内に、やれる事はやっておきたい。

「それと、わたしが『ブキをもつケンリをホウキする』かわりに、
 『ほかのナニカをヨウキュウする』ってコトできない??
 むこうだって、おんなじようなコトしてるんでしょ」

754グリム『グリム・ランタン』:2022/07/26(火) 20:02:45
>>753-754
「ああ。俺にとっては『アリス』は『アリス』だ。
 そう言ってもらえて、嬉しい」

ジュルジュル

  ズズッ

チップアイスの隙間に残ったジュースまで吸いきって、コップをテーブルに置く。

「直接の『武器』は――俺も不要だ。
 というのも・・・この『試合』、興行の側面が強いのだろう?
 それならば、俺の『能力』に見合った獲物は考えてきている・・・許可さえ貰えれば、だが」

ピッ! と、ドーナツ屋の天井を指差す。
集合場所がここで良かった。現物があると、話がしやすい。

「『蛍光灯』」

「ポケットには入らないが『日用品』だ。
 『どうやって戦うのか?』 インパクトはあるだろう?」

勿論、それをここで伝える必要はない。
自分の想定では、『鈍器』や『刃物』よりは『使いやすい』し、『使われにくい』アイテムだ。

「そして、重ねて・・・・・・これは『アリス』と同じく・・・・・・。
 こちらが同じく『武器』を用いないのなら、何らかの要求を通したいのは確かだ。
 『フィールド』に関して・・・・・・『空調』、『音響』、『音響』。
 ・・・・・・闘技者のニーズには応えられるのだろう?」

755『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/27(水) 09:51:28
>>753-754

>わたしが『ブキをもつケンリをホウキする』かわりに、
 『ほかのナニカをヨウキュウする』ってコトできない??

>こちらが同じく『武器』を用いないのなら、何らかの要求を通したいのは確かだ

夢見ヶ崎と、グリム。どちらも『武器』の権利を放棄すると共に
別のアドバンテージを要求する。

対し、ベリル・ストックは……不敵な笑みを浮かべた。
相応しい言葉があるとすれば、想定のハードルを越えてくれたと言う賞賛の意か。

ベリル「そうだな、まず回答として『可能』だ。
例えば、うん。グリムの挙げたのを例として『照明を一時的に合図で消す権利』だとかな。
 そう何回も使用権を与えるのは難しいだろうが、こう言う風にすれば奇襲もやり易い。
『武器の使用』って言うのに目を眩んで、自分の力を軽視するようなら私も正直
二人への期待が内心下がっていた。試合前から、こう言う『駆け引き』は行われてる。
少なくともフーヴィアン派は、ルールを設け、そのルールの土台を崩さない中で
挑戦者がどう立ち回るかも注視している」

内申点かあるとして、私の今の評価は合格ラインだよ、二人共。と、ベリルは
誉め言葉と共に二人の質問に答えていく。

「刃物の限界。当たり前だが自分で持てる重量と、現存する武器だな。
重火器は不可能だ。そう言うのを媒介にしないと能力が発動出来ないとか言う
特例を除くとアリーナで拳銃すら所持は普段しない。敵の所有してるのを
一時的に押収しても、直ぐ警察関係者に引き渡すしな。
……最中派が銃を? ……まぁ、その話は試合後にでも、ゆっくり聞かせてもらおうか」

「『蛍光灯』は間違いなく貸し出せる。どう使うか楽しみにしてるぞ。
空調の調節か……観客がダウンしない程度なら温度調整も申請出来るだろう。
音響は、何時もDJ見たいな喋りの司会者が開始前のスピーチで流したり
試合中でもテンポアップな曲を流す事も多々あるが、どう使用したいかに依る
としか言いようがないな。……あぁ、二人でもし打ち合わせたいなら
密告なんて馬鹿げた事を私はする気もないが、周囲の耳も心配だろう。
ちょっとドーナツと飲み物の お代わり貰うついでに席を立つよ」

何か他に聞く事は? とベリルはシェイク的なものが入ってる飲み物の
ストローを吸って少し口を休ませた。

武器の権利を放棄するなら、試合相手の能力は未知数ながらステージに
注文した事が自分達に優位を寄せると間違いなく考えた筈なので、その
ステージに対し注文つけるのも良いかも知れない。
ただ、ベリルは説明の中で。
「お前たちは、挑戦側だ。アリーナのランカーは一見そう思えない奴でも
自分の順位を死守しようと考えて何でもやりかねない奴も多い。
準備時間も考えると、今から完全にステージを変化させてくれと言う事は
出来ないと思っていてくれ」

と、説明したので。ステージの完全変形は期待出来ない。
 何か他でアドバンテージを得るべきだ……また、多少世間話をしても良いだろう。

756夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/27(水) 16:41:15
>>754-755

「『ケイコウトウ』??ナニそれキョーミあるぅ〜〜!!
 すっごい『コセイテキ』じゃん。『ナマコ』みたいに!!」

      「アリスもキタイしちゃうぜ!!」

グリムの要求した『日用品』に、
サングラス越しにキラキラと瞳を輝かせる。
どう使うのか今から楽しみだ。
『スターウォーズごっこ』かな??

「『ジブンでモテる』だなんて、
 ソイツそうとうな『ナルシスト』だなぁ。
 それなら『カタナ』とかもアリってコトだ??
 『ヒトにカタナむけるヤツ』にはモテたくないなぁ〜〜」

『アリス』はトーブン、『ダレかのモノ』になるつもりはないよ。
だって、『このセカイ』に『コイ』をしてるから。
『セカイをテキにまわすカクゴ』でこなきゃ、
わたしの『ハートのじょおう』はゲットできないぞ。

「だったら、『ソレ』もらっとこっかな。
 『ショウメイをイチジテキにけすケンリ』!!
 『なんびょう』おとしてもらえんの??
 あと、『なんかい』くらいまでオッケー??」

これは使い道がありそうだ。
少なくとも、ベリルには分かるだろう。
『暗闇の世界』が『ドクター』にとって有利な環境である事を。

「いってらっしゃ〜〜い!!」

ベリルが席を離れ、二人きりになるタイミングで、
グリムに話し掛ける。

「まだ『ノウリョク』おしえてなかったよね??
 わたしのは『イショク』と『キョウユウ』」

『タッグ』を組む以上、
『お互いの能力』は知っておくべきだろう。
連携しやすくなるし、逆に分かっていなかったら、
同士討ちの危険もある。
『ドクター・アリス』の『能力』は、
そのまま『弱点』に直結するので、特に知っておいて欲しい。

「『アリスのスタンド』は『シリョクいがい』が『チョーいい』。
 『シリョク』はフツーだけど、『ヒカリ』に『チョーよわい』」
 『イショク』は、ソレを『きったヤツ』に『おしつける』」

「『キョウユウ』は、『きったヒト』の『カンカク』を、
 『スタンド』と『つなげる』。
 グリムと『つながった』ら、
 『グリムがみてるモノ』が『アリスにもみえる』し、
 『きこえる』し、『さわれる』ってコト」

「コレ、ベリルにはヒミツね。
 いや、ベリルは『しってる』んだけど。
 でも、『しってるけどしらない』っていうか…………」

     「――――まぁ、とにかくヒミツだ!!」

手短に『ドクター・アリス』の『能力』を伝えておく。

757グリム『グリム・ランタン』:2022/07/27(水) 20:37:35
>>755-756
「――『良し』」

ベリルの口から『照明を消す権利』が出た時、小声で呟く。
そこの確約が得られたのは大きい。
全てが計画通りに動くとは思わないが・・・アドバンテージ一つ、だ。

>『アリス』
「俺の能力は・・・簡単に言えば『物を壊れないようにする事』だ。
 『生物』ならば『死』・・・『無生物』ならば『大きな破損』を受け付けなくする。
 勿論無制限ではなく、時間が来れば、本来訪れるべき『破壊』が降りかかるが・・・・・・」
 相手の能力次第では、『服』や『アクセサリー』を強固な守りとして利用できる」

「何故普通の武器ではなく『蛍光灯』を選んだのかは、分かって貰えると思う。
 俺にとっては『壊れやすい』は『壊れにくい』と同義なわけだ。
 その上で、相手の『困惑』を誘える・・・・・・思考を割ける」

その上で、と話そう。

「問題はどうしても『目立つ』こと。
 ヴィジョンもそうだが、能力が使われている間、『蝋燭の炎』がその物体には浮かび上がる。
 だから・・・・・・『照明を消す』と、俺だけが浮かび上がる・・・・・・」

「『だがそれがいい』――と思っていた。
 突然の暗闇、俺が目立てば『アリス』は自由に動ける、とな。
 ・・・・・・改めて『ドクター・アリス』の能力を聞くと、尚更そう感じる。
 君の感覚に対する能力は、暗闇のペナルティをほぼ打ち消す」

「・・・・・・もし選べるなら、過剰な『静寂』、『騒音』も、こちらの利になるか?
 相手の動きを小さな動きを音で把握できたり、
 こちらの音をかき消しながら相手の移動音だけを把握する事も出来るか」

758『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/28(木) 18:12:03
>>756

>『なんびょう』おとしてもらえんの?? あと、『なんかい』くらいまでオッケー??

「合図は予め、二人で決めてもらうとして。そうだな……目安として『5秒』程度
回数は三回でどうだ? 奇襲をするにしても、相手だって行き成り暗くなって
泡をくって、暗い間は立ち尽くすような雑魚じゃない。不意を打つ硬直を一度目は
成功出来て、恐らくは大体数秒。二度、三度目となると相手も覚悟が出来る」

もっとも、更に私と交渉して回数を増やすのは検討するが……とベリルは付け加えて
一旦席を離れた。アルカラと、グリムは打ち合わせを開始する。
もう1レス程度は、じっくり相談出来る。またドーナツ店を後にして
近くで何か買いたいものがあれば買う時間はある筈だ。

それと、二人の眼前から彼女が消えた事で。ベリルの後ろ側でも
席についてる客が居るが、その人物がはっきり視認出来た。
 不良っぽい髪形をした清月学園の制服の人物が、ポン・デ・マスカットを
食べ進めつつ何か用紙に一心不乱に書き込んでいる。

 まぁ、ただそれだけ……。
特に意図なく話しかけなければ、絡んでくる事もないだろう。

759夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/28(木) 22:16:53
>>757-758

「『5びょう』と『3かい』ね。じゃ、ソレでいいや。
 ジューブンジューブン!!」

もちろん、
『ただ明かりを消すだけ』で終わらせる気など毛頭ない。
『そういう事が出来る』と分かっているなら、
それを利用した色々な『策』が可能になる。
ベリルの言うように、一回使った後は読まれるだろうが、
一回使えれば十分だ。

「なるほど〜〜!!
 『カンタンにこわせる!!』とおもったのに、
 『ゼンゼンこわれない!!』ってなったらビックリするな!!
 うんうん、グリムもなかなかやるなぁ〜〜」

『グリム・ランタン』の『能力』と、明かされた『意図』に対して、
大きく頷いてみせる。
確かに意表を突くには効果的な策だ。
それで敵に隙が生じれば儲けものだろう。

「『オト』はね――――――チョー『ジューヨー』だよ」

それに続くグリムの提案は、もっともな話だった。
実際、自分も同じ事を考えていた。
頭に浮かぶのは、『二回目の試合』の事だ。

「アリスはナンカイかでてるからわかるけど、
 『シアイカイジョウ』って、すっげー『ウルサイ』んだよ。
 みんなかってなコトいって、アレコレさわいでるからさぁ」

           ス ッ

人差し指で自分の『耳』を指差す。
『アリーナ』の『試合会場』は、
街中にはない『大歓声』で溢れ返っている。
常人の聴覚でも『やかましい』と思えるレベルだろう。
『超人的聴覚』にとっては『それだけ』では済まない。
本来ならば利点である『超聴覚』が、
『マイナス』に作用してしまうのだ。

「だから、『まえのシアイ』のときは、
 『チョウカク』を『カット』してたんだよね。
 そうじゃないと『きがちる』から」

それを防ぐために、前回の試合では、
事前に『騒音対策』を行っていた。
布切れに『超人的聴覚』を『移植』して、
手の中に握り込んでいたのだ。
そのお陰で、会場内の騒々しさが、
『超人的聴覚』に悪影響を及ぼさなかった。
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049904/692)

760夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/28(木) 22:17:53
>>759

「ギャクにいうと、
 そのときは『オトのセンサー』がつかえなかったんだ。
 そのかわり、かいじょうの『ギャラリー』を、
 『オトのコウゲキ』にリヨウしてやったけど」

対戦相手であった『レーン』に『超人的聴覚』を『移植』し、
『観客の大歓声』を『全周囲からの爆音』に変換し、
両方の耳を通して、脳内に叩き込んでやった。
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049904/724-725)

「なんてったって『サラウンド』でガンガンひびくからさぁ〜〜。
 あいてにもよるけどさ、
 『コレ』がきまったら『デカい』とおもうよ。
 まぁ、ミミふさいどけばいいんだけど。
 『スタンドがきこえる』んなら、
 『ソッチのミミ』もふさがなきゃイミないし」

ヴィジョンが『人型』かどうか。
もしくは『視聴覚リンク』の有無。
この辺りに左右される部分はあるが、最低限『隙』は作れる。

「ただし!!『テキのうごきをオトでつかむ』っていうのは、
 ザンネンながらできなくなるのがジャクテンだ!!」

そこまで言ってから、少しの間を置く。

「『あいてのうごきをオトでつかむ』のはモチロンできるよ。
 でも、『おおきなオト』があるなかだと、チョットむずかしい。
 センサーの『かんど』がよすぎるから。
 そういうジョーキョーだと、
 『アリス』のほうがダメージでかくなっちゃう」

『超人的聴覚』は、
入ってくる『音の情報』を処理する能力も『超人的』。
他の音に混ざった『相手の移動音』だけを、
正確に聞き分ける事には何の問題もない。
しかし、そもそも『大きすぎる音』自体が、
一種の『ダメージ』になってしまう。

「たぶんグリムもおんなじコトおもってそうだけどさぁ、
 こういうのどうよ??
 『イチジテキにギャラリーのコエをとどきにくくするケンリ』。
 『ノイズキャンセリング』っていうの??」

「『ほどほど』に『オト』がのこってたら、
 『コッチのオト』もけせるし、『アッチのオト』もゼンブわかる」

「『ショウメイをけすケンリ』とくみあわせたら、
 『いいカンジ』になるとおもわない??」

『暗闇』は『ドクター・アリス』のフィールドだ。
『完全な静寂』にするのではなく、
あらかじめ『騒音』を『低減』させておけるなら、
『超人的聴覚』がフル活用できる。
その状況下であれば、『情報量の差』においては、
こちら側が圧倒的に有利になるだろう。

          チラッ

偶然、客が食べている『ドーナツ』が見えた。

(――やたら『マスカット』がスキだったっけ)

その客の『服装』を見て、『顔』を見て――――視線を外す。

「あ、このあとコンビニよりたいんだけどいい??」

金一がいればパシリに使うところだが、
今はいないから自分で行くしかないか。

761グリム『グリム・ランタン』:2022/07/28(木) 22:46:54
>>758-760
「過剰な要求は『バランス』を崩す・・・。
 武器の放棄に釣り合うのがそれだというのなら、異論はない。
 もう少し、他のフィールドの状態に関しては話し合いをさせて貰うが」

ベリルの言葉に頷く。
一回でも使えれば、それは強く相手の印象に残るだろう。

「ふむ・・・やはり『ベテラン』だな。
 俺の考えるような事は既に『考察済み』か・・・・・・。
 『暗闇』と『静音』のタイミングに関しては『アリス』の判断に任せよう。
 勿論、『照明の権利』の効果を倍増させる運用には『賛成』だ」

『アリス』の『聴覚』がフルに発揮されるように、音の運用に関しては任せるとする。

「俺もコンビニには用事がある。
 用意しておきたい物も増えたしな」

清月学園の制服には気づいたが、今は関係ないだろう。直ぐに意識から外す。
『アリス』と一緒にコンビニに行く道すがら、一つの懸念を伝えておきたい。

「しかし、『ベリル』は・・・・・・『アリス』の能力に関しては当然、ある程度把握している訳だろう?
 その上で『暗闇』を生み出すことは『異常な贔屓にはならない』と判断した・・・・・・。
 相手が選択した『地面』というフィールドは、それと釣り合うレベル・・・・・・という訳だ」

762『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/29(金) 17:50:15
>>759-761
(※買い物は、日用品に問題ないのなら入手した品だけ記入してくれれば
場面は省略、アリーナへの到着。試合相手との対戦前の『邂逅』へ移らせて頂く)

アリス、アルカラ、夢見ヶ崎と様々なワンダーランドを駆け巡るにあたって
多くの名を掲げる君とグリムは相談を開始する。

君の『超感覚』は時と場合によって『武器』にもなるし『弱点』にもなりえる。
保険をかねて、グリムの言うノイズキャンセルの『対策』も必要になるかも。
『フィールド』の懸念も重要だ。相手が武器の権利を片方放棄してまで
要求したと言う事は『フィールドに何かしら工作』をする可能性が高いと言う事だから。
 当然、それはまだ何か不明。ベリルも公正な為に親友であろうと相手の情報を
売る事だけは絶対ない。ただ、何が来ても対応出来る心構えは今だからこそ出来る。

『不良っぽい学生』を、夢見ヶ崎もグリムも買い物がてら席を立つ際に一瞥出来た。
 相手の目は最近寝不足なのか目の下に大分濃い隈を生やしてる。
特徴としては、それ以外は茶色に染めた髪とビー玉のようなカプセルのイアリング。

人より聴覚が平常でも鋭い君には、不良男子らしい人物の書き込みの音は
何かを『書く』と言うよりは『描いてる』ような感じらしい音だなと思えただろう。
 まぁ、だからと言って彼が敵のスパイで君達の人相絵を書いてるとかは
流石に無いだろう。遅かれ早かれ、君達は直ぐに『闘士』と会うのだから……。

763夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/29(金) 19:46:46
>>761-762

「――――うん、ベリルは『だいたい』しってる」

「だから、『グリムのいうとおりかも』ね〜〜」

改めて示された『懸念』に対し、どこまでも明るい軽口を返す。

「むこうだって『かつ』ためにイロイロやってるワケだし??
 ベリルもいってたけど、『ハンソク』にならないんなら、
 まぁナンだってするよね。
 だから、コッチのサクセンで『イーブン』にもちこめたら、
 ソレでオッケー」

  「もし、アッチのほうが『ユウリ』だったとしても――――」

「アリスは『いろんなセカイ』をみてきてるからさ。
 チョットやそっとで『ひきはなされる』ようなコトにはならないよ」

               ニッ

         「ま!!そーいうコト!!」

満面の笑みで、そう言い切った。
自らの内に宿る『半身』が、
これまで歩んできた道のりを裏付けている。
『闇』から『光』――――
『ドクター・ブラインド』から『ドクター・アリス』に至った『旅の記憶』を。
『スタンド』だけではない。
同時に『夢見ヶ崎明日美』自身も、
数々の戦いを経て『成長』しているのだ。

「いってなかったけど、アリスの『ドクター』は、
 『パワー』はあんまりないから。
 『ソレいがい』だったら、
 『グリム・ランタン』とおんなじくらいだとおもうけど」

「でも、ちゃんと『ブキ』はもってるからさぁ。
 ほら、グリムみたいに。『やっつける』のはコマらないよ」

『グリム・ランタン』は、ほとんどの面でスペックに隙がない。
そういう意味でも頼りになるパートナーだ。
『ドクター・アリス』には『爪』があるので、
攻撃力は底上げされているが、
純粋なパワーという点では劣る。

「『スタンド』には『ゴリおし』がきくヤツと、
 『そうじゃないヤツ』がいるんだよね。
 まえにアリスがたたかったのは『きかないヤツ』。
 そういうのがでてくるとメンドくさいかなぁ〜〜」

『スタンド』の中には、
単純なパワーやスピードが全く通用しないタイプもいる。
当たってしまったら厄介だが、今回は『タッグ戦』。
それを考えると、可能性は低いと思って良さそうだ。

「『サイン』は……なるべくわかりやすいヤツがイイよね??
 でも、あいてにバレたらイミないし??」

「――――『右手の人差し指を立てる』でいいかな??」

合図を提案しつつ、店を離れながら、
『そいつ』を横目で一瞥する。
他の何よりも『『ビー玉のアクセサリー』が強く印象に残った。
『あるスタンド』を思い起こさせたからだ。
そして、その『本体』も。
その客の事が妙に気になり、顔を覚えておく事にした。

「『M&M'S』と『オレンジジュース』と……『エナジードリンク』!!」

まず、普通サイズの『M&M'S』チョコレートを一つ手に取る。
今日は『ピーナッツ入り』にしよう。
糖衣に包まれているから、暑い時期でも溶けない優れもの。
色もカラフルで、『アリスのお気に入り』だ。
それから『500mlペットボトル』の『オレンジジュース』と、
『355ml缶のエナジードリンク』を一緒に購入。

       「グッリムぅ〜〜!!」

            ポイッ

『エナジードリンク』をグリムに投げ渡す。

「アリスからのオゴリ。ソレ、テキに『ゴチソウ』してやってよ。
 わたしのブンは『もうひとり』にあげるからさ」

「シアイがはじまったら、『アリスのハナ』、グリムに『かす』よ。
 『ニオイ』がわかってたら『バショ』もわかるでしょ??
 そのほうがベンリだし」

狙いは『マーキング』。
『超聴覚』が使えなくなった後の『保険』でもあるし、
グリムに『超嗅覚』を『移植』する事によって、
二人とも『索敵能力』が向上する。
『暗闇の時間』を、より有効活用できるはずだ。

764グリム『グリム・ランタン』:2022/07/29(金) 20:12:12
>>762-763
「ふふ・・・こういう『戦場』での機微に関して、
 提案をする方が間違いかもな、『アリス』。
 初めての『相棒』が君で本当に良かった」

根拠の無い『自信』ではない。今までの経験に裏付けされた『確信』を感じる。
少なからずあった不安が吹き飛ばされるような気がした。

「相手が何をしてこようが、打ち勝つために『準備』をしている。
 必要以上に恐れる事はない、か。
 『アリス』の言う通り、俺のスタンドは隙がない。オールマイティだ。
 どんな局面にも対応できるからな」

『グリム・ランタン』自身も人並み外れたスペックを持つが、
それに加えて能力が守勢に向いている。対応力は抜群だ。

「合図はそれでいい。シンプルだが、一回では見抜けないはずだ。
 複雑な動きでは警戒されてしまう可能性もある」

『アリス』から『エナジードリンク』を受け取りつつ、
自分は『巻取り式』の『採寸用メジャー』を購入した。

「この独特の『甘い匂い』は確かに戦いの場では目立ちそうだな。
 タイミングを見て『マーキング』させて貰おう」

765『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/30(土) 13:20:22
>>763-764

スタンド使いは色々だ。全身に身にまとい獣のように動ける能力者も居れば
聖徳太子のような笏で同一の物体を使役したり、意識を失ってる間にしか
作用しなかったり、またクイズ形式の超高速の追尾光球を放ったりと。

然しながら『タッグ』戦において、君(夢見ヶ崎)が後者で対峙した
スタンド使いはアリーナの試合でも特殊な事例だろう。あのような能力は
1対1であればジャイアントキリングも発生するがタッグには向いてない。
 恐らく、今回の相手は今まで相手してきたどの能力者とも異なる気がする。

スタンド名が自身の名である君(グリム)も不安はない。
頼もしい歴戦の相棒、そして己の名を冠する力は能力含めスペックは
パワー型スタンドでも上位だ。まともにやれば苦戦するのは相手の方だろう。

『買い物』も終えた。

『ピーナッツチョコ』
『500mlペットボトルのオレンジジュース』
『355ml缶のエナジードリンク』

『巻取り式の採寸用メジャー』

それ等を購入して、ベリルと合流する。君達の携行品と準備万端に思える顔つきに
頷くと共に総合グラウンドの人気の少ないエレベーターへ三人は乗り込む。

「……あぁ、悪い。俺も『アリーナ』に行くから一緒に入れてくれ」

ベリル「うん? ……あぁ、わかった」

……おっと。どうやら先ほどの『不良らしい青年』もエレベーターに乗り込んできた。
僅かにマスカットと煙草の匂いが四人で乗り込んだ密室の中で漂う。それを無視しつつ
先導役の彼女はエレベーターのボタンを規則的に幾つかの階のボタンと共に
開閉ボタンを長押しする。それが合図となって秘密の降下システムが発動して
夢見ヶ崎は最近慣れたかと思うが……『フーヴィアン派』の組織である地下闘技場へと
下に下へと降りていく。少しだけ長い間で、不意に彼女は無言で到着を待つ青年に声かけた。

ベリル「お前、確か。以前、会った事あったよな?」

「…………あぁ、ん……はい」

ベリル「歯切れが悪いな。まぁ、あの時は落ち着いて交流する余裕は
なかったが、アリーナ勤めだったのなら結構な時間もあれから経ったし
一言挨拶してくれりゃ良かったのに。まぁ、部署が違うと余り慣れあうのは
宜しくないってのも有るのかも知れないが……。
あぁ、『あの青年』も元気か?」

――ピクッ

瞬間、青年は少し上の空と言う感じでベリルに応答していたが。
その彼を取り巻く空気が一変した。ぼんやりとした気配から、瞬く間に荒れ狂う
天候へ変化するように、嵐の前触れのような静けさが覗かせるような。

 ――ピンポーン

エレベーターが到着の音を報せた。そして、君達のドアを開く目の前には……。

766『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/30(土) 13:50:57
>>763-764

イメージ画像→ttps://picrew.me/image_maker/1666544/complete?cd=YPdtocHvbf


――よぉ 遅かったじゃないか

そう、エレベーターを出ると受付口が見えるが。その場所までを通過する
少し広い空間には、異様な光景が出来ていた。

まず、『女』が居た。黒人らしく、眼鏡をかけたボーイッシュにも感じられる
髪形をしつつも、幾らか好戦的な笑みで君達……いや『ベリル』を見ている。

そんな彼女が椅子替わりにしているのは……『数人の倒れ伏した人間』だ!

『うぅ……は、反則だ ろ……い 【行き成り蜂の巣にされてから】
襲い掛か……がぁっ』

対戦者「おいおい、誰が喋っていいって言ったよ?
立場がわかってないようだな、あぁ?」 

積みあがられた下の段で呻いてる男を、女は嘲るような口調で
頭を踏みつけ物理的に沈黙させる。

ベリル「何時にもまして好調のようじゃないか 『アージェント』
試合前に今日はどんな犯罪者狩りだ?」

そんな普通の人が行き成り見たら尻込みするような状況に対し、ベリルは
何時も通りと言った感じの口調で話しかけた。


アージェント「ハッ チャチな悪党さ。違法のサルの密輸してるのを
相棒と一緒に鎮圧。昼飯どころか煙草一本吸う合間で終わったよ。
楽な仕事さ。けど、一人はレアな能力者居たよコピーの……って。
あぁ、あんた達二人が私と相棒の相手なようだね。

悪いねぇ……『眼中にない』もんでさ」

アージェント「まぁ自己紹介してあげる。アージェント
このアリーナの『89位』が私」

 ゴゴゴゴゴゴゴ・・・。

 倒れ伏した犯罪者達の山の上で座りつつ、何処か『敵愾心』を
君達に向けながら、今回の試合相手は名乗りを上げた……!

767グリム『グリム・ランタン』:2022/07/30(土) 22:49:30
>>765-766
「・・・・・・」

エレベーター内では黙したまま、二人の会話を見守った。
『アリーナ』の人間模様は複雑怪奇なようだ。
人が3人集まれば派閥が出来ると言うし、さもありなん。
それにしてもこの青年、ベリルの口ぶりからすると、
『アリーナ』の戦士側ではなく事務員か何かか?


エレベーターのドアが開いた先の光景に、思わず足を止める。
なんとも悪趣味な『おもてなし』だ。
露骨な威嚇――実に好戦的な、この女性が『対戦相手』の一人か。
それならば、こちらも黙っている訳にはいかない。

「初めまして、『アージェント』。俺は『グリム』だ」

まずは深々と・・・大げさなぐらいに礼をしよう。

「歓迎に感謝するよ。
 『眼中にない』俺達の為に、ワザワザ男共を用意したんだろう?
 いくら積んだかは知らないが、素晴らしいパフォーマンスだ」

パチパチと拍手をしよう。

「ショーと言う物を良く分かっている。俺も参考にさせて欲しい。
 何分初参加だからな・・・何がウケるのか、『アリーナ』の文化をよく知らないんだ。
 ・・・ところで『アリス』、教えて欲しいんだが・・・『89位』ってのは『上』から数えた方が早いのか?」

768夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/31(日) 00:48:48
>>764-767

やれるだけの準備は済んだ。
考えられるだけの作戦は用意した。
残りは『その場の判断』で埋めればいい。

      ――――ヒョイッ

『M&M'S』を開封し、一粒だけ口に放り込む。
やっぱりチョコレートは『M&M'S』にかぎるな〜〜。
いつでもドコでも、おてがるにもっていけるのがイイよね。
シェアするのもラクチンだし。
みんなもたべよう!!っていってたら、
つくってるトコからイッパイもらえない??

  「みせてやろうよ――――」

            「『グリム』と『アリス』のチカラを」

グリムの言う通り、過剰な恐れは必要ない。
頼れる相棒と共に『アリーナ』に向かう。
勝つために。

―――――――――――――――――――――――――

「――――『タケルくん』からは『ヤジ』ってよばれてたよね」

不意打ちのように、『相乗りしてきた相手』に呼び掛ける。
そして、今度はジックリと正面から『顔』を見る。
『見覚え』はないだろうか。
いや、『あるはず』だ。
さっきは思い出せなかったが、ようやくピンときた。

「『ひそひそ星の園』――――
 『キンイチ』っていうアホなオッサンにつれてこられたでしょ??」

以前、『天雨サトリ』と共に、『アリーナ』から引き受けた仕事。
あの時、『手伝い』として金一が連れてきたのが、
『ヤジ』と『小林』だった。
もっとも、ヤジには『別の役目』があったようだが

「おぼえてない??『わたし』だよ。
 ホントにベリルのいうとおり、
 アイサツくらいしてくれりゃあイイのにさぁ。
 それともわすれてた??」

「あのときはチョコッとしゃべったくらいのカンケイだったし、
 わすれられてもオコんないけどさ。
 わたしだってわすれてたワケだし」

「ま、『フツーこんなヤツのコトわすれるか??』とは、
 チョットおもうけどさぁ〜〜」

そこまで言って、ベリルに視線を移す。

「ベリルぅ〜〜??ヤジちゃんのボスって、
 『イサゴさん』だったりするのかなぁ??
 なんとなくおもっただけだけど、
 まえにイサゴさんから『シゴト』もらったコトあったから」

    「おっと、トウチャクしたみたいだぞ。
     あいかわらずはやいな〜〜」

エレベーターから降りる際、ベリルに『耳打ち』する。

       「『しあい』がおわったら『はなしたいコト』がある」

769夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/31(日) 00:49:39
>>768

「――――さぁ??あんまりきにしたコトなかったなぁ。
 わたしとベリルは『Cランク』らしいけど」

グリムの問い掛けに、ただ肩を竦めてみせる。
実際、知らなかった。
というより、聞かされた事がなかったという方が正しい。

「『アルカラ』だ!!
 『グリム』からは『アリス』ってよばれてるし、
 わたしは『アリス』なんだけど、
 『アージェント』は『アルカラ』ってよんでいいぞ」

グリムの言葉を聞いて、サングラス越しに目を丸くする。

「え??この『イス』って、そんな『たかい』モンなの??
 『マホガニー』とかつかってる??
 あ、わかっちゃった〜〜!!
 きっと『オシャベリきのう』がついてるからだな。
 ほかにもナンか『ベンリなの』ついてない??
 『キンキュウダッシュツソウチ』とか!!」

            ニヤッ

ひとしきり喋った後で、不意にグリムに笑い掛ける。

「ねえ、グリム。
 『アリーナ』では『そういうの』がウケるんだよ。
 『おやすいチョウハツ』を『クールにうけながす』っていうのがさぁ」

わたしもマネしてみたいけど、キャラがかぶるな。
ドンドンあたらしいロセンをカイタクしていかないと、
ブレイクしても『イッパツや』でおわっちゃうのはイヤだし。
よし、ココは『ホット』にぶつかっていこう。

「なんだとコノやろう!!
 あとでイタイめみせてやるからな!!
 せいぜいクビをあらってまってやがれ!!」

遠回しに攻めるグリムの対極を行くかのように、
序盤でやられる三流悪役のようなセリフを吐いた。
むしろ、こういうヤツがサイゴまでいきのこってたら、
ぎゃくにザンシンじゃない??
この『アリス&アルカラ』が、
レキシにあたらしい1ページをつくってやる。
ことしの『アカデミーしょう』もねらえるな。
アリスは『ゲンサク』だから、こんかいの『しょうきん』で、
ユウメイな『カントク』と『キャクホンカ』にオファーをだそう。

770『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/31(日) 21:10:49
>>767-769

>いくら積んだかは知らないが、素晴らしいパフォーマンスだ
>『89位』ってのは『上』から数えた方が早いのか?

アージェント「世界一の値段さ。つまり『無料』って事だ。
その魔法の種は、正義の組織(アリーナ)の許可を貰わず裏でコソコソ
小型サルを売買しようとした屑どもをひょっぴいて、此処で悪あがきで
また暴れようとしたので駄目押しにノせばな。
……それと、私の事を挑発してるんだよな? 『89位』わよぉぉ……」

グリムの『応酬』に対し、明らかにアージェントは気分を害したように
獰猛な笑みが深まる。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
>『タケルくん』からは『ヤジ』ってよばれてたよね

「……っ」

『アリス』の不意打ち気味の青年への挨拶。
そう……『ヤジ』と挨拶をしていた彼は君と面識がある。なのに関わらず
彼は心ここに在らずと言う感じでエレベーターへの相乗りの断り以外で
君へ意識を払う事はなかった。挨拶をして、初めて軽く目を見開いて
ぼんやりとした瞳の焦点を君に合わせていた。
 ベリルの言葉も合わさり、彼は見る見ると口を震わせ顔を俯かせると共に
壁に顔面は逸れて表情は死角となり、どのような感情を浮かべてるか分からなくなる。

ベリル「砂金(いさご)さん? アルカラから聞くとは驚いたな。
上層部で運営の狐狸どもに啖呵きってる人だが知り合いだったか。
……うん、わかった」

ベリルも、どうやら砂金(いさご)の名を聞き及んでるらしい。
最後の小声には同じく囁き声で返しエレベーターは開く。

『ヤジ』も、エレベーターが開ききった時には既に感情を鎮めたのか
向き直った顔は無表情に移り変わっていた。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

>わたしとベリルは『Cランク』らしいけど

ベリル「勝率がアリーナの闘技場で、ほぼ勝った試しが無いのは『Eランク』
理由は様々だが、勝率より敗北の数が多いのが『Dランク』
そして勝率はあるものの出場数が少ない、若しくは勝敗の戦績が同等が『Cランク』
大半、アリーナの選手はCランクが多いがな、アルカラ。
 で、出場数が多く勝率が高くなるにつれ『Bランク』
20位を超える辺りだと『Aランク』、そんで上位陣かつアリーナで白星のみだと
Sランクだとか伝説だとか言われるが……」

アリスこと『アルカラ』の呟きに、丁寧にベリルは解説する。そして更に
向かい合う対戦相手である彼女の放つ気配に殺気に近い冷たさが伴った。

アージェント「……で、私はどっかの誰かさんの所為で『Sランク』になる
夢は破られたって訳だ」

そして、『アリス&アルカラ』が放つ『パフォーマンス』へ
アージェントはキヒヒ、と言う感じで歯茎を出しつつ笑うと言い返す。

アージェント「なんだ、面白いリカちゃんドールコスプレ猿じゃねーか。

――いいぜ、気が変わった。

ベリルの『お友達』ってのが出場するって聞いたもんでさ。
どんな手段でも使って試合で無様で辱めてやろうかって考えてたが……。
お前(アルカラ)が、もし私を認めさせる程の勝利を飾れたら」

――この『89位』の座。お前にくれてやるよ

  ドヨドヨ  ザワザワ……!

遠巻きに見守っていたギャラリーらしい者たちも、彼女の言葉に俄かに湧き立つ。
ベリルが何か言い及ぶ前に、タンッと彼女は座っていた人の山の背を蹴って
後方にバク転しつつ華麗に降り立つと共に、意趣返しなのかグリム同様の
大袈裟なボウ・アンド・スクレープで挨拶を返して告げる。

アージェント「それじゃあ、御二がた。精々、残る時間の中で
夢想の勝利を祈ってくださいな。……おい、そこの茶髪坊主
そう、お前だよ。お前、確か下働きだろ? 知ってんだぞ。
この雑魚共を片付けるの任せたから、鍵ちゃんとかけておけよ」

そう言って、アージェントは鍵らしいカードを『ヤジ』へ投げ渡した。
 彼は無言で、それを受け取ると。僅かに吐息を出してから他の
従業員らしい人たちへ声をかけ、倒れてる犯罪者らしい者たちを引き摺って
運び始めた……。

771『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/31(日) 21:32:03
>>767-769(次から試合開始です)

『アージェント』が立ち去る間際、君達が試合前の控室で向かうのと
反対の通路で彼女を待ち構えるように大柄な2mを超すのでは? と言う
大柄な男性らしい人物が立っているのを視認出来る。
容姿は、ストリー〇ファイ〇ーのアレックスに多少似てる感じで
肌の色は真っ白だ。……君達を、青く冷たさを感じさせる色の目で
一瞥すると共に、アージェントをエスコートする。

金一のように彼女のサポーターと言う可能性もあるが……或いは。

ベリル「私にも責任はあるんだ。
あいつは、前はあんな感じでは無かった」

最後の準備……試合前の衣装などを貸し付けられる控室に案内を終えて
彼女は少しだけ暗い声でアージェントの『敵意』に説明する。

ベリル「私とあいつの試合……相手の能力のネタバレをしてしまうから
詳細は省くが、どちらかと言えば私が『嵌め』をして
あいつを瞬殺させた。ジリジリと時間を掛ければ負けると思ったからな。
 だが、その事で私は後悔を抱いてない。あくまで、勝利する為には
必要な手段だと思ってたからな。けど、あいつにとっては
そう思ってなかったんだろう。見ただろ……あの殺意の篭った目つき」

溜息を一度吐いたか、ベリルは次に口開く時には力の灯る瞳で二人を見遣る。

ベリル「アルカラ、グリム……お前たちに、あいつの目を覚ましてくれ
なんて大仰な事を言う気はない。
 けど、我儘を言わせてくれるなら。勝っても負けても、私が以前アルカラ
……お前との試合のように、最後には納得できる闘いをしてやってくれ」

ベリル「それと、一度私が勝ったとは言え。
――奴は強いぞ。それだけは、他の試合内容も見た事あるから確かだ」

パートナーについての情報も私は把握してない。心して掛かれよ

そう助言を終えて、ベリルも場を去る。後は試合が開始するまでの
最後の『準備』だ。

とは言え、持ち物の準備は終えてる……試合前の名乗りだとか
夢見ヶ崎のように、グリムも選手としてのネームを今から考えておくとか
出場の時の演出として何か音楽を掛けるとかを今からでもしてみるか?

(※念のために、改めて試合前に携行するもの。
そして試合で使用する権利を次レスで記載してくれると有難いです)

772夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/01(月) 01:03:13
>>770-771

『ヤジ』の事を思い出すのに時間が掛かったのは、
単に顔を合わせた回数が少なかったからだけではない。
前に出会った時と比べて、
あまりにも『雰囲気』が違っていたからだ。
そして、その『理由』も『既に分かっている』。

―――――――――――――――――――――――――

え??『89』って、そんなスゴイの??
よくわかんないけど、ナンかスゴそう。
だって『89』だし!!
せっかくだし、『89』になってやるぞ!!
そんで、『オシャベリきのう』つきの『イス』にすわるんだ!!
わたしが『89』になったアカツキには、
『キンキュウダッシュツソウチ』もつけてもらおう。
あとは…………『デコレーション』もツイカしてもらうか!!

「いってくれるじゃねえか!!そのコトバわすれんなよ!!」

何だか分からないが、最後まで三流悪役で通した。
わたしも『プロ』だからな。
こういう『やられやく』がいてこそ、
メインの『しゅやく』がひきたつんだぞ。

773夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/01(月) 01:05:27
>>772

「――――――ようするにさぁ」

『控え室』に入ってから、ベリルに話を振る。

「『ベリルがキライ』だから、
 『ベリルがつれてきたウチらのコトもキライ』ってコト??」

『ベリルのスタンド』は知ってる。
『シンプリー・レッド』――――『嘘を裁く能力』。
だからって、『相手の能力』が予測できる訳でもない。
ベリルと戦った時と同じように、『やれる事をやるだけ』だ。
ただし、『長期戦は向こうが有利』という事は分かった。

「そりゃ『かつ』よ。だって、『そのつもり』できたんだもん!!」

かたないと『オファー』だせないからな。
もしもかてなかったら、どうしよう??
ジブンで『カントク』と『キャクホン』を『ケンニン』するしかないか!!

  「『ショウブ』ってのはさ――――」

      「『かつ』か『まける』か『わかんない』から、
       『おもしろい』んだよ」

                「――――――でしょ??」

去っていくベリルを笑顔で見送る。

「ココくるのは『アルカラ』もひさびさだからな〜〜。
 ちょっと『キンチョー』して『STチオジメタン』でちゃうね」

「あ、グリムしってた??
 ニンゲンって『ストレス』をかんじると、
 『カラダのニオイ』がかわるんだよ」

         コソッ

コッソリとグリムに『耳打ち』する。

「『ストレスしゅう』っていうんだけどさぁ、
 『キンチョーしてるヒト』からは、
 『イオウみたいなニオイ』がするの。
 ナンかのサンコウにしてみてよ」

使い方によっては『嘘を見抜ける能力』だ。
『シンプリー・レッド』との戦いと、
これまでの『ベリル・ストック』との交流。
それらの経験が、この『応用法』に気付かせた。

「ちなみに、『つかれてるヒト』からは、
 『アンモニアのニオイ』がするよ。
 コレは『ヒロウしゅう』っていうんだって!!」

『ドクター・アリス』の『超人的四感』は、
『即時の情報収集力』に長けている。
『全ての感覚』をフル活用すれば、
『肉体的な変調』から『心理的な推移』に至るまで、
生物に関する『あらゆる事象』を推し量る事が出来るのだ。
夢見ヶ崎のスタンドは、『ドクター・ブラインド』から、
『ドクター・アリス』に『成長』を遂げた。
同時に、『夢見ヶ崎明日美』も『次のステージ』に進んでいる。
こうした『新たな活用法』を見出せた事も、その内の一つだ。

       「よし!!じゃ、いくか!!」

気合いを入れて、『会場』に向かう。
登場時の音楽は、『Caravan Palace - Wonderland』
(ttps://www.youtube.com/watch?v=vCXsRoyFRQE)だ。
最近のお気に入りだから。

―――――――――――――――――――――――――

携行品
・スマホ
・財布
・ハンカチ
・『M&M'S』のチョコレート(コンビニで調達)
・500mlオレンジジュース(コンビニで調達)

試合中に使用する権利
・会場内の照明を『五秒間』落とす。
・『三回』まで有効。
・合図は『右手の人差し指を立てる』事。

774グリム『グリム・ランタン』:2022/08/01(月) 07:54:32
>>770
「『マイク・パフォーマンス』さ。
 試合では遺恨無くやり合おうじゃないか」

両手を立てて、ひらひらと振る。
『悪意はない』というジェスチャー・・・・・・それもまた『挑発』だが。

「ではまた、『試合』で。次も楽しい演出を期待しているよ」

>>771-773
「なるほどね・・・『参考』になる。
 君の『超人的感覚』を扱うのであれば、
 それらの情報を収集するのは難しくないか」

『アリス』からの言葉を胸に留めておく。
自分の『能力』だけではない、もう一つの『能力』も使いこなすのが『タッグ戦』の妙だろう。

 フゥ〜・・・

深く息を吐く。
もしかしたら自分からは、『硫黄のような臭い』がしているのかもしれない。
『アージェント』相手には煽り返したが、やはり記憶の中では初めての『舞台』。
多少なりとも『緊張』はする。

「・・・・・・行くとしよう」

自分は特に名乗りも音楽も必要ない。
『グリム』以外の名前は無いし、『騎士』が登場するのに派手な演出は要らない筈だ。

―――――――――――――――――――――――――
携行品
・スマートフォン
・ラムネ瓶
・『蛍光灯』(支給品)
・『エナジードリンク』(購入品)
・『巻取り式の採寸用メジャー』(購入品)

・服装はコート。蛍光灯以外はポケットに入れている

使用する権利
・一時的に『観客』の声を届きにくくする(騒音軽減)
・タイミングは『照明を落とす』のと同時

775『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/01(月) 18:05:37
>>772-774

『ヤジ』の『異変』。それについて、君は幾らか理由を把握している。
されど、それを問いただす時間もなく、そして今は集中すべきは『試合』の事だ。

去り際に、強く笑ってベリルは頑張れよと一言、夢見ヶ崎の言葉に返答する。
余計な言葉はもう要らない。これからは君達の『力』のぶつけ合いの場だ。

ある種、妖艶さも微かに感じるミュージックに乗せ『アルカラ』と『グリム』は
試合会場への通路を歩く。少し薄暗い細道を出れば、そこは正しく……。


 ワアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!

         キャアアアアァァァァァァァ!!

『レディィィィィィスゥゥゥゥ &!! ファッキン玉無しガイ共!!!
 さぁ、今宵も始まったぜアリーナ地下総合闘技Ⅽランクバトル!
知ってる奴等は既に知ってるだろおおお!!? 突如として不思議の国から
来訪したか如く、ワンダーランドを追いかけ、そして! 鮮血の猟犬こと
【ベリル・ストック】。ジャイアントキリングを果たした【レーン】を打ち破り
今ここで【89位】の座を賭けて! 満を期してのご登場!!
 そう、その名わああああああ!!!! アルぅぅぅぅカラぁぁぁああああ!!!!

更に、その相棒! 今日のメインイベントに出場した正体不明! 素性不明!
 然しながらアルカラを護る騎士としての、その放つ空気は只者ではない!
果たして、この試合中で彼の名は未来において笑い話になるか、または英雄譚か!?
 名を唱えさせて貰おう!! グぅぅぅうううううリムぅうううううう!!!!』


 ア・ル・カ・ラ! ア・ル・カ・ラ!! ア・ル・カ・ラ!!!

   グ・リ・ム!  グ・リ・ム!  グ・リ・ム!!


『対してえええええ!!! 対戦相手は、フーヴィアン派の【黒き革命家】!
【鉄そう花】の【89位】
 アーー----ジェええええええええンんんトぉおおおおお!!!』


 アー・ジェント! アー・ジェント!! アー・ジェント!!!

試合会場では、アルカラは馴染み深い大音量の津波が四方八方から聞こえる。
超感覚の聴覚が麻痺する程ではないが、確かに戦闘するにおいては相手の物音が
阻害される恐れはあるだろうと感じるボリューム。

金網で囲まれ、柔らかな土が敷き詰められた試合場の向こう側で
不敵な笑みを変わらず浮かべて『アージェント』
そして、先ほど見かけたスーツを着こなした大柄の白人男性が腕を組んで
仁王立ちで君達を冷たい眼差しで睨んでいた。

776『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/01(月) 18:20:34
>>772-774

『さぁあああてえええ!! そして、この司会者も未だ
アージェントの相棒については名前すら知らない!
 このまま名無しの誰かさんのままでぇ……』

 ――アン……。

『お?』

 ――オブシディアン……それが……俺の名だぁあああああ!!!!

         ビリビリビリビリィィ!!!


 キャー! と観客席から、上半身のスーツを意図は不明ながら破り
半裸となった男の逞しい大胸筋を見せびらかすパフォーマンスと共に
名乗りを上げた『オブシディアン』と言う男。
破られたスーツは、少し重たい音と共に彼の目の前の地面に転がる。
アージェントはやれやれ、と言う呆れた仕草で首を横に振る
ジェスチャーと共に司会者へと強く宣言する。

アージェント「おい司会者さんよぉ! 私の相棒も、早く戦いたくて
待ちきれないって言ってやがる!!
 さっさと何時もの長ったらしい前口上を止めて開戦のゴングを鳴らしなぁ!
それと、今日の司会はあんた一人かい!?」

ベリル「いや、私だ」

実況席の喧しいDJ風の司会者の隣に、ベリルが席につく。それに
アージェントの顔は更に修羅めいた笑みへ変わり、上等! と一言吠えた。

司会者『Hey!! 気力 英気ともにバトルする気は十二分だなぁ!!
それじゃあ、四の五の言わずに始めようぜえ!
アリーナ【89位】の称号を賭けた……さいっこおおおおに派手な試合をな!!』



    ――カーンッッ!!!!


 闘いのゴングは鳴った! いざ、『試合スタート』!



〜〜〜地図〜〜〜

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=アージェント・オブシディアン
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴  ☆=アルカラ・グリム
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□☆□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

777グリム『グリム・ランタン』:2022/08/01(月) 19:09:40
>>775-776
「・・・・・・『グリム・ランタン』」

まずは『グリム・ランタン』を発現させる。
それは青白い炎を頭部に携えた、騎士のようなスタンドだ。
その手には『燭台』にも似た『杖』が携えられている。

「まずは俺が先陣を切るべきだろうな。
 相手の能力を引き出してやるとしよう」

手に持った『杖』で、手持ちの『蛍光灯』の先端に触れる。
それだけで、『蛍光灯』には自身の能力である『蝋燭』が埋め込まれる。
一般的な『蛍光灯』の長さは約『1.2m』・・・そこに埋め込める『蝋燭』なら『12時間』以上は保つ。
つまり『試合中』は何の問題もなく使える、という訳だ。

右手に『杖』を。左手には『蛍光灯』を持って、前に進もう。

778夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/02(火) 05:04:34
>>774-777

そこに足を踏み入れた直後、
耳慣れた『声』と感じ慣れた『空気』に包まれた。
実際に訪れるのは久し振りだが、忘れてはいない。
これが『アリーナ』だ。

「よう――――――」

      ザ ッ

「――――――『おまえら』、ゲンキだったか??」

会場内を見渡しつつ、席を埋める観客達に呼び掛ける。

「きょうココにきたヤツは『ラッキー』だ。
 わたしが『89』になるシュンカンを、
 サイゼンセンでケンブツできるんだからよぉ〜〜」

      「『それだけ』じゃあないぞ」

              ズ ギ ュ ン ッ ! !

自らの精神の象徴――『ドクター・アリス』を発現する。
全身に纏う『光のリボン』と、流れるような『金髪』。
そして、やはり『光』が固まったような半透明の『ネイル』。
どこか無機質だった『ドクター・ブラインド』とは全く異なり、
極めて有機的なヴィジョン。
その『違い』が分かるのは、
『以前のアルカラ』を知っている者だけだろう。

         「この『アルカラ』の」

   「『あたらしいチカラ』をおがむケンリを」

       「テメーらにくれてやる!!」

             ドシュッ!

ハンカチに『超人的聴覚』を『移植』。
それを本体の掌中に握り締める。
これで耳障りな『騒音』はシャットアウト出来るはずだ。

         「『まかせる』」

前に出るグリムの後ろに立ちながら、
『ドクター・アリス』が『爪』を突き出す。

「グリム、さっきの『アレ』やっとくよ」

            チクッ

そして、『超人的嗅覚』をグリムに『移植』する。
同時に、『ドクター・アリス』の両足を地面に下ろす。
『超人的触覚』は、
『ダッシュ』や『ジャンプ』の『振動』を感じ取る事が出来る。
ましてや、今の足場は『柔らかい土』だ。
おそらくは、『アスファルト』よりも分かりやすいと考えていい。

       「それじゃ、やろっか??」

            ポイッ

本体は余裕の表情で、一粒のチョコレートを口の中に放る。

779『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/03(水) 14:01:45
>>777-778

『グリム』にとっては記憶に失う前も体験した事があるか不明な未知なる世界。
 『アルカラ』においては一種、馴染み深い故郷への返り咲きか。

本体の名を記す『グリム・ランタン』を操作し蛍光灯にも能力を仕込む。
 アルカラも、同じ。新たに成長したスタンド(力) その名も『ドクター・アリス』!
アルカラの試合を観た事のある通の客やDJ司会者が興奮する声が耳栓越しに聞きつつ
スタンドの足を地面につけた。超感覚による『振動』の察知。
 互いのスタンドをサポートする気概は万全。対して相手は……。

 ――へッ

アージェント「『白黒』付ける試合での常套手段ってのは、最初に『ド肝』潰すのが
一番手っ取り早いのさ。――やりなぁ! 相棒!!」

オブシディアン「応! ウゥ……ぅううおおおおお応ッッ!! 
――『ザ・ホワイト・ストライプス』 装填……回転……!』

               ――ズギュンッ!

!!!! 上半身スーツを破り捨てた病的に白い大柄な男、オブシディアンが
腰を落とし足を踏ん張った体勢へ移行して発現したスタンドの形、それは!!

イメージ画像↓
ttps://www.amazon.co.jp/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B0%E3%83%83%E3%82%BA-%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%88-%E3%82%AC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%AC%E3%83%B3-%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E7%94%A8%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%84-MW20R/dp/B00QV233E6

ガ ガ ガトリング銃だああああああああ!!!!??

映画コ〇ンド―に出てくるような、成人の男性が抱えられるようなサイズの
ガトリング銃! しかも、どう言うギミックか砲身と持ちての部分の間にも
ミサイル見たいな形状のカラフルな動物チックなデザインの小型ミサイル見たいな
オプションも見られる『スタンド銃』だ!

司会者『wwwwwryyyy!!!? お、おったまげー!!
オブシディアン選手!! まさか、まさかのがドリング銃!!
 こ、これがモノホンの威力なら、危うし、グリム! 危うし、アルカラ!
この数秒後には、二人のミンチが出来上がって今夜はハンバーグ類が一切
食べれない渋いディナーになっちまうぜえええ!!! イエーイ!』

ベリル『いや……冷静に考えて、そんなピーキーな能力ならⅭランクどころか
BかA級のランカー戦に出場させる筈だ。
原則、アリーナの試合は不慮の事故ってので死亡も稀に起こるが基本的に
故意に殺害させる真似は厳禁。奴の能力……私の想像では別の』

オブシディアン「ウゥ応応応ォォォォ!!! 発射!!!」

 ダダダダダダダダダダダダ!!!!!

   ダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!

――なんだ!?

オブシディアンはガトリング銃を乱射する。だが『君達には全く命中しない!』
 君達とアージェント達。その境にある地面を銃弾が命中し、埋め込まれる。

? 銃弾にしては、その地面に埋め込まれた穴は少々小さく感じられた……。

780『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/03(水) 14:07:06
アージェント「へへへ……」

アージェントとオブシディアンは動かない……。不敵な笑みを彼女は浮かべており
オブシディアンは撃ち尽くした後、大きく息を吸って呼吸を整えてる。

〜〜〜地図〜〜〜

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=アージェント・オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ・グリム
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ザ・ホワイト・ストライプス』の銃痕
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□☆□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

781グリム『グリム・ランタン』:2022/08/03(水) 19:35:38
>>779-780(質問)
オブシディアンは自分とアリスを狙って撃ったようには見えなかった?
初めから狙いは地面のようでしたか?

>>779-780
「むッ・・・」

捌ききれるか――と、『アリス』の前に立ち一瞬身構えるが、その心配は無かったようだ。
とは言え、発射中は肝が冷えたが・・・・・・。

「・・・なるほど? これがこの『フィールド』を選んだ理由か?
 『銃弾』が地面に命中する必要がある・・・と」

試合場の中心に大きく相手の『領域』が出来た、と考えて良いだろう。
となれば、ここは無闇に突っ込むのは悪手か・・・。

 クン クン

『アリス』から授かった『超人的嗅覚』で、
『硝煙』の臭いや、発射された『銃弾?』、命中箇所の臭いを探る。

782夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/03(水) 21:49:32
>>779-780

「ハッ――――――」

          シ ャ ラ ァ ン ッ

現れた『ガトリング銃』のヴィジョンを見て鼻で笑い、
『ドクター・アリス』が髪をかきあげる。

「ナニかとおもえば、『テッポー』のスタンドかぁ〜〜。
 それくらいだったら、わたしだって『つかったコトある』ね」

『エアリー・フェアリー・ナンセンス』。
かつて訪れた『夢の世界』で、
一時的に『自分のスタンド』として使った代物だ。
そのヴィジョンは『マシンガン』だった。
今となっては懐かしい思い出。
オブシディアンのスタンドは、その記憶を想起させた。

「ホンキでアルカラをビックリさせたいなら、
 『ロケット』で『ツキ』までとんでいって、
 そこから『ウサギ』でもつれてこいよ!!」

     ――――――ドクンッ

『ドクター・アリス』の両足を通して、
『超触覚』で地面の様子を探る。
一種の『ソナー』だ。
もし、何かが土の中で動いていたりすれば、
その『振動』で分かるだろう。

        シュバッ

そして、『ドクター』の両手に『M&M'S』を一粒ずつ握る。
これは『実体弾』。
『スタンド』に対しては効果がない代わりに、
『スタンド体』の『ネイル』よりも射程が長い。

>>781

「グリム、わたしの『ヨソウ』をいっとくよ」

『グリム・ランタン』の後方から、グリムに声を掛ける。

「さっきベリルは『ジカンをかけたらまける』っていってた。
 だから、さっさとおわらせたほうがタブンいい」

「なんとなくだけど、
 『オブシディアン』は『ジカンカセギ』っぽいきがする。
 アイツが『あしどめ』してるあいだに、
 『アージェント』がコウゲキしてくるか、
 『ジュンビをおわらせる』ってのが、わたしのかんがえ」

完全に『待ちの姿勢』という可能性も、なくはないだろう。
だが、『アリーナ』という場所を考えると、
そんな消極的な戦法を選ぶとは考えにくい。
普通に考えれば、向こうから積極的に攻撃してくるはずだ。

「ドンドンせめたほうがよさそうなんだけどさぁ」

「――――やっぱ『アレ』がきになるよね」

地面の中に埋まった『銃弾』には、当然ながら注意を払う。

「でも、ちょくせつブッぱなしてこなかったってコトは、
 ニンゲンには『こうかナイ』っぽいかなぁ??」

再び『エアリー・フェアリー・ナンセンス』を思い出す。
あの奇妙な銃は、
『四大元素』から『妖精』を生み出す能力を持っていた。
その例を考えると、『ただの弾丸』とは思えない。
『動物のモチーフ』を考えても、
そこから何かが出てくるのではないか。
そう思わざるを得なかった。

783『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/04(木) 12:02:06
>>781-782

グリムが感じた疑問。『ザ・ホワイト・ストライプス』の照準がどうなっていたか?
 自身の名付け親とも言えるアルカラの壁になって銃弾が飛び込めば防ごうと
身構えていた君は、弱視と言うチャームポイント持ちの彼女より正確に認識出来た事。

オブシディアンの狙撃、と言うか乱射は『掃射』と言う感じで、君達目掛けて
構えているが、射撃の勢いが強いのか、若しくは別の理由かは不明ながら
撃つ瞬間、彼の体は震えてまともに撃ててない(精:E)と言う感じであった。
恐らくだが、あれでは1m程度の近距離で棒立ちにならない限りは
でかい銃口であるものの命中させるのは難しいだろうとグリムは感じられた。

そして『超人的嗅覚』の情報。
 これも良い着眼点だ。まず硝煙の匂いだが火薬臭さより『ペパーミント』のような香り。
無数の着弾部分からも、微かなミント臭が放たれ、それが徐々に土の匂いと混ざって強まり
今まで嗅いだことのない自然の若草と樹が息吹く情景を感じさせる香料の波が
グリムの鼻から脳へと突き抜ける! これは……正しく『発芽』が!
『促進』がなされようとしている!

対して『ドクター・アリス』もまた感じる……『脈動』を!
 地面に埋め込まれた穴の中が段々隆起し、その埋め込まれ、否、撃ち込まれた
弾丸らしき物が何か別の形へと変わっていく『蠢き』を!

アージェント「おぅおぅ、アルカラって言ったか?」

したり顔で、対戦相手の彼女は眼鏡のつるを軽く摘まんでおちょくるように
持ち上げつつ嘯く。

アージェント「『ウサギ』は持ってこれないが……てめー見たいな
口だけの吠える『サル』に相応しいフィールドが」

 ――今、開始されるぜ!

 ニョキ ニョキニョキニョキッッ!!

 !

グリムとアルカラ、そして司会者や観客。全員が試合場の大地の変化を見届けられた!
 着弾地点より『芽』が咲き誇る、それは急激に成長(ス:Ⅽ)を行い。
段々と『樹』が育ってくる! 

現時点で君達の足の膝丈程度だろうか。だが、観察してる合間にも
幹は太くなり、枝が生え『ジャングル』が出来上がろうとしている!

オブシディアン「――これが、『ザ・ホワイト・ストライプス』の力。
『第一の能力』 『ジャック・ホワイト』
ジャック・ホワイト
白き 占領だ……俺と……アージェントの聖域……」

アージェント「感慨深いところ悪いがなぁ、相棒っ!
 あっちだって青ぴょうたんじゃねぇんだ。敵から目を離すんじゃねぇぞ!!」

オブシディアン「ぅ……りょ……了解だっ」

784『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/04(木) 12:06:38

〜〜〜地図〜〜〜

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=アージェント・オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ・グリム
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長中
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  2、3レス程度で『大樹』となるだろう。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□☆□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

785グリム『グリム・ランタン』:2022/08/04(木) 20:10:25
>>782-784
「・・・これは『ジャングル』か。『木々の強い臭い』・・・。
 『樹木』が急速に成長してるぞッ!」

「『アリス』・・・これは『最初の選択』だ。
 『足を踏み入れる』か、それとも『待つ』か・・・・・・。
 俺は、君の『予想』が正しいと踏む。つまりこれは相手の『時間稼ぎ』だ。
 このまま成長を待てば敵を『見失う』・・・。
 それは『お互い様』だが、相手にとって『有利』なんだろうな」

わざわざ地面を土にしてまでこの『ジャングル』を用意したかったのだから、それは間違いが無い筈だ。
この『ジャングル』を主戦場にするのか、それとも『ジャングル』を何かに使うのかは分からないが、
『視界の問題』は相手にとって有利に働くはず。

「俺は今から『突っ込む』。あそこは敵の領域だが、
 敵を見失い、準備をさせる『リスク』の方が『恐ろしい』と判断する」

「『アリス』がどうするか、『共有』の札を切るかは、任せる。
 一時的に分かれるとしても、状況については・・・。
 無理のない範囲で口に出そう。『聴覚』で拾えるように」

自分の考えを一通り説明したら、木々の薄い『MAP右側』に進みたい。

786夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/05(金) 19:27:08
>>783-785

「『サルみたいなウサギ』はいるかな??
 『ウサギみたいなサル』でもいいぞ!!
 シンシュはっけんしたら、わたしのナマエをいれてくれよな」

軽口を叩きながら、前方の木々を見据える。
自分達に有利な環境を構築する意図のようだが、
そういう意味なら、こっちの方が『発想の規模』は上だ。
このフィールドにおいて、
『超触覚』が十分に機能する事も確認できた。

「――――――『だろうね』」

『グリムの意見』に同意する。
リスクは大きいものの、
ここで待っていても事態が好転するとは思えない。
むしろ、時間が経てば経つほど、
『敵側の有利』に傾いていくだろう。
ハッキリ言って、『突入』するのは危険を伴う。
しかし、そうする以外の手は思い付かなかった。

「『それしかない』みたいだし、グリムに『オネガイ』しとく。
 『アリスのアリス』じゃ『パワーぶそく』だから」

『グリム・ランタン』なら、たとえ奇襲されたとしても、
ある程度は跳ね除けられる地力があるはずだ。
現状、『ドクター・アリス』は『聴覚』を『封印』しているようなものだし、
『嗅覚』はグリムに貸している。
『味覚』が役に立たない状況では、
残っている『触覚』に頼るしかない訳だが、
それだけで敵の動きを完璧に探知するのは、
少しばかり『工夫』が要るだろう。

「じゃ、オコトバにあまえて『つかっちゃう』ね」

           チョンッ

再び『爪』でグリムに触れ、『視覚共有』を発動させる。

「私は『世界の全て』を見てみたい。
 だからこそ、『ドクター・アリス』の『輝き』は、
 『この世界』を隈なく照らし、『闇』を払い、『全て』を明らかにする。
 その眩しい『光』の前では、どんな『悪魔』であろうと、必ず『正体』を曝け出す」

     シュルルルルルゥゥゥゥゥゥゥ――――――――ッ!

「『ドクター・アリス』の『第二の能力』――――『シンパシー・フォー・ザ・デビル(悪魔を憐れむ歌)』」

これにより、『ドクター・アリス』の頭部から伸びる金髪が、
グリム本体に『接続』される。
その射程は『100m』――十分すぎる距離だ。
『グリムの見た光景』は、
全て『ドクター・アリス』に伝達される事になる。

「コッチのイバショは『チョコのニオイ』でわかるから、
 ふりむかなくてもダイジョーブだよ」

グリムに『前衛』を任せ、その後ろからついていく。

「『グリム・ランタン』の『て』があいてるときに、
 もしかしたら『アリス』の『ツメ』わたすかも」

            ヒソッ

密かに『提案』しつつ、『樹木』の手前まで行って、
そこで立ち止まる。
生長の勢いを計算すると、今すぐに踏み込んだとしても、
『ジャングル』に囲まれる事は避けられない。
『グリム・ランタン』が相手の手の内を引き出してくれる事を信じて、
後方での『バックアップ』に努める。

787 『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/06(土) 13:34:01
>>785-786

グリムとアルカラ。互いに短くも作戦のやりとりを行い、決めた方針は『攻め』
 間違っていない。このまま『待ち』の状態で動かず迎撃をとっても、ベリルの助言も
踏まえれば確実に相手の優位を許す事になる。

進化した『ドクター・アリス』の能力
『シンパシー・フォー・ザ・デビル(悪魔を憐れむ歌)』にて感覚共有する際中。
アルカラだけは地面にスタンドを足付かせてるから気付くだろう。

 ―ゴゴゴゴゴゴゴッ ダダダダッ

大樹へと若木か成長する振動に混じって別の振動が感じる。
これは、恐らく『誰かが走り回っている音』だ。こちらに近づいては居ない。
恐らくアージェント達の居る地帯で動き回っている。
 目をそちらに走らせれば、既に大人サイズまで木々が伸びてきてるので
高身長のオブシディアンの頭部が辛うじて見える程度だったが、既に
『アージェント』が向こう側で何をしてるか視認するのは困難だ……。

アルカラは樹木の前に立つ。グングンとその樹は逞しく伸びていく。
 恐らく獣のパワー(パB)超怪力(パA)で破壊を止めようとしても、自然のパワーで
変形しつつ伸びるのでは? と感じられる。もしこのフィールドを全壊するとすれば
最初に種を撒かれた(掃射)段階で、どうにか地形破壊などしなければ
止める術は余りないのだろう。あとは、スタンドを直接破壊する。

その合間にも、グリムは前進する。木々の伸び具合からも考えて消去法から
一番移動空間が広そうなのは右だ。君の考えは正しい。

 ――ザッ

アージェント「――おっ」

 ! まだ距離は5m程あるものの木々の向こうで『アージェント』が
こちらの方向に進もうとしてるのと一瞬目が合った……!
 相手が施した障害物(木)もある為。行き成り飛び道具で攻撃を
仕掛けられる事はない。だが、相手は相棒の能力を熟知して『仕掛ける』。
 色々と想定して進まないと思わぬ奇襲を喰らうぞ!

788 『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/06(土) 13:36:43
〜〜〜地図〜〜〜

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴●□■∴  ●=アージェント
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長中
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  1、2レス程度で『大樹』となるだろう。
∴■□□□□□□☆□□□〇■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

789グリム『グリム・ランタン』:2022/08/06(土) 19:47:30
>>787
「やはり『動いて』いるな・・・」

『アージェント』の能力・・・。
一番最初にエレベーターを降りた時の光景を思い出す。
もしあれを一人で成したとすれば、複数人を相手にしても問題の無い能力。
そして、時間をかければかけるほど、有利になる・・・・・・。

(『仕込み』が必要だが『大規模』になりうる力か?
 『オブシディアン』が『武器の放棄』で『地面』を選んだのなら、
 彼女こそが『武器』を持っている可能性があるが・・・・・・)

右手側の金網によりつつ、前に進む。
『ジャック・ホワイト』に近づきすぎると成長に『巻き込まれる』可能性があるため、
正面以外の『木』には近づかないようにしよう。

790夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/07(日) 02:53:32
>>787-788

樹木の前で足を止め、その場に『スタンド』だけを残して、
2mほど後退する。
絶対に『ジャングル』には踏み込まない。
これが普通の木であったとしても、
『ドクター・アリス』のパワーで破壊は不可能だ。
ならば、入るべきではない。
少なくとも『敵の情報』が手に入るまでは。

『アリス』が持つ『超人的四感』。
基本的に、『超味覚』が使える状況は限定されるが、
『超聴覚』や『超嗅覚』は汎用性が高く、
それゆえに『多用』している。
それらと比べると『超人的触覚』は、
主に『敵』に対して使う事が多く、
『自分自身』で活用する場面は少ない。

だが、今は『アリーナ』の『タッグバトル』。
おあつらえ向きに、足元は『柔らかい土』。
こうした『特殊な状況下』では、
『超触覚』を最大限に活かす事が可能だ。

>>789

    「グリムの『め』、『アリス』にかしてもらうよ」

「そのかわり、『テキのウゴキ』は『ドクター・アリス』がつかむ」

          バ ッ ! !

『匍匐前進』をする時のような体勢で、
『ドクター・アリス』が素早く地面に伏せる。
そのまま進もうという訳ではない。
『能力』をフル活用するためには、この姿勢が『ベスト』。

  「みえなくてもドコにいても――――」

              「『アリス』は『ウサギ』をにがさない」

さっきまでは『両足だけ』だったが、ここからは『全身』だ。
すなわち、『超触覚』を『総動員』した『振動探知』。
接触する『面積』が大幅に増えた事で、
『探知精度』は更にアップするだろう。
もちろん、敵が目の前にいる状態では『的』になるだけだ。
『超聴覚』や『超嗅覚』が使えるなら、
そちらに頼った方が手っ取り早い。
その『二つ』が使用できず、十分な『距離』が開いており、
なおかつ『仲間』がいる状態でなければ、この技は使えない。
まさに『今』のように。

「『アージェント』ってさぁ、『オブシディアン』のコト、
 よくしってそうだよね〜〜。
 『あのナカにいればゼッタイかてる!!』とか、
 タブンおもってるんじゃないかなぁ??」

   「――――だから、ぎゃくに『ユダン』しやすい。
    『ユウリなトコでまける』なんて、
    フツーかんがえないだろーからさぁ〜〜」

       「ソコを『ねらいうち』してやろっかな〜〜って」

『ジャングル』の中で分があるのは、間違いなく向こうの方だ。
裏を返せば、それは『慢心』にも繋がり得る。
『有利な場所』にいるからこそ、
『破られるはずがない』と考えてしまいがちだからだ。

       「『うごいた』ら『しらせる』」

『超触覚』を限界まで駆使した『全開振動探知』を行い、
『アージェント』の動きを捕捉する。
『それ以外の振動』も含めて。
『オブシディアン』の能力には、まだ隠された部分がある。

791『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/07(日) 16:27:50
>>789-790

グリムはアージェントとの邂逅時を思い出す。4、5人は積み重ねた犯罪者達を
椅子にして座っていた彼女。機動力があるのか、または単純に破壊力があるのか?
 その回答は、予想よりも早く……『アージェント』自身が行動で齎してくれた。

アージェント「よう、グラサン野郎」

木々が邪魔して、彼女がどう言う表情で声かけたか解りづらいが、間違いなく
挑発めいた感じで告げる。

アージェント「――鬼ごっこだ」

 タンッ ダッ ニョキ  ダッ ニョキ ダッ ニョキ ダッ ニョキ ダッ ニョキ……!

アージェントは、動き始めた……! その動きは、早い……速い!
 常人以上、まるで草原のチーターが獲物を追い詰めるが如く残像する
見えかねない(スB)勢いで、ステップを刻むかのように動く!
 ただ、君(グリム)目掛け突進するような軌道ではない。その周辺一帯の
木々の障害物のない地面一帯を動き回る、読めない動き。
 何故? と感じる前に『超嗅覚』が答えを示す。

……草の強い香り。これは……『雑草』 
 もしアルカラから能力を譲渡してなかったら気付かなかったかも知れない。
周辺から生やす木々と共に少しだけ生えてくる周辺の草の匂いだろうと
気にも留めなかっただろう。だが、アージェントが動き回る度に、その踏んだ先に
『雑草が生えてくる』匂いを君は感じ、そして嗅覚に促されるまま彼女の
足先を見れば理解出来るだろう! 黒い少し襤褸も見えるブーツのようなスタンドを!

アージェント「――『二グロ・スピリチュアル』 舞うぜっ!」

 タンッ ダッ ニョキ  ダッ ニョキ ダッ ニョキ ダッ ニョキ ダッ ニョキ……!

そのまま彼女は縦横無尽に、ステップを刻ん大地に雑草を生やしながら
グリムより左の森の木々生える場所へ移動する……!
 追うべきか? または……別の行動をとるべきか。

ー ― ー ― ー ― ― ― ― ― ― ― ー

アリスの目の先でも、ジャングルは着実に成長を終えようとしているのが見えた。
目の先の大樹は、4〜5m程だろうか? 既に一端の頑丈な障害物だ。
それでいて、超嗅覚など持たずとも爽やかな甘さすら感じる香りが上から届く。
 その匂いの元を目で追えば、ふさふさと生えた葉と逞しい枝から幾つもの
赤く丸々とした『リンゴ』らしいものが生えていた。
 つまり、このジャングルは単なるジャングルでなく『果樹園』らしい。

DJ司会者『ウェーイ! ザ・ホワイト・ストライプスっ、ジャック・ホワイトと
呼ばれるフィールドは、なんとリンゴの木が生えそろっている!
 ガトリング銃から放たれたのは、リンゴの種! 何とも物騒な代物の割に
メルヘンチックな能力じゃねーの!』

ベリル「木々が、特別選手を攻撃するとか、そんな感じは無さそうだな。
見た所、本当に普通のリンゴの木と言う感じ。食料を生産する能力としては
中々希少だが、戦闘に応用するとなると障害物以外で特に用途は無さそうだが……」

司会席の声を耳に流しつつ。『ドクター・アリス』を大地へ添える。
君の『超触覚』は『ソナー』だ。故に、大地を激しく動き回って果樹園を
練り動き続けるアージェントの喧しい程の振動を感じ取れた。
 君の元に接近していない。どうやら、フィールド全体を自分の足で踏む事に
集中しているようだ……。

 …………カサカサカサッ   ス――ッ

? 何だ? アージェントではない。そしてオブシディアンが歩いてる感じでもない。
 もっと軽い……しいて言うなら金属板程度の何かが地面を這うような感じで
動いてるのを感じ取った。まだ距離もそこまで近くないが……。
 数は『三つ』だ。


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